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何も悪くないのに、「たまたまその日、その時間に、その場所へ行き、事故現場に居合わせた」というだけで、怪我をさせられ、命を奪われる…。

被害者の方々の恐怖、痛み、苦しみ、悔しさ、悲しさ、といったものを想像し、また、今後辛い思いを背負っていかざるを得ないであろう遺族の気持ちを想像すると、車という物は便利だけれど猛スピードでぶつかってくる殺人凶器になり得るということに改めて気づかされます。

しかし、車を運転する誰もが事故を起こすリスクがあるとはいえ、これはもう「事故」の範囲を超え、殺人事件です。

今、世の中では自動ブレーキなどの開発が進んでいますが、さすがに100キロものスピードでぶつかろうとする車にはそのシステムは作動しきらなかったでしょう。

これまでも高齢者が車を暴走させる事件が何度も発生し、その度に罪のない人たちが命を奪われたり、大怪我の後遺症を抱えながら生きていかざるを得なくなったのに、いまだに高齢者から強制的に免許返納をさせる仕組みとなっていないことに非常に憤りを感じます。

一体何人殺されれば制度そのものが変わるのか…。

自分が被害者の立場だったら?

「運転するのはその人の権利だから」

「免許更新時までは、免許更新を却下するほどの異常が見当たらず、更新できたのだから仕方ない」

などと言われて納得出来るかどうか?と考えたら絶対納得出来ません。

もしこれが飲酒運転なら、「飲んだら乗らない」が鉄則であり、飲酒運転をする人だけでなく、その人が飲酒運転をすると分かっていながら止めずに飲酒運転を幇助した人にも責任が生まれます。

加害者がいくら経歴がどれだけ立派な人物であろうと、もう87歳で、右足が不自由で杖をついて歩くこともあり、車庫入れがうまくいかなかったりと運転能力が十分とは言えないのだから、周りも運転を止めるべきでした。

人権侵害だと言われようが何だろうが、免許返納をさせたり、車を取り上げていれば、罪のない人たちが殺されたり怪我をしなくて済んだのに。

みんなで問題を放置したことで、みんなでよってたかって31歳の女性とその娘の3歳の女の子を殺してしまった…。

加害者が誰であろうが、罪はきちんと償って欲しいです。

償ったところで、失われた命は戻らないけれど。

事故後すぐ、「アクセルが戻らなかった」と言い訳をして車のせいにしたり、保身に走って揉み消そうとするのはどうかと思います。

忖度しては駄目。

やったことはやったこと。

誰であろうが関係ない。

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