今回のドラァグレースのお題は、ジュディ・ガーランドに敬意を込めて、かつてジュディが演じた『オズの魔法使い』をイメージしたもの。

ドロシーにとって、トトの存在は心の支え。

同じように、ドラァグクイーンたちにも大切な人たちがいます。

今回のお題は、「大親友、恋人、配偶者のいずれかを華麗なドラァグクイーンに変身させ、ジュディの曲でパフォーマンスをすること」!

ドラァグクイーンたちは、ドラァグレース中は外部との連絡を断たなければならないので(このルールに違反したウィラムというドラァグクイーンが失格になったことがあります)、みんなこのお題のおかげで大切な人と久しぶりに会えて大はしゃぎ!

最高の笑顔を見せる人、「オーマイガー!」と叫ぶ人、涙ぐむ人、キスする人、抱きしめる人、などなどリアクションは様々。

映画を一本撮れそうな友情エピソードを持っている人たちもいて、彼らの絆の強さを感じさせます。

その中で、わたしは特に、マニラ・ルゾンとその夫マイケルの様子がとても印象的だと思いました。

わたしはマニラのSNSをフォローしているので、マニラが新婚さんであることは以前から知っていたのですが、マイケルが登場した瞬間から、マニラの表情が明らかにとろけているのを見て、わたしは思わず「マニラ可愛い!」と呟いてニッコリしてしまいました。

マニラとマイケルはしょっちゅう見つめ合い、ボディタッチしています。

その様子から、お互い離れがたいんだな、ということが伝わってきます。

さすが新婚カップル!

ラブラブ!

ごちそうさま!

マニラが窮地に立たされると、マイケルは目に涙をいっぱいためて心配するし、マニラが落ち込んでいると、マイケルがマニラを抱き締めて「君が勝者だ」と慰めます。

そして二人はキス!

愛し合っていることが画面越しにひしひしと伝わってきて…、本当に素敵。

世の中には同性のカップルを悪く言う人もいて、勿論それはそれで一つの価値観だから否定してはいけないのだけれど、わたしは、好きな者同士が「同性だから」という理由で引き裂かれることなく、付き合ったり、結婚出来て、結婚してからもデートをごく自然に楽しんだり、お互いの家族や友人たちと交流し合えたらいいなと思います。

誰かを愛して、しかもその相手からも愛されるなんて、物凄い奇跡だから。

そんな素敵なカップルを引き裂くような野暮な世の中ではいけないと思います。

今までの世の中がそうであったとしても、これは変わらないといけないし、世の中は既に変わりつつあります。

性別に関係なく、恋愛や結婚をしたくない人は「しない」という選択をごく自然に出来て、逆に恋愛や結婚をしたい人は「したい」という選択をごく自然に出来る、みんなが自分らしく生きられる世の中にしていけたら素敵だなと思います。

そんなことを、マニラとマイケルの仲睦まじい様子を見ていて、わたしはしみじみと考えました。

末永くお幸せに!

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