まず、P17掲載の「節分の花」に目を奪われました。
これ、楽しい!
マニラリーフ、カルセオラリア、クリスマスローズ、メイプルの実、カラーワイヤー、なんてんの実を使った作品。
なんてんの実を節分の豆に見立ててカラーワイヤーに刺し、そのワイヤーが色んな方向へ伸びていて、まるで節分の豆があちこちに元気良く飛んでいくみたい。
子どもたちが「鬼は外」「福は内」と元気良く叫び、豆がパラパラと落ちる音まで聞こえてきそうな作品。
「鬼は外」の声で、マックロクロスケが家から飛び出ていったみたいにも見えるので、メープルの実にこういう使い方があったんだ!と嬉しい驚きを覚えました。

こんな風に、その時々にふさわしい生け花が出来たら、見る人を笑顔に出来そうですね。

また、この本に載っている、

「できれば蕾も加えましょう。池坊のいけばなは、明日咲くであろう花をいけるのが、その大切な心です。さらに池坊では、枯れた葉も生命あるものとして大切にします。春の桜同様、紅葉が私たちにとっては美しい存在としてあるのと同じです」
(P137から引用)

という文も素敵だと思います。

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