この小説の主人公は、新人研修医として働く3人の女性。

ペイジ、キャット、ハニーという愛称をそれぞれ持つ3人は、性格も容姿も今まで歩んできた人生もバラバラで、でもとても親しくなりました。

もしわたしが患者の立場で、担当医を自由に選べるとしたら、ペイジかキャットにお願いしたいです。

ペイジもキャットも努力して医学的知識と技術を身につけていて、こういう時はこう対処するんだ、という判断も行動も出来るから。

絶対に担当医になって欲しくないのがハニー。

もしハニーが担当医になったら、わたしは転院します。

もし転院が叶わなければ病院から脱走します。

カーテンでもシーツでも何でも使って窓から逃走します。
↑迷惑な患者!!

そのくらいハニーはやばい。

ハニーは表向きは超優秀な成績をおさめる研修医。
でも、その評判とは裏腹に、実際の診察も処方も、まるっきり的外れなことをしてばかり。
何故かというと、その素晴らしい成績が彼女の実力によるものではないから。
彼女の成績は、彼女について評価する立場にある男性たちの下半身にアプローチした賜物。
彼女は本当は看護婦(現在は「看護師」ですが、この作品では「看護婦」が使われているのでそのまま表記させてください)になりたかったそうですが、医者になれという親の命令に逆らえず医師の道を歩みました…が、男性たちに媚びてばかりで医師としての自己研鑽を積むことを怠って患者の命を危険に晒している時点で、看護師にも医師にもなる資格はありません。

ハニーが担当した患者さんはいつか医療ミスで後遺症を負ったり、場合によっては死んでしまうかも…!と、この小説のページをめくる度に読み手はハラハラさせられます。

逆に、ペイジとキャットのことはすごく応援したい。

下巻もすぐ読んでみます。

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