著…濱田秀彦『「年上の部下」をもったら読む本』
「定年退職後はのんびりと年金生活をしながら趣味を楽しみますよ」なんて言えたのはもはや過去の話。

消費税は上がるし、年金制度がどうなるか分からないので、よほど蓄えがある人でない限り、年齢に関係なく働き続けざるを得ないのが今の世の中。

これまでとは違う職場へ行く年配の方や、今までと同じ職場には居るけれど役職を退いて一般社員に戻る年配の方も多いです。

だから、「自分より年上の部下が出来た」と悩む人や、逆に「自分より年下の上司のもとで働くことになった」と悩む人はこの先どんどん増えていきそう。

仕事の場なんだから年齢に関係なく上司は部下を堂々と指導すればいい、と思いがちですが、なかなかそうも割り切れないのが人の心。

「自分の親と同じ、いや、下手したら自分の親より上の世代の人を指導出来るのか?」と悩んでいる人に、この本はおすすめです。

年上の部下のプライドに配慮しつつ仕事をきちんとしてもらうための、指示の出し方、やる気の引き出し方、職場に溶け込ませる方法、注意の仕方、スキルや経験の活かし方が書かれています。

わたし自身も年上の部下たちと仕事をしており、悩むことが多いので、参考になりました。

特に、年上の部下の居場所を作るには飲み会を開くことよりも遠慮せずにどんどん仕事を与えることだ、そうすれば職場に溶け込む、という記述に共感。

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