著…山崎まゆみ『続・バリアフリー温泉で家族旅行』
「温泉が大好きだけど、足腰が弱ったから、もう行けないね」なんてセリフを大好きな人に言わせないで済む本。

物理的なバリアフリーが進んでいるのは勿論、宿の代表者に体の不自由な人を受け入れる気持ちがある全国各地の温泉付き施設を紹介しています。

車椅子使用者の駐車場が何台分あるか、車椅子対応のトイレがあるか、車椅子に乗って温泉にどこまで入れるか(貸切温泉のみか、大浴場も入れるのか等)、湯船のつくりはどうか、館内または近くに車椅子に乗って立ち寄れる食事処があるか、近くに観光名所はあるか、等も掲載されています。

わたしはこの本を読みながら、「祖母たちが生きているうちに温泉に連れて行ってあげたかったな」とつくづく後悔しました。
出来る限りの在宅介護をして看取ったつもりではありますが、あれをしてあげれば良かった、これもしてあげられたのではないか、と後悔は尽きません。

亡くなった人にはもはや何もしてあげられませんが、生きている人のために、こうしたバリアフリー情報を役立てたいです。

わたし自身も、今は健康ですが、もしかしたら病気や事故や災害などで車椅子生活になるかもしれませんし、我が事としてこうした情報を把握しておきたいです。

また、ここ本のP84〜87には、手術などで体に傷あとがある人に配慮した宿が紹介されています。
浴槽の中で使用しても衛生上の心配が一切ない専用ガーゼタオルを使って、人目を気にせず心身を癒せるという取り組みが素晴らしいと思います。
「ピンクリボンのお宿」というんですね。
友達が乳がんの手術をしたのですが、こうした所ならまた一緒に温泉旅行が出来るかも…。

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