著…吉野宏一『「低身長」は手術で伸びる 画期的な骨延長治療「イリザロフ法」のすべて』
病気による低身長で悩む人、美容的な理由で背を高くしたい人、身長制限のある職業への挑戦権を得たい人…。

これは、そうした様々な理由で「身長を伸ばしたい!」と願う人なら一度は耳にしたことがあるであろう「イリザロフ法」の本。

折れた骨が元に戻ろうとする力を利用して身長を伸ばす治療法です。

人工的な骨折を行い、ワイヤーと固定器を使用するのが特徴。

わたし自身、成人女性の平均身長より小柄なので、同僚や上司などから「小学生」「今着てるのは子供服?」と馬鹿にされることが多く、悔しい思いをしているため、この本を読んでみました。

症例の術前・術後の写真や、具体的な手術内容、リハビリ内容も載っているので、イメージしやすいです。

「1センチ延ばすのにだいたい60日かかります」
(P133から抜粋)

と、無理やり人体に手を加えるから仕方ないとはいえ、かなり必要日数がかかることや(髄内釘を打てば治療期間短縮は可能なようですが…)、

骨が順調に延びても概ね10センチ程度までのようで、しかも数百万円+治療中の生活費等もかかるため、メリットとデメリットを考慮し、わたしにとってはデメリットの方が上回ったので、残念ながらわたしは断念することにしました。

となると、成長期をとうに過ぎたわたしの身長が伸びることは無いので、今後も「ちんちくりん」等とからかわれ続けることになります。

他人の口を塞ぐことは出来ないので、「せめて自分自身は他人の身体的特徴をからかわない人間になろう」と決意するに至りました。

「チビ」に限らず、世の中には「ブサイク」「デブ」「ハゲ」などなど、他人の身体的特徴をからかう言葉が沢山あります。

言う側は「イジっているだけ」「ただの冗談」のつもりでも、からかわれる側は傷つきますから、せめて自分は言わないようにしたいです。

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