14代今泉今右衛門さんの「色絵薄墨墨はじき雪文鉢」を見て驚かされました!
こういう有田焼もあるんですね。

この墨はじきという技法は、

「「墨はじき」というのは、まず白にしたいところをまず墨で描いていくのです。その上に絵具を塗るのですが、墨は膠の成分が入っていますので、絵具をはじきます。そして、一度、素焼きの窯に入れると、墨が燃えてなくって、白抜きの線が浮き出るのです。染色の「ろうけつ染め」と同じ技法です」
(P45から引用)

だそうです。
色んな技があるんですね…。

井上萬二さんの「白磁花形花器」も、中島宏さんの「青瓷彫文壺」も、青木龍山さんの「連作 胡沙の舞」も、13代今泉今右衛門さんの「色鍋島薄墨露草草文鉢」も、14代酒井田柿右衛門さんの「濁手撫子文大皿」も、15代酒井田柿右衛門さんの「濁手団栗文花瓶」も、その他の陶芸作家の作も含めて、ひとくちに「有田焼」と言ってもそれぞれに違う美しさがあって素敵ですね。

有田焼400年の歴史を支えてきた多くの人たちのおかげで、現代もこんなに美しい焼き物を見られるのですね。

これからの400年がまた楽しみです。

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