「AIによって代替することが難しく、人間ならではといえる能力とは何であるか、その能力を身に付けるためにはどうすればいいのか」
(P58から引用)

という、この本にも登場する問いについて真剣に考え、着実にスキルアップしていかなければ、人間が失業する時代へ既に突入しました。

この本のP64~65掲載の「各職種の代替可能確率と就業人口の分布図」は、ホラー小説を読むよりずっと恐ろしいです。

この分布図によると、直接人と関わるタイプの仕事はAIに取って代わられる可能性は今のところは低い、とされているけれど、あくまで確率であって、今後もずっと安泰とは限らないですよね…。

100点以上の部品のデータを把握していて故障原因を特定したり、顧客ひとりひとりの好みを判断して1万2000通りのDMを送ったり、電子メールを分析して情報漏えいの恐れがある社員を抽出したり…。

仕事ぶりが凄い!!

この本のタイトルは「AIが同僚」ですが、はじめは「同僚」としてAIと人間が働けても、やがて「AIが上司」に変貌を遂げる可能性は高いですね。

そして「AIが社長」になり、「AIが政治家」になり、やがて「AIが内閣総理大臣」とか、「AIが大統領」になるのもそう遠くないかもしれません。

そうなったら大抵の人たちは失業ですね…。

いえ、もしかしたらAIの台頭によって人間は失業するだけでなく、命すら危ういかも。

映画『バイオハザード』の1に登場するAI「レッドクイーン」が、まだ建物内に生存者がいるにも拘らず、ウイルスを外部にもらさないために生存者ごと建物を閉ざして全員を死に至らしめたシーンを、あくまでも映画だと思って呑気に観ていられるのは今だけかも。

映画『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』にも、人間が仕事をみんなロボットに押し付けて自分たちは遊んで暮らしていたら、ロボットに政権を奪われて、「人間は役に立たない」という理由で危うくみんな殺処分されそうになるというシーンがありましたよね。

AIが人間以上に世の中を掌握したら…、そんな映画たちが現実となる可能性は0ではありません。

人間同士でさえも殺し合うのだから、その人間が作り上げたAIが人間を殺すのは無理のないことだと思います。

けれどAIには人間がいまだかつて成し遂げられていないことを是非成し遂げて欲しいですね。
世界平和を。
強い者が弱い者を足蹴にして踏みにじる世の中ではなく、みんなが助け合える世の中を。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索