Netflix 海外ドラマ『ロック&キー』シーズン1を観た感想
2021年9月28日 TV
※注
結末までは明かしませんが、重要なアイテムなどについてのネタバレがあります!
「ドラえもんの秘密道具みたいなアイテムが欲しい!」と思っている方におすすめのドラマ。
不思議な力を持つ鍵が次々に登場します。
その鍵を巡って主人公たち(ロック家の人々)が恐ろしい目に遭い、衝突したり、すれ違ったりしながらも、共に敵と闘う…というストーリーです。
特にキッズ向けに設定されているわけではありませんが、中高生向けのダークファンタジーである、と言えます。
大人が観ると「それ絶対に罠なのになんでまんまと引っかかっちゃうの!?」とロック家の人々にツッコミを入れたくなってしまう展開が多いからです。
「いや、むしろ引っかかってくれないとドラマが進行しないよね」と思えるなら大人でも楽しく観られるとは思いますが…。
また、殺人、放火といった子どものトラウマになりかねないシーンや、ほんの数十秒ずつ程度ですがセクシーなシーンがあるので(下着は着ています)、10歳未満の子どもが観るにはちょっと早いかなとわたしは思います。
〈こんな鍵が登場します〉
● マッチ棒鍵
この鍵を何かに押し付けると、いつでもどこでも炎を発生させられます。
人の体、扉、壁、床、本などなど何でも燃やせる万能火つけ器具!
ただし、「マッチ棒」という名が示す通り、使用者と鍵の距離が近すぎるのがわたしには気がかりです…。
ちょっとした火ならともかく、けっこうな火力があるのです!
幸い、このドラマの登場人物たちは誰も「あちち!」とはなっていませんが、不注意なわたしなら100%の確率で大やけどします!
マッチ棒鍵を使う場合は、バット、火かき棒、自撮り棒といった、ある程度の長さのある物にくくり付けてから使うのがおすすめ。
ただし、この鍵をくくり付けた棒まで溶ける可能性があるので、自己責任でお願いします。
●どこでも鍵
この鍵さえあれば、なななんと! どんなドアでもどこでもドアに早変わり!
行きたい場所(行き先にあるドアを一度でも見たことがある…ということが使用条件)を思い浮かべながら、普通のドアの鍵穴にこの鍵を入れて回すと、あら不思議!
そのドアの向こうはあなたの行きたい場所に繋がっています!
あとは行き先側に立ち、そのドアを閉めてしまえば、ドアは普通のドアに戻るので、誰かに追いかけて来られる心配もありません。
この鍵さえあれば、飛行機や船に乗らなくても遠くまで行けちゃいます。
授業や仕事が始まるギリギリまで自宅でのんびりしていられますし、飲食店でお手洗いに入るふりをして食い逃げをしたり宝石店で豪華なジュエリーを泥棒したりプリズンブレイクだって出来ちゃいます(良い子は絶対に真似しないでね)。
●鏡鍵
この鍵を使うと、鏡に映った自分が勝手に動いて、本物の自分を鏡の中の世界へと誘い込もうとします。
誘い込まれたら自力で鏡の世界から脱出するのは困難。
おそらく鏡の中の世界=牢獄に人を閉じ込めるための鍵なのだと思います。
ゴキ○リホイならぬ人間ホイホイ。
この鍵を悪用されたら大量の失踪者がでそうなので怖いです。
もし良いことに使うとしたら、鏡の中で悪者を捕まえておく、というくらいしかわたしには使いみちが浮かびません。
●変身鍵
なりたい姿に一瞬でなれちゃう鍵。
この鍵があれば、整形手術もダイエットも不要!
イケメンから美女になったり、美女からイケメンになったり、平凡な容姿の人やブサイクな人にも自由自在に変われちゃいます。
特筆すべきは、ぱっと見だけが変わるのではなく、体の構造まできっちり変わること。
この鍵を使えば、ある時は男性として女性とイチャイチャして、またある時は女性として男性とイチャイチャすることだって出来るのです。
ある意味、人生の楽しみを余すところなく謳歌したい人にぴったりの鍵ですね。
しかし、悪者にこの鍵を悪用されたら大変!
●こだま鍵
この鍵をロック家の井戸の前にある鍵穴で使い、亡くなった人に呼びかけると、亡くなった人が実体のある幽霊のようなものになって現れます。
通称こだま。
このこだまは自分でものを考えて喋ることが可能で、物体や人体に触れることも出来ますし、飲み食いもOK。
ただし、こだまを銃で撃ったりナイフで刺しても、こだまを消すことは出来ません。
つい出来心でこだまを出現させたら後悔する結果をもたらすかも…。
●幽霊鍵
幽体離脱を体験してみたい人におすすめの鍵。
この鍵を使うと、何の痛みも苦しみも感じる暇もなく、あっという間に魂が体から解き放たれて、自由に空を飛び回ったり、本物の幽霊と話したり、建物の中に侵入して覗き行為だって出来ちゃいます。
女湯や女子更衣室を覗きたい変態の手に渡ったらダメ、ゼッタイな鍵ですね。
ただし、この鍵を使っている間は元の自分の体は死んだ状態になってしまうので(仮死状態なだけかもしれませんがシーズン1ではそこまでは不明です)、脳細胞が死滅しないうちに、ごく短時間で幽霊タイムを切り上げた方が良さそうです。
●木の鍵
人の記憶を奪い、その記憶を人知れず隠しておける鍵。
具体的にどのようにして記憶を奪うのかまではシーズン1では明らかになりませんでした。
たとえば、本命の恋人や配偶者に浮気がバレた!という人は、恋人・配偶者・浮気相手といった関係者から浮気に関する全ての記憶をこの鍵で奪ってしまうと良い…かもしれませんが人間の勘は鋭いのでそもそも浮気は最初からしないことをおすすめします。
●オルゴール鍵
人を思いのままに操れる鍵。
ロック家にあるオルゴールにこの鍵を使い、オルゴールが鳴っている間に、たとえば「山田太郎、転べ!」と命令すると、その特定の山田太郎さんが転んでしまいます。
この鍵を使うと、相手の意思に反して色んなことをさせられるので、非常に恐ろしい鍵です。
シーズン1で起きた様々な事件は、この鍵をうまく利用すれば何とか出来たんじゃないか?とわたしは思うのですが、それはまるでドラえもん作品を観ていて「なんでここでスモールライトを使わないの!?」などとツッコミを入れてはいけない的な暗黙の了解なのでしょうね、きっと。
●頭の鍵
自分の頭の中を見てみたい人におすすめ。
この鍵を使うと、自分の頭の中へ入るためのドアが出現します。
ドアの色や形は人それぞれ。
ドアの中には、自分が忘れてしまった記憶も含めた、これまでの人生で経験した全ての記憶が保存されています。
人によって記憶の保存状況にはバラつきがあり、きちんとジャンル別に細かく整理されている人もいれば、割と乱雑に積み上げられている人もいます。
恐ろしいのは、なんと記憶の持ち主本人だけではなく、ドアの中に入ってきた他人にも全ての記憶が閲覧可能になってしまうこと!
IDやパスワードなどは一切不要で見放題!
セキュリティが甘すぎる!
この鍵を悪用されたら、他人に知られたくないあんなことやこんなことまで丸裸じゃないですか!
シーズン1では、この鍵を使って自分の頭の中から「恐れ」を取り除いたり、自分の頭の中に本を置くことでその本の内容を瞬時に暗記するといった使い方も紹介されるのですが、ある意味非常にデンジャラスな鍵!
●???の鍵
正式名称は不明(わたしが見落としたのかも)ですが、ロック家にある戸棚の中に壊れた物を入れてからこの鍵を使うと、壊れた物を復元可能!
ただし遺灰から生きた人間を復元することは不可能。
●影の冠の鍵
ロック家にある冠にこの鍵をセットすると、思いのままに操れる「影」たちが出現。
「影」たちは命令に従って暴れ回ります。
影なのに物や人の体にも触れられるし怪力です!
ただし、「影」たちは光を当てられると消えてしまうので、昼間はなかなか活動し辛いでしょうし、夜間でもあちこちに人工の光があって眩しい現代だと、いささか不利かもしれません。
非力な人でも、LEDの懐中電灯があれば「影」たちと結構良い勝負が出来そうです。
たとえば災害現場の救助活動などに「影」たちを有効利用できたら良いのになあ、とわたしは思うのですが、「影」たちが善行をしてくれるかは謎です。
破壊行動しかしないのかも?
●オメガ鍵
シーズン1で最も重要な鍵。
洞窟の奥深くにある意味深な扉にこの鍵を使うと、なんと扉の向こうは異空間…!
その異空間から飛び出してきた光が人間の体に接触すると、その人間は、悪魔のような何かに体を乗っ取られてしまいます…。
以上がこのドラマに登場する鍵の概要です。
欲しい鍵はありましたか?
わたしはこの手の不思議なアイテムが大好きなので、相当はしゃぎながら紹介してしまいました。
いくつかの鍵を組み合わせて使うことで無限の可能性が広がると思います。
ロック家の人々はどの鍵についても事前知識を何も与えられていなかったため、敵からの攻撃を受け続けてしまいましたが…。
きっとシーズン2で他にも色々な鍵が登場し、それを使ってロック家の人々が反撃するのでは?とわたしは勝手に期待しています。
シーズン2が始まるまでの間、「自分ならどの鍵をどう使うか?」を妄想しておこうと思います。
その妄想期間中にアンティークショップなどで素敵な鍵を見つけたら、ついワクワクして購入し、自宅のドアの鍵穴に差し込もうとしてしまいそうです。
結末までは明かしませんが、重要なアイテムなどについてのネタバレがあります!
「ドラえもんの秘密道具みたいなアイテムが欲しい!」と思っている方におすすめのドラマ。
不思議な力を持つ鍵が次々に登場します。
その鍵を巡って主人公たち(ロック家の人々)が恐ろしい目に遭い、衝突したり、すれ違ったりしながらも、共に敵と闘う…というストーリーです。
特にキッズ向けに設定されているわけではありませんが、中高生向けのダークファンタジーである、と言えます。
大人が観ると「それ絶対に罠なのになんでまんまと引っかかっちゃうの!?」とロック家の人々にツッコミを入れたくなってしまう展開が多いからです。
「いや、むしろ引っかかってくれないとドラマが進行しないよね」と思えるなら大人でも楽しく観られるとは思いますが…。
また、殺人、放火といった子どものトラウマになりかねないシーンや、ほんの数十秒ずつ程度ですがセクシーなシーンがあるので(下着は着ています)、10歳未満の子どもが観るにはちょっと早いかなとわたしは思います。
〈こんな鍵が登場します〉
● マッチ棒鍵
この鍵を何かに押し付けると、いつでもどこでも炎を発生させられます。
人の体、扉、壁、床、本などなど何でも燃やせる万能火つけ器具!
ただし、「マッチ棒」という名が示す通り、使用者と鍵の距離が近すぎるのがわたしには気がかりです…。
ちょっとした火ならともかく、けっこうな火力があるのです!
幸い、このドラマの登場人物たちは誰も「あちち!」とはなっていませんが、不注意なわたしなら100%の確率で大やけどします!
マッチ棒鍵を使う場合は、バット、火かき棒、自撮り棒といった、ある程度の長さのある物にくくり付けてから使うのがおすすめ。
ただし、この鍵をくくり付けた棒まで溶ける可能性があるので、自己責任でお願いします。
●どこでも鍵
この鍵さえあれば、なななんと! どんなドアでもどこでもドアに早変わり!
行きたい場所(行き先にあるドアを一度でも見たことがある…ということが使用条件)を思い浮かべながら、普通のドアの鍵穴にこの鍵を入れて回すと、あら不思議!
そのドアの向こうはあなたの行きたい場所に繋がっています!
あとは行き先側に立ち、そのドアを閉めてしまえば、ドアは普通のドアに戻るので、誰かに追いかけて来られる心配もありません。
この鍵さえあれば、飛行機や船に乗らなくても遠くまで行けちゃいます。
授業や仕事が始まるギリギリまで自宅でのんびりしていられますし、飲食店でお手洗いに入るふりをして食い逃げをしたり宝石店で豪華なジュエリーを泥棒したりプリズンブレイクだって出来ちゃいます(良い子は絶対に真似しないでね)。
●鏡鍵
この鍵を使うと、鏡に映った自分が勝手に動いて、本物の自分を鏡の中の世界へと誘い込もうとします。
誘い込まれたら自力で鏡の世界から脱出するのは困難。
おそらく鏡の中の世界=牢獄に人を閉じ込めるための鍵なのだと思います。
ゴキ○リホイならぬ人間ホイホイ。
この鍵を悪用されたら大量の失踪者がでそうなので怖いです。
もし良いことに使うとしたら、鏡の中で悪者を捕まえておく、というくらいしかわたしには使いみちが浮かびません。
●変身鍵
なりたい姿に一瞬でなれちゃう鍵。
この鍵があれば、整形手術もダイエットも不要!
イケメンから美女になったり、美女からイケメンになったり、平凡な容姿の人やブサイクな人にも自由自在に変われちゃいます。
特筆すべきは、ぱっと見だけが変わるのではなく、体の構造まできっちり変わること。
この鍵を使えば、ある時は男性として女性とイチャイチャして、またある時は女性として男性とイチャイチャすることだって出来るのです。
ある意味、人生の楽しみを余すところなく謳歌したい人にぴったりの鍵ですね。
しかし、悪者にこの鍵を悪用されたら大変!
●こだま鍵
この鍵をロック家の井戸の前にある鍵穴で使い、亡くなった人に呼びかけると、亡くなった人が実体のある幽霊のようなものになって現れます。
通称こだま。
このこだまは自分でものを考えて喋ることが可能で、物体や人体に触れることも出来ますし、飲み食いもOK。
ただし、こだまを銃で撃ったりナイフで刺しても、こだまを消すことは出来ません。
つい出来心でこだまを出現させたら後悔する結果をもたらすかも…。
●幽霊鍵
幽体離脱を体験してみたい人におすすめの鍵。
この鍵を使うと、何の痛みも苦しみも感じる暇もなく、あっという間に魂が体から解き放たれて、自由に空を飛び回ったり、本物の幽霊と話したり、建物の中に侵入して覗き行為だって出来ちゃいます。
女湯や女子更衣室を覗きたい変態の手に渡ったらダメ、ゼッタイな鍵ですね。
ただし、この鍵を使っている間は元の自分の体は死んだ状態になってしまうので(仮死状態なだけかもしれませんがシーズン1ではそこまでは不明です)、脳細胞が死滅しないうちに、ごく短時間で幽霊タイムを切り上げた方が良さそうです。
●木の鍵
人の記憶を奪い、その記憶を人知れず隠しておける鍵。
具体的にどのようにして記憶を奪うのかまではシーズン1では明らかになりませんでした。
たとえば、本命の恋人や配偶者に浮気がバレた!という人は、恋人・配偶者・浮気相手といった関係者から浮気に関する全ての記憶をこの鍵で奪ってしまうと良い…かもしれませんが人間の勘は鋭いのでそもそも浮気は最初からしないことをおすすめします。
●オルゴール鍵
人を思いのままに操れる鍵。
ロック家にあるオルゴールにこの鍵を使い、オルゴールが鳴っている間に、たとえば「山田太郎、転べ!」と命令すると、その特定の山田太郎さんが転んでしまいます。
この鍵を使うと、相手の意思に反して色んなことをさせられるので、非常に恐ろしい鍵です。
シーズン1で起きた様々な事件は、この鍵をうまく利用すれば何とか出来たんじゃないか?とわたしは思うのですが、それはまるでドラえもん作品を観ていて「なんでここでスモールライトを使わないの!?」などとツッコミを入れてはいけない的な暗黙の了解なのでしょうね、きっと。
●頭の鍵
自分の頭の中を見てみたい人におすすめ。
この鍵を使うと、自分の頭の中へ入るためのドアが出現します。
ドアの色や形は人それぞれ。
ドアの中には、自分が忘れてしまった記憶も含めた、これまでの人生で経験した全ての記憶が保存されています。
人によって記憶の保存状況にはバラつきがあり、きちんとジャンル別に細かく整理されている人もいれば、割と乱雑に積み上げられている人もいます。
恐ろしいのは、なんと記憶の持ち主本人だけではなく、ドアの中に入ってきた他人にも全ての記憶が閲覧可能になってしまうこと!
IDやパスワードなどは一切不要で見放題!
セキュリティが甘すぎる!
この鍵を悪用されたら、他人に知られたくないあんなことやこんなことまで丸裸じゃないですか!
シーズン1では、この鍵を使って自分の頭の中から「恐れ」を取り除いたり、自分の頭の中に本を置くことでその本の内容を瞬時に暗記するといった使い方も紹介されるのですが、ある意味非常にデンジャラスな鍵!
●???の鍵
正式名称は不明(わたしが見落としたのかも)ですが、ロック家にある戸棚の中に壊れた物を入れてからこの鍵を使うと、壊れた物を復元可能!
ただし遺灰から生きた人間を復元することは不可能。
●影の冠の鍵
ロック家にある冠にこの鍵をセットすると、思いのままに操れる「影」たちが出現。
「影」たちは命令に従って暴れ回ります。
影なのに物や人の体にも触れられるし怪力です!
ただし、「影」たちは光を当てられると消えてしまうので、昼間はなかなか活動し辛いでしょうし、夜間でもあちこちに人工の光があって眩しい現代だと、いささか不利かもしれません。
非力な人でも、LEDの懐中電灯があれば「影」たちと結構良い勝負が出来そうです。
たとえば災害現場の救助活動などに「影」たちを有効利用できたら良いのになあ、とわたしは思うのですが、「影」たちが善行をしてくれるかは謎です。
破壊行動しかしないのかも?
●オメガ鍵
シーズン1で最も重要な鍵。
洞窟の奥深くにある意味深な扉にこの鍵を使うと、なんと扉の向こうは異空間…!
その異空間から飛び出してきた光が人間の体に接触すると、その人間は、悪魔のような何かに体を乗っ取られてしまいます…。
以上がこのドラマに登場する鍵の概要です。
欲しい鍵はありましたか?
わたしはこの手の不思議なアイテムが大好きなので、相当はしゃぎながら紹介してしまいました。
いくつかの鍵を組み合わせて使うことで無限の可能性が広がると思います。
ロック家の人々はどの鍵についても事前知識を何も与えられていなかったため、敵からの攻撃を受け続けてしまいましたが…。
きっとシーズン2で他にも色々な鍵が登場し、それを使ってロック家の人々が反撃するのでは?とわたしは勝手に期待しています。
シーズン2が始まるまでの間、「自分ならどの鍵をどう使うか?」を妄想しておこうと思います。
その妄想期間中にアンティークショップなどで素敵な鍵を見つけたら、ついワクワクして購入し、自宅のドアの鍵穴に差し込もうとしてしまいそうです。
海外ドラマ『アンという名の少女』シーズン1〜3まで観た感想
2021年9月10日 TV
※注
以下の感想にはネタバレを含みます!
わたしは先日NHKでこのドラマが放送されているのを偶然見かけました。
「おやっ、赤毛のアンのドラマをやってるんだね」と何気なく観てみると、まずオープニング映像の美しさに一目惚れ!
アンが心の中で描き続けている想像力豊かな夢の世界をそのまま映し出したかのようにロマンチックな映像なのです。
アン役の女の子はまさにアンを演じるために生まれてきたかのようにピッタリだし、最初はアンにキツく当たっていたマリラはだんだんアンへの愛情が滲み出てくるし、そして何と言っても癒し系キャラのマシューが魅力的です。
癒しどころ満載!
例えば、マリラが「孤児院から引き取るのは男の子だったはずよ!女の子はいらない!」とカンカン怒っているのを聞きながらも、何とかアンを引き取る手立てはないか思案する優しいマシュー。
例えば、不幸なアクシデントによってマリラがアンを誤解し、アンを孤児院に送り返してしまった後、何とかアンを家に連れ帰るため、途中でなんと馬車に轢かれたりしながらも必死にアンを追いかけて行き、「あの子はわたしの娘だ」と言うけなげなマシュー。
例えば、子どもの頃からとってもシャイで、身近な人とだってあんまり喋れないのに、アンに可愛いお洋服をプレゼントするために街のお洒落な洋品店へ勇気を出して足を踏み入れる可愛いマシュー。
例えば、その洋品店で子どもの頃大好きだった女性と再会し、今さら好きだとかどうとかは言えないけれど、ラブレターの代わりに一張羅のシャツのボタンをプレゼントする、何だかもう「不器用ですから」と高倉健さんのセリフを心の中で呟きそうなくらい不器用で一途なマシュー。
父親と娘というより、もはや孫娘を目に入れても痛くない祖父レベルでアンを甘やかしつつも、アンがトラブルを起こした時は冷静に諭すマシュー。
一家に一台、いや、一家に一人マシューがいれば世界平和が間違いなく実現するであろうマシュー。
…はっ! わたしのマシュー愛が止まらないので、この辺でマシューの良さを語るのはやめておきます。
以上はシーズン1での出来事ですが、シーズン2でもシーズン3でもマシューは癒し系キャラです。
また、ドラマの中に登場する農村の風景や、森などの自然、動物たちのすがた、人々の貧しいけれどひたむきな暮らしぶりにもわたしは心動かされました。
とはいえ、このドラマはハートフルな展開ばかりではありません。
アンの過酷な生い立ちもさることながら、田舎町特有の残酷な噂話やいじめ、肌が黒い人のことは鉄道に乗せないし医療を受けさせないしどんなに困っていても助けないという超えげつない差別をするザ・白人至上主義世界のあり方、元々その土地に先祖代々住んでいた人たちをあからさまに侮辱するだけでなく親から子どもを奪ってそれに抵抗した親に銃を向けるという最低最悪の同化政策を行うなど、非常に辛いシーンも沢山描かれます。
優しいマリラの中にさえも、違う人種の人に対する強い偏見はある、というのも胸が痛くなるほどリアル…。
また、初めはちょっと怪我をしただけだったのにそれがもとでメアリーが敗血症になって死んでしまうという描写があり、わたしは「抗生剤が存在する現代であれば命を落とさずに済んだかも知れないのに…。今だってそうだけど、特に昔は本当に些細な怪我や風邪ひとつでも人は死んでいたんだ…」と落ち込んでしまいました。
そんなげっそりするシーンが続くのですが、アンやその友人たちを含めた心温まるシーンが随所に散りばめられているので、わたしはリタイアせずにこのドラマを最終話まで観ることが出来ました。
最後まで観られたのは、やはりダントツでマシューの存在が大きいです。
また、ダイアナの妹のミニー・メイがおしゃまで愛らしかったことや、ジェリーの存在も大きいです。
ジェリーは貧しいフランス人の少年で、アンたちの農場のお手伝いに来ているのですが、子どもであってもさすがはフランス人の血が流れています、ジェリーはダイアナと上手いこと恋仲になったのですが「あなたとは住む世界が違う」とこっぴどく振られてしまいました…がわたしは『ジェリーの恋を応援し隊』を勝手に結成いたしました!
『ジェリーの恋を応援し隊』の活動内容は、ジェリーが貴族の養子になるとか何か上手いことやって一攫千金のドリームを掴むとかそういうウルトラミラクルな展開が起きればダイアナとジェリーの住む世界が少しは縮まるかもしれない!と勝手に期待を募らせるというものです。
そして何と言ってもわたしが一番気がかりなのは、先住民の少女カクウェットとその両親の安否…。
残念ながらこのドラマはシーズン3までで打ち切りになってしまったのですが、カクウェットとその両親のその後に触れることが無いまま終わるのは余りにも酷ではありませんか…!?
シーズン4以降の制作予定は全く無いとプロデューサーが断言したそうなので、わたしはカクウェットが無事に両親のもとに帰って3人ともこれ以上の怪我を負わされることなく元居た集落まで帰り着くシナリオを勝手に想像することにします…。
が、実際そういう酷い同化政策はこの世のあちこちで行われてきたわけですよね…国によっては今でも…。
辛い…。
同じ人間同士なのにどうして酷いことが出来るのか…。
以下の感想にはネタバレを含みます!
わたしは先日NHKでこのドラマが放送されているのを偶然見かけました。
「おやっ、赤毛のアンのドラマをやってるんだね」と何気なく観てみると、まずオープニング映像の美しさに一目惚れ!
アンが心の中で描き続けている想像力豊かな夢の世界をそのまま映し出したかのようにロマンチックな映像なのです。
アン役の女の子はまさにアンを演じるために生まれてきたかのようにピッタリだし、最初はアンにキツく当たっていたマリラはだんだんアンへの愛情が滲み出てくるし、そして何と言っても癒し系キャラのマシューが魅力的です。
癒しどころ満載!
例えば、マリラが「孤児院から引き取るのは男の子だったはずよ!女の子はいらない!」とカンカン怒っているのを聞きながらも、何とかアンを引き取る手立てはないか思案する優しいマシュー。
例えば、不幸なアクシデントによってマリラがアンを誤解し、アンを孤児院に送り返してしまった後、何とかアンを家に連れ帰るため、途中でなんと馬車に轢かれたりしながらも必死にアンを追いかけて行き、「あの子はわたしの娘だ」と言うけなげなマシュー。
例えば、子どもの頃からとってもシャイで、身近な人とだってあんまり喋れないのに、アンに可愛いお洋服をプレゼントするために街のお洒落な洋品店へ勇気を出して足を踏み入れる可愛いマシュー。
例えば、その洋品店で子どもの頃大好きだった女性と再会し、今さら好きだとかどうとかは言えないけれど、ラブレターの代わりに一張羅のシャツのボタンをプレゼントする、何だかもう「不器用ですから」と高倉健さんのセリフを心の中で呟きそうなくらい不器用で一途なマシュー。
父親と娘というより、もはや孫娘を目に入れても痛くない祖父レベルでアンを甘やかしつつも、アンがトラブルを起こした時は冷静に諭すマシュー。
一家に一台、いや、一家に一人マシューがいれば世界平和が間違いなく実現するであろうマシュー。
…はっ! わたしのマシュー愛が止まらないので、この辺でマシューの良さを語るのはやめておきます。
以上はシーズン1での出来事ですが、シーズン2でもシーズン3でもマシューは癒し系キャラです。
また、ドラマの中に登場する農村の風景や、森などの自然、動物たちのすがた、人々の貧しいけれどひたむきな暮らしぶりにもわたしは心動かされました。
とはいえ、このドラマはハートフルな展開ばかりではありません。
アンの過酷な生い立ちもさることながら、田舎町特有の残酷な噂話やいじめ、肌が黒い人のことは鉄道に乗せないし医療を受けさせないしどんなに困っていても助けないという超えげつない差別をするザ・白人至上主義世界のあり方、元々その土地に先祖代々住んでいた人たちをあからさまに侮辱するだけでなく親から子どもを奪ってそれに抵抗した親に銃を向けるという最低最悪の同化政策を行うなど、非常に辛いシーンも沢山描かれます。
優しいマリラの中にさえも、違う人種の人に対する強い偏見はある、というのも胸が痛くなるほどリアル…。
また、初めはちょっと怪我をしただけだったのにそれがもとでメアリーが敗血症になって死んでしまうという描写があり、わたしは「抗生剤が存在する現代であれば命を落とさずに済んだかも知れないのに…。今だってそうだけど、特に昔は本当に些細な怪我や風邪ひとつでも人は死んでいたんだ…」と落ち込んでしまいました。
そんなげっそりするシーンが続くのですが、アンやその友人たちを含めた心温まるシーンが随所に散りばめられているので、わたしはリタイアせずにこのドラマを最終話まで観ることが出来ました。
最後まで観られたのは、やはりダントツでマシューの存在が大きいです。
また、ダイアナの妹のミニー・メイがおしゃまで愛らしかったことや、ジェリーの存在も大きいです。
ジェリーは貧しいフランス人の少年で、アンたちの農場のお手伝いに来ているのですが、子どもであってもさすがはフランス人の血が流れています、ジェリーはダイアナと上手いこと恋仲になったのですが「あなたとは住む世界が違う」とこっぴどく振られてしまいました…がわたしは『ジェリーの恋を応援し隊』を勝手に結成いたしました!
『ジェリーの恋を応援し隊』の活動内容は、ジェリーが貴族の養子になるとか何か上手いことやって一攫千金のドリームを掴むとかそういうウルトラミラクルな展開が起きればダイアナとジェリーの住む世界が少しは縮まるかもしれない!と勝手に期待を募らせるというものです。
そして何と言ってもわたしが一番気がかりなのは、先住民の少女カクウェットとその両親の安否…。
残念ながらこのドラマはシーズン3までで打ち切りになってしまったのですが、カクウェットとその両親のその後に触れることが無いまま終わるのは余りにも酷ではありませんか…!?
シーズン4以降の制作予定は全く無いとプロデューサーが断言したそうなので、わたしはカクウェットが無事に両親のもとに帰って3人ともこれ以上の怪我を負わされることなく元居た集落まで帰り着くシナリオを勝手に想像することにします…。
が、実際そういう酷い同化政策はこの世のあちこちで行われてきたわけですよね…国によっては今でも…。
辛い…。
同じ人間同士なのにどうして酷いことが出来るのか…。
マイク・フラナガン監督『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』
2020年10月28日 TV
〈作品紹介〉
※極力ネタバレを避けるため、この作品紹介では登場人物の名前を書きません。
Netflixオリジナルドラマ。
夜から明け方にかけて全9話を一気に観るのがおすすめ。
ホラーだから夜に観るとより怖いというのも理由の一つですが、わたしはこれからこのドラマを観るという方には最終話である第9話を是非朝に観て、微かな希望を感じて欲しいのです。
第1〜8話までは、救いのない陰鬱な世界観。
登場人物たちのほとんどは訳あり。
嫌な奴が殺されてスカッとするといった安易なストーリー展開ではなく、むしろ悪役さえも同情すべき事情を抱えているので、このドラマを観ていると息が詰まりそうになります。
登場人物たち全員が気の毒だからです。
全ての悪霊騒ぎの元凶であり、自分とは関係ない人まで殺してどんどん闇堕ちしていく悪霊さえも、哀れです。
伏線が回収されて謎が一つ解けていく度、登場人物たちの置かれている状況は更に悪化。
自分が見ている風景が「現在」のものなのか「過去」のものなのか分からず混乱する登場人物の姿もまた怖い。
それなのに、わたしは途中で観るのをやめようとは思えず、むしろ続きが気になってこの世界にグイグイ引き込まれました。
挿入曲として使われている物悲しいピアノが美しいから?
歴史ある館の雰囲気が素敵だから?
「怖い」よりも「切ない」が圧倒的に勝るストーリーだから?
登場人物全員の苦悩にそれぞれ共感出来るポイントがあるから?
結局は悪霊モノというよりも恋愛モノだから?
自分でも理由はよく分かりませんが、気づいたらわたしは一気に全9話観終えていました。
たまたま第9話まで観終えたのが夜明けと重なったのですが、それがとても良かったです。
真っ暗な世界にだんだん光が射していく感じが、このドラマの結末の雰囲気と合っているなと感じたからです。
だから他の方にも出来ればそのタイミングで観て欲しいです。
また、わたしは普段ならドラマを一度観たら観返すことはほとんど無いのですが、このドラマに関しては第9話まで観た後すぐに第1話から見返しました。
そして「ああ、だからあの人はあの時ああしていたのか…」と登場人物たちの言動の理由が分かり、再び胸を締め付けられました。
また、「うわ…今あの幽霊があの人に憑依しているぞ…」とゾッとしました。
観れば観るほど丁寧に作り込まれた作品です。
※注※
ここから下の考察には、ネタバレを含みます。
ここからは登場人物の名前を入れながら考察していきます。
未鑑賞の方はご注意ください!
ーーーーーーーー
なお、未鑑賞だけどネタバレは知りたいという方のために、ネタバレありの登場人物紹介も書いてみます。
〈登場人物紹介〉
●ダニ
フローラとマイルズの世話係。
婚約者に別れ話をした直後に婚約者が交通事故死したという辛い過去を持つ。
罪悪感に苦しむあまり、時折婚約者の幽霊を見て怯える。
やがてジェイミーと交際し始める。
フローラをヴァイオラから守ろうとして咄嗟に禁断の「呪文」を口にしてしまい、そのおかげでみんなが救われたものの、ヴァイオラを自分の体の中に封印することになってしまった。
やがてダニは自分がヴァイオラを封印し切れなくなりジェイミーに危害を加えることを恐れて、湖に沈んでしまった。
●マイルズ
可愛い男の子。
フローラの兄。
両親を亡くしている。
ピーターに取り憑かれている時、ダニに色目を使ったり、煙草を吸おうとしたり、ハナを井戸に突き落として殺した。
●フローラ
可愛い女の子。
マイルズの妹。
両親を亡くしている(ただし本当の父はヘンリーなので父は生存していることになるが、そのことをフローラは知らない)。
ダニがヴァイオラに見つからないよう、出来る限りダニを守ろうとした。
ヴァイオラのことは怖がっているが、他の顔のない幽霊には慣れている。
人形遊びが好きで、ドールハウスを館に見立てて遊んでいる。
レベッカに取り憑かれる。
●ハナ
館の家政婦。
他の人のことをよく気にかけてくれる性格のため、それを邪魔だと思ったピーター(に取り憑かれているマイルズ)によって殺された。
しばらくは自分が既に死んでいることに気づかず、何だか最近ボーッとしてしまうことなどに困惑していたが、自分が幽霊だと気づいてからも今まで通り家政婦として働いてみんなを支えていた。
オーウェンに好意を抱いている。
幽霊だが、人や物に触れることは出来るようである。
顔のない幽霊とは違い、自我をしっかり維持し、服装もお洒落。
●オーウェン
館の料理人。
認知症の母の介護をしている。
ハナに好意を抱いており、一緒に新しい人生を歩みたいと思っていた。
ハナの死を心から悼む。
●ジェイミー
館の庭師。
話し方はぶっきらぼうだが優しい。
幽霊に怯えるダニを心身共に支えた。
ダニを心から愛している。
恐らくこのドラマの語り部の正体はジェイミー。
ダニが死ぬ時に自分のことを連れて逝かなかったことを寂しく思い、いつかダニの幽霊が目の前に現れるのではないかと今も期待している様子。
●ヘンリー
弁護士。
表向きはマイルズとフローラの叔父…ということになっているが、実はフローラの父。
酒びたり。
亡くなった兄嫁のことを深く愛しており、その不倫関係を亡き兄に知られた。
兄夫婦は夫婦関係を修復しようと出かけた旅行先で事故死。
そのためヘンリーは心の中に悪魔を宿し、その悪魔によって自分を責め続けている。
●レベッカ
ダニの前任者。
ピーターの恋人。
聡明な女性だったが悪い男ピーターに恋をしたのが悲劇の始まり。
ピーターが行方不明になった後、レベッカが湖で溺死しているのが発見されたため、レベッカはピーターに裏切られて絶望し自殺した…ということになっていたが、本当はピーターの幽霊に騙されて殺されたというのが真実。
惚れた弱みというのは死後も続くのか、幽霊になってからもピーターに尚もそそのかされる形でフローラに取り憑いたが、彼女なりにフローラを助けようとした。
●ピーター
ヘンリーの部下。
レベッカの恋人。
ヘンリーの財産を横領して逃亡した…と思われていたが、実は逃亡前に偶然ヴァイオラに殺されて幽霊になっていた。
レベッカを「こうすれば俺たちは一つになれる」と騙してレベッカに憑依し、そのまま湖の中に入って行ってレベッカを溺死させてしまった。
レベッカが死ぬ瞬間は自分はレベッカの体から離れ、死の苦しみをレベッカ本人に味わせた鬼畜。
マイルズに取り憑いてからはハナまで殺した。
…という風に最悪な男だけれど、子どもの頃の辛い体験がトラウマになって根性がねじ曲がっていたという点では少し同情の余地あり。
が、きっとヴァイオラに殺されなくてもどのみちろくな死に方はしなかったはず。
●ヴァイオラ
湖の水底から出てきて彷徨い続ける悪霊。
かつては館の女主人だった。
生前は夫や娘に対する愛情はあったようだが妹に対しては暴言や暴力をふるっていた。
結核にかかり、妹に看病してもらっていたが、妹に殺されて幽霊になった。
娘が年頃になった時のためにと遺したドレスを妹に奪われそうになったため悪霊化し妹を殺害。
それからは無関係な人まで殺すようになった。
その殺し方はなんと、人の首をその強靭な握力で握り潰したり、人を湖の中まで引きずっていって溺れ死にさせるという残忍なもの。
彼女がいる限り、館の敷地内で死んだ人の魂はみんな天国に行けず、館の敷地内に縛られ続け、やがては顔の無い幽霊になってしまう。
…と兇悪っぷりが凄いですが、悪霊化したことに気づいた愛する夫と娘からその魂の入った箱ごと湖に捨てられたという点では同情の余地あり。
〈考察〉
●「認知症」と「幽霊」
館の料理人オーウェンの母が認知症を患っていてオーウェンが苦しんでいる、という設定のおかげで、このドラマは「認知症」と「幽霊」両方を描くことに成功しています。
なかなかホラー系のドラマには珍しいことですが、実際にこういう描き方をされるととてもしっくりくるのだなと驚かされます。
目の前にいるのは誰?
自分は何歳?
今はいつ?
ここはどこ?
…とパニックを起こしている認知症患者と、この作品に登場する幽霊及び悪霊の混乱ぶりは似ています。
彷徨い続けるヴァイオラの姿は、認知症患者の徘徊を思い起こさせます。
ヴァイオラは自分が誰を探しているのかも覚えていません。
ただ眠り、ただ目覚め、ただ歩く。
それを何度も何度も何年も何年も繰り返しています。
もはや自分が誰だったかも分からなくなり、顔が無くなり、それでも彷徨い続ける…。
いくら悪霊といえど哀れです。
認知症患者は治療によっては症状の進行を遅らせることが期待出来ますし自我もありますが、悪霊はどんどん邪悪化していくのが気の毒。
●なぜハナはヴァイオラやピーターと違って悪霊化しなかったの?
ハナは幽霊ですが、ヴァイオラやピーターのような悪霊とはまるっきり違います。
ハナも、死後に混乱して苦しんだという点ではヴァイオラやピーターと同じ。
しかし、ハナは苦しみながらも他の人たちを心配し、可能な限り手助けしました。
もしかしたら生前の性格は死後にも影響するのかもしれません。
しかし、ハナは「最近ボーッとしていることが多くなった」と話します。
もしかしたら、ハナは死んでからそう日が経っていないから(第1話でダニが館にやって来た時点でもうハナは死んでおり、自分の遺体がある井戸を見下ろしている)、自分が誰なのかまだ見失わずにいられたのかもしれません。
いくら優しいハナとはいえ、もし天国にいくのが遅くなったら遅くなるほど、館の他の幽霊たちのようにやがては顔を失ってしまったのかも…。
●「愛しているから連れて逝く」と「愛しているから連れて逝かない」の違い
ピーターはレベッカを「君を愛している。一緒にいたい」と騙して、レベッカのことまで幽霊にしてしまいました。
逆にダニはジェイミーが危険な目に遭わないよう、まだ自分がヴァイオラを封じ込めていられるうちに自殺してしまい、ジェイミーを道連れにはしませんでした。
第3話でジェイミーがダニに言う「人は愛と執着を履き違える」というセリフがピーターとダニの違いを明確に示しています。
ピーターはレベッカに執着していたから殺したのです。
「愛している」なんて嘘。
本当に愛していたら道連れになんてしません。
逆に、きっとダニはジェイミーを愛しているからこそ連れて逝かなかったのです。
きっと同じ理由でハナもオーウェンを連れて逝きませんでした。
愛しているから。
生きていて欲しかったのでしょう。
●ダニが死なずに済む方法は無かったの?
…無かったのでしょうか…?
わたしとしてはダニに死んで欲しくなかったので、この作品を観返してあれこれ他の道を想像するのですが(ハナやレベッカの死も悲しいけれど)、
ヴァイオラにダニが殺されそうになる→フローラがダニの身代わりになって殺されそうになる→ダニがフローラを助けるために禁断の呪文を唱えてヴァイオラをダニの体に封じ込める
という流れを変えるのはなかなか難しそうです。
ヴァイオラは一度狙った獲物は問答無用で殺そうとするし、異常な怪力なのでその手を振り払うことは生身の人間には出来ないし、体当たりしようが銃で撃とうがビクともしないでしょうし多分ヴァイオラが意識していない人間や物はヴァイオラに触れることも出来ない可能性があります。
残念。
強過ぎる…。
わたしはヘンリーの心の中の悪魔やフローラの両親の幽霊(残念ながら登場しません)がヴァイオラを何とかしてくれないかなと期待して観ていたのですが、そんな展開にはなりませんでした。
…というわけで、ダニが生存するためのルートを無理矢理捻り出すとするならば、わたしはまず「ヴァイオラの娘の子孫を何とか探し出し、その子孫にヴァイオラが娘に遺したがっていたドレス風のドレスを着てもらい、ヴァイオラの魂を満足させて天国にいってもらう」を提案します。
…あれだけ無差別殺人をやらかしたヴァイオラがたったそれだけで天国に行けるかどうかは賭けですが。
下手にゴーストバスターズ的な人に依頼するよりは効果的かも…?
しかし子孫なんていないかもしれない。
或いは「フローラがいつも持っていたお守り人形にヴァイオラを移す」とか?
わたしはフローラがよく人形遊びをしていたしドールハウスを館に見立てていたので、てっきりお守り人形を利用してヴァイオラに対処する結末になるのかと思っていたのですが、最後までお守り人形は有効利用されなかったのが残念です。
日本の神社でよく「ヒトガタに自分の厄を移す」ということが行われているので、是非ダニに日本の神社に来て欲しかったなとも思います。
…とは言え、既にダニ自身がヒトガタとしての役目を担っているわけですから、そこから更に別の物にヴァイオラを転移させられるかは謎ですね…。
他にもダニ生存ルートの良い案がある方、教えてください…。
※極力ネタバレを避けるため、この作品紹介では登場人物の名前を書きません。
Netflixオリジナルドラマ。
夜から明け方にかけて全9話を一気に観るのがおすすめ。
ホラーだから夜に観るとより怖いというのも理由の一つですが、わたしはこれからこのドラマを観るという方には最終話である第9話を是非朝に観て、微かな希望を感じて欲しいのです。
第1〜8話までは、救いのない陰鬱な世界観。
登場人物たちのほとんどは訳あり。
嫌な奴が殺されてスカッとするといった安易なストーリー展開ではなく、むしろ悪役さえも同情すべき事情を抱えているので、このドラマを観ていると息が詰まりそうになります。
登場人物たち全員が気の毒だからです。
全ての悪霊騒ぎの元凶であり、自分とは関係ない人まで殺してどんどん闇堕ちしていく悪霊さえも、哀れです。
伏線が回収されて謎が一つ解けていく度、登場人物たちの置かれている状況は更に悪化。
自分が見ている風景が「現在」のものなのか「過去」のものなのか分からず混乱する登場人物の姿もまた怖い。
それなのに、わたしは途中で観るのをやめようとは思えず、むしろ続きが気になってこの世界にグイグイ引き込まれました。
挿入曲として使われている物悲しいピアノが美しいから?
歴史ある館の雰囲気が素敵だから?
「怖い」よりも「切ない」が圧倒的に勝るストーリーだから?
登場人物全員の苦悩にそれぞれ共感出来るポイントがあるから?
結局は悪霊モノというよりも恋愛モノだから?
自分でも理由はよく分かりませんが、気づいたらわたしは一気に全9話観終えていました。
たまたま第9話まで観終えたのが夜明けと重なったのですが、それがとても良かったです。
真っ暗な世界にだんだん光が射していく感じが、このドラマの結末の雰囲気と合っているなと感じたからです。
だから他の方にも出来ればそのタイミングで観て欲しいです。
また、わたしは普段ならドラマを一度観たら観返すことはほとんど無いのですが、このドラマに関しては第9話まで観た後すぐに第1話から見返しました。
そして「ああ、だからあの人はあの時ああしていたのか…」と登場人物たちの言動の理由が分かり、再び胸を締め付けられました。
また、「うわ…今あの幽霊があの人に憑依しているぞ…」とゾッとしました。
観れば観るほど丁寧に作り込まれた作品です。
※注※
ここから下の考察には、ネタバレを含みます。
ここからは登場人物の名前を入れながら考察していきます。
未鑑賞の方はご注意ください!
ーーーーーーーー
なお、未鑑賞だけどネタバレは知りたいという方のために、ネタバレありの登場人物紹介も書いてみます。
〈登場人物紹介〉
●ダニ
フローラとマイルズの世話係。
婚約者に別れ話をした直後に婚約者が交通事故死したという辛い過去を持つ。
罪悪感に苦しむあまり、時折婚約者の幽霊を見て怯える。
やがてジェイミーと交際し始める。
フローラをヴァイオラから守ろうとして咄嗟に禁断の「呪文」を口にしてしまい、そのおかげでみんなが救われたものの、ヴァイオラを自分の体の中に封印することになってしまった。
やがてダニは自分がヴァイオラを封印し切れなくなりジェイミーに危害を加えることを恐れて、湖に沈んでしまった。
●マイルズ
可愛い男の子。
フローラの兄。
両親を亡くしている。
ピーターに取り憑かれている時、ダニに色目を使ったり、煙草を吸おうとしたり、ハナを井戸に突き落として殺した。
●フローラ
可愛い女の子。
マイルズの妹。
両親を亡くしている(ただし本当の父はヘンリーなので父は生存していることになるが、そのことをフローラは知らない)。
ダニがヴァイオラに見つからないよう、出来る限りダニを守ろうとした。
ヴァイオラのことは怖がっているが、他の顔のない幽霊には慣れている。
人形遊びが好きで、ドールハウスを館に見立てて遊んでいる。
レベッカに取り憑かれる。
●ハナ
館の家政婦。
他の人のことをよく気にかけてくれる性格のため、それを邪魔だと思ったピーター(に取り憑かれているマイルズ)によって殺された。
しばらくは自分が既に死んでいることに気づかず、何だか最近ボーッとしてしまうことなどに困惑していたが、自分が幽霊だと気づいてからも今まで通り家政婦として働いてみんなを支えていた。
オーウェンに好意を抱いている。
幽霊だが、人や物に触れることは出来るようである。
顔のない幽霊とは違い、自我をしっかり維持し、服装もお洒落。
●オーウェン
館の料理人。
認知症の母の介護をしている。
ハナに好意を抱いており、一緒に新しい人生を歩みたいと思っていた。
ハナの死を心から悼む。
●ジェイミー
館の庭師。
話し方はぶっきらぼうだが優しい。
幽霊に怯えるダニを心身共に支えた。
ダニを心から愛している。
恐らくこのドラマの語り部の正体はジェイミー。
ダニが死ぬ時に自分のことを連れて逝かなかったことを寂しく思い、いつかダニの幽霊が目の前に現れるのではないかと今も期待している様子。
●ヘンリー
弁護士。
表向きはマイルズとフローラの叔父…ということになっているが、実はフローラの父。
酒びたり。
亡くなった兄嫁のことを深く愛しており、その不倫関係を亡き兄に知られた。
兄夫婦は夫婦関係を修復しようと出かけた旅行先で事故死。
そのためヘンリーは心の中に悪魔を宿し、その悪魔によって自分を責め続けている。
●レベッカ
ダニの前任者。
ピーターの恋人。
聡明な女性だったが悪い男ピーターに恋をしたのが悲劇の始まり。
ピーターが行方不明になった後、レベッカが湖で溺死しているのが発見されたため、レベッカはピーターに裏切られて絶望し自殺した…ということになっていたが、本当はピーターの幽霊に騙されて殺されたというのが真実。
惚れた弱みというのは死後も続くのか、幽霊になってからもピーターに尚もそそのかされる形でフローラに取り憑いたが、彼女なりにフローラを助けようとした。
●ピーター
ヘンリーの部下。
レベッカの恋人。
ヘンリーの財産を横領して逃亡した…と思われていたが、実は逃亡前に偶然ヴァイオラに殺されて幽霊になっていた。
レベッカを「こうすれば俺たちは一つになれる」と騙してレベッカに憑依し、そのまま湖の中に入って行ってレベッカを溺死させてしまった。
レベッカが死ぬ瞬間は自分はレベッカの体から離れ、死の苦しみをレベッカ本人に味わせた鬼畜。
マイルズに取り憑いてからはハナまで殺した。
…という風に最悪な男だけれど、子どもの頃の辛い体験がトラウマになって根性がねじ曲がっていたという点では少し同情の余地あり。
が、きっとヴァイオラに殺されなくてもどのみちろくな死に方はしなかったはず。
●ヴァイオラ
湖の水底から出てきて彷徨い続ける悪霊。
かつては館の女主人だった。
生前は夫や娘に対する愛情はあったようだが妹に対しては暴言や暴力をふるっていた。
結核にかかり、妹に看病してもらっていたが、妹に殺されて幽霊になった。
娘が年頃になった時のためにと遺したドレスを妹に奪われそうになったため悪霊化し妹を殺害。
それからは無関係な人まで殺すようになった。
その殺し方はなんと、人の首をその強靭な握力で握り潰したり、人を湖の中まで引きずっていって溺れ死にさせるという残忍なもの。
彼女がいる限り、館の敷地内で死んだ人の魂はみんな天国に行けず、館の敷地内に縛られ続け、やがては顔の無い幽霊になってしまう。
…と兇悪っぷりが凄いですが、悪霊化したことに気づいた愛する夫と娘からその魂の入った箱ごと湖に捨てられたという点では同情の余地あり。
〈考察〉
●「認知症」と「幽霊」
館の料理人オーウェンの母が認知症を患っていてオーウェンが苦しんでいる、という設定のおかげで、このドラマは「認知症」と「幽霊」両方を描くことに成功しています。
なかなかホラー系のドラマには珍しいことですが、実際にこういう描き方をされるととてもしっくりくるのだなと驚かされます。
目の前にいるのは誰?
自分は何歳?
今はいつ?
ここはどこ?
…とパニックを起こしている認知症患者と、この作品に登場する幽霊及び悪霊の混乱ぶりは似ています。
彷徨い続けるヴァイオラの姿は、認知症患者の徘徊を思い起こさせます。
ヴァイオラは自分が誰を探しているのかも覚えていません。
ただ眠り、ただ目覚め、ただ歩く。
それを何度も何度も何年も何年も繰り返しています。
もはや自分が誰だったかも分からなくなり、顔が無くなり、それでも彷徨い続ける…。
いくら悪霊といえど哀れです。
認知症患者は治療によっては症状の進行を遅らせることが期待出来ますし自我もありますが、悪霊はどんどん邪悪化していくのが気の毒。
●なぜハナはヴァイオラやピーターと違って悪霊化しなかったの?
ハナは幽霊ですが、ヴァイオラやピーターのような悪霊とはまるっきり違います。
ハナも、死後に混乱して苦しんだという点ではヴァイオラやピーターと同じ。
しかし、ハナは苦しみながらも他の人たちを心配し、可能な限り手助けしました。
もしかしたら生前の性格は死後にも影響するのかもしれません。
しかし、ハナは「最近ボーッとしていることが多くなった」と話します。
もしかしたら、ハナは死んでからそう日が経っていないから(第1話でダニが館にやって来た時点でもうハナは死んでおり、自分の遺体がある井戸を見下ろしている)、自分が誰なのかまだ見失わずにいられたのかもしれません。
いくら優しいハナとはいえ、もし天国にいくのが遅くなったら遅くなるほど、館の他の幽霊たちのようにやがては顔を失ってしまったのかも…。
●「愛しているから連れて逝く」と「愛しているから連れて逝かない」の違い
ピーターはレベッカを「君を愛している。一緒にいたい」と騙して、レベッカのことまで幽霊にしてしまいました。
逆にダニはジェイミーが危険な目に遭わないよう、まだ自分がヴァイオラを封じ込めていられるうちに自殺してしまい、ジェイミーを道連れにはしませんでした。
第3話でジェイミーがダニに言う「人は愛と執着を履き違える」というセリフがピーターとダニの違いを明確に示しています。
ピーターはレベッカに執着していたから殺したのです。
「愛している」なんて嘘。
本当に愛していたら道連れになんてしません。
逆に、きっとダニはジェイミーを愛しているからこそ連れて逝かなかったのです。
きっと同じ理由でハナもオーウェンを連れて逝きませんでした。
愛しているから。
生きていて欲しかったのでしょう。
●ダニが死なずに済む方法は無かったの?
…無かったのでしょうか…?
わたしとしてはダニに死んで欲しくなかったので、この作品を観返してあれこれ他の道を想像するのですが(ハナやレベッカの死も悲しいけれど)、
ヴァイオラにダニが殺されそうになる→フローラがダニの身代わりになって殺されそうになる→ダニがフローラを助けるために禁断の呪文を唱えてヴァイオラをダニの体に封じ込める
という流れを変えるのはなかなか難しそうです。
ヴァイオラは一度狙った獲物は問答無用で殺そうとするし、異常な怪力なのでその手を振り払うことは生身の人間には出来ないし、体当たりしようが銃で撃とうがビクともしないでしょうし多分ヴァイオラが意識していない人間や物はヴァイオラに触れることも出来ない可能性があります。
残念。
強過ぎる…。
わたしはヘンリーの心の中の悪魔やフローラの両親の幽霊(残念ながら登場しません)がヴァイオラを何とかしてくれないかなと期待して観ていたのですが、そんな展開にはなりませんでした。
…というわけで、ダニが生存するためのルートを無理矢理捻り出すとするならば、わたしはまず「ヴァイオラの娘の子孫を何とか探し出し、その子孫にヴァイオラが娘に遺したがっていたドレス風のドレスを着てもらい、ヴァイオラの魂を満足させて天国にいってもらう」を提案します。
…あれだけ無差別殺人をやらかしたヴァイオラがたったそれだけで天国に行けるかどうかは賭けですが。
下手にゴーストバスターズ的な人に依頼するよりは効果的かも…?
しかし子孫なんていないかもしれない。
或いは「フローラがいつも持っていたお守り人形にヴァイオラを移す」とか?
わたしはフローラがよく人形遊びをしていたしドールハウスを館に見立てていたので、てっきりお守り人形を利用してヴァイオラに対処する結末になるのかと思っていたのですが、最後までお守り人形は有効利用されなかったのが残念です。
日本の神社でよく「ヒトガタに自分の厄を移す」ということが行われているので、是非ダニに日本の神社に来て欲しかったなとも思います。
…とは言え、既にダニ自身がヒトガタとしての役目を担っているわけですから、そこから更に別の物にヴァイオラを転移させられるかは謎ですね…。
他にもダニ生存ルートの良い案がある方、教えてください…。
火曜ドラマ「私の家政夫ナギサさん」1〜10話まで視聴した感想
2020年9月1日 TV コメント (2)今夜が最終回だなんて、誰か「嘘だよ」と言ってー!
海外ドラマみたいにシーズン2をやってー!
YouTubeにナギサ&メイちゃんねるを開設してー!
…とわたしは心の中で叫びながら今夜の放送回を見ておりました。
原作漫画も読みましたが、わたしはドラマのほのぼのした感じが好き。
悪い人なんて誰も出てこない平和な世界観。
穏やかで包容力たっぷりなナギサさん。
仕事ではキリッとしているけれど、ナギサさんには完全に懐いている可愛いメイちゃん。
まるでお姉さんみたいな女友達。
放っておけない可愛い後輩。
書ききれないのでこの辺で止めておきますが、みーんな素敵!
俳優さんたちもスタッフさんたちもこのコロナ禍の撮影で大変だったと思いますが、よくぞこのドラマを作ってくれました…。
おかげさまで毎週火曜日は幸せでした…!
また、1〜10話まで見ている間、わたしはある妄想を楽しませてもらいました。
「もしわたしのマンションに家政夫さんが来てくれるならどんな人が良いか?」
と。
ナギサさんの放送があった火曜日は夜遅くまで、同じくナギサさんファンの友達とLINEでその妄想ネタで語り合ったものです。
最終的には「指名したい家政夫さんランキング ベスト10」を作成いたしました。
どこにも発表できない完全な妄想だけれど、こういうの考えるのって凄く楽しい!
そして今日も「今夜で最終回だなんて嘘だよね!?」「まぼろし〜!!」と朝から友達とLINEを一体何往復したことか!
今夜の放送は見たい…。
でも見たら最終回…。
見るべきか見ないべきか…?
…ソファに横になりながらそんな風に迷っているうちに放送の時間になったので、わたしは形状記憶合金のようにシャキーン!と起き上がってリアルタイムで最終回を見ることにしました。
いざ最終回が始まってみれば、むず痒くなるというか、照れるというか、見てるこっちがこっ恥ずかしくなるようなむずキュン展開のオンパレードでした。
今夜が最後なんて嘘だー!! と思っていたら、なんと!
来週9月8日午後8時57分から、『私の家政夫ナギサさん 新婚おじキュン!特別編』が放送されるそうです!
やったーーー!!!
誰ですか、特別編を企画した神は!?
絶対リアルタイムで見ます&録画します!!!
海外ドラマみたいにシーズン2をやってー!
YouTubeにナギサ&メイちゃんねるを開設してー!
…とわたしは心の中で叫びながら今夜の放送回を見ておりました。
原作漫画も読みましたが、わたしはドラマのほのぼのした感じが好き。
悪い人なんて誰も出てこない平和な世界観。
穏やかで包容力たっぷりなナギサさん。
仕事ではキリッとしているけれど、ナギサさんには完全に懐いている可愛いメイちゃん。
まるでお姉さんみたいな女友達。
放っておけない可愛い後輩。
書ききれないのでこの辺で止めておきますが、みーんな素敵!
俳優さんたちもスタッフさんたちもこのコロナ禍の撮影で大変だったと思いますが、よくぞこのドラマを作ってくれました…。
おかげさまで毎週火曜日は幸せでした…!
また、1〜10話まで見ている間、わたしはある妄想を楽しませてもらいました。
「もしわたしのマンションに家政夫さんが来てくれるならどんな人が良いか?」
と。
ナギサさんの放送があった火曜日は夜遅くまで、同じくナギサさんファンの友達とLINEでその妄想ネタで語り合ったものです。
最終的には「指名したい家政夫さんランキング ベスト10」を作成いたしました。
どこにも発表できない完全な妄想だけれど、こういうの考えるのって凄く楽しい!
そして今日も「今夜で最終回だなんて嘘だよね!?」「まぼろし〜!!」と朝から友達とLINEを一体何往復したことか!
今夜の放送は見たい…。
でも見たら最終回…。
見るべきか見ないべきか…?
…ソファに横になりながらそんな風に迷っているうちに放送の時間になったので、わたしは形状記憶合金のようにシャキーン!と起き上がってリアルタイムで最終回を見ることにしました。
いざ最終回が始まってみれば、むず痒くなるというか、照れるというか、見てるこっちがこっ恥ずかしくなるようなむずキュン展開のオンパレードでした。
今夜が最後なんて嘘だー!! と思っていたら、なんと!
来週9月8日午後8時57分から、『私の家政夫ナギサさん 新婚おじキュン!特別編』が放送されるそうです!
やったーーー!!!
誰ですか、特別編を企画した神は!?
絶対リアルタイムで見ます&録画します!!!
のぶおが好きすぎて。(『俺のスカート、どこ行った?』6〜8話まで観た感想)
2019年6月10日 TV
わたしは「原田のぶお」のことが好き過ぎて、「原田のぶお」とは全然関係のない身近に居る「のぶお」さんに今日はとても親切にして参りました!
こんなにドラマにハマるのは久しぶりです。
わたしの実生活にも影響しまくり!
のぶおの真似をして友達に「おつかレインボー!」とLINEを送ったら、友達が虹の画像を送ってくれてほっこりしました。
おお、心の友よ!
最初は何となく観始めたドラマだけれど、今や『俺のスカート、どこ行った?』の放送がある土曜日が待ち遠しい。
親の意向を優先してばかりで自分の意思を大切に出来なかった同僚を導き、
親に暴力を振るわれた恐怖と、信じていた人から裏切られた絶望感を抱えた生徒を支え、
性的マイノリティに悩む生徒に自分らしくあることの素晴らしさを伝えるのぶお。
放送があるのは嬉しいけれど、放送がある度に最終回が近づいていくのが寂しいし、何より、明智とのぶおの賭けがのぶおの勝ちになるよう祈ります。
のぶおー! 生きておくれー!
ああ、もう、ドラゴンボールみたいに、みんなでのぶおに元気玉を分けてあげられたり、ドラゴンボールを7つ集めてシェンロンにのぶおの命を助けてもらえるシステムだったら良いのに!
そしてまたクールビューティー明智子が見られますように!
目に光が無かったこれまでとは打って変わって目がキラキラしている明智子の何とまあ可愛いこと!
明智子だけでなく、男装している女の子も、女装している男の子も、みんな「お人形さん?」と聞きたくなるくらい整った顔立ちの子ばかり…。
何じゃあの顔面偏差値の高さ!
さてはあの高校、入学試験の中で筆記試験+面接(顔採点)があったな…!
こんなにドラマにハマるのは久しぶりです。
わたしの実生活にも影響しまくり!
のぶおの真似をして友達に「おつかレインボー!」とLINEを送ったら、友達が虹の画像を送ってくれてほっこりしました。
おお、心の友よ!
最初は何となく観始めたドラマだけれど、今や『俺のスカート、どこ行った?』の放送がある土曜日が待ち遠しい。
親の意向を優先してばかりで自分の意思を大切に出来なかった同僚を導き、
親に暴力を振るわれた恐怖と、信じていた人から裏切られた絶望感を抱えた生徒を支え、
性的マイノリティに悩む生徒に自分らしくあることの素晴らしさを伝えるのぶお。
放送があるのは嬉しいけれど、放送がある度に最終回が近づいていくのが寂しいし、何より、明智とのぶおの賭けがのぶおの勝ちになるよう祈ります。
のぶおー! 生きておくれー!
ああ、もう、ドラゴンボールみたいに、みんなでのぶおに元気玉を分けてあげられたり、ドラゴンボールを7つ集めてシェンロンにのぶおの命を助けてもらえるシステムだったら良いのに!
そしてまたクールビューティー明智子が見られますように!
目に光が無かったこれまでとは打って変わって目がキラキラしている明智子の何とまあ可愛いこと!
明智子だけでなく、男装している女の子も、女装している男の子も、みんな「お人形さん?」と聞きたくなるくらい整った顔立ちの子ばかり…。
何じゃあの顔面偏差値の高さ!
さてはあの高校、入学試験の中で筆記試験+面接(顔採点)があったな…!
『俺のスカート、どこ行った?』1〜5話まで観た感想
2019年5月21日 TV コメント (2)
※注※ ネタバレがあります!
わたしもこの2年3組で高校生活を送りたい!
担任の先生・のぶおはぶっ飛びまくっていて、「教師」って感じではないけれど、「先生」という感じがするから。
のぶおは生徒に勉強を教えてくれるかどうかは謎だけれど、生きる上での大事なことを生徒自身に気づかせてくれる力を持っている。
わたしが特に感動したのは5話。
好きな女の子にからかわれていたと気づいた生徒・若林のエピソード。
若林は自信が無いので、からかわれたことを怒るのではなく「そっか…」と悲しむばかりで、自分の気持ちに蓋をしそうになります。
そんな若林に、のぶおはドスのきいた声でこう言います。
「…若林。まだ終わってないわよ。お前の気持ちをこいつは全然分かってない!言ってやれ! 今、本人が言ったことでお前が思ったことを言え!」
と。
たぶん、単なる「教師」なら、「高校生のくせに恋なんてしてる場合じゃないだろ」と注意するかもしれませんが、のぶおは違う。
若林が今回失恋したとしても、自分の気持ちを相手にちゃんと伝えることで、成長出来るように導いてくれる「先生」なんだ、とわたしは思います。
そういう「先生」ってわたしの学生時代には居なかったから、2年3組のみんなが羨ましいです。
わたしもこの2年3組で高校生活を送りたい!
担任の先生・のぶおはぶっ飛びまくっていて、「教師」って感じではないけれど、「先生」という感じがするから。
のぶおは生徒に勉強を教えてくれるかどうかは謎だけれど、生きる上での大事なことを生徒自身に気づかせてくれる力を持っている。
わたしが特に感動したのは5話。
好きな女の子にからかわれていたと気づいた生徒・若林のエピソード。
若林は自信が無いので、からかわれたことを怒るのではなく「そっか…」と悲しむばかりで、自分の気持ちに蓋をしそうになります。
そんな若林に、のぶおはドスのきいた声でこう言います。
「…若林。まだ終わってないわよ。お前の気持ちをこいつは全然分かってない!言ってやれ! 今、本人が言ったことでお前が思ったことを言え!」
と。
たぶん、単なる「教師」なら、「高校生のくせに恋なんてしてる場合じゃないだろ」と注意するかもしれませんが、のぶおは違う。
若林が今回失恋したとしても、自分の気持ちを相手にちゃんと伝えることで、成長出来るように導いてくれる「先生」なんだ、とわたしは思います。
そういう「先生」ってわたしの学生時代には居なかったから、2年3組のみんなが羨ましいです。
ドラァグレースの各シーズンの出場者の中で特にわたしの好きなクイーンたち
2019年5月15日 TV「わたしもNetflixに入ったんだけど、あんたがハマってるオネエの番組ってシリーズ11まであるよね? どのシリーズから観るべき?」
と友達から聞かれました。
厳密に言えば「オネエの番組」というより「ドラァグクイーンの番組」ですよ、我が友よ!
ドラァグクイーンの中には、「体も心も男性で、男性として男性が好きな人」「体は男性、心は女性で、女性として男性が好きな人」「体も心も男性で、女性が好きで、女装が好きな人」「自分は男性でも女性でもないと思っている人」「自分は男性の時もあれば女性になる時もあると思っている人」「自分は男性でもあり女性でもあると思っている人」などなど、多種多様な人がいますから。
はっきり言って、いつどれを観ても良いのが動画配信サービスの強みなのですから、「どれから観るべき」という決まりはありません。
わたしの場合、シーズン2から観始めましたが、それはたまたま以前はNetflixでシーズン2からしか配信が無かったから。
どのシーズンにもそれぞれ魅力的なクイーンたちが居るので、ざっと顔触れを見て、「この人、気になる! わたしはこの人を応援する!」と思うクイーンが居るシーズンを観るのも手です。
そこで、わたしが特に好きなクイーンたちを好きな理由付きで登場順に挙げてみようと思います。
思いつくまま書いていきますが、各シーズンでどのクイーンが優勝したかまでハッキリとネタバレしたりはしないのでご安心を!
これから視聴する方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
なお、シーズン1は観ていないので省略。
〈シーズン2〉
レイヴン
(思ったことを包み隠さず言ってしまうので喧嘩のタネを生むこともあるけれど、逆に言えば本音で人と接しているということ。女装をしている時は、女性から「どうしたらあなたみたいにセクシーになれるの?」と聞かれるほどセクシー。すっぴんの時はこれまた色気のあるワイルド系イケメンなので、女性から「あなたがストレートだったら良かったのに…。わたしのタイプなのに!」と何度も惜しまれていました)
ジュジュビー
(スモーキーなアイメイクがとても似合う。彼女にしか醸し出せない独特の色香があります。礼儀を大切にしているので、他の人からひどいことを言われて言い返す時でも言葉を選び、無礼にならないように気をつけている印象あり。友達になりたいタイプ)
〈シーズン3〉
マニラ・ルゾン
(オリジナリティ溢れるドレス姿が魅力的。コメディ演技もこなせて、芸達者。ふざけ過ぎてしまうこともあるけれど悪気は無し。特にイエローとブラックを組み合わせたコーディネートが抜群にうまい。パイナップルをイメージしたドレスが物凄く似合う)
ジャラ・ソフィア
(陽気で可愛くて、ジャラを見ていると元気が出ます。特に「シャ!シャ!エーシャパランテ〜!」のかけ声は何度聞いても笑える。苦手な課題にも全力で取り組む頑張り屋。ストレスに弱い一面もあるので応援したくなります)
ラジャ
(シーズン2のレイヴンのように、多くの人から「あなたがストレートなら良かったのに…」と言われていそうな人。麒麟の川島さんみたいな低音の声がかっこ良く、顔も整っていて、黙って立っていたら男性スーパーモデルという感じですが、仕草が完全にオネエというギャップが魅力の一つ。ヘアアレンジ、メイク、ドレス作り、ランウェイでの立ち振る舞いが洗練されていて、歴代出場者の中でもトップクラスのファッションアイコン。ライバルとして激しく競った相手に「あの時はごめんね」と詫びを入れるなど性格も素敵。パンク音楽が大好きらしく、パンクを歌う時は物凄く輝いていました! パンクのライブをやる機会があれば是非行きたい)
〈シーズン4〉
ラトリス・ロイヤル
(大家族のお母ちゃん!といったド迫力の持ち主。しゃしゃり出る性格ではないけれど、どんな時も自然とみんなから慕われて、気がつくと中心人物になっている様子。みんなが悪ノリし過ぎると「みんなふざけ過ぎ。不愉快」と諌めるなど、やっぱりお母ちゃん的存在)
〈シーズン5〉
アリッサ・エドワーズ
(カッ!と舌を鳴らすことでお馴染み。まあ、お姉さん、どうやったらそんなに目力が強くなれるの?と話しかけたくなるくらい目力があり、どこに居ても目立つ存在。目鼻立ちがクッキリハッキリしているので、ザ・平たい顔族のわたしは素直にアリッサが羨ましい。アリッサが苦し紛れに「秘密よ」と言った一言が『アリッサの秘密』というタイトルの番組に繋がったり、アリッサが経営するダンス教室のドキュメンタリー番組『ダンシング・クイーン』が配信されるなど、注目度が非常に高い。「1秒たりとも無駄にしない」と発言するなどプロ意識の高い人で、わたしは『ダンシング・クイーン』でアリッサが真剣に子どもたちと向き合っているのを観て、よりアリッサのファンになりました。親以外の大人がああやって真摯に向き合ってくれるのは、子どもにとってかけがえのない財産だと思う)
ジンクス・モンスーン
(コメディの女王! 奇妙でちょっぴり毒気もあるコメディセンスで他のライバルを圧倒。キャラが憑依しているみたいに役柄にのめり込む。愛情にたっぷり包まれているとは言えない子ども時代を過ごしたことを、逆に自分の糧にした人。傷つきやすいけれど、「誰かにごちゃごちゃ言われても聞き流せばいいのよ」と何度も自己暗示をかけながら努力する人。弟をとても大切に思っているところも素敵。優しい姉であり優しい兄という印象)
アラスカ
(「ハイ〜!」という挨拶でお馴染み。特にレディ・バニーのモノマネが、顔も体型も全然レディ・バニーに似ていないのに、喋り出すと何故か劇的にそっくりで、何度観ても笑える。グラマラスなライバルたちがいる中、ガリガリ体型のアラスカは、セクシーさをアピールするには不利な体型ですが、個性で勝負。他のクイーンにアラスカが「宝石で飾り立てなくても華やかになれるわよ」とアドバイスをしたのがとても印象的)
〈シーズン6〉
アドレ・デラノ
(子どもの心を持ったまま大人になったような人。楽しい時も、特に何も考えていない時も、しょっちゅう「パーティー!」と決めゼリフを言う、茶目っ気たっぷりの愛されキャラ。困ったらとりあえず笑ってごまかしてしまうけど、それが「アドレだから」で許される稀有な個性の持ち主。もしアドレがわたしの目の前に現れて何かやらかしたとしても、わたしはきっと許してしまう)
ビアンカ・デル・リオ
(吉本新喜劇のすち子のファンはビアンカのことも絶対好きになるはず! 頭が物凄く良いから気の利いた言葉がどんどん出てくる。最初は言動がキツ過ぎたけれど、だんだんソフトになっていった。毒舌だけれど相手を傷つけない絶妙な匙加減が出来る人。ビアンカに「あんたって頭カラッポね」「あんたのこと嫌いだわ」とディスられた人が、なぜか嬉しそうに笑うから不思議。普通なら言われた側が怒ったり悲しんだりするような言葉を言っても、ビアンカが言うと爽快! ビアンカは困っているライバルに的確なアドバイスをしたり直接手伝うこともあるので、毒舌がきつくなり過ぎないのは、そうしたビアンカの優しさが根底にあるからこそでしょう)
コートニー・アクト
(超絶美女! コートニーが初登場した時、わたしは女の人が間違ってドラァグレースの会場に迷い込んだのかと思って、思わず動画を一時停止して彼女をじっくり見てみました。顔もスタイルもCGみたいに整っていて、歌も演技もランウェイも完璧。あまりにレベルが高いせいで人の妬みを買ってしまうのか、コートニーが他の人にアドバイスのつもりで言ったことが他の人には「綺麗だからって他の人を見下している」と取られがち。しかし、どんな課題をやっても高得点をマークするのは、生まれ持った容姿のおかげというのもあるけれど、努力家だからこそだと思う)
〈シーズン7〉
ヴァイオレット・チャチキ
(コルセットと言えばこの人。どこまでも細く細くウエストを締め上げて、驚異のスタイルを 披露しました。素の状態だと可愛いけれど、ひとたびスイッチが入ると妖艶美女に大変身。時々、映画やゲームや漫画などで、魅力的な悪役が主役よりも爆発的な人気を得ることがあるけれど、もしヴァイオレットが二次元のキャラなら、きっとセクシーな悪役で、熱狂的なファンがついて、スピンオフ作品が生まれそう。シーズン8のファイナルでヴァイオレットが登場した時は、まるでダークファンタジーの国の女王のようで、ヴァイオレットが登場した途端に感激で息をのんでいる様子の人たちが会場内に大勢いました。自分をブランディングすることがとても上手で、現在もSNSなどで徹底して退廃的な美しさをアピールしています)
カティア
(カティアが「失敗するのがとても怖い」「自分で自分を愛せない」と苦しんでいる様子にとても共感出来ます。逆境をバネに出来るタイプとは言い難く、ストレスがかかるとパニックになりがちですが、性格の良さがあらゆる場面で伝わってくる人なので好感度が高いです。作り笑いや嘘泣きをせず、いつも自然体のイメージ。媚を売るようなあざとい発言をすることはなく、思ったことを素直に話す感じ。コメディ演技が得意で、自然とキャラクターになりきれるのも素敵。もしカティアに悩みを打ち明けたら、無責任なアドバイスをしたりせず、黙って一緒に苦しみを分かち合ってくれそう)
〈シーズン8〉
ナオミ・スモールズ
(立っているだけで絵になる、脅威の脚長さん。「スーパーモデルが大好き」「ファッションが大好き」と公言するナオミ。自分の長所を活かしてその美脚でどこまでも突き進む。ファッション誌で熱心に学んだというポージングセンスやファッションセンスが洗練されていて、もし今からハイブランドのコレクションに登場しても全く遜色なし。どんなドレスを着ていても、ナオミ自身もドレスもお互い引き立つので、モデルの適性がとてもあると思う)
ボブ・ザ・ドラァグクイーン
(爆弾みたいな個性の持ち主。歴代優勝者を前にしても全く緊張せず堂々と自己アピールし、他のライバルたちが写真撮影の際にポージングしたり作り笑いする中、「証明写真の顔だよ!」と言って仏頂面で写真に写るなど、斬新な発想が出来る人。審査員に「ボブ・ザ・スーパースターだ」と言わしめるなど、スター性が凄まじいせいで、審査員から「あなたは目立ち過ぎるわ」と注意されたこともあります。「誰かに批判されても、自分が優れているからこそ目をつけられたんだと思えばいいのよ」「辛い時はその気持ちを別のことに昇華させればいいのよ」という名言も生みました。ボブが「バッグのお通りよ」とバッグを突き出して歩くポーズも話題となり、シーズン8放送から数年が経った今でも世界中のファンが真似しています)
〈シーズン9〉
ペパーミント
(わたしはペパーミントを見る度にIKKOさんを思い出します。女性らしいところが似ているのかも。おっとりと優しいイメージ。友達になりたいタイプ。容姿は全く似ていないけれど、ブリトニー・スピアーズをイメージしたステージがとても魅力的だった)
ヴァレンティーナ
(初登場時、わたしは欧米人でもないのに思わず「ワーオ!」と声をあげました。目力が強くて彫りの深い別嬪さん。どこからどこまでが素なのかよく分からないミステリアスさと、ニカッと笑ったりウインクを連発する天真爛漫さのアンバランスが魅力)
サシャ・ベロア
(天才肌。他のクイーンたちとは全く別の次元に居ます。今までの、そしてこれ以降のシーズンにも、サシャのようなタイプのクイーンは登場しませんでした。サシャのドラァグはショーではなくもはや哲学だと思う)
〈シーズン10〉
モネ・エクスチェンジ
(ムッチムチの健康的な色気の持ち主。ドラァグクイーンは夜の世界が似合う人が多いけれど、モネはもし昼の世界で女装したまま仕事していても違和感がない気がします。「こういう女性いるよね」と素直に共感出来るタイプ。わたしの友達の中にもモネみたいに素直な子がいるので、モネに親近感がわきます)
ミズ・クラッカー
(差別的意味合いを含んだ名前を、敢えて自ら名乗る風変わりな人。色んな場面で、奇妙な一面が見受けられるけど、わたしは面白いと思う)
アクアリア
(弱冠21歳でどうやってここまで仕上がったの!?と衝撃的な人物。何でも出来る。何でもこなす。例えるなら、みんなが時速80km前後で走っている道を時速120kmくらいでぶっちぎっている感じ。常に追越車線に居続で、どんどん周りを追い抜いていく人、という印象。初登場の時点で、既にドラァグ界での知名度が高く、自信満々で「わたしはスーパースターよ」「あとは王冠をかぶるだけ」と豪語していたけれど、それは若さゆえの暴走ではなく、本当に自分でそう言えるだけの才能もあり努力も積み重ねてきたのだと思う。人魚をテーマにしたステージで、他のライバルたちの多くが美しい人魚に扮する中、ただ一人、原油にまみれた悲しげな人魚に扮するなど、環境問題について世の中に発信していける人でもある)
〈シーズン11〉
※最新シーズン。現在途中まで配信中。
ヴァネッサ・ヴァンジー・マテオ
(好き嫌いがかなり分かれるタイプ。本人も「あたしはアバズレキャラ」と言うだけあって、けっこう、いや、はっきり言ってかなり下品なのだけど、常に目立ちます。はっきりと自己主張出来る強さを羨ましく思う)
ブルック・リン・ハイツ
(バレエで培った身体能力のおかげで、他のライバルより頭一つ抜きん出ている印象。「演技に自信がない」と言いながらも実際はハジけた演技も出来る)
と友達から聞かれました。
厳密に言えば「オネエの番組」というより「ドラァグクイーンの番組」ですよ、我が友よ!
ドラァグクイーンの中には、「体も心も男性で、男性として男性が好きな人」「体は男性、心は女性で、女性として男性が好きな人」「体も心も男性で、女性が好きで、女装が好きな人」「自分は男性でも女性でもないと思っている人」「自分は男性の時もあれば女性になる時もあると思っている人」「自分は男性でもあり女性でもあると思っている人」などなど、多種多様な人がいますから。
はっきり言って、いつどれを観ても良いのが動画配信サービスの強みなのですから、「どれから観るべき」という決まりはありません。
わたしの場合、シーズン2から観始めましたが、それはたまたま以前はNetflixでシーズン2からしか配信が無かったから。
どのシーズンにもそれぞれ魅力的なクイーンたちが居るので、ざっと顔触れを見て、「この人、気になる! わたしはこの人を応援する!」と思うクイーンが居るシーズンを観るのも手です。
そこで、わたしが特に好きなクイーンたちを好きな理由付きで登場順に挙げてみようと思います。
思いつくまま書いていきますが、各シーズンでどのクイーンが優勝したかまでハッキリとネタバレしたりはしないのでご安心を!
これから視聴する方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
なお、シーズン1は観ていないので省略。
〈シーズン2〉
レイヴン
(思ったことを包み隠さず言ってしまうので喧嘩のタネを生むこともあるけれど、逆に言えば本音で人と接しているということ。女装をしている時は、女性から「どうしたらあなたみたいにセクシーになれるの?」と聞かれるほどセクシー。すっぴんの時はこれまた色気のあるワイルド系イケメンなので、女性から「あなたがストレートだったら良かったのに…。わたしのタイプなのに!」と何度も惜しまれていました)
ジュジュビー
(スモーキーなアイメイクがとても似合う。彼女にしか醸し出せない独特の色香があります。礼儀を大切にしているので、他の人からひどいことを言われて言い返す時でも言葉を選び、無礼にならないように気をつけている印象あり。友達になりたいタイプ)
〈シーズン3〉
マニラ・ルゾン
(オリジナリティ溢れるドレス姿が魅力的。コメディ演技もこなせて、芸達者。ふざけ過ぎてしまうこともあるけれど悪気は無し。特にイエローとブラックを組み合わせたコーディネートが抜群にうまい。パイナップルをイメージしたドレスが物凄く似合う)
ジャラ・ソフィア
(陽気で可愛くて、ジャラを見ていると元気が出ます。特に「シャ!シャ!エーシャパランテ〜!」のかけ声は何度聞いても笑える。苦手な課題にも全力で取り組む頑張り屋。ストレスに弱い一面もあるので応援したくなります)
ラジャ
(シーズン2のレイヴンのように、多くの人から「あなたがストレートなら良かったのに…」と言われていそうな人。麒麟の川島さんみたいな低音の声がかっこ良く、顔も整っていて、黙って立っていたら男性スーパーモデルという感じですが、仕草が完全にオネエというギャップが魅力の一つ。ヘアアレンジ、メイク、ドレス作り、ランウェイでの立ち振る舞いが洗練されていて、歴代出場者の中でもトップクラスのファッションアイコン。ライバルとして激しく競った相手に「あの時はごめんね」と詫びを入れるなど性格も素敵。パンク音楽が大好きらしく、パンクを歌う時は物凄く輝いていました! パンクのライブをやる機会があれば是非行きたい)
〈シーズン4〉
ラトリス・ロイヤル
(大家族のお母ちゃん!といったド迫力の持ち主。しゃしゃり出る性格ではないけれど、どんな時も自然とみんなから慕われて、気がつくと中心人物になっている様子。みんなが悪ノリし過ぎると「みんなふざけ過ぎ。不愉快」と諌めるなど、やっぱりお母ちゃん的存在)
〈シーズン5〉
アリッサ・エドワーズ
(カッ!と舌を鳴らすことでお馴染み。まあ、お姉さん、どうやったらそんなに目力が強くなれるの?と話しかけたくなるくらい目力があり、どこに居ても目立つ存在。目鼻立ちがクッキリハッキリしているので、ザ・平たい顔族のわたしは素直にアリッサが羨ましい。アリッサが苦し紛れに「秘密よ」と言った一言が『アリッサの秘密』というタイトルの番組に繋がったり、アリッサが経営するダンス教室のドキュメンタリー番組『ダンシング・クイーン』が配信されるなど、注目度が非常に高い。「1秒たりとも無駄にしない」と発言するなどプロ意識の高い人で、わたしは『ダンシング・クイーン』でアリッサが真剣に子どもたちと向き合っているのを観て、よりアリッサのファンになりました。親以外の大人がああやって真摯に向き合ってくれるのは、子どもにとってかけがえのない財産だと思う)
ジンクス・モンスーン
(コメディの女王! 奇妙でちょっぴり毒気もあるコメディセンスで他のライバルを圧倒。キャラが憑依しているみたいに役柄にのめり込む。愛情にたっぷり包まれているとは言えない子ども時代を過ごしたことを、逆に自分の糧にした人。傷つきやすいけれど、「誰かにごちゃごちゃ言われても聞き流せばいいのよ」と何度も自己暗示をかけながら努力する人。弟をとても大切に思っているところも素敵。優しい姉であり優しい兄という印象)
アラスカ
(「ハイ〜!」という挨拶でお馴染み。特にレディ・バニーのモノマネが、顔も体型も全然レディ・バニーに似ていないのに、喋り出すと何故か劇的にそっくりで、何度観ても笑える。グラマラスなライバルたちがいる中、ガリガリ体型のアラスカは、セクシーさをアピールするには不利な体型ですが、個性で勝負。他のクイーンにアラスカが「宝石で飾り立てなくても華やかになれるわよ」とアドバイスをしたのがとても印象的)
〈シーズン6〉
アドレ・デラノ
(子どもの心を持ったまま大人になったような人。楽しい時も、特に何も考えていない時も、しょっちゅう「パーティー!」と決めゼリフを言う、茶目っ気たっぷりの愛されキャラ。困ったらとりあえず笑ってごまかしてしまうけど、それが「アドレだから」で許される稀有な個性の持ち主。もしアドレがわたしの目の前に現れて何かやらかしたとしても、わたしはきっと許してしまう)
ビアンカ・デル・リオ
(吉本新喜劇のすち子のファンはビアンカのことも絶対好きになるはず! 頭が物凄く良いから気の利いた言葉がどんどん出てくる。最初は言動がキツ過ぎたけれど、だんだんソフトになっていった。毒舌だけれど相手を傷つけない絶妙な匙加減が出来る人。ビアンカに「あんたって頭カラッポね」「あんたのこと嫌いだわ」とディスられた人が、なぜか嬉しそうに笑うから不思議。普通なら言われた側が怒ったり悲しんだりするような言葉を言っても、ビアンカが言うと爽快! ビアンカは困っているライバルに的確なアドバイスをしたり直接手伝うこともあるので、毒舌がきつくなり過ぎないのは、そうしたビアンカの優しさが根底にあるからこそでしょう)
コートニー・アクト
(超絶美女! コートニーが初登場した時、わたしは女の人が間違ってドラァグレースの会場に迷い込んだのかと思って、思わず動画を一時停止して彼女をじっくり見てみました。顔もスタイルもCGみたいに整っていて、歌も演技もランウェイも完璧。あまりにレベルが高いせいで人の妬みを買ってしまうのか、コートニーが他の人にアドバイスのつもりで言ったことが他の人には「綺麗だからって他の人を見下している」と取られがち。しかし、どんな課題をやっても高得点をマークするのは、生まれ持った容姿のおかげというのもあるけれど、努力家だからこそだと思う)
〈シーズン7〉
ヴァイオレット・チャチキ
(コルセットと言えばこの人。どこまでも細く細くウエストを締め上げて、驚異のスタイルを 披露しました。素の状態だと可愛いけれど、ひとたびスイッチが入ると妖艶美女に大変身。時々、映画やゲームや漫画などで、魅力的な悪役が主役よりも爆発的な人気を得ることがあるけれど、もしヴァイオレットが二次元のキャラなら、きっとセクシーな悪役で、熱狂的なファンがついて、スピンオフ作品が生まれそう。シーズン8のファイナルでヴァイオレットが登場した時は、まるでダークファンタジーの国の女王のようで、ヴァイオレットが登場した途端に感激で息をのんでいる様子の人たちが会場内に大勢いました。自分をブランディングすることがとても上手で、現在もSNSなどで徹底して退廃的な美しさをアピールしています)
カティア
(カティアが「失敗するのがとても怖い」「自分で自分を愛せない」と苦しんでいる様子にとても共感出来ます。逆境をバネに出来るタイプとは言い難く、ストレスがかかるとパニックになりがちですが、性格の良さがあらゆる場面で伝わってくる人なので好感度が高いです。作り笑いや嘘泣きをせず、いつも自然体のイメージ。媚を売るようなあざとい発言をすることはなく、思ったことを素直に話す感じ。コメディ演技が得意で、自然とキャラクターになりきれるのも素敵。もしカティアに悩みを打ち明けたら、無責任なアドバイスをしたりせず、黙って一緒に苦しみを分かち合ってくれそう)
〈シーズン8〉
ナオミ・スモールズ
(立っているだけで絵になる、脅威の脚長さん。「スーパーモデルが大好き」「ファッションが大好き」と公言するナオミ。自分の長所を活かしてその美脚でどこまでも突き進む。ファッション誌で熱心に学んだというポージングセンスやファッションセンスが洗練されていて、もし今からハイブランドのコレクションに登場しても全く遜色なし。どんなドレスを着ていても、ナオミ自身もドレスもお互い引き立つので、モデルの適性がとてもあると思う)
ボブ・ザ・ドラァグクイーン
(爆弾みたいな個性の持ち主。歴代優勝者を前にしても全く緊張せず堂々と自己アピールし、他のライバルたちが写真撮影の際にポージングしたり作り笑いする中、「証明写真の顔だよ!」と言って仏頂面で写真に写るなど、斬新な発想が出来る人。審査員に「ボブ・ザ・スーパースターだ」と言わしめるなど、スター性が凄まじいせいで、審査員から「あなたは目立ち過ぎるわ」と注意されたこともあります。「誰かに批判されても、自分が優れているからこそ目をつけられたんだと思えばいいのよ」「辛い時はその気持ちを別のことに昇華させればいいのよ」という名言も生みました。ボブが「バッグのお通りよ」とバッグを突き出して歩くポーズも話題となり、シーズン8放送から数年が経った今でも世界中のファンが真似しています)
〈シーズン9〉
ペパーミント
(わたしはペパーミントを見る度にIKKOさんを思い出します。女性らしいところが似ているのかも。おっとりと優しいイメージ。友達になりたいタイプ。容姿は全く似ていないけれど、ブリトニー・スピアーズをイメージしたステージがとても魅力的だった)
ヴァレンティーナ
(初登場時、わたしは欧米人でもないのに思わず「ワーオ!」と声をあげました。目力が強くて彫りの深い別嬪さん。どこからどこまでが素なのかよく分からないミステリアスさと、ニカッと笑ったりウインクを連発する天真爛漫さのアンバランスが魅力)
サシャ・ベロア
(天才肌。他のクイーンたちとは全く別の次元に居ます。今までの、そしてこれ以降のシーズンにも、サシャのようなタイプのクイーンは登場しませんでした。サシャのドラァグはショーではなくもはや哲学だと思う)
〈シーズン10〉
モネ・エクスチェンジ
(ムッチムチの健康的な色気の持ち主。ドラァグクイーンは夜の世界が似合う人が多いけれど、モネはもし昼の世界で女装したまま仕事していても違和感がない気がします。「こういう女性いるよね」と素直に共感出来るタイプ。わたしの友達の中にもモネみたいに素直な子がいるので、モネに親近感がわきます)
ミズ・クラッカー
(差別的意味合いを含んだ名前を、敢えて自ら名乗る風変わりな人。色んな場面で、奇妙な一面が見受けられるけど、わたしは面白いと思う)
アクアリア
(弱冠21歳でどうやってここまで仕上がったの!?と衝撃的な人物。何でも出来る。何でもこなす。例えるなら、みんなが時速80km前後で走っている道を時速120kmくらいでぶっちぎっている感じ。常に追越車線に居続で、どんどん周りを追い抜いていく人、という印象。初登場の時点で、既にドラァグ界での知名度が高く、自信満々で「わたしはスーパースターよ」「あとは王冠をかぶるだけ」と豪語していたけれど、それは若さゆえの暴走ではなく、本当に自分でそう言えるだけの才能もあり努力も積み重ねてきたのだと思う。人魚をテーマにしたステージで、他のライバルたちの多くが美しい人魚に扮する中、ただ一人、原油にまみれた悲しげな人魚に扮するなど、環境問題について世の中に発信していける人でもある)
〈シーズン11〉
※最新シーズン。現在途中まで配信中。
ヴァネッサ・ヴァンジー・マテオ
(好き嫌いがかなり分かれるタイプ。本人も「あたしはアバズレキャラ」と言うだけあって、けっこう、いや、はっきり言ってかなり下品なのだけど、常に目立ちます。はっきりと自己主張出来る強さを羨ましく思う)
ブルック・リン・ハイツ
(バレエで培った身体能力のおかげで、他のライバルより頭一つ抜きん出ている印象。「演技に自信がない」と言いながらも実際はハジけた演技も出来る)
ブラジル、メキシコ、フランス、エクアドル、ジャマイカ、スペイン、ニュージーランド、イギリス、アメリカ、カナダ、スコットランド、南アフリカ、オーストラリア、日本といった世界各国のシェフ24人が2人1組でコンビを組み、料理の味・見た目・独創性・メッセージ性などを競い合い、世界一のシェフを決める、Netflixオリジナル番組。
まるで世界一周旅行をしているかのように、毎回違う国の料理がテーマとなります。
メキシコ料理の次はスペイン料理、その次はイギリス料理…、といった具合に。
指定された国の料理ならばどんな料理でも自由に作って良いわけではなく、例えばメキシコ料理なら「タコス」、スペイン料理なら「パエリア」といった、具体的な料理名が厳密に指定されます。
しかも、シェフたちが料理名を知らされてから、その料理に相応しいと自分たちが思う食材を選び、自分たちらしく調理し、自分たちらしい盛り付けをするまでの制限時間は、なんと60分のみ!
出場者の中には、ミシュランの星を獲得しているシェフもいるけれど、星の有無によって審査が有利になることはありません。
行ったことが無い国の、作ったことも食べたことも無い料理がテーマとなることもあるので、みんな必死!
まず、テーマ国出身の審査員3人が料理を食べて審査を行い、シェフたちは優秀な組とイマイチな組とに分けられます。
優秀な組は次の回へ進出決定!
イマイチな組には敗者復活のチャンスが与えられます。
敗者復活戦では、その国を代表する有名シェフが審査員として登場。
有名シェフからは食材が指定されます。
例えばメキシコ料理なら「サボテンの茎と実」を主役にした料理を、やはり60分間で作るよう求められます。
その敗者復活戦においてもやっぱりイマイチだった組はその回で敗退…。
こうして毎回1つの組が番組から去って行き、最終エピソードではコンビ戦ではなく、ついに1人1人での戦いとなり、最終的には最高のシェフがたった1人だけ選ばれます。
この番組をわたしと一緒に観た友人は「料理はスポーツじゃないのに競うのはおかしい」と批判的でしたし、そういう意見も尊重すべきですが、わたしはこの番組を気に入っています。
初めて見聞きする食材の数々に好奇心を刺激されるし、毎回毎回豪華なご当地食材を用意している番組スタッフの努力を尊敬するし、シェフたちの手元がアップで映るので調理や盛り付けの手順が見られて勉強になるし、シェフたちが今まで知らなかった外国の食文化を次回以降作る料理にも自然と取り入れていく過程が興味深いし、シェフたちがお互いの健闘を讃え合って握手したりハイタッチしたりハグする姿が好き!
そして何と言っても、審査員として登場する有名シェフたち一人一人の料理への美学に痺れます。
わたしは料理に詳しいわけではないので、この有名シェフたちがどれだけ凄いのか事前知識が全くないのですが、有名シェフたちが料理をする姿やその料理に込められたメッセージから(画面越しには料理の見た目しか分からず、実際に味わうことは出来ないのがとても残念!)、料理とは単に食欲を満たすだけでなく五感すべてを満足させる何かがあるのだ、と伝わってきます。
非常に興味深い番組だと思いますので、観ないのは損。
美味しい料理を食わず嫌いしているようなもの。
そこで、この番組のそれぞれの回で特にわたしの印象に残った料理やシェフたちの様子についてご紹介していきたいと思います。
全ての料理について詳細に説明してしまうとネタバレになってしまうので、要所のみ。
これからこの番組を観るかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。
それでは早速エピソード1から参ります!
〈エピソード1 テーマ国「メキシコ」の感想〉
● 指定料理「タコス」
・サボテンの果肉の上に、巻いたトルティーヤと、金箔を飾ったバッタを乗せ、チリとメスカル酒のソースを添えた一皿
(チャールズ&ロドリゴの作品)
しょっぱなから凄いのが来ました!
テーマがメキシコなので、自ら率先してサボテンを使うシェフたちが現れることはわたしも想定していましたが、サボテンだけでなく、意外な食材も登場しました。
それはバッタ!
今後は食糧難の時代が来ることを想定し、「持続可能な食材として、バッタが美味しいことを伝えたい」と、なんとバッタを使ったタコスを作るとは…。
未来まで見越した料理ということでしょうか。
盛り付けもどこか近未来的。
審査員にも「トルティーヤとバッタの食感が合う」と高評価でした!
バッタはメキシコでは割と一般的な食材のようです。
日本で言えば、イナゴよりも更にポピュラーな位置付けなのでしょうか?
それにしても、人口の増減、資源の枯渇といった問題があり、現代のわたしたちにとって馴染みのある食文化を今後も維持出来るかどうかは分からないし、いずれ虫を食べないと生きていけない時代が到来するなら、虫を美味しく食べられるレシピを考案してくれるのって有り難いですよね。
・青いトルティーヤの上に、マスの卵、コーンカスタード、ウニ、サルサを乗せ、ハラペーニョを添えた一皿
(シェーン&マークの作品)
シドニーの海を表現したという料理。
世間一般的なタコスのイメージとはかけ離れた見た目だけれど、食べるのが勿体なくなる、宝石のような優雅さが素敵。
パーティーでお客様に出したらテーブルが華やぎそう。
トルティーヤとウニは合うそうなので、わたしもウニの旬を見計らってトルティーヤと合わせてみたいです。
醤油をかける以外のウニの食べ方に気づかされました。
また、審査員のリアクションを見ると、この料理はチリがとても効いているようなので、辛党のわたしとしては是非食べてみたいです。
・トルティーヤの上にパイナップルと豚肉を乗せた伝統的なタコスと、アジア風の羊の焼肉を乗せたタコスに、ポン酢とアジア風コンソメを合わせた一皿
(ラファ&エスドラスの作品)
さりげない盛り付けだけれど、実はとても手が込んでいることが伝わってきます。
その見た目から味を想像しやすいこと、サイズ、量、内容から考えると、胃もたれしたりせず食べ切れそうなので、もし日本のカフェで出したら、老若男女問わず注文しそう。
●指定食材「サボテンの茎と実」
・コリアンダーとライムとネギで作った緑色のソースの上に、塩を振ったサボテン、いぶしたハマチ、焼いたサボテンの果肉のサルサを添え、花とハーブで飾りつけた一皿
(アレックス&アッシュの作品)
サボテンの茎と実ではなくハマチが主役になってしまった印象ではありますが、いぶしたハマチの味と食感を想像するだけでお腹が空いてきます。
甘酸っぱさと塩気が感じられる味とのことなので、カルパッチョのようなイメージでコース料理に出てきてもおかしくなさそう。
わたしもサボテンが手に入れば真似して作ってみたいです。
まるで世界一周旅行をしているかのように、毎回違う国の料理がテーマとなります。
メキシコ料理の次はスペイン料理、その次はイギリス料理…、といった具合に。
指定された国の料理ならばどんな料理でも自由に作って良いわけではなく、例えばメキシコ料理なら「タコス」、スペイン料理なら「パエリア」といった、具体的な料理名が厳密に指定されます。
しかも、シェフたちが料理名を知らされてから、その料理に相応しいと自分たちが思う食材を選び、自分たちらしく調理し、自分たちらしい盛り付けをするまでの制限時間は、なんと60分のみ!
出場者の中には、ミシュランの星を獲得しているシェフもいるけれど、星の有無によって審査が有利になることはありません。
行ったことが無い国の、作ったことも食べたことも無い料理がテーマとなることもあるので、みんな必死!
まず、テーマ国出身の審査員3人が料理を食べて審査を行い、シェフたちは優秀な組とイマイチな組とに分けられます。
優秀な組は次の回へ進出決定!
イマイチな組には敗者復活のチャンスが与えられます。
敗者復活戦では、その国を代表する有名シェフが審査員として登場。
有名シェフからは食材が指定されます。
例えばメキシコ料理なら「サボテンの茎と実」を主役にした料理を、やはり60分間で作るよう求められます。
その敗者復活戦においてもやっぱりイマイチだった組はその回で敗退…。
こうして毎回1つの組が番組から去って行き、最終エピソードではコンビ戦ではなく、ついに1人1人での戦いとなり、最終的には最高のシェフがたった1人だけ選ばれます。
この番組をわたしと一緒に観た友人は「料理はスポーツじゃないのに競うのはおかしい」と批判的でしたし、そういう意見も尊重すべきですが、わたしはこの番組を気に入っています。
初めて見聞きする食材の数々に好奇心を刺激されるし、毎回毎回豪華なご当地食材を用意している番組スタッフの努力を尊敬するし、シェフたちの手元がアップで映るので調理や盛り付けの手順が見られて勉強になるし、シェフたちが今まで知らなかった外国の食文化を次回以降作る料理にも自然と取り入れていく過程が興味深いし、シェフたちがお互いの健闘を讃え合って握手したりハイタッチしたりハグする姿が好き!
そして何と言っても、審査員として登場する有名シェフたち一人一人の料理への美学に痺れます。
わたしは料理に詳しいわけではないので、この有名シェフたちがどれだけ凄いのか事前知識が全くないのですが、有名シェフたちが料理をする姿やその料理に込められたメッセージから(画面越しには料理の見た目しか分からず、実際に味わうことは出来ないのがとても残念!)、料理とは単に食欲を満たすだけでなく五感すべてを満足させる何かがあるのだ、と伝わってきます。
非常に興味深い番組だと思いますので、観ないのは損。
美味しい料理を食わず嫌いしているようなもの。
そこで、この番組のそれぞれの回で特にわたしの印象に残った料理やシェフたちの様子についてご紹介していきたいと思います。
全ての料理について詳細に説明してしまうとネタバレになってしまうので、要所のみ。
これからこの番組を観るかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。
それでは早速エピソード1から参ります!
〈エピソード1 テーマ国「メキシコ」の感想〉
● 指定料理「タコス」
・サボテンの果肉の上に、巻いたトルティーヤと、金箔を飾ったバッタを乗せ、チリとメスカル酒のソースを添えた一皿
(チャールズ&ロドリゴの作品)
しょっぱなから凄いのが来ました!
テーマがメキシコなので、自ら率先してサボテンを使うシェフたちが現れることはわたしも想定していましたが、サボテンだけでなく、意外な食材も登場しました。
それはバッタ!
今後は食糧難の時代が来ることを想定し、「持続可能な食材として、バッタが美味しいことを伝えたい」と、なんとバッタを使ったタコスを作るとは…。
未来まで見越した料理ということでしょうか。
盛り付けもどこか近未来的。
審査員にも「トルティーヤとバッタの食感が合う」と高評価でした!
バッタはメキシコでは割と一般的な食材のようです。
日本で言えば、イナゴよりも更にポピュラーな位置付けなのでしょうか?
それにしても、人口の増減、資源の枯渇といった問題があり、現代のわたしたちにとって馴染みのある食文化を今後も維持出来るかどうかは分からないし、いずれ虫を食べないと生きていけない時代が到来するなら、虫を美味しく食べられるレシピを考案してくれるのって有り難いですよね。
・青いトルティーヤの上に、マスの卵、コーンカスタード、ウニ、サルサを乗せ、ハラペーニョを添えた一皿
(シェーン&マークの作品)
シドニーの海を表現したという料理。
世間一般的なタコスのイメージとはかけ離れた見た目だけれど、食べるのが勿体なくなる、宝石のような優雅さが素敵。
パーティーでお客様に出したらテーブルが華やぎそう。
トルティーヤとウニは合うそうなので、わたしもウニの旬を見計らってトルティーヤと合わせてみたいです。
醤油をかける以外のウニの食べ方に気づかされました。
また、審査員のリアクションを見ると、この料理はチリがとても効いているようなので、辛党のわたしとしては是非食べてみたいです。
・トルティーヤの上にパイナップルと豚肉を乗せた伝統的なタコスと、アジア風の羊の焼肉を乗せたタコスに、ポン酢とアジア風コンソメを合わせた一皿
(ラファ&エスドラスの作品)
さりげない盛り付けだけれど、実はとても手が込んでいることが伝わってきます。
その見た目から味を想像しやすいこと、サイズ、量、内容から考えると、胃もたれしたりせず食べ切れそうなので、もし日本のカフェで出したら、老若男女問わず注文しそう。
●指定食材「サボテンの茎と実」
・コリアンダーとライムとネギで作った緑色のソースの上に、塩を振ったサボテン、いぶしたハマチ、焼いたサボテンの果肉のサルサを添え、花とハーブで飾りつけた一皿
(アレックス&アッシュの作品)
サボテンの茎と実ではなくハマチが主役になってしまった印象ではありますが、いぶしたハマチの味と食感を想像するだけでお腹が空いてきます。
甘酸っぱさと塩気が感じられる味とのことなので、カルパッチョのようなイメージでコース料理に出てきてもおかしくなさそう。
わたしもサボテンが手に入れば真似して作ってみたいです。
『サンタクラリータ・ダイエット』シーズン3の感想
2019年4月4日 TV
わたしは平成30年4月9日にNetflixオリジナルドラマ『サンタクラリータ・ダイエット』のシーズン1からシーズン2の全エピソードを一気に観終わってしまい(その時の感想はこちら→https://20756.diarynote.jp/201804092115013026/)、それからというものシーズン3の配信をずーっと待ち望んでいました。
自分の計画性の無さが恨めしい!
なぜもっとゆっくり時間をかけて少しずつ観なかった!?
シーズン2の最後が物凄くその後の展開が気になる終わり方をしたので、続きを待ち続け、ついに平成30年3月29日に待望のシーズン3が配信開始されました!
1年も待った甲斐がありました。
やっぱり面白い!
しかし、何と言ってもこれはゾンビが人を喰い殺すドラマ。
だから笑って観たらいけないのだろうけれど、そこでそう来るか!とビックリするようなピンポイントで笑いのツボを狙ってくるシーンが多いので、うっかり笑ってしまい、罪悪感というか背徳感のようなものも感じてしまうけれど、ついつい続きを観てしまいます。
頭しかないゾンビのゲイリーは、シーズン2の時よりも腐ってしまって更にグロテスクになったのに、性格が凄く良いので、キモ可愛く見えてきたし…。
特に、アレクサを使いこなしてウキウキしているゲイリーが何だかとっても可愛い!
アレクサがあれば首から下の体が無くても仕事が出来る、と分かって、生きがいを見つけたゲイリーの敏腕ビジネスマンっぷりが素敵。
多分ゲイリーはこれ以上腐っちゃうと脳機能や発声機能が著しく失われて、ゲイリーの姪っ子やその赤ちゃんの将来を見守ることが出来なくなると思いますので、くれぐれも定期的な腐敗防止処置を忘れずに実施して欲しいです。
人がゾンビ化する時に何故か必ず吐き出す謎の生物「タマアシくん」もだんだん可愛いペットに見えてきて、わたしも飼いたくなってきたし…。
果実から蜘蛛の足が生えているかのような奇妙な見た目だけれど、知能が高く、攻撃能力もあり、生み主に懐き、移動速度も速いのが何とも言えない魅力!
しかし、タマアシくんはペットショップにも保健所にも野良にもいないので、タマアシくんを飼うためにはまず自分がゾンビになる必要があるため、飼うまでのハードルが高いし、何と言っても餌が、じ、じ、人肉なので、責任を持って飼い続けられ…る…か?
ちょっと…、いや、かなり、だいぶ無理!
また、タマアシくんは生み主から離れると死んでしまう、という新ルールが追加されたので、尚更タマアシくんの正体が気になります。
一体何なんだタマアシくんは!?
あのセルビアの赤い貝の中身(ウイルス?)が人間の体内に入ることによって変化してタマアシくんという生物となったのは多分間違いないでしょうが、体内に留まって宿主を操作するのではなく、必ず体外へと吐き出されるのが謎。
タマアシくんってどういうシステム!?
エリックのアビーへの片思いも応援したいし…。
そういえばエリックはめちゃくちゃいい奴なのに、女友達はアビーしか居なさそうだし、男友達も全く居なさそうなのが凄く気になります。
わたしならエリックと友達になりたいのに…。
不思議でたまらない…。
ラモーナは友達とは呼べないですものね。
ラモーナはエリックが大人の階段をのぼるお手伝いをしてくれた人物だけれど、それはエリックを利用するための対価としての行為だったので、「僕のことを好きになってくれた」と勘違いしてルンルン気分だったエリックにとってはほろ苦い思い出の女性となってしまったし…。
アビーはエリックの気持ちにとっくの昔に気づいているけれど、両思いになれるかどうかはアビーの気持ち次第ですから、エリックに頑張って欲しいです。
シーラを神からの使いだと勘違いしてシーラがゾンビであることを周りの人に言いまくる人や、自ら進んでわざわざゾンビになっちゃう奴、ゾンビ退治専門の騎士、ゾンビの持つ不老という面に着目して美容業界で一儲けしようとする輩も登場して、シーズン3はより予測不能な展開に!
というような調子で、続きが気になって再生しまくった結果、なんと!
…わたし、3月29日に配信開始されたシーズン3の全エピソードを、3月30日には全て観終わってしまいました…。
何ということでしょう!
これからまた1年待たないとシーズン4は配信されないというのに!!
というかまだシーズン4はまだ制作発表すらされていないのに!!
何てこった!!
——————————-
後日追記。
打ち切りが決定したそうです。
シーズン4は制作すらしてもらえません。
何てこった!!
自分の計画性の無さが恨めしい!
なぜもっとゆっくり時間をかけて少しずつ観なかった!?
シーズン2の最後が物凄くその後の展開が気になる終わり方をしたので、続きを待ち続け、ついに平成30年3月29日に待望のシーズン3が配信開始されました!
1年も待った甲斐がありました。
やっぱり面白い!
しかし、何と言ってもこれはゾンビが人を喰い殺すドラマ。
だから笑って観たらいけないのだろうけれど、そこでそう来るか!とビックリするようなピンポイントで笑いのツボを狙ってくるシーンが多いので、うっかり笑ってしまい、罪悪感というか背徳感のようなものも感じてしまうけれど、ついつい続きを観てしまいます。
頭しかないゾンビのゲイリーは、シーズン2の時よりも腐ってしまって更にグロテスクになったのに、性格が凄く良いので、キモ可愛く見えてきたし…。
特に、アレクサを使いこなしてウキウキしているゲイリーが何だかとっても可愛い!
アレクサがあれば首から下の体が無くても仕事が出来る、と分かって、生きがいを見つけたゲイリーの敏腕ビジネスマンっぷりが素敵。
多分ゲイリーはこれ以上腐っちゃうと脳機能や発声機能が著しく失われて、ゲイリーの姪っ子やその赤ちゃんの将来を見守ることが出来なくなると思いますので、くれぐれも定期的な腐敗防止処置を忘れずに実施して欲しいです。
人がゾンビ化する時に何故か必ず吐き出す謎の生物「タマアシくん」もだんだん可愛いペットに見えてきて、わたしも飼いたくなってきたし…。
果実から蜘蛛の足が生えているかのような奇妙な見た目だけれど、知能が高く、攻撃能力もあり、生み主に懐き、移動速度も速いのが何とも言えない魅力!
しかし、タマアシくんはペットショップにも保健所にも野良にもいないので、タマアシくんを飼うためにはまず自分がゾンビになる必要があるため、飼うまでのハードルが高いし、何と言っても餌が、じ、じ、人肉なので、責任を持って飼い続けられ…る…か?
ちょっと…、いや、かなり、だいぶ無理!
また、タマアシくんは生み主から離れると死んでしまう、という新ルールが追加されたので、尚更タマアシくんの正体が気になります。
一体何なんだタマアシくんは!?
あのセルビアの赤い貝の中身(ウイルス?)が人間の体内に入ることによって変化してタマアシくんという生物となったのは多分間違いないでしょうが、体内に留まって宿主を操作するのではなく、必ず体外へと吐き出されるのが謎。
タマアシくんってどういうシステム!?
エリックのアビーへの片思いも応援したいし…。
そういえばエリックはめちゃくちゃいい奴なのに、女友達はアビーしか居なさそうだし、男友達も全く居なさそうなのが凄く気になります。
わたしならエリックと友達になりたいのに…。
不思議でたまらない…。
ラモーナは友達とは呼べないですものね。
ラモーナはエリックが大人の階段をのぼるお手伝いをしてくれた人物だけれど、それはエリックを利用するための対価としての行為だったので、「僕のことを好きになってくれた」と勘違いしてルンルン気分だったエリックにとってはほろ苦い思い出の女性となってしまったし…。
アビーはエリックの気持ちにとっくの昔に気づいているけれど、両思いになれるかどうかはアビーの気持ち次第ですから、エリックに頑張って欲しいです。
シーラを神からの使いだと勘違いしてシーラがゾンビであることを周りの人に言いまくる人や、自ら進んでわざわざゾンビになっちゃう奴、ゾンビ退治専門の騎士、ゾンビの持つ不老という面に着目して美容業界で一儲けしようとする輩も登場して、シーズン3はより予測不能な展開に!
というような調子で、続きが気になって再生しまくった結果、なんと!
…わたし、3月29日に配信開始されたシーズン3の全エピソードを、3月30日には全て観終わってしまいました…。
何ということでしょう!
これからまた1年待たないとシーズン4は配信されないというのに!!
というかまだシーズン4はまだ制作発表すらされていないのに!!
何てこった!!
——————————-
後日追記。
打ち切りが決定したそうです。
シーズン4は制作すらしてもらえません。
何てこった!!
『インスタント・ホテル』シーズン1の感想
2019年3月16日 TV
オーストラリアが舞台のテレビ番組。
Netflixオリジナル作品。
自宅を旅行客にホテルとして貸し出す、通称「インスタントホテル」を営む人たち同士が、お互いのホテルに泊まり合って審査し合い、やがては優勝者を決めるという内容です。
主な採点基準は、
・家の外観やインテリア
・周りの観光地なども含む立地
・睡眠の質
・価格に見合う価値があるか
という4つですが、出場者たちには一人一人違うこだわりがあり、
「虫がいるなんて最悪!」
「枕がポリエステルだなんて!羽毛枕こそ至高!」
「清掃が行き届いていない!」
「ホテルの売りとなっている地名に偽りありだ!」
などなど、忌憚のない意見が次々と飛び出してきます。
わたしはインスタントホテルを営む予定は全く無いのですが、この番組を観ていてとても勉強になりました。
友人や親族が我が家に泊まる機会は時々あるから。
わたしはこの番組を観ながら、「お洒落なインテリアにするお金は無いけれど、泊まる人の気持ちを考えて、せめて清潔を第一に心がけよう…」と考えさせられました。
色んなホテルが出てきて、どれも素敵なところとガッカリするところがあるのですが、ガッカリする理由の多くを占めるのが不潔さですから。
特にわたしは、日頃ちっとも洗ったり磨いたりしていないんだろうなと思わせる汚い調理器具を置いているホテルに衝撃を受けました。
そこは物凄い豪邸なのですが、中身がこれでは台無し…。
逆に、決して広大とは言えない敷地の中に、持ち主の趣味の品々がこれでもかと言わんばかりに詰め込まれているのに、少なくとも画面越しには清掃が行き届いている印象を受けるホテルもあり、わたしは自分なら豪邸よりもそこに泊まりたいなと思いました。
インスタントホテルは、独立したホテルとして営業しているところとは違い、自宅兼ホテルであるが故に、持ち主の趣味や人格やライフスタイルが随所にハッキリ現れてしまうので、ホテルに対して辛口コメントをされると、持ち主がまるで自分自身を否定されたみたいに傷ついた顔をするのが、観ていて気の毒でした。
逆に、褒められるとみんな大喜び!
みんなの表情を見ながら、もしわたしが自宅でインスタントホテルを始めたらどんなことを言われるんだろう…と、つい想像して冷や汗をかきました。
なんて恐ろしい番組…!
また、この番組は、泊まる側だけが泊める側を審査するのではない、というのもポイント。
チェックアウト時までにきちんと後片付けをしたか?という視点で、泊める側が泊まる側を審査するのも見どころの一つ。
わたしも出張や旅行などでホテルや旅館を利用する際、マナーを守って綺麗に使い、片付けてからチェックアウトしなければ…と改めて考えさせられました。
Netflixオリジナル作品。
自宅を旅行客にホテルとして貸し出す、通称「インスタントホテル」を営む人たち同士が、お互いのホテルに泊まり合って審査し合い、やがては優勝者を決めるという内容です。
主な採点基準は、
・家の外観やインテリア
・周りの観光地なども含む立地
・睡眠の質
・価格に見合う価値があるか
という4つですが、出場者たちには一人一人違うこだわりがあり、
「虫がいるなんて最悪!」
「枕がポリエステルだなんて!羽毛枕こそ至高!」
「清掃が行き届いていない!」
「ホテルの売りとなっている地名に偽りありだ!」
などなど、忌憚のない意見が次々と飛び出してきます。
わたしはインスタントホテルを営む予定は全く無いのですが、この番組を観ていてとても勉強になりました。
友人や親族が我が家に泊まる機会は時々あるから。
わたしはこの番組を観ながら、「お洒落なインテリアにするお金は無いけれど、泊まる人の気持ちを考えて、せめて清潔を第一に心がけよう…」と考えさせられました。
色んなホテルが出てきて、どれも素敵なところとガッカリするところがあるのですが、ガッカリする理由の多くを占めるのが不潔さですから。
特にわたしは、日頃ちっとも洗ったり磨いたりしていないんだろうなと思わせる汚い調理器具を置いているホテルに衝撃を受けました。
そこは物凄い豪邸なのですが、中身がこれでは台無し…。
逆に、決して広大とは言えない敷地の中に、持ち主の趣味の品々がこれでもかと言わんばかりに詰め込まれているのに、少なくとも画面越しには清掃が行き届いている印象を受けるホテルもあり、わたしは自分なら豪邸よりもそこに泊まりたいなと思いました。
インスタントホテルは、独立したホテルとして営業しているところとは違い、自宅兼ホテルであるが故に、持ち主の趣味や人格やライフスタイルが随所にハッキリ現れてしまうので、ホテルに対して辛口コメントをされると、持ち主がまるで自分自身を否定されたみたいに傷ついた顔をするのが、観ていて気の毒でした。
逆に、褒められるとみんな大喜び!
みんなの表情を見ながら、もしわたしが自宅でインスタントホテルを始めたらどんなことを言われるんだろう…と、つい想像して冷や汗をかきました。
なんて恐ろしい番組…!
また、この番組は、泊まる側だけが泊める側を審査するのではない、というのもポイント。
チェックアウト時までにきちんと後片付けをしたか?という視点で、泊める側が泊まる側を審査するのも見どころの一つ。
わたしも出張や旅行などでホテルや旅館を利用する際、マナーを守って綺麗に使い、片付けてからチェックアウトしなければ…と改めて考えさせられました。
今回のドラァグレースのお題は、ジュディ・ガーランドに敬意を込めて、かつてジュディが演じた『オズの魔法使い』をイメージしたもの。
ドロシーにとって、トトの存在は心の支え。
同じように、ドラァグクイーンたちにも大切な人たちがいます。
今回のお題は、「大親友、恋人、配偶者のいずれかを華麗なドラァグクイーンに変身させ、ジュディの曲でパフォーマンスをすること」!
ドラァグクイーンたちは、ドラァグレース中は外部との連絡を断たなければならないので(このルールに違反したウィラムというドラァグクイーンが失格になったことがあります)、みんなこのお題のおかげで大切な人と久しぶりに会えて大はしゃぎ!
最高の笑顔を見せる人、「オーマイガー!」と叫ぶ人、涙ぐむ人、キスする人、抱きしめる人、などなどリアクションは様々。
映画を一本撮れそうな友情エピソードを持っている人たちもいて、彼らの絆の強さを感じさせます。
その中で、わたしは特に、マニラ・ルゾンとその夫マイケルの様子がとても印象的だと思いました。
わたしはマニラのSNSをフォローしているので、マニラが新婚さんであることは以前から知っていたのですが、マイケルが登場した瞬間から、マニラの表情が明らかにとろけているのを見て、わたしは思わず「マニラ可愛い!」と呟いてニッコリしてしまいました。
マニラとマイケルはしょっちゅう見つめ合い、ボディタッチしています。
その様子から、お互い離れがたいんだな、ということが伝わってきます。
さすが新婚カップル!
ラブラブ!
ごちそうさま!
マニラが窮地に立たされると、マイケルは目に涙をいっぱいためて心配するし、マニラが落ち込んでいると、マイケルがマニラを抱き締めて「君が勝者だ」と慰めます。
そして二人はキス!
愛し合っていることが画面越しにひしひしと伝わってきて…、本当に素敵。
世の中には同性のカップルを悪く言う人もいて、勿論それはそれで一つの価値観だから否定してはいけないのだけれど、わたしは、好きな者同士が「同性だから」という理由で引き裂かれることなく、付き合ったり、結婚出来て、結婚してからもデートをごく自然に楽しんだり、お互いの家族や友人たちと交流し合えたらいいなと思います。
誰かを愛して、しかもその相手からも愛されるなんて、物凄い奇跡だから。
そんな素敵なカップルを引き裂くような野暮な世の中ではいけないと思います。
今までの世の中がそうであったとしても、これは変わらないといけないし、世の中は既に変わりつつあります。
性別に関係なく、恋愛や結婚をしたくない人は「しない」という選択をごく自然に出来て、逆に恋愛や結婚をしたい人は「したい」という選択をごく自然に出来る、みんなが自分らしく生きられる世の中にしていけたら素敵だなと思います。
そんなことを、マニラとマイケルの仲睦まじい様子を見ていて、わたしはしみじみと考えました。
末永くお幸せに!
ドロシーにとって、トトの存在は心の支え。
同じように、ドラァグクイーンたちにも大切な人たちがいます。
今回のお題は、「大親友、恋人、配偶者のいずれかを華麗なドラァグクイーンに変身させ、ジュディの曲でパフォーマンスをすること」!
ドラァグクイーンたちは、ドラァグレース中は外部との連絡を断たなければならないので(このルールに違反したウィラムというドラァグクイーンが失格になったことがあります)、みんなこのお題のおかげで大切な人と久しぶりに会えて大はしゃぎ!
最高の笑顔を見せる人、「オーマイガー!」と叫ぶ人、涙ぐむ人、キスする人、抱きしめる人、などなどリアクションは様々。
映画を一本撮れそうな友情エピソードを持っている人たちもいて、彼らの絆の強さを感じさせます。
その中で、わたしは特に、マニラ・ルゾンとその夫マイケルの様子がとても印象的だと思いました。
わたしはマニラのSNSをフォローしているので、マニラが新婚さんであることは以前から知っていたのですが、マイケルが登場した瞬間から、マニラの表情が明らかにとろけているのを見て、わたしは思わず「マニラ可愛い!」と呟いてニッコリしてしまいました。
マニラとマイケルはしょっちゅう見つめ合い、ボディタッチしています。
その様子から、お互い離れがたいんだな、ということが伝わってきます。
さすが新婚カップル!
ラブラブ!
ごちそうさま!
マニラが窮地に立たされると、マイケルは目に涙をいっぱいためて心配するし、マニラが落ち込んでいると、マイケルがマニラを抱き締めて「君が勝者だ」と慰めます。
そして二人はキス!
愛し合っていることが画面越しにひしひしと伝わってきて…、本当に素敵。
世の中には同性のカップルを悪く言う人もいて、勿論それはそれで一つの価値観だから否定してはいけないのだけれど、わたしは、好きな者同士が「同性だから」という理由で引き裂かれることなく、付き合ったり、結婚出来て、結婚してからもデートをごく自然に楽しんだり、お互いの家族や友人たちと交流し合えたらいいなと思います。
誰かを愛して、しかもその相手からも愛されるなんて、物凄い奇跡だから。
そんな素敵なカップルを引き裂くような野暮な世の中ではいけないと思います。
今までの世の中がそうであったとしても、これは変わらないといけないし、世の中は既に変わりつつあります。
性別に関係なく、恋愛や結婚をしたくない人は「しない」という選択をごく自然に出来て、逆に恋愛や結婚をしたい人は「したい」という選択をごく自然に出来る、みんなが自分らしく生きられる世の中にしていけたら素敵だなと思います。
そんなことを、マニラとマイケルの仲睦まじい様子を見ていて、わたしはしみじみと考えました。
末永くお幸せに!
二瓶さん、ダイエットお疲れ様でした!
2019年1月6日 TV『マツコ会議』で以前から取り上げられてきた、AP二瓶(にへい)さんのダイエット企画が、ついに昨夜の放送回をもって完結しました!
11か月にも及ぶ、「マイナス52kg」を目指すダイエット生活…。
途中経過報告の回(その時のわたしの感想はこちら→https://20756.diarynote.jp/201807151953402284/)では、2018年1月〜6月にかけて、食事内容の改善やジムでのトレーニングによって体重が順調に落ちていく様子が紹介され、二瓶さんもジムトレーナーの吉江さんも手応えを感じてニコニコしていました。
しかし、ダイエットって、ある程度体重が落ちてからこそが勝負ですから、途中経過報告の回以降の時期は心身ともに相当しんどかったと思います。
短期間で急激に体重を落とし過ぎると命に関わるので、11か月という期間を設けるわけですが、11か月もあれば誰だって「結構痩せたし、もうこの辺でダイエット終了してもいいんじゃないかな?」といった具合に、当初よりモチベーションが下がりがち。
11か月もあれば、周りの人が「ちょっとくらい良いじゃない?」と何かしらの差し入れをしようとしたことも一度や二度ではない気がします。
もしわたしが二瓶さんの周りに居たら、
「ダイエット頑張ってるね!頑張ってる自分へのご褒美に、そこのコンビニでハーゲンダッツ買って食べちゃおうよ。1個だけ、1個だけ!」
とか、
「だいぶ痩せてきたよね、凄いね!ダイエットがうまくいってるお祝いに、今から焼肉屋に行って骨付きカルビを焼いちゃおうよ。厚切りタン塩と生ビールも頼もう! 吉江さんにもマツコさんにも黙っててあげるから」
などと悪魔の囁きをしていたかもしれません。
さも気遣っているかのように親切ぶっているのが悪魔の所業!
しかもわたしならすぐ悪魔の誘惑に乗りそう。
吉江さんやマツコさんが「今日は好きなもの食べていいよ」と許可してくれたならともかく、自分で自分のリミッターを外しちゃったら、あとはエヴァ初号機並みの暴走が待っているでしょう。
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!
しかし二瓶さんの場合は、一人でダイエットに取り組むのではなく、テレビ番組のダイエット企画として取り組んだのがポイント。
吉江さんがサポートしてくれ、職場のバックアップもあり、しかもテレビやHuluで二瓶さんのダイエットの経過が国内外に公開されているので、意地でも痩せないといけない状態に自らを追い込んだのが功を奏したのでしょう。
これは、「資格試験を受験する前に周りの人に自らの合格を予言した人」くらい、絶対に負けられない戦いですね!
実は二瓶さん、ダイエットの途中、『マツコ会議』の大阪ロケで、お好み焼きを食べちゃったそうですが、「大阪行ったらお好み焼き食べたいよね!」と親近感が湧きました。
大阪に行ったら、お好み焼き、たこ焼き、串カツなどなど美味しいものが沢山ありますから、むしろお好み焼きだけに留めた二瓶さんは偉い!
もしかしたらこっそりお好み焼き以外のものも食べたかもしれないけれど、いいじゃないの、人間だもの。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、二瓶さんのダイエットの結果は以下の通り。
〈ダイエット前(2018年始)〉
ウエスト116cm
ヒップ132cm
体重106kg
〈ダイエット後(2018年末)〉
ウエスト66cm
ヒップ ?cm(残念ながら未公開)
体重53.2kg
おめでとうございます!!
年始と年末でまるっきり別人!
もし2018年のはじめに二瓶さんがどこかの神社へ初詣に行っていて、その時と同じ神社へ2019年に初詣に行ったとしたら、その神社の神様が「二瓶朱美を名乗る人物がうちの神社に来たんだが、どう見ても俺の知ってる二瓶朱美じゃない件」を神様界の5ちゃんねるにスレ立てしそう!
いや、神様なら全てご存知でしょうから、実況スレを立てて他の神々と共にワイワイ語り合っているかも?
体重106kgから53.2kgって本当に凄いですよ。
鈴木亮平さんのように、太ったり痩せたりするのがもはや通常運転になった人ならともかく、鈴木亮平さん以外の人がそこまで激変したら、二度見どころか三度見、四度見したくなりますよ。
二瓶さん、11か月前の服のサイズは4XLだったのが、今ではSサイズも着られるそうになったそう。
しかも胸が減らなかったので、細いのに巨乳という、泉里香さんみたいなスタイルになっていて凄い!
体型の変化は勿論、ダイエット成功のお祝いとして、メイクアップアーティストの田村俊人さんに若返りメイクをしてもらい、スタイリストの野村昌司さんにEMPORIO ARMANIのお洋服を着せてもらった二瓶さんは、もはやわたしの知っている二瓶さんではありませんでした…。
勿論、面識は全くないので、「わたしの知っている二瓶さんではありません」という表現は語弊があります。
わたしは『マツコ会議』が大好きで毎週観ているので、二瓶さんのことも親戚のお姉ちゃんみたいに勝手な親近感を抱いているだけです。
二瓶さんがEMPORIO ARMANIの2018年秋冬シーズン新作「ダブルブレストジャケット コントラストエンブロイダリー」(たぶん。違ったらすみません)を着て、ヒールを履いて歩いて来る…!
ああ、わたしが知っている二瓶さんはもうどこにも居ないのね……
シックな大人の女性としてバッチリ決めて登場するのね…
…と思いきや、ヒールを履き慣れていなくてぎこちなくマツコさんたちの前に歩いて来る二瓶さんを見たら、中身は良い意味であまり変わっていなさそうで安心しました!
そしてマツコさんから素敵なサプライズプレゼントが!
照れているのか、二瓶さんと目を合わせることなく「そういうバッグは二瓶持ってねえだろうと思って…」とボソボソ言ったマツコさん。
プレゼントは、Valextraのバッグ!
あれは2018年秋冬シーズン新作の「スモール ブレラ」ですよね?
少し見ただけでもその上質さが分かる革の質感と、余計な装飾を省いた洗練された上品さを持ちながらも、鮮やかな赤を仕込むという、遊び心が堪りません!
いいなぁ、いいなぁ!
こういう素敵なアイテムって、それに見合う素敵な人が持ってこそなので、マツコさんが二瓶さんの頑張りをいかに認めているかが、このバッグのチョイスで伝わってきます!
マツコさんからのサプライズプレゼントは更に続きます。
二瓶さんが11か月我慢していたステーキ!
しかも三田牛。
分厚くて柔らかい三田牛のステーキを嬉しそうに頬張る二瓶さんと、それをニコニコしながら見守る人たちの姿を観ていたら、わたしは急に泣きたくなってしまいました。
頑張ろうという気持ちを応援してくれて、その頑張りを「よく頑張った!偉い!」と褒めてくれる人たちが居るのって、なんてあたたかいのでしょうか。
二瓶さんは体重は減ったけれど、うまく言えませんが凄く大きなものを手に入れたのだろうな、とわたしは勝手に感動しています。
これからリバウンドしないようにキープするのが大変だと思いますが、くれぐれも体調を崩さないようにして欲しいです。
11か月にも及ぶ、「マイナス52kg」を目指すダイエット生活…。
途中経過報告の回(その時のわたしの感想はこちら→https://20756.diarynote.jp/201807151953402284/)では、2018年1月〜6月にかけて、食事内容の改善やジムでのトレーニングによって体重が順調に落ちていく様子が紹介され、二瓶さんもジムトレーナーの吉江さんも手応えを感じてニコニコしていました。
しかし、ダイエットって、ある程度体重が落ちてからこそが勝負ですから、途中経過報告の回以降の時期は心身ともに相当しんどかったと思います。
短期間で急激に体重を落とし過ぎると命に関わるので、11か月という期間を設けるわけですが、11か月もあれば誰だって「結構痩せたし、もうこの辺でダイエット終了してもいいんじゃないかな?」といった具合に、当初よりモチベーションが下がりがち。
11か月もあれば、周りの人が「ちょっとくらい良いじゃない?」と何かしらの差し入れをしようとしたことも一度や二度ではない気がします。
もしわたしが二瓶さんの周りに居たら、
「ダイエット頑張ってるね!頑張ってる自分へのご褒美に、そこのコンビニでハーゲンダッツ買って食べちゃおうよ。1個だけ、1個だけ!」
とか、
「だいぶ痩せてきたよね、凄いね!ダイエットがうまくいってるお祝いに、今から焼肉屋に行って骨付きカルビを焼いちゃおうよ。厚切りタン塩と生ビールも頼もう! 吉江さんにもマツコさんにも黙っててあげるから」
などと悪魔の囁きをしていたかもしれません。
さも気遣っているかのように親切ぶっているのが悪魔の所業!
しかもわたしならすぐ悪魔の誘惑に乗りそう。
吉江さんやマツコさんが「今日は好きなもの食べていいよ」と許可してくれたならともかく、自分で自分のリミッターを外しちゃったら、あとはエヴァ初号機並みの暴走が待っているでしょう。
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!
しかし二瓶さんの場合は、一人でダイエットに取り組むのではなく、テレビ番組のダイエット企画として取り組んだのがポイント。
吉江さんがサポートしてくれ、職場のバックアップもあり、しかもテレビやHuluで二瓶さんのダイエットの経過が国内外に公開されているので、意地でも痩せないといけない状態に自らを追い込んだのが功を奏したのでしょう。
これは、「資格試験を受験する前に周りの人に自らの合格を予言した人」くらい、絶対に負けられない戦いですね!
実は二瓶さん、ダイエットの途中、『マツコ会議』の大阪ロケで、お好み焼きを食べちゃったそうですが、「大阪行ったらお好み焼き食べたいよね!」と親近感が湧きました。
大阪に行ったら、お好み焼き、たこ焼き、串カツなどなど美味しいものが沢山ありますから、むしろお好み焼きだけに留めた二瓶さんは偉い!
もしかしたらこっそりお好み焼き以外のものも食べたかもしれないけれど、いいじゃないの、人間だもの。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、二瓶さんのダイエットの結果は以下の通り。
〈ダイエット前(2018年始)〉
ウエスト116cm
ヒップ132cm
体重106kg
〈ダイエット後(2018年末)〉
ウエスト66cm
ヒップ ?cm(残念ながら未公開)
体重53.2kg
おめでとうございます!!
年始と年末でまるっきり別人!
もし2018年のはじめに二瓶さんがどこかの神社へ初詣に行っていて、その時と同じ神社へ2019年に初詣に行ったとしたら、その神社の神様が「二瓶朱美を名乗る人物がうちの神社に来たんだが、どう見ても俺の知ってる二瓶朱美じゃない件」を神様界の5ちゃんねるにスレ立てしそう!
いや、神様なら全てご存知でしょうから、実況スレを立てて他の神々と共にワイワイ語り合っているかも?
体重106kgから53.2kgって本当に凄いですよ。
鈴木亮平さんのように、太ったり痩せたりするのがもはや通常運転になった人ならともかく、鈴木亮平さん以外の人がそこまで激変したら、二度見どころか三度見、四度見したくなりますよ。
二瓶さん、11か月前の服のサイズは4XLだったのが、今ではSサイズも着られるそうになったそう。
しかも胸が減らなかったので、細いのに巨乳という、泉里香さんみたいなスタイルになっていて凄い!
体型の変化は勿論、ダイエット成功のお祝いとして、メイクアップアーティストの田村俊人さんに若返りメイクをしてもらい、スタイリストの野村昌司さんにEMPORIO ARMANIのお洋服を着せてもらった二瓶さんは、もはやわたしの知っている二瓶さんではありませんでした…。
勿論、面識は全くないので、「わたしの知っている二瓶さんではありません」という表現は語弊があります。
わたしは『マツコ会議』が大好きで毎週観ているので、二瓶さんのことも親戚のお姉ちゃんみたいに勝手な親近感を抱いているだけです。
二瓶さんがEMPORIO ARMANIの2018年秋冬シーズン新作「ダブルブレストジャケット コントラストエンブロイダリー」(たぶん。違ったらすみません)を着て、ヒールを履いて歩いて来る…!
ああ、わたしが知っている二瓶さんはもうどこにも居ないのね……
シックな大人の女性としてバッチリ決めて登場するのね…
…と思いきや、ヒールを履き慣れていなくてぎこちなくマツコさんたちの前に歩いて来る二瓶さんを見たら、中身は良い意味であまり変わっていなさそうで安心しました!
そしてマツコさんから素敵なサプライズプレゼントが!
照れているのか、二瓶さんと目を合わせることなく「そういうバッグは二瓶持ってねえだろうと思って…」とボソボソ言ったマツコさん。
プレゼントは、Valextraのバッグ!
あれは2018年秋冬シーズン新作の「スモール ブレラ」ですよね?
少し見ただけでもその上質さが分かる革の質感と、余計な装飾を省いた洗練された上品さを持ちながらも、鮮やかな赤を仕込むという、遊び心が堪りません!
いいなぁ、いいなぁ!
こういう素敵なアイテムって、それに見合う素敵な人が持ってこそなので、マツコさんが二瓶さんの頑張りをいかに認めているかが、このバッグのチョイスで伝わってきます!
マツコさんからのサプライズプレゼントは更に続きます。
二瓶さんが11か月我慢していたステーキ!
しかも三田牛。
分厚くて柔らかい三田牛のステーキを嬉しそうに頬張る二瓶さんと、それをニコニコしながら見守る人たちの姿を観ていたら、わたしは急に泣きたくなってしまいました。
頑張ろうという気持ちを応援してくれて、その頑張りを「よく頑張った!偉い!」と褒めてくれる人たちが居るのって、なんてあたたかいのでしょうか。
二瓶さんは体重は減ったけれど、うまく言えませんが凄く大きなものを手に入れたのだろうな、とわたしは勝手に感動しています。
これからリバウンドしないようにキープするのが大変だと思いますが、くれぐれも体調を崩さないようにして欲しいです。
『めんたいぴりり』と『めんたいぴりり2』
2018年12月13日 TV
※注
結末までは明かしませんがネタバレを含みます。
Huluのおすすめ動画一覧を何気なく眺めていたら、「めんたい」の文字を見つけました。
明太子が大好きなわたしは、軽い気持ちでドラマ『めんたいぴりり』を観始め、一気に全エピソードを鑑賞し、続く『めんたいぴりり2』もハッと気づいた時には鑑賞し終えていました。
戦中戦後の辛い時代を描くシリアスパートと、「ドリフか!?」とツッコミを入れたくなるハチャメチャ過ぎるコメディパートのメリハリが素敵。
泣いたと思ったら次の瞬間には笑えて、またその後は泣ける。
何ともせわしないのですが、そこがいい。
たまたま冷蔵庫に明太子があったので、わたしは登場人物たちが「めんたい」を作ったり、売ったり、もっと美味しくしようと工夫を重ねるシーンを見ながら明太子を食べました。
やっぱり何度食べても明太子は美味しい。
あたたかいご飯の上に乗せると最高!
パスタに乗せても最高!
そのまま食べても最高!
だからこそ、『めんたいぴりり』の中で、主人公が沖縄戦で戦友を亡くす際に、その瀕死の戦友にめんたいを食べさせるシーンが心に焼きつきました。
めんたいは無いんです、実際には。
戦友も、主人公も、お腹を空かせています。
そりゃそうですよね、敗色濃い沖縄戦の最中ですから。
めんたいどころか、他の食べ物もありません。
負傷して衰弱した戦友が空想の羊羹を食べる真似をするので、主人公は空想のめんたいを食べて「うまかー!」と笑うんです。
もう目を開けることも出来なくなった戦友が「食べてみたいわぁ…」と呟いたので、主人公は空想のめんたいを戦友にも食べさせてあげるんです。
戦友は京都出身で実家は和菓子屋。
戦友はめんたいの味を知らなかったから、「甘いなあ…羊羹より甘い…」と言って息絶えました。
お腹を空かせたまま、故郷に残した家族に会えないまま、死んでいった戦友の姿。
その姿が主人公の心に刻み込まれて、みんなに美味しいものを食べてもらいたいと戦後の厳しい時代を生き抜いて、美味しいめんたいを作って売るようになるというストーリー。
戦友が死なずに生きていれば、本物のめんたいを食べて「辛い」と言えただろうに、空想の羊羹じゃなくて本物の羊羹を、しかも実家の和菓子屋の羊羹を家族と食べられただろうに、それが叶わないのが切ないです。
なんだか無性に泣けてきて明太子を食べたら、やっぱり美味しくてまた泣けました。
結末までは明かしませんがネタバレを含みます。
Huluのおすすめ動画一覧を何気なく眺めていたら、「めんたい」の文字を見つけました。
明太子が大好きなわたしは、軽い気持ちでドラマ『めんたいぴりり』を観始め、一気に全エピソードを鑑賞し、続く『めんたいぴりり2』もハッと気づいた時には鑑賞し終えていました。
戦中戦後の辛い時代を描くシリアスパートと、「ドリフか!?」とツッコミを入れたくなるハチャメチャ過ぎるコメディパートのメリハリが素敵。
泣いたと思ったら次の瞬間には笑えて、またその後は泣ける。
何ともせわしないのですが、そこがいい。
たまたま冷蔵庫に明太子があったので、わたしは登場人物たちが「めんたい」を作ったり、売ったり、もっと美味しくしようと工夫を重ねるシーンを見ながら明太子を食べました。
やっぱり何度食べても明太子は美味しい。
あたたかいご飯の上に乗せると最高!
パスタに乗せても最高!
そのまま食べても最高!
だからこそ、『めんたいぴりり』の中で、主人公が沖縄戦で戦友を亡くす際に、その瀕死の戦友にめんたいを食べさせるシーンが心に焼きつきました。
めんたいは無いんです、実際には。
戦友も、主人公も、お腹を空かせています。
そりゃそうですよね、敗色濃い沖縄戦の最中ですから。
めんたいどころか、他の食べ物もありません。
負傷して衰弱した戦友が空想の羊羹を食べる真似をするので、主人公は空想のめんたいを食べて「うまかー!」と笑うんです。
もう目を開けることも出来なくなった戦友が「食べてみたいわぁ…」と呟いたので、主人公は空想のめんたいを戦友にも食べさせてあげるんです。
戦友は京都出身で実家は和菓子屋。
戦友はめんたいの味を知らなかったから、「甘いなあ…羊羹より甘い…」と言って息絶えました。
お腹を空かせたまま、故郷に残した家族に会えないまま、死んでいった戦友の姿。
その姿が主人公の心に刻み込まれて、みんなに美味しいものを食べてもらいたいと戦後の厳しい時代を生き抜いて、美味しいめんたいを作って売るようになるというストーリー。
戦友が死なずに生きていれば、本物のめんたいを食べて「辛い」と言えただろうに、空想の羊羹じゃなくて本物の羊羹を、しかも実家の和菓子屋の羊羹を家族と食べられただろうに、それが叶わないのが切ないです。
なんだか無性に泣けてきて明太子を食べたら、やっぱり美味しくてまた泣けました。
『クリスティンの奇妙なお菓子教室』シーズン1
2018年11月19日 TV
・映画『アダムス・ファミリー』のように、ダークだけれど家族愛を感じる雰囲気が好き
・女性に優しくASMR風に囁いて欲しい
・ストーリー仕立ての料理番組を見るのが好き
・可愛いだけではなく毒気のあるキャラクターが好き
という人におすすめの海外ドラマ。
個性豊かなキャラクターたちが登場します。
〈クリスティン〉
このドラマの主人公。
退廃的な雰囲気を持つ上品な美女。
白い陶器のような肌、柔らかにウェーブした黒髪、赤い唇が印象的。
ホワイトチョコレートみたいな色に整えたネイルも綺麗。
喋り方や仕草がとても優雅です。
もしクリスティンに「わたしは映画『アダムス・ファミリー』のモーティシアの姪です」と自己紹介されたらわたしは信じます。
〈ランクル〉
エジプトで神と崇められ、後に呪いをかけられて生き埋めにされた猫。
かつてはミイラにされていたらしく、体にはまだ包帯が残っています。
青い目が神秘的。
クリスティンに呪いを解いてもらって、クリスティンの家で暮らすようになったそう。
プライド高め。
ローズと仲が悪く、いつも口喧嘩しています。
〈ローズ〉
チョコが大好きで、性に奔放で、拷問大好きなアライグマ…?
顔はアライグマですが、尻尾はスカンクのようにも見えます。
頭につけたピンクのリボンがチャームポイント。
先の折れ曲がったフォークを持つのがお気に入り。
ごみ収集車に体を潰されたけれど、クリスティンに縫い合わせてもらったそう。
インターフォンが鳴ると、いつも「わたしが出る!」と元気良く叫びますが、エドガーにドアを開けられてしまいます。
目をカッと見開くのが何だかキュート。
〈エドガー〉
天井まで届きそうな大きな体をした獣。
見た目は怖いですが、心優しく、絵が得意。
血を見ると豹変してしまうらしいのですが、シーズン1の段階では、ほぼ穏やか。
行き場を無くしていたところ、クリスティンの家に受け入れてもらいました。
〈ミリー〉
冷蔵庫の中に住んでいるタコ。
自分で冷蔵庫のドアを開けて、キッチンに立つクリスティンにベストタイミングで食材を手渡してくれます。
その後きちんと自分で冷蔵庫のドアを閉めます。
優秀!
〈バーナード〉
たぶん地下室に棲んでいるモンスター。
唸り声と大きな目玉が特徴的。
郵便配達の人を追いかけるのが好き。
〈ルシール〉
クリスティンが優雅に起床出来るようサポートするタランチュラ。
〈ヴィヴィアン〉
的確なファッションアドバイスをくれる鏡の中の幽霊。
背中に弾痕あり。
ヴィヴィアンを演じているのは、なんとバーレスク界のカリスマであるディタ・ヴォン・ティーズ!
同性から見てもウットリするくらい艶やか!
胸元を大胆に開いたドレスを着ていても、いやらしくなく上品。
ハロウィンの日だけは鏡の中から抜け出して、頭に弾痕のあるグッドルッキングガイとお出かけします。
<ケチャムさん>
クリスティンの隣人。
ローズがケチャムさんちの庭を掘り返したり、ゴミ箱を漁ったり、小人の置物と…してしまうので憤慨してクリスティン宅に来訪。
ローズたちに返り討ちにされ、なんと地下室で拷問されてしまった気の毒なおじさん。
拷問にかけられたことでMに開眼し、拷問で使われた猿轡を持ち帰ってしまいました。
<クリスティンの祖母>
墓地の下に眠っています。
…と思いきや、墓の下から手だけ伸ばして、お墓参りに来たクリスティンの籠の中からブランデーを盗みます。
手の状態を見ると、若干腐っているかもしれません。
墓の下で編み物やクロスワードも楽しんでいる模様。
<ノーマン>
クリスティンを墓地でナンパした男。
ナイフの扱いが異常にうまく、クリスティン宅に訪れる時は血の匂いをプンプンさせてやって来ます。
ノーマンがクリスティンに贈った花束には血液が付着していました。
連続殺人鬼の疑いあり。
<エヴリン>
クリスティンの従姉妹。
優しいクリスティンとは違って意地悪で、金の亡者。
クリスティンたちを斧で殺そうとしたので、ノーマンに殺されて墓地に埋められた可能性あり。
クリスティンは、陶芸用の道具やエアブラシといった様々な道具を活用し、実に手際良く且つ丁寧にお菓子を作っていきます。
ただのお菓子じゃありません。
お菓子のモチーフは、人骨、蜘蛛、目玉、降霊ボード、狼の足などなど、ゴシックテイストのものばかり。
クリスティンが生み出すお菓子たちは、食べるのが勿体無くていつまでも飾っておきたくなるほど芸術的な仕上がり。
お菓子だけでなく、お化けみたいなキャンドルや、チキンを模したパイ、セクシーなドレスなど、クリスティンはまるで魔法みたいに何でも作れます。
うっとり。
シーズン1のエピソードは全て観てしまったので、シーズン2の配信が待ち遠しいです。
・女性に優しくASMR風に囁いて欲しい
・ストーリー仕立ての料理番組を見るのが好き
・可愛いだけではなく毒気のあるキャラクターが好き
という人におすすめの海外ドラマ。
個性豊かなキャラクターたちが登場します。
〈クリスティン〉
このドラマの主人公。
退廃的な雰囲気を持つ上品な美女。
白い陶器のような肌、柔らかにウェーブした黒髪、赤い唇が印象的。
ホワイトチョコレートみたいな色に整えたネイルも綺麗。
喋り方や仕草がとても優雅です。
もしクリスティンに「わたしは映画『アダムス・ファミリー』のモーティシアの姪です」と自己紹介されたらわたしは信じます。
〈ランクル〉
エジプトで神と崇められ、後に呪いをかけられて生き埋めにされた猫。
かつてはミイラにされていたらしく、体にはまだ包帯が残っています。
青い目が神秘的。
クリスティンに呪いを解いてもらって、クリスティンの家で暮らすようになったそう。
プライド高め。
ローズと仲が悪く、いつも口喧嘩しています。
〈ローズ〉
チョコが大好きで、性に奔放で、拷問大好きなアライグマ…?
顔はアライグマですが、尻尾はスカンクのようにも見えます。
頭につけたピンクのリボンがチャームポイント。
先の折れ曲がったフォークを持つのがお気に入り。
ごみ収集車に体を潰されたけれど、クリスティンに縫い合わせてもらったそう。
インターフォンが鳴ると、いつも「わたしが出る!」と元気良く叫びますが、エドガーにドアを開けられてしまいます。
目をカッと見開くのが何だかキュート。
〈エドガー〉
天井まで届きそうな大きな体をした獣。
見た目は怖いですが、心優しく、絵が得意。
血を見ると豹変してしまうらしいのですが、シーズン1の段階では、ほぼ穏やか。
行き場を無くしていたところ、クリスティンの家に受け入れてもらいました。
〈ミリー〉
冷蔵庫の中に住んでいるタコ。
自分で冷蔵庫のドアを開けて、キッチンに立つクリスティンにベストタイミングで食材を手渡してくれます。
その後きちんと自分で冷蔵庫のドアを閉めます。
優秀!
〈バーナード〉
たぶん地下室に棲んでいるモンスター。
唸り声と大きな目玉が特徴的。
郵便配達の人を追いかけるのが好き。
〈ルシール〉
クリスティンが優雅に起床出来るようサポートするタランチュラ。
〈ヴィヴィアン〉
的確なファッションアドバイスをくれる鏡の中の幽霊。
背中に弾痕あり。
ヴィヴィアンを演じているのは、なんとバーレスク界のカリスマであるディタ・ヴォン・ティーズ!
同性から見てもウットリするくらい艶やか!
胸元を大胆に開いたドレスを着ていても、いやらしくなく上品。
ハロウィンの日だけは鏡の中から抜け出して、頭に弾痕のあるグッドルッキングガイとお出かけします。
<ケチャムさん>
クリスティンの隣人。
ローズがケチャムさんちの庭を掘り返したり、ゴミ箱を漁ったり、小人の置物と…してしまうので憤慨してクリスティン宅に来訪。
ローズたちに返り討ちにされ、なんと地下室で拷問されてしまった気の毒なおじさん。
拷問にかけられたことでMに開眼し、拷問で使われた猿轡を持ち帰ってしまいました。
<クリスティンの祖母>
墓地の下に眠っています。
…と思いきや、墓の下から手だけ伸ばして、お墓参りに来たクリスティンの籠の中からブランデーを盗みます。
手の状態を見ると、若干腐っているかもしれません。
墓の下で編み物やクロスワードも楽しんでいる模様。
<ノーマン>
クリスティンを墓地でナンパした男。
ナイフの扱いが異常にうまく、クリスティン宅に訪れる時は血の匂いをプンプンさせてやって来ます。
ノーマンがクリスティンに贈った花束には血液が付着していました。
連続殺人鬼の疑いあり。
<エヴリン>
クリスティンの従姉妹。
優しいクリスティンとは違って意地悪で、金の亡者。
クリスティンたちを斧で殺そうとしたので、ノーマンに殺されて墓地に埋められた可能性あり。
クリスティンは、陶芸用の道具やエアブラシといった様々な道具を活用し、実に手際良く且つ丁寧にお菓子を作っていきます。
ただのお菓子じゃありません。
お菓子のモチーフは、人骨、蜘蛛、目玉、降霊ボード、狼の足などなど、ゴシックテイストのものばかり。
クリスティンが生み出すお菓子たちは、食べるのが勿体無くていつまでも飾っておきたくなるほど芸術的な仕上がり。
お菓子だけでなく、お化けみたいなキャンドルや、チキンを模したパイ、セクシーなドレスなど、クリスティンはまるで魔法みたいに何でも作れます。
うっとり。
シーズン1のエピソードは全て観てしまったので、シーズン2の配信が待ち遠しいです。
『マツコ会議』2018.11.17放送回の感想
2018年11月18日 TV2年前、『マツコ会議』に登場して強烈なインパクトを与えたキャラクター・やすおちゃんが久しぶりに登場!
やすおちゃんは文化服装学院の学生になっていました。
いいですねー、やすおちゃん。
やすおちゃんが「嫌ぁだ〜!」「あっはっはっは!」と笑っているのを見ていると、こっちまでつられて笑ってしまい、何だか元気になってきます。
やすおちゃんはドラァグクイーンになりたいそうです。
素敵!
わたしはアメリカのリアリティ番組『ル・ポールのドラァグレース』の大ファンで、シーズン2からシーズン10までの全エピソードを観ているのですが(なぜシーズン1を観ていないのか?というと、シーズン1だけは何故かNetflixで配信されなかったからです)、残念ながらまだこの番組において日本人ドラァグクイーンは登場したことがありません。
やすおちゃんには是非、英語と服作りとメイクとパフォーマンスを磨いて、『ル・ポールのドラァグレース』に挑戦して欲しいです。
出場者はル・ポールが選ぶし、世界中から応募があるのでかなり狭き門ではありますが、是非チャレンジして、世界的デビューを果たし、そして日本人初のnext drag super starになって欲しいです。
やすおちゃんは文化服装学院の学生になっていました。
いいですねー、やすおちゃん。
やすおちゃんが「嫌ぁだ〜!」「あっはっはっは!」と笑っているのを見ていると、こっちまでつられて笑ってしまい、何だか元気になってきます。
やすおちゃんはドラァグクイーンになりたいそうです。
素敵!
わたしはアメリカのリアリティ番組『ル・ポールのドラァグレース』の大ファンで、シーズン2からシーズン10までの全エピソードを観ているのですが(なぜシーズン1を観ていないのか?というと、シーズン1だけは何故かNetflixで配信されなかったからです)、残念ながらまだこの番組において日本人ドラァグクイーンは登場したことがありません。
やすおちゃんには是非、英語と服作りとメイクとパフォーマンスを磨いて、『ル・ポールのドラァグレース』に挑戦して欲しいです。
出場者はル・ポールが選ぶし、世界中から応募があるのでかなり狭き門ではありますが、是非チャレンジして、世界的デビューを果たし、そして日本人初のnext drag super starになって欲しいです。
『謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!』2018年11月11日放送回の感想
2018年11月12日 TV
昨夜放送された『謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!』、ラオスの橋祭りについての疑惑はともかく(ラオスの人からすれば不愉快だと思いますので今後再び同じことが無いようにして欲しいです)、面白かったです!
特に、ガンバレルーヤの二人がマーメイドスーツを着てジンベエザメや魚たちと泳ぐ企画が幻想的でした。
わたしもあんな風に泳ぎたい。
魚は食べ物じゃない、きっと友達になれるんだ…。
まるで映画『リトル・マーメイド』のアリエルのように…。
海の中を泳ぎながらドリーやニモにも会いたい…。
さて、この企画の中で、二人がマーメイドスーツを着たままウォータースライダーを滑り落ちていって、ピョーン!と空へ飛び上がるシーンがあるのですが、そのシーンのBGMとして使われたのがT.M.Revolutionの『HOT LIMIT』!
今、日本は冬なので『WHITE BREATH』や『Burnin’ X’mas』の季節なのですが、CD発売から何年経ってもやっぱり『HOT LIMIT』は勢いがあっていいですね!
冬に聴いても爽快な気分になります。
イントロが流れるだけで、
YO! SAY! 夏が 胸を刺激する♫
ナマ足 魅惑の マーメイド♫
と、つい歌ってしまう物凄いインパクト。
このシーンに『HOT LIMIT』を使ったスタッフさんのセンスに脱帽です。
ガンバレルーヤの二人はこの曲の歌詞の通りのナマ足ではなく、マーメイドスーツを着ているわけですが、二人ともこの曲のように勢いよく、空へと飛び上がりました!
…飛び上がり過ぎて、二人にとっては気の毒なものまで飛び出して、まさに魅惑のマーメイドになってしまいましたが。
ドンマイです…。
この色んな意味で怖いチャレンジをやる前に、よしこさんが「人魚は空を飛ばないよ」と冷静なコメントをしていましたが、強いて言えば、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』で超絶美女の人魚が男性たちに飛びついていたじゃないですか。
男性たちを食べるために(食欲という意味で)。
あのイメージでいきましょう!
ガンバレルーヤマーメイドが飛び上がった先にもきっとイケメンが!!
↑イケメンは食べ物ではありません
特に、ガンバレルーヤの二人がマーメイドスーツを着てジンベエザメや魚たちと泳ぐ企画が幻想的でした。
わたしもあんな風に泳ぎたい。
魚は食べ物じゃない、きっと友達になれるんだ…。
まるで映画『リトル・マーメイド』のアリエルのように…。
海の中を泳ぎながらドリーやニモにも会いたい…。
さて、この企画の中で、二人がマーメイドスーツを着たままウォータースライダーを滑り落ちていって、ピョーン!と空へ飛び上がるシーンがあるのですが、そのシーンのBGMとして使われたのがT.M.Revolutionの『HOT LIMIT』!
今、日本は冬なので『WHITE BREATH』や『Burnin’ X’mas』の季節なのですが、CD発売から何年経ってもやっぱり『HOT LIMIT』は勢いがあっていいですね!
冬に聴いても爽快な気分になります。
イントロが流れるだけで、
YO! SAY! 夏が 胸を刺激する♫
ナマ足 魅惑の マーメイド♫
と、つい歌ってしまう物凄いインパクト。
このシーンに『HOT LIMIT』を使ったスタッフさんのセンスに脱帽です。
ガンバレルーヤの二人はこの曲の歌詞の通りのナマ足ではなく、マーメイドスーツを着ているわけですが、二人ともこの曲のように勢いよく、空へと飛び上がりました!
…飛び上がり過ぎて、二人にとっては気の毒なものまで飛び出して、まさに魅惑のマーメイドになってしまいましたが。
ドンマイです…。
この色んな意味で怖いチャレンジをやる前に、よしこさんが「人魚は空を飛ばないよ」と冷静なコメントをしていましたが、強いて言えば、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』で超絶美女の人魚が男性たちに飛びついていたじゃないですか。
男性たちを食べるために(食欲という意味で)。
あのイメージでいきましょう!
ガンバレルーヤマーメイドが飛び上がった先にもきっとイケメンが!!
↑イケメンは食べ物ではありません
2011年BBC制作『地中海に沈む ギリシャ古代都市の謎』
2018年11月6日 TV
今から3000年以上前に栄え、やがてギリシャのラコニア湾に沈んだとされる古代都市パブロペトリの実態に迫るドキュメンタリー。
パブロペトリに関する書物はほとんど残っていません。
そこで、プロジェクトチームは、海の底に残っているわずかな痕跡を探るため、砂や泥を丁寧に取り除き、欠片や街並みの跡を分析し、CGを使って、パブロペトリで使われていた道具、街の様子を再現し、そこで暮らしていた人々に想いを馳せます。
パブロペトリでは下水道が整備され、人々は水洗トイレを使い、二階建ての建物に住んでいたと思われる、というから驚かされます。
現代人の暮らしにも通じるところがあり、親しみが湧きますね。
パブロペトリはなぜ海の底に沈んでしまったのでしょうか。
周辺地域では地震が多く、津波が襲うこともあったそうなので、もしかしたらパブロペトリは津波によって海の底に沈んでしまったのかも…?
だとしたら…、「水没した古代都市」なんて聞くとロマンチックではありますが、水没するまさにその瞬間、人々がどれほど恐怖を味わったか想像すると胸が締め付けられます。
パブロペトリのあった周辺では、子どもの遺体をおさめたと思われる棺の痕跡や、墓地の跡地も見つかっています。
死の恐怖や、誰かの死を悼む気持ちは、きっと古代も現代も変わりません。
パブロペトリで地震が起きた時、津波が襲ってくる前に、出来る限り多くの人々が安全な場所に避難出来ていますように…と、祈らずにはいられません。
故郷が水没してもなお、人々は力強く生き抜いた。
そう信じたいです。
パブロペトリに関する書物はほとんど残っていません。
そこで、プロジェクトチームは、海の底に残っているわずかな痕跡を探るため、砂や泥を丁寧に取り除き、欠片や街並みの跡を分析し、CGを使って、パブロペトリで使われていた道具、街の様子を再現し、そこで暮らしていた人々に想いを馳せます。
パブロペトリでは下水道が整備され、人々は水洗トイレを使い、二階建ての建物に住んでいたと思われる、というから驚かされます。
現代人の暮らしにも通じるところがあり、親しみが湧きますね。
パブロペトリはなぜ海の底に沈んでしまったのでしょうか。
周辺地域では地震が多く、津波が襲うこともあったそうなので、もしかしたらパブロペトリは津波によって海の底に沈んでしまったのかも…?
だとしたら…、「水没した古代都市」なんて聞くとロマンチックではありますが、水没するまさにその瞬間、人々がどれほど恐怖を味わったか想像すると胸が締め付けられます。
パブロペトリのあった周辺では、子どもの遺体をおさめたと思われる棺の痕跡や、墓地の跡地も見つかっています。
死の恐怖や、誰かの死を悼む気持ちは、きっと古代も現代も変わりません。
パブロペトリで地震が起きた時、津波が襲ってくる前に、出来る限り多くの人々が安全な場所に避難出来ていますように…と、祈らずにはいられません。
故郷が水没してもなお、人々は力強く生き抜いた。
そう信じたいです。
『ダンシング・ドラァグ・クイーン』シーズン1
2018年10月31日 TV
アリッサ大好き!
カッ!と舌を鳴らすのも、変顔みたいに大げさな表情をするのも、『ル・ポールのドラァグレース』出演中に深く考えていなかったことについて突っ込まれてとっさに「アリッサの秘密よ」と話をてきとうに誤魔化したことが何故かファンに大ウケして「アリッサの秘密」という番組を持つようになったのも、好き。
稀有なキャラクター性の持ち主です。
ドラァグクイーンのアリッサ・エドワーズとしての姿の時は目力強めの華やかな美女だし、素顔のジャスティン・ジョンソンとしての姿はすらっと背が高くて目鼻立ちのハッキリしたイケメン。
男としても女としても美しいなんて本当に羨ましいのですが、ジャスティンの場合はもともと容貌に恵まれていたことに加えて、努力に努力を重ねてきたからこそ今があります。
ジャスティンは今でこそ己の努力で裕福となりましたが、元々は貧乏な家庭の生まれ。
家族の中には逮捕歴のある人もおり、決して恵まれた環境で育ったとは言い難いです。
しかも本来は内向的な性格。
けれど、ダンスと出会ったことで人生が変わった、とジャスティンは話します。
これは、ジャスティンが地元テキサス州メスキートで経営しているダンススタジオ「ビヨンド・ビリーフ・ダンスカンパニー」を追ったドキュメンタリー。
スタジオに通う子どもたちの練習の様子やダンス大会での頑張りだけでなく、その保護者たちのぶつかり合い、ダンス講師たちの苦悩、ジャスティン自身の葛藤や家族・友人たちとの交流が描かれています。
ジャスティンはダンスという名の生きていく術を子どもたちに教え込みます。
保護者たちは「せっかく月謝を払ってるのに先生に厳しく当たられる。うちの子を褒めてよ」「先生はうちの子を大会に出る選抜メンバーに入れてくれない」といった不平不満を漏らしますが、ジャスティンは全員に良い顔をするなんてことはしません。
子どもたちが上手に踊れば褒めるし、下手に踊れば厳しく指導します。
技術的には優れていたとしても、ダンスに心がこもっていなかったり、観客との対話が出来ていないと感じたら、すぐ助言します。
親以外の大人が自分に嘘偽りなく向き合ってくれるのは、子どもの心身の成長にとって、とても大切なことです。
脊椎破裂症、双極性障害、家庭の経済的困窮、また家族みんなが個性的なので自分は目立てないという悩みを抱えている子どもも居ますが、子どもたちはダンスを通して努力することを学び、自信を身につけ、自分の弱さや強みに気づいていきます。
保護者たちがジャスティンに文句を言っている間も、子どもたちは保護者に甘えたりせず、これからもダンスの練習を頑張ろうという本気の目をしていて、それがすごく素敵。
選抜メンバーに選ばれなかった子をジャスティンが「あなたのダンス好きよ。この数年間ですごく成長した。今回のことを機にこれから更に頑張りましょう。こういうことはこの先いくらでもある」とフォローしている時、保護者が我が子に向かって「でもあんたは〇〇ちゃんに負けてるわ」と言い放ったことで、ジャスティンが保護者に対して不快感を露わにするシーンや、
保護者がこれから審査へ向かう子どもに「2位は何? 2位はどうなの?」と厳しい表情で問い、子どもに「ダメ」と言わせるのを見聞きして、ジャスティンが表情を固くして「違うわ」と言い、ジャスティンが子どもに「今日は楽しんで。ハグさせて」と子どもを抱き締めるシーンが素敵。
こういう、子どもに言わなくてもいいことをわざわざ言ってしまう保護者と子どもが家で一対一になる時間が長いと、子どもが言葉の暴力で追い詰められてしまいがちなので、ダンスという心の逃げ場がとても大切ですよね。
ダンスを磨いていけば、職業として生きる糧を得ることにも繋がりますし。
ジャスティンは言います、「このダンススタジオを出た子は、この先どんな振付師や演出家の前であろうと堂々と立てる」と。
ジャスティンはゲイなので自分自身の子どもを生み出すことは難しいけれど、こうしてダンスを通して沢山の子どもたちを育てているんですね。
子どもたちはジャスティンとしての姿もアリッサとしての姿も知っていて、それも他者の多様性を学ぶという教育になり、とても素晴らしいと思います。
カッ!と舌を鳴らすのも、変顔みたいに大げさな表情をするのも、『ル・ポールのドラァグレース』出演中に深く考えていなかったことについて突っ込まれてとっさに「アリッサの秘密よ」と話をてきとうに誤魔化したことが何故かファンに大ウケして「アリッサの秘密」という番組を持つようになったのも、好き。
稀有なキャラクター性の持ち主です。
ドラァグクイーンのアリッサ・エドワーズとしての姿の時は目力強めの華やかな美女だし、素顔のジャスティン・ジョンソンとしての姿はすらっと背が高くて目鼻立ちのハッキリしたイケメン。
男としても女としても美しいなんて本当に羨ましいのですが、ジャスティンの場合はもともと容貌に恵まれていたことに加えて、努力に努力を重ねてきたからこそ今があります。
ジャスティンは今でこそ己の努力で裕福となりましたが、元々は貧乏な家庭の生まれ。
家族の中には逮捕歴のある人もおり、決して恵まれた環境で育ったとは言い難いです。
しかも本来は内向的な性格。
けれど、ダンスと出会ったことで人生が変わった、とジャスティンは話します。
これは、ジャスティンが地元テキサス州メスキートで経営しているダンススタジオ「ビヨンド・ビリーフ・ダンスカンパニー」を追ったドキュメンタリー。
スタジオに通う子どもたちの練習の様子やダンス大会での頑張りだけでなく、その保護者たちのぶつかり合い、ダンス講師たちの苦悩、ジャスティン自身の葛藤や家族・友人たちとの交流が描かれています。
ジャスティンはダンスという名の生きていく術を子どもたちに教え込みます。
保護者たちは「せっかく月謝を払ってるのに先生に厳しく当たられる。うちの子を褒めてよ」「先生はうちの子を大会に出る選抜メンバーに入れてくれない」といった不平不満を漏らしますが、ジャスティンは全員に良い顔をするなんてことはしません。
子どもたちが上手に踊れば褒めるし、下手に踊れば厳しく指導します。
技術的には優れていたとしても、ダンスに心がこもっていなかったり、観客との対話が出来ていないと感じたら、すぐ助言します。
親以外の大人が自分に嘘偽りなく向き合ってくれるのは、子どもの心身の成長にとって、とても大切なことです。
脊椎破裂症、双極性障害、家庭の経済的困窮、また家族みんなが個性的なので自分は目立てないという悩みを抱えている子どもも居ますが、子どもたちはダンスを通して努力することを学び、自信を身につけ、自分の弱さや強みに気づいていきます。
保護者たちがジャスティンに文句を言っている間も、子どもたちは保護者に甘えたりせず、これからもダンスの練習を頑張ろうという本気の目をしていて、それがすごく素敵。
選抜メンバーに選ばれなかった子をジャスティンが「あなたのダンス好きよ。この数年間ですごく成長した。今回のことを機にこれから更に頑張りましょう。こういうことはこの先いくらでもある」とフォローしている時、保護者が我が子に向かって「でもあんたは〇〇ちゃんに負けてるわ」と言い放ったことで、ジャスティンが保護者に対して不快感を露わにするシーンや、
保護者がこれから審査へ向かう子どもに「2位は何? 2位はどうなの?」と厳しい表情で問い、子どもに「ダメ」と言わせるのを見聞きして、ジャスティンが表情を固くして「違うわ」と言い、ジャスティンが子どもに「今日は楽しんで。ハグさせて」と子どもを抱き締めるシーンが素敵。
こういう、子どもに言わなくてもいいことをわざわざ言ってしまう保護者と子どもが家で一対一になる時間が長いと、子どもが言葉の暴力で追い詰められてしまいがちなので、ダンスという心の逃げ場がとても大切ですよね。
ダンスを磨いていけば、職業として生きる糧を得ることにも繋がりますし。
ジャスティンは言います、「このダンススタジオを出た子は、この先どんな振付師や演出家の前であろうと堂々と立てる」と。
ジャスティンはゲイなので自分自身の子どもを生み出すことは難しいけれど、こうしてダンスを通して沢山の子どもたちを育てているんですね。
子どもたちはジャスティンとしての姿もアリッサとしての姿も知っていて、それも他者の多様性を学ぶという教育になり、とても素晴らしいと思います。
リック・グライムズよ、どこへ行く…
2018年10月31日 TVわたしは海外ドラマ『ウォーキング・デッド』のファン。
主人公リックとその仲間たちを応援しながら、シーズン1から現在のシーズン9までずっと観続けてきました。
好きなキャラクターが死ぬ時は毎回辛かったです。
ゾンビものですから、キャラクターたちはいつでも死と隣り合わせ。
ゾンビに噛まれた時は勿論、人間同士の戦いによって命を落とすこともしばしば。
いつ死んでもおかしくない世界とはいえ、さよならは辛かったです。
けれど、シーズンの初めの頃のキャラクターたちの死は、「悲しいけれどこのキャラクターの死は今までのストーリーの流れからいって自然なことだよね…」と理解出来ました。
それなのに…、シーズンを重ねるにつれ、「このキャラクターの死は本当に必要だったの?」と疑問を感じることが増えていきました。
ギャラといった契約上の問題や、出演者の他作品とのスケジュールの都合といった、いわゆる大人の事情があったのだろうという想像は出来るのですが…。
人気が高くなった海外ドラマはたいてい「人気に胡坐をかいてストーリー展開が雑になっていく。どうすれば無理なく最終回に持っていけるか目標を完全に見失い、グダグダになった挙句、ファンが離れていって打ち切りとなる」というパターンに陥るのですが、悲しいことに『ウォーキング・デッド』もその典型となってしまいました。
ファン離れの決定打となったのはカールの死…。
シーズン1からのちっちゃくて可愛い子ども時代のカールを知っているファンにとっては、カールの死は、もう、超! 超! 超! ショックでした。
カールが死んだ時点で、「もうついていけない」と『ウォーキング・デッド』の視聴を取り止めたファンは多いです。
それでも、カール亡き後もわたしは「この先どうなるか最後まで見届けなければ…」と思ったのですが、そんなわたしの心を打ち砕いたのは、ニーガンいい人化事件。
「えっ、グレンとエイブラハムをあんなにひどく何度も何度も殴って殺したニーガンを、実は心に傷を負ったいい人でした的な描き方をしていいわけ? 心に傷を負ったいい人は、人を生きたまま炎の燃え盛る窯に突っ込んだり、釘をいくつも打ち付けたバッドで人間をミンチになるまで殴り続けてしかもお前たちが悪いんだと自分を正当化してニヤニヤしたりはしないでしょ?」と呆然とし、わたしも『ウォーキング・デッド』の視聴から脱落しました。
そして。
リックが『ウォーキング・デッド』から去ることが発表された時。
月並みな表現ですが、ファンはこのニュースに耳を疑いました。
リックが『ウォーキング・デッド』から去る…。
それは、たとえるなら、『ドラえもん』からドラえもんが卒業し、『サザエさん』からサザエさんが卒業するかのよう。
ドラマのタイトルは『ウォーキング・デッド』であって『リック・グライムズ』ではないし、主人公が別のキャラクターに交代する前例が他作品において全く無いわけではないのですが、
いや、
主人公居なくなったらあかんやろ!!
リックを演じる俳優アンドリューは「別の形で『ウォーキング・デッド』に帰って来るよ」と公言していますが、
いや、
リックとしてそのまま居てよ!!
しばらくわたしは『ウォーキング・デッド』から離れていましたが、次のエピソード(シーズン9 エピソード5)は観ようと思います。
リックがどうなるか見届けねば…。
----------
〈追記〉
エピソード5、観ました。
未来に繋がる展開で、本当に良かった…。
きっとリックはラストシーズンあたりで復帰する、そう信じて帰りを待ちたいと思います。
主人公リックとその仲間たちを応援しながら、シーズン1から現在のシーズン9までずっと観続けてきました。
好きなキャラクターが死ぬ時は毎回辛かったです。
ゾンビものですから、キャラクターたちはいつでも死と隣り合わせ。
ゾンビに噛まれた時は勿論、人間同士の戦いによって命を落とすこともしばしば。
いつ死んでもおかしくない世界とはいえ、さよならは辛かったです。
けれど、シーズンの初めの頃のキャラクターたちの死は、「悲しいけれどこのキャラクターの死は今までのストーリーの流れからいって自然なことだよね…」と理解出来ました。
それなのに…、シーズンを重ねるにつれ、「このキャラクターの死は本当に必要だったの?」と疑問を感じることが増えていきました。
ギャラといった契約上の問題や、出演者の他作品とのスケジュールの都合といった、いわゆる大人の事情があったのだろうという想像は出来るのですが…。
人気が高くなった海外ドラマはたいてい「人気に胡坐をかいてストーリー展開が雑になっていく。どうすれば無理なく最終回に持っていけるか目標を完全に見失い、グダグダになった挙句、ファンが離れていって打ち切りとなる」というパターンに陥るのですが、悲しいことに『ウォーキング・デッド』もその典型となってしまいました。
ファン離れの決定打となったのはカールの死…。
シーズン1からのちっちゃくて可愛い子ども時代のカールを知っているファンにとっては、カールの死は、もう、超! 超! 超! ショックでした。
カールが死んだ時点で、「もうついていけない」と『ウォーキング・デッド』の視聴を取り止めたファンは多いです。
それでも、カール亡き後もわたしは「この先どうなるか最後まで見届けなければ…」と思ったのですが、そんなわたしの心を打ち砕いたのは、ニーガンいい人化事件。
「えっ、グレンとエイブラハムをあんなにひどく何度も何度も殴って殺したニーガンを、実は心に傷を負ったいい人でした的な描き方をしていいわけ? 心に傷を負ったいい人は、人を生きたまま炎の燃え盛る窯に突っ込んだり、釘をいくつも打ち付けたバッドで人間をミンチになるまで殴り続けてしかもお前たちが悪いんだと自分を正当化してニヤニヤしたりはしないでしょ?」と呆然とし、わたしも『ウォーキング・デッド』の視聴から脱落しました。
そして。
リックが『ウォーキング・デッド』から去ることが発表された時。
月並みな表現ですが、ファンはこのニュースに耳を疑いました。
リックが『ウォーキング・デッド』から去る…。
それは、たとえるなら、『ドラえもん』からドラえもんが卒業し、『サザエさん』からサザエさんが卒業するかのよう。
ドラマのタイトルは『ウォーキング・デッド』であって『リック・グライムズ』ではないし、主人公が別のキャラクターに交代する前例が他作品において全く無いわけではないのですが、
いや、
主人公居なくなったらあかんやろ!!
リックを演じる俳優アンドリューは「別の形で『ウォーキング・デッド』に帰って来るよ」と公言していますが、
いや、
リックとしてそのまま居てよ!!
しばらくわたしは『ウォーキング・デッド』から離れていましたが、次のエピソード(シーズン9 エピソード5)は観ようと思います。
リックがどうなるか見届けねば…。
----------
〈追記〉
エピソード5、観ました。
未来に繋がる展開で、本当に良かった…。
きっとリックはラストシーズンあたりで復帰する、そう信じて帰りを待ちたいと思います。
(第1話~第3話のあらすじはこちら→http://20756.diarynote.jp/201810082211484810/)
〈第4話「工房の眠れぬ夜」のあらすじ〉
過ぎる時間。
迫る納期。
納期!納期!納期!
いやー! 恐ろしい。
前回、カールはマルティーヌにドレスの追加を伝えた後、「ショーの1時間前に完成したこともある。他社だけど」と言って余裕の表情(たぶん。サングラスのせいで目は見えませんが)でしたが、縫う人たちも刺繍する人たちも必死です。
けれども容赦なく変更点が更に追加され、残酷にも締め切りまでの時間は短くなる一方…。
そんな中、マルティーヌはモデルさんにドレスを着つける時、前後を逆に着つけちゃいました。
まさかのドジっ娘属性発動だとォォォォォォ!?
失礼ながら高齢のマダム・プージューも、ずっと睡眠時間を2時間しか取らずにガロンを仕上げているそうです。
マダム・プージューの場合、助け合う仲間がおらず、全ての作業を自分だけでしなければならないので、大変そう…。
「人間の限界なんて自分の思い込み次第よ」と笑うマダム・プージュー。
かっこいい!
かっこいいけれども、どうかお身体を大切にしてください。
そしてショー前日!!
アトリエには「今8時 明日は寝てる」という切実な言葉が貼り出されています。
わたしはキリスト教徒ではないけれど、この様子を見ていて「エリエリレマサバクタニ…」と唱えて十字を切りたくなりました。
みんなが駆けずり回っている時に、カールはアナ・ウィンターと優雅に飲み物を楽しんでいます。
カールは大好きなコーラを、アナはいつもの炭酸水を飲んでいるのでしょうか?
日付が変わってもみんな退社出来ず…、やっと全てが出来上がったのは朝5時。
お疲れ様でした!と拍手しようと思ったら、「少しは寝られる。ショーの開始は10時半よ」と笑うマルティーヌの言葉にわたしは衝撃を受けました。
今から家に帰って、少し寝たらまた出勤しないといけないってことですね分かります!
なんということでしょう!
職場と家が近いことを祈ります。
もし通勤手段が車だとしたら、寝不足による事故が心配です。
ああ神よ、せめてみんなが安心安心に自宅と職場を行き来出来るよう、専用の運転手を遣わせ給え…。
〈第5話「ふたつのコレクション」のあらすじ〉
招待客ではない人が無理やり入って来たり、招待客が遅刻したため開始を遅らせたりと様々なハプニングがありつつも、何とかショーが始まりました!
わたしはずっとお針子さんたちの奮闘を応援しながらこのドキュメンタリーを観てきたので、リリー・コールといった素敵なモデルさんたちがCHANELのドレスを身に纏ってウォーキングし始めた時、息を呑みました。
苦労が報われた…。
わたしはお針子さんの一員でもないのに思いました。
お針子さんたちの為に、作品お披露目のショーも開かれました。
「2時間15分ほど眠れたのよ」とニコッと笑うマルティーヌ。
それ、「眠れた」って言えます!?
ああ神よ、この美を創り出す者たちが少しでも休めるように、ふわっふわでふっかふかの寝具を与え給え…。
作品を纏ったモデルさんたちが、お針子さんたちの前を美しくウォーキングしていきます。
どの部分を作るのに苦労したか、作品それぞれに思い入れがあり、誰もが感慨深げ。
率直に意見や感想を述べ合います。
「わたしが作ったの。買ってよ」
「(引きずるタイプの服に対して)モップで掃除してるみたい」
「下のプリーツにすごく手間がかかっているのよ。隠れているけど」
「こんな着こなし方があったなんて!」
わたしはこのドキュメンタリーを観るまでは、オートクチュールの作品って、雲の上の存在のような凄腕クチュリエたちが作っている、と勝手にイメージしていたのですが、生身の人間であり悩んだり喜んだりする彼女たちが作っていると知り、オートクチュールは買えないけれどどこか親しみを感じられるようになりました。
さて、気づけば会場の外は嵐。
「馬が心配だから帰るわ」と去って行くマダム・プージューと「また次回」と握手を交わすお針子さんたちの様子が素敵です。
月並みな表現ですが、戦友という感じ。
その後すぐ、顧客が注文のため来店。
補正のために呼ばれたのでしょうか、寝不足マルティーヌが若干よろけながら階段をおりて顧客の元へ向かいます。
もうやめて! マルティーヌのライフはもう0よ!
その後、顧客から沢山の注文があり、ショーの打ち上げも大盛況。
スイーツが凄い勢いでテーブルから無くなっていきます。
お針子さんの一人・リリアーヌが今回のショーを最後に引退することになり、カールが「記念に君が担当した作品のデッサンをあげるよ」と粋な約束をしました。
最初のそうめん事件(すみません、わたしが勝手にそうめん事件と命名しました)では正直観ててむかついたけど、リリアーヌへの対応を観ると、カールがいい人に見えてきました。
カールがちゃんと約束を守りますように。
そしてみんながぐっすり眠れますように。
〈第4話「工房の眠れぬ夜」のあらすじ〉
過ぎる時間。
迫る納期。
納期!納期!納期!
いやー! 恐ろしい。
前回、カールはマルティーヌにドレスの追加を伝えた後、「ショーの1時間前に完成したこともある。他社だけど」と言って余裕の表情(たぶん。サングラスのせいで目は見えませんが)でしたが、縫う人たちも刺繍する人たちも必死です。
けれども容赦なく変更点が更に追加され、残酷にも締め切りまでの時間は短くなる一方…。
そんな中、マルティーヌはモデルさんにドレスを着つける時、前後を逆に着つけちゃいました。
まさかのドジっ娘属性発動だとォォォォォォ!?
失礼ながら高齢のマダム・プージューも、ずっと睡眠時間を2時間しか取らずにガロンを仕上げているそうです。
マダム・プージューの場合、助け合う仲間がおらず、全ての作業を自分だけでしなければならないので、大変そう…。
「人間の限界なんて自分の思い込み次第よ」と笑うマダム・プージュー。
かっこいい!
かっこいいけれども、どうかお身体を大切にしてください。
そしてショー前日!!
アトリエには「今8時 明日は寝てる」という切実な言葉が貼り出されています。
わたしはキリスト教徒ではないけれど、この様子を見ていて「エリエリレマサバクタニ…」と唱えて十字を切りたくなりました。
みんなが駆けずり回っている時に、カールはアナ・ウィンターと優雅に飲み物を楽しんでいます。
カールは大好きなコーラを、アナはいつもの炭酸水を飲んでいるのでしょうか?
日付が変わってもみんな退社出来ず…、やっと全てが出来上がったのは朝5時。
お疲れ様でした!と拍手しようと思ったら、「少しは寝られる。ショーの開始は10時半よ」と笑うマルティーヌの言葉にわたしは衝撃を受けました。
今から家に帰って、少し寝たらまた出勤しないといけないってことですね分かります!
なんということでしょう!
職場と家が近いことを祈ります。
もし通勤手段が車だとしたら、寝不足による事故が心配です。
ああ神よ、せめてみんなが安心安心に自宅と職場を行き来出来るよう、専用の運転手を遣わせ給え…。
〈第5話「ふたつのコレクション」のあらすじ〉
招待客ではない人が無理やり入って来たり、招待客が遅刻したため開始を遅らせたりと様々なハプニングがありつつも、何とかショーが始まりました!
わたしはずっとお針子さんたちの奮闘を応援しながらこのドキュメンタリーを観てきたので、リリー・コールといった素敵なモデルさんたちがCHANELのドレスを身に纏ってウォーキングし始めた時、息を呑みました。
苦労が報われた…。
わたしはお針子さんの一員でもないのに思いました。
お針子さんたちの為に、作品お披露目のショーも開かれました。
「2時間15分ほど眠れたのよ」とニコッと笑うマルティーヌ。
それ、「眠れた」って言えます!?
ああ神よ、この美を創り出す者たちが少しでも休めるように、ふわっふわでふっかふかの寝具を与え給え…。
作品を纏ったモデルさんたちが、お針子さんたちの前を美しくウォーキングしていきます。
どの部分を作るのに苦労したか、作品それぞれに思い入れがあり、誰もが感慨深げ。
率直に意見や感想を述べ合います。
「わたしが作ったの。買ってよ」
「(引きずるタイプの服に対して)モップで掃除してるみたい」
「下のプリーツにすごく手間がかかっているのよ。隠れているけど」
「こんな着こなし方があったなんて!」
わたしはこのドキュメンタリーを観るまでは、オートクチュールの作品って、雲の上の存在のような凄腕クチュリエたちが作っている、と勝手にイメージしていたのですが、生身の人間であり悩んだり喜んだりする彼女たちが作っていると知り、オートクチュールは買えないけれどどこか親しみを感じられるようになりました。
さて、気づけば会場の外は嵐。
「馬が心配だから帰るわ」と去って行くマダム・プージューと「また次回」と握手を交わすお針子さんたちの様子が素敵です。
月並みな表現ですが、戦友という感じ。
その後すぐ、顧客が注文のため来店。
補正のために呼ばれたのでしょうか、寝不足マルティーヌが若干よろけながら階段をおりて顧客の元へ向かいます。
もうやめて! マルティーヌのライフはもう0よ!
その後、顧客から沢山の注文があり、ショーの打ち上げも大盛況。
スイーツが凄い勢いでテーブルから無くなっていきます。
お針子さんの一人・リリアーヌが今回のショーを最後に引退することになり、カールが「記念に君が担当した作品のデッサンをあげるよ」と粋な約束をしました。
最初のそうめん事件(すみません、わたしが勝手にそうめん事件と命名しました)では正直観ててむかついたけど、リリアーヌへの対応を観ると、カールがいい人に見えてきました。
カールがちゃんと約束を守りますように。
そしてみんながぐっすり眠れますように。