日本語だとはっきり言わなくても何となく伝わることでも、英語の場合はSVOCをはっきりさせないといけない、という言語の違いがよく分かる本。

例えば遅刻した時「I’m sorry」と一言で謝るのではなく、「I’m sorry for the delay」や「I’d like to apologize for the delay」と、何について謝っているか明確にすることが必要。

また、例えば時間を割いてくれたことについて「Thank you very much」と一言で感謝を伝えるのではなく、「Thank you for your time」や「I appreciate your time」と、何についてお礼を言っているのかはっきりさせることが必要。

などなど、ビジネスシーンでも日常生活においても、コミニュケーションを円滑に出来る大人の英会話のコツが書かれた本です。

「英語には敬語はない」と学生時代に英語教師から言われた記憶がありますが、ぜんっぜんそんなこと無いんですよね。

「I don’t know」(知りません)よりも「I’m not sure」(さあ、どうでしょうか。お答えしかねます、というニュアンス)の方が丁寧だし。

「Really?」(ほんと?)よりも「Is that right?」(それは本当ですか?)の方が知的な感じだし。

「名刺を頂戴できますか」と言いたい時は「Could I ask for a business card?」と言う。

「伝言をお願い出来ますか?」と言いたい時は「Could you possibly give him(もしくはher) a message?」と頼む。

「それはお引き受けできかねます」と伝えたい時は「It’s difficult」と言ってしまうと「難しいですがやってみます」というニュアンスになってしまうので「I’ll have to say no」と伝える。

電話をかけてきた人が名乗らない場合、「May I ask who’s calling,please?」と聞く。

など、英語にも日本語の敬語と全く同じではないけれどそれに近い丁寧な言い回しはあるんですよね。

しっかり覚えていきたいです。

また、日本語の「クレーム」は「苦情」を意味するけれど英語の「claim」は「主張」という意味しかなく、苦情を表すなら「complain」が正解だということも頭にちゃんと入れておきたいです。
だから「お客様が苦情を言ってきています」と言いたいなら「The customer is complaining」。
…和製英語と英語の違いがややこしい…。

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