九州・山口地方の薩摩焼、萩焼、唐津焼、高取焼、上野焼、八代焼、小代焼の、茶碗、茶入、水指、花入、手鉢、香合、蓋置といった茶道具を紹介する本。
どれも写真付きなので、見るだけでも目の保養になるし、作られた時代、作りについての解説、所有者、窯についての記述などを通して、当時の武将や陶工や茶人の様子についての想像も楽しめます。
特にP12〜13には、肩衝茶入について古田織部が島津義弘公に「黒い釉薬を多くした方がよく、所々に白い釉薬が入るのもよい」「もう少し背を高くし、大きさもそれに合わせた方がよい」といった助言を行い、それをもとに作られたと思われる肩衝茶入が掲載されており、より良いものを求める二人の茶道への情熱が伝わってくる気がします。
茶道を嗜んでいる方や、日本史好きで特に島津義弘公のファンの方におすすめの一冊。
どれも写真付きなので、見るだけでも目の保養になるし、作られた時代、作りについての解説、所有者、窯についての記述などを通して、当時の武将や陶工や茶人の様子についての想像も楽しめます。
特にP12〜13には、肩衝茶入について古田織部が島津義弘公に「黒い釉薬を多くした方がよく、所々に白い釉薬が入るのもよい」「もう少し背を高くし、大きさもそれに合わせた方がよい」といった助言を行い、それをもとに作られたと思われる肩衝茶入が掲載されており、より良いものを求める二人の茶道への情熱が伝わってくる気がします。
茶道を嗜んでいる方や、日本史好きで特に島津義弘公のファンの方におすすめの一冊。
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