この本のはじめに出てくる、「きょうよう」と「きょういく」は以前同窓会のスピーチで誰かが言っているのを聞いて以来、わたしも好きな言葉の一つです。

『「今日、行く(きょういく)」ところがあるか、そして「今日、用(きょうよう)」があるかどうかが大切」
(P10から引用)

この「きょうよう」と「きょういく」が無いと、いくらお金があったって幸せな老後はきっと送れないですよね。

でも人間、お金が無くっちゃ、そもそも生きていけやしない!

食べるのにも住むのにも着るのにも、何でもかんでもとにかくお金がかかるから!

死ぬことにさえもお金はかかる!(葬儀費用など)

この本は、老後の生活に実際どの程度かかるのか、老後どの程度収入があれば老後破産しないのか、それらを考慮して一体いくらくらい老後のために蓄えておけば良いのか…についての本。

以下余談になります。
わたしはアラサーのおひとりさまで、多分このまま独りの老後に突入すると思うので、この本のタイトルにある「45歳から」ではなく、30歳である今のうちから老後のことを考えておきたいです。
はっきり言って、わたしの世代は年金を掛けるだけ掛けといて将来貰える年金額は少ないことが予想されます。
介護保険制度も見直しされてこの先どんどんどんどん自己負担率は上がるでしょう。
わたしは甥っ子と姪っ子がいるのですが、彼らにわたしの介護問題などで迷惑をかけたくないので、施設に入所するか介護サービスを受けながら在宅で何とか暮らしていける額は是が非でも貯めておきたいです!
今はまだわたしは友達の結婚式に呼ばれることが多く、しかも同じ友達の再婚のお式に呼ばれることも多いので、貯金はスッカラカン!
結婚式1回につき友人はご祝儀3万って誰が決めたんだよー!もうやめて!わたしのHP(貯金)は0よ!と心の中で悲鳴をあげつつも受付で「おめでとうございます」と笑顔でご祝儀を差し出しているのですが、結婚式の半年後に「離婚したけど、もう新しい彼氏出来てラブラブだよ〜。あんたは彼氏まだ出来ないの?」とか言われると泣きたくなります。
泣いていいですか?
もう少し年齢が上がれば結婚式に呼ばれる頻度は減ってくるでしょうし、そうしたら老後に向けた貯蓄を頑張りたいです。

さて、話をこの本に元に戻します。
この本の推奨する「老後不安の最強の解決法」…それは…定年後も働くこと!

確かに、働き続けるなら、「きょうよう」も「きょういく」も失うことはありません。

完全にリタイアして、趣味や旅行に老後を費やす人生を送る人もいるけれど、それは恵まれた人たちの話。

フルで働いても正直言って年収300万を超えていないわたしのような人たちは現役時代に大した貯蓄が出来ず、老後は年金以外にも収入が無いとやっていけないだろうし。
投資は元本割れしそうで迂闊に手を出せないし。
働くことで頭を使えば認知症予防にもなるし。
在宅仕事以外なら家から外出するから閉じこもり予防にもなるし。
日頃から仕事で誰かと関わっていれば、仮に家で倒れてそのまま死んでしまっても「あれ? あのばあちゃん今日出勤してないんじゃない?」と気づいてもらえて家の中で腐敗する前に発見してもらえそう…!
いや、ほんと、死はやむを得ないとしても、腐る前に見つけてもらわないと色んな方々に多大なる迷惑をかけることになるので…!
特に第一発見者の方に「腐った遺体を見た」という衝撃を与えるだけでなく、「もっと早く見つけてあげていたら…」という心の傷まで負わせることになるので、それは絶対に避けたい!

よし…働き続けることが出来るよう、色んなスキルを身につけよう。

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