監修…河岡義裕、今井正樹『猛威をふるう「ウイルス・感染症」にどう立ち向かうのか』
この世には膨大な種類のウイルスが存在し、宿主に「寄生」または「共生」しながら生きています。

この本は、「インフルエンザウイルス」「エボラウイルス」「HIV(ヒト免疫不全ウイルス)」「デングウイルス」「ジカウイルス」「SARSコロナウイルス」「MERSコロナウイルス」「ポリオウイルス」「日本脳炎ウイルス」「狂犬病ウイルス」「麻疹ウイルス」「風疹ウイルス」といった、人体に有害なウイルスが引き起こす感染症・ワクチン・治療方法・感染対策などについてまとめた本です。

ウイルスがヒト・鳥・豚といった「種の壁」を越えてどう感染し、どう変異していくか想像するだけで、パンデミックが非常に恐ろしくなります。

現在、新型コロナウイルスによる肺炎が中国で多発しており、死者も出ていますが、ウイルス感染者が世界各国を訪れてしまい、感染被害が世界規模で拡大しています。

春節と時期が重なってしまったことが災いしたのもありますが、ウイルスがいかに危険なのかよく知らないことや、「予定をキャンセルするとキャンセル料が勿体ない」とか、「解熱剤を飲めば大丈夫だろう」という誤った判断をして出かけてしまうことが大きな要因となっているのだとわたしは思います。

なかには「ウイルスを理由に旅行を取りやめろと言うのは人権侵害だ」と怒る人も居るかもしれませんが、「人権」も勿論大切なのですが何よりも「人命」を最優先にしていただきたいです。

自分に悪気が無くても、他人に感染させてしまったら、それはもはやバイオテロ。

「あれっ」と体調に違和感を覚えたら、いくらせっかくの連休であろうとも出歩かず、自分の国できちんと治療を受けるのが一番です。

これ以上被害が拡大しないように、感染しない・感染させない知識と危機感を持つべきです。

コメント

まるこ
2020年1月25日19:32

お考えに賛同します。フィリピン辺りでは武漢からの旅行者の入国拒否したとか?しないとか?病院にいても、院内でインフルエンザ患者が発生した場合や接触した医師がいた場合、インフルエンザ説明がなされタミフルを飲ませられます。行動制限もなされます。

G−dark
2020年1月25日21:59

はい、フィリピンは武漢からの観光客を送還するそうです。
日本も入国規制、送還、行動規制をすべきですよね。
感染者が1人居るだけでも、その人から多くの人に感染し、その人たちからまた多くの人に感染するのですから、日本政府がぼんやりしている間に大変なことになってしまいます。
春節で日本に来る中国人も怖いですが(怖いと言ったら中国の方からヘイト扱いされるかもしれませんが正直言ってわたしは怖いです)、「普段は日本に居るけれど今の時期に中国へ帰省している中国人」が日本に戻って来た時がより最悪な事態にさせるかもしれない…とわたしは危惧しています。
ウイルスはどんどん変異を繰り返しますから、ぼんやりしている間に致死率が更に上がりそう…。
運良く死亡せずに済んでも、後遺症が残る可能性もありますし、せめて今からでも規制をかけるべきですよね。

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