『インスタント・ホテル』シーズン1の感想
オーストラリアが舞台のテレビ番組。

Netflixオリジナル作品。

自宅を旅行客にホテルとして貸し出す、通称「インスタントホテル」を営む人たち同士が、お互いのホテルに泊まり合って審査し合い、やがては優勝者を決めるという内容です。

主な採点基準は、

・家の外観やインテリア
・周りの観光地なども含む立地
・睡眠の質
・価格に見合う価値があるか

という4つですが、出場者たちには一人一人違うこだわりがあり、

「虫がいるなんて最悪!」

「枕がポリエステルだなんて!羽毛枕こそ至高!」

「清掃が行き届いていない!」

「ホテルの売りとなっている地名に偽りありだ!」

などなど、忌憚のない意見が次々と飛び出してきます。

わたしはインスタントホテルを営む予定は全く無いのですが、この番組を観ていてとても勉強になりました。

友人や親族が我が家に泊まる機会は時々あるから。

わたしはこの番組を観ながら、「お洒落なインテリアにするお金は無いけれど、泊まる人の気持ちを考えて、せめて清潔を第一に心がけよう…」と考えさせられました。

色んなホテルが出てきて、どれも素敵なところとガッカリするところがあるのですが、ガッカリする理由の多くを占めるのが不潔さですから。

特にわたしは、日頃ちっとも洗ったり磨いたりしていないんだろうなと思わせる汚い調理器具を置いているホテルに衝撃を受けました。

そこは物凄い豪邸なのですが、中身がこれでは台無し…。

逆に、決して広大とは言えない敷地の中に、持ち主の趣味の品々がこれでもかと言わんばかりに詰め込まれているのに、少なくとも画面越しには清掃が行き届いている印象を受けるホテルもあり、わたしは自分なら豪邸よりもそこに泊まりたいなと思いました。

インスタントホテルは、独立したホテルとして営業しているところとは違い、自宅兼ホテルであるが故に、持ち主の趣味や人格やライフスタイルが随所にハッキリ現れてしまうので、ホテルに対して辛口コメントをされると、持ち主がまるで自分自身を否定されたみたいに傷ついた顔をするのが、観ていて気の毒でした。

逆に、褒められるとみんな大喜び!

みんなの表情を見ながら、もしわたしが自宅でインスタントホテルを始めたらどんなことを言われるんだろう…と、つい想像して冷や汗をかきました。

なんて恐ろしい番組…!

また、この番組は、泊まる側だけが泊める側を審査するのではない、というのもポイント。

チェックアウト時までにきちんと後片付けをしたか?という視点で、泊める側が泊まる側を審査するのも見どころの一つ。

わたしも出張や旅行などでホテルや旅館を利用する際、マナーを守って綺麗に使い、片付けてからチェックアウトしなければ…と改めて考えさせられました。

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