不整脈・心房細動がわかる本 脈の乱れが気になる人へ
友人が期外収縮で悩んでいるので、その不安を少しでも分かち合いたいと思ってわたしはこの本を読んでみました。

脈が抜ける・飛ぶ、心臓が通常より大きくドキンッとする、脈が不規則で触れにくい、脈が速い、脈が弱い・遅い、といった「脈の乱れ」に関する本です。

正常の範囲内での脈の乱れと、病院で検査・治療の必要がある症状の違いを、イラストを豊富に使って分かりやすく説明してくれています。

期外収縮だけなら基本的には命を脅かす心配はなく、基本的には治療は不要、と書かれていて、安心しました。

しかし、実は別の症状が潜んでいるかもしれないので、定期的な検診は必要ですね。

ひとまず友人は漢方薬を飲み始めました。

それにしても、心臓って偉いですよね。

ぼんやりしている時も、眠っている時も、心臓は決して休まず常に動き続けてくれていて有り難いなあ…と、わたしはこの本を読みながらしみじみ感じました。

それは心臓に限らず、どの臓器や組織にも言えることだけれど。

残念ながら、命のあるうちは心臓にお休みをあげられないので、せめて心臓が元気に働きやすいよう労わる生活習慣を心がけたいです。

また、不整脈が原因で脳梗塞を引き起こすこともあるので、P21掲載の脳梗塞の発症サイン「FAST」をしっかり覚えておきたいです。

Face…顔に現れるサイン。半身マヒの現れのひとつ。笑顔を作ろうとしたり、「イー」と発音しようとしたりしても、片側の口角が上がらない。

Arm…腕に現れるサイン。両腕をまっすぐ前に伸ばしたままの状態を維持できず、片方の腕だけが下がってきてしまう。

Speech…言葉に現れるサイン。簡単な短い文でも舌がもつれて話せない。話そうとしても言葉が出てこない。

Time…一刻も早く! すぐに119に連絡。救急車で受診を。

(P21から抜粋)

自分自身や周囲の人たちが脳梗塞で命を落としたり、後遺症に悩んだりしないためにも、FASTを色んな方々に知っていただきたいです。

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