マット・グローニング監督『魔法が解けて』パート1のあらすじまとめエピソード8〜9
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↑エピソード6〜7のあらすじはこちら

〈エピソード8「永遠の命を求めて」のあらすじ〉

「ハイになってキスしちゃったけど、僕たち気まずくないよね?」と、ビーンの真意を遠回しに探るエルフォ。
ドキドキしますね!
が、「気まずくないよ!」とビーンにあっさりと即答されました…。
あのキスはあくまでも事故であり、良くも悪くも2人の仲が変化する可能性が全くないから、気まずくなりようが無いのですね…。

その頃、ゾグ王のお抱え魔法使いは、頭を抱えていました。
なお、この魔法使いは、もともと魔法が使えません。
魔法使いのコスプレをした科学者だと思ってください。

さて、この魔法使いはエルフォの血を使って不老不死の薬を作る実験をこれまでずっと繰り返してきましたが、ちっともうまくいきません。

エピソード5でビーンたちが爆破したお菓子の家の跡地へ向かった魔法使いは、跡地にて、不老不死に関する重要な本を手に入れます。

エピソード5でビーンに命を救われたものの、家を爆破されるという被害者にもなったあの老婆の現在の住まいを、魔法使いとビーンが訪ねて行くと、…良かった! 生きていました! 老婆の双子の妹が!

老婆は現在、双子の妹と共に、新たな地にささやかなお菓子の家を作って暮らしています。

なお、今回、老婆の名前が判明しました。
名前はグウェンと言うのだそうです。
グウェンは言います、魔法の本は別れた旦那の持ち物だ、と。

グウェンの元旦那から「不老不死の薬を作るのに必要な〝永遠の首飾り〟は世界の果てから投げ捨てた」と教えてもらった一行は、世界の果てへと向かいます。

そこで出会ったグリフィンに助けられ、永遠の首飾りが謎の古代都市クレモラという都市にあることが判明しましたが、その情報がエピソード3に登場した悪魔祓い師ビッグ・ジョーに洩れてしまいます。

ビッグ・ジョーに捕らわれた一行がクレモラへ向かうと、そこにはクレモラの人々が石にされている異様な光景が広がっていました。

石化したクレモラの王の体内へ侵入したルーシーが永遠の首飾りを発見!

これでついに不老不死の薬が完成するのでしょうか…?



〈エピソード9「エルフォのすべて」のあらすじ〉

純血のエルフの血を1滴、永遠の首飾りに垂らせば、魂が死から解放される…。

魔術書にそう書かれている通りに、魔法使いは不老不死の薬を試作しました。

人体実験の被験者としての役を買って出たのは、エピソード1で頭に剣が刺さったまま今も生き続けているギーズバート王子。

ギーズバート王子の首にかけられた永遠の首飾りに、エルフォの血が1滴垂らされ、首飾りが光り輝いたかと思うと…、ギーズバート王子はシャキッと立ち上がり、頭から剣をサッと引き抜き、「頭痛が治ったぞ!」と高らかに叫び、…次の瞬間、首飾りから光が消え去ったかと思うと、剣を引き抜いたところから脳味噌がズルッとこぼれ落ちて、ギーズバート王子は今度こそ死亡しました!!

頭に剣が刺さったままでいればこの先も生きていられて、いつか救う手立てが見つかったかもしれないのに、何という皮肉でしょうか…。

けれど、ギーズバート王子はギーズバート王子なりに、何かを成し遂げたかったのかもしれません、たとえそれが人体実験の被験者としての役割であったとしても。

こうした犠牲を伴いながら、実験を繰り返しても、首飾りから光が消えるという結果になったため、ゾグ王はタッチーじいさんを召喚します。

タッチーじいさんとは、何にでもべたべたタッチしまくるので牢獄に入れられているおじいさんのこと。

タッチーじいさんはこれまであらゆる物・人を触り尽くしていて、その一つ一つの感触を記憶しているので、両眼を失ってはいますが、鑑定したいものに触れさえすれば物の真贋や人の正体が完璧に分かるという変態的且つ優秀な鑑定人です。

タッチーじいさんは早速、永遠の首飾りとエルフォにタッチしまくります。

注目の鑑定結果はCMの後で!

…と、『開運!なんでも鑑定団』ごっこをする暇もないほど瞬時に、タッチーじいさんは鑑定結果を発表しました。

「永遠の首飾りは本物」

「この者はエルフじゃない」

と。

エルフォがエルフじゃない…!?

自らを純血のエルフと信じて疑わないエルフォは「セカンドオピニオンを要求する!」と憤慨しますが、タッチーじいさんのお触り鑑定の精度は絶対です。

「お前はエルフだと嘘をついていたのか!? わしに嘘をついて良いのはおべっかを言う時だけだ!」と怒ったゾグ王はエルフォをドリームランドから追放。

ビーンとルーシーは落胆したエルフォを追いかけます。

居場所を失くしたエルフォを、ビーンは「わたしも母上が亡くなってから居場所が見つからなかった…」と励まし、一緒にエルフォの故郷へ行きます。

その際、ちょっとしたアクシデントがありました。
ビーンがエルフォの故郷へ入ろうとした際、誤ってエルフの一人に怪我を負わせてしまったのです。
ビーンはエルフが流した血を自分のハンカチで拭いました。

エルフォは父親に、なぜ自分が純血のエルフではないのか事情を聞きます。

しかし、エルフォの父親が「実はな、お前は半分エルフで、もう半分は…」と言ったところで、ゾグ王が放った追っ手がエルフォの故郷を襲撃!

どうにかエルフォの故郷を守ることには成功したものの、なんとエルフォが矢で射抜かれて死亡!!

えっ…嘘でしょ??
あの、のんきで可愛いエルフォが死んだ?
何かの間違いでしょ?
きっと死んだふりをしてるだけで悪い冗談だよね?
と、わたしは画面の前でフリーズ。

でも、沈痛な面持ちでエルフォの遺体を城へ運ぶビーンの様子を見ると、エルフォの死は確実なようです…。

「父上のせいでエルフォは死んだ! どうしてそんなに不老不死の薬にこだわるの!?」とゾグ王を責めるビーン。

そこで、ある事実が明かされます。
不老不死の薬はゾグ王自身のためのものじゃない。
ビーンの母・ダグマー妃のためのものだ、と。

「母上は15年も前に死んだ!生き返らせる体も無い!」と苛立つビーンに、ゾグ王は事の顛末を話します。

ゾグ王が飲むようにと何者かがグラスに盛った毒を、子どもの頃のビーンの悪戯で、誤ってダグマー妃が飲んでしまい、ダグマー妃は石化してしまった。

ビーンが自分を責めてはいけないと思い、このことはずっと伏せてきた。

ゾグ王は石像のようになってしまったダグマー妃を元に戻そうと手を尽くしたが、もはや不老不死の薬にすがる他なかった。

…と。

そこでビーンは気づきます。

偶然にも、エルフォの故郷でエルフの一人に怪我を負わせてしまい、その血がハンカチに染み込んでいることを。

純血のエルフの血が、ビーンの手元にたった一滴分だけあるのです。

母を生き返らせるか。

エルフォを生き返らせるか。

…迷った末に、ビーンは母を選択。

生き返った母と抱き合うビーンは、辛そうな表情でエルフォの遺体を見つめました。

そんな…。

どちらを選んでもどちらかに悔いが残るでしょうが、ではエルフォは死んだまま…?



http://20756.diarynote.jp/201809121825058258/
↑エピソード10のあらすじはこちら

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