専門書ではなく恋愛本といった具合。
 うまくいっているカップルの容姿が似ているという謎が解けました。それはただ単に長い時間一緒にいて相手の顔を見たり同じ経験をしているからというだけでなく、女性が妊娠した際相手の男性がその女性と近い化学構造をしていれば女性は胎児を子宮内に宿すことが楽になるから。しかし稀に相手の男性の遺伝子に拒絶反応としか言いようのない症状を出す女性もいるようですね。皮膚が腫れあがったり(本当に医師に「拒絶反応」と診断された海外でのケース)。そこまでいかなくとも、やはり出産はつつがなく終えられる方が良い。それは女性の命にも胎児の命にも関わること。そのために自分と容姿や性格が似たパートナーを探すのはとても重要。性格は後天的なものだけれど先天的なものがないわけではありませんから。
 一目惚れが強烈な理由、恋心が持続しない理由についても楽しく読めました。特にわたしは現代人が長生きするようになったおかげで愛するための時間を手に入れたと書いているのを好ましいです。恋心は持続しないけれど(長く持っても4年が限界らしいです。男女が出会って子どもが生まれてしばらく育てるくらいの期間ですね・・・。子どもが生まれるなどの条件が整うと、ドーパミンとノルエピネフリンがオキシトシンとバソプレシンの分泌を刺激し、恋を鎮静化させる。代わりに相手に対し愛着の感情が芽生える)愛する心は死ぬまで持っていられますものね。
 大恋愛をしている人や大失恋した人の頭をfMRIでスキャンしているのも面白い。
 土曜日に結納があります。
 わたしのじゃありません、姉のです。
 結納ののち、姉の婚約者とその親御さんとわたしの家族で、美味しい活魚やお寿司を出してくれるお店へお食事に行くことになりました。
 魚といえば・・・大昔に姉が毒のある魚を海で見つけて、うっかり素手でつかまえてしまい病院に行ったという出来事を思い出します。どうもその魚をその頃3歳くらいだったわたしに見せようとしたんですって。あの頃までは仲が良かった。今はもう遠い。
 姉は愛情表現が苦手な人なのですが仏のように穏やかな男性と出会ったことで少し性格が丸くなったようです。普段わたしが夜更かしをしていても何も言ってこないのに、先日、「明日は成人式なんだから0時までに寝なさい」と言ってきました・・・そのままクルリと立ち去ってしまいましたが。
 ・・・。寂しくないもん。
 絵本のような大きさ。薄さ。野いちごを思わせる、赤なのに甘い色の裏表紙。
 装丁からしてビビビときました。
 蜷川実花さんが栗山千明さんを撮った写真集となれば「夢のコラボレーション!」とわたしはページを捲りました。
 青空がとってもあたたかな日。外で、分厚くて古い英語の本を読んでいた栗山千明さんはそのまま眠ってしまいます。まるでアリスのように、本の世界の中へ!
 本の世界の中で、栗山さんは様々な女の子に変身します。シンデレラ、白雪姫、赤ずきん、眠り姫、人魚姫、かぐや姫・・・「これって本当に1人の同じ女の子なの?」と思わせるほど、栗山さんの表情は変幻自在。1人の女の子の中にはたくさんの女の子が棲んでいて、それは栗山さんだけではなく他の普通の女の子も同じだよ、と言ってくれているように感じます。
 シンデレラの涙のつぶや、白雪姫が齧る毒りんごの毒を青・銀・薄ピンクのスパンコールで表現したこと、かぐや姫の唇にハート形に口紅を引いているなど、細部まで丁寧にこだわって撮ってあることに好感を持ちました。作り手が楽しく作ったことが伝わってきます。
 栗山さんしか登場せず(7人の小人や狼は登場しますけどね)そのお話の文章も出てこないのに、写真を見るだけでストーリーやセリフが頭に浮かんできました。女の子へのプレゼントにぴったりの写真集だと思います。
 鹿児島の実家に帰省しました。
 すると「○○が帰ってきたからお酒を飲もう」と酒盛りが開始されました。
 「ノロウイルスが怖くて牡蠣が食えるかっ」と牡蠣が焼かれました。
 人が1人増えてこたつがぎゅうぎゅうになったため、足の先だけをこたつに入れる父(鹿児島の男性って意外と遠慮するんです)。
 鹿児島に帰ってきたなぁってしみじみ思います。
 しみじみ思っているうちに、酔っていい気分になった母にお酒をかけられました! 不意打ち(>0<)
 まさに「龍が如く」。
 龍と他の生き物の違いを教えていただきました。龍は龍としか闘わないということを。郷田龍司が桐生一馬に言う「この街で一番高いところで、アンタを待つ」という台詞に全てが集約されています。互いに自分の姿を見、認め合うからこそ、最後の一騎打ちへと突き進む。唯一孤高の龍となるために。人が背負って生きるもの・人が背負って死ぬものを描くこのゲームで、2人の背中の龍は命を持っているような迫力です。
 エンディングはハードボイルドの極み。クレイジーケンバンドの楽曲がそれをより引き立たせ、わたしはエンディングを見た後涙が出るし血圧は上がるし体温が上がってフラフラになるしで大変でした。「物凄いものを見た」と満足しております。これからこのゲームを買う人・今やっている人は絶対にエンディングを見てくださいませ。
 前作で登場した地下闘技場やカジノがあるのは勿論のこと、今作ではニューハーフバーなどナイトスポットが更に充実しました。ホスト体験やキャバクラ経営もできます。ホスト体験ではお客様をキャッチしたり、1人のお客様に一晩に300万円以上出していただいたり、アフターも可能です。キャバクラにお客として行く場合はアフターだけでなく同伴も可能。キャバクラ経営では自ら女の子をスカウトして悩みを聞いたり褒めたり時にはお説教もします。内装を変えて自分も行きたくなるようなお店作りを目指しましょう。わたしはゴージャスなVIP向けのお店にしました。
 前作でも素敵にイカレていた真島の兄さんは、今作でも大活躍! 建設会社を立ち上げたからって、常にヘルメットを被っているところなんか可愛いです。「桐生チャ〜ン」。闘う気がないのかと思わせるほどフレンドリーなのにバリバリの戦闘派。たった1人で大勢のヤクザを嬉々として倒しまくる。机には頭突き! 頭突き! 頭突き! 死にかかっている時も「ワシの女に・・・」と女性を口説く。爆弾処理の時なんてどの回線を切るか「ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な」で決めちゃうしもう最高。わたしも真島組・・・じゃなかった、真島建設に入りた〜い! 真島の兄さんの部下も、回線を切る度に「ふぅ〜」と神様ありがとう僕は元気です的ないい笑顔をしてる。『龍が如く2』の映画を作るとしたら(前作の映画版は来年3月に公開です。主演は北村一輝さん! 妖しいわ・・・w)、この部下はフットボールアワー岩尾さんにやって欲しいです。
 <注意>花子バグと金庫バグには気をつけましょう。東城会本部で花子をスカウトしたらストーリーが続行しなくなりますし、金庫を聡史追跡時に開けてしまうとあのビルに入れなくなります。

Happy for you♪

2006年12月25日
Happy for you♪
 お仕事などでクリスマスを楽しむ余裕のない方に。
 ☆Merry Christmas☆
 あなたに幸せがやってきますように・・・☆☆☆
 
 

帰省したら、まず

2006年12月23日
 父親が将棋好きだったため自分も日常的に将棋番組を見ていたこと、
 『HUNTER×HUNTER』のオリジナル遊戯「軍儀」に興味を持ったこと、
 『龍が如く2』でたくさん将棋を指したことなどから、

 わたしはようやく将棋に目覚めました。
 今までトランプゲームや麻雀もやっていて、将棋も少し嗜んではいたのですが、その面白さに気がついていませんでした。
 軍隊を動かしている感じがします。歩兵を見ていると切なくなりますけれど。どうしても捨て駒として使ってしまう駒なのですが、犠牲になるとわかっていなから前に進むしかない歩兵に・・・何とも言えない気分にさせられます。
 年末に帰省したら父親と一局指したいです(^−^)
 麻雀ではいつも負けてますけど。いつか必ず勝ってみせます。
 表紙を見て「だ、誰!?」と思いました。中村うさぎさんですね。この本が出た当時はまだ胸はいじってらっしゃらない。
 中村うさぎさんは元々ブスではありません。ブスではないのにプチ整形と整形をなさいました。他人が思う「自分」と自分が思う「自分」が一致しないから。丸顔で目が大きい、いわゆる童顔なうさぎさんは、可愛くあるよりも格好良くなりたかったそう。P148でうさぎさんは『私が「カメラの前で動じなくなった」理由は、整形によって「もはや自分の顔を自我や内面の延長と考えなくてすむようになったから」ではないか?』と書いてらっしゃって、そうであれば良いなぁとわたしも思いました。
 しかし・・・、うさぎさんが理想とする「自分」と実際やってらっしゃることはかなりずれている! 話すことも書くこともずれている! P145で『〜(中略)術後、両耳をバンソウコウで厳重に封じた上に、白いバンデージを巻く。耳切り落としたゴッホみたいな姿。両耳だからゴッホの2倍キ○ガイだ。素晴らしい』なんて書いちゃってるあたり、3枚目キャラ。エド・ゲインに興味もおありのよう。全ては皮のせい。フフ。
 顔が理想の「自分」としても実際の自分は? うさぎさんのどの著作を読んでも、わたしは「うさぎさんはむしろ自己を分裂させたがっているのではないか」と考えてしまいます。

 これからプチ整形や整形をしたいと考えてらっしゃる方には、うさぎさんと精神科医の春日武彦さんの対談は必読でしょう。適度に後押ししてくれます。他にもビューティエキスパートの大高博幸さんとマッド高梨さん(注:タカナシクリニック院長のこと)の対談もかなり本音が出ていて刺激的です。
 最近テレビで、P81に載っている「ニューラル・プロステティクス(神経補綴学)」が紹介されているのを見ました。この本の記述通りに説明すると、ニューラル・プロステティクスは「身体の代わりになる機械を神経を通じて操縦する手法を研究する分野」(P81より抜粋)。もし研究が進めば、より性能の良い義肢の開発にも繋がるでしょうね。今後が楽しみです。
 慶応義塾ニューヨーク学院高等部の生徒に対して著者が行った講義内容をまとめたのがこの本。
 読んでみてわかったのは、脳というものは未だに謎に包まれていて、その謎を解明するのは非常に難しいということ。それでも、いえ、だからこそ脳は面白い。前頭葉、側頭葉など脳には様々な部位がありますが、同じ脳というものであるにも関わらず役割がそれぞれ違うというのがとても不思議です。
 特にアルツハイマー病についての章は、読んでいてドキドキしました。神経細胞を壊す(注:麻痺させるのではありません)βアミロイドを生み出すのはAPPという遺伝子。このAPPをプレセニリンというものが切り取る(おそらくこれは正常な脳でも少しずつ起こっている)。そのAPPの切れはしがβアミロイド。アルツハイマー病はプレセニリンがおかしくなってAPPを切りすぎてしまうために起こるのかもしれない。βアミロイドが溜まって神経細胞が壊されると脳に老人班ができる、・・・と。怖いです。
 ここでわたしが個人的にこの本に対して感じた不満点を一つ。
 1つは、わたしは映画『A.I.』や『アンドリューNDR114』を観て以来「人間とロボットの違いは何なのか?」ということを考えてきたのですが、この本には納得できる答えがなかったことです。勿論映画は映画ですから、現実に肉の体を持っているロボットは当分作ることはできないでしょう。でもわたしはもし作れたら、ということを考えてしまいます。この本ではそういうロボットを作れたとしてもそれは人間とは違う思考をするだろうから全く違う生き物だと言えるだろう、というようなことが書いてあり・・・、わたしは「う〜ん、本当かな? もし人間の脳の仕組みを解明しその仕組みを肉の体を持つロボットに用いて、人間と同じ体を持ち、同じように思考ができるロボットができたら?」と思ってしまいました。心が脳にあり、脳を持っているものには心があると認められても、それは人間ではないのでしょうか? それは脳科学ではなく哲学などの方で考えなければいけないのでしょうか? 勿論、人工心臓は作ることはできても人工の脳を作るのはほぼ不可能だと思いますし、万一そんなロボットを作ったとしてもそれはもはや人間なので(とわたしは思います)他の人間の命令に逆らうだろうから、そんなロボットを作る意味がないでしょうけれど。う〜ん。
 2つめは、この本に本文とは別に参考文献が記載されていないこと。本文中で、他の研究者の考えも用いて講義をした、と著者自身が仰っており、勿論その講義の部分ではどの研究者の考えなのかも書いているのですが、その研究者がその考えを何という本や文献に著したのかについてもしっかり明示し、できれば本文とは別に記載して欲しかったです。こういう科学系の研究は日々進歩すると同時に誤っていることもありますから、この本の内容をそのまま鵜呑みにして良いのか困ってしまいました。参考文献があるならその本や論文を、また、その本や論文について書いた本や論文を調べ、今現在その内容に誤りが見つかっているかいないか知ることができるので・・・。
 とはいえ総合的に見ると、非常にわかりやすく脳について説明している良書です。良書でなければ批判は出てきませんもの。この著者の本はわたしも2冊所有していますが、どちらも一般人が知りたい内容をわかりやすく説明してくれています。著者の今後の本または論文にも期待。
 12月。
 宴会シーズン到来でございます。
 ワタクシはダースベイダーのヴォイスチェンジ機能つきマスクを装着して教室に行きたい気持ちでいっぱいです。
 笑いのわかるW教授に「おいそこの浮かれた奴、名を名乗れ」と言われたら「You don’t know the power of the dark side.HAHAHAHA」と返したい気持ちでいっぱいです。
 そしてワタクシと教授はライトセイバー(別売)で戦闘開始!
 「もうやめるんだアナキン! そんなことをしても単位は奪えないぞ」とヨーダが登場。
 ヨーダの後を「オウチ」と言いながらE.T.がついてくる。
 ワタクシ、E.T.に携帯電話を貸してみる。ちなみにau。
 ワタクシ、自転車のカゴにE.T.と携帯電話を乗せ空を飛ぶ。
 自転車で空を飛んでいる途中、ホウキで空を飛んでいる魔女の宅急便のキキを見つけたので「あなた新人?」と声をかけてみる。
 その横をタケコプターでのび太が通過。
 のび太にロックオン!
 追跡開始!
 ワタクシ、のび太からどこでもドアを1日300円でレンタル。
 まず最初にしずかちゃんちのお風呂に行ってみる。
 バシャ! お湯をかけられた。
 着替えに手間取り、講義に遅刻。
 再びW教授との死闘開始!
 ・・・なんて。
 こたつの中であほな想像をして楽しんでしまいます。
 12月です。
 こたつはぬくぬく。出たくない。
 二枚舌の物語。
 真実か嘘か。
 真実でもあり嘘でもあるのか。

 魔女たちはマクベスに「あなたは王になれる」と言い、バンフォーには「あなたは王の父親になる」と言う。
 マクベスは臣下の身。王にはなりたいが、今の王を尊敬している。王を殺す準備をしたものの、やはりやめようと思い直す。しかし、マクベス夫人はマクベスに、王を殺して王になるよう勧める。マクベス夫人は王を殺す手伝いをし、企みを王に悟られぬよう、王に「私どもは陛下のしもべ」とも言ってみせた。
 マクベスは王を殺して自らが王になる。殺したのは自分ではなく先王の王子たちだと偽って。その後マクベスはバンフォーを殺してしまう。バンフォーの子をも殺そうとしたが、子どもは逃げおおせた。だからその子がバンフォーを殺して逃げたのだ、と罪を着せた。マクベスは魔女たちが「マクダフに気をつけろ」と言うのでマクベスはマクダフを殺そうとするが、マクダフは逃げた。だからマクベスは代わりにマクダフの妻と子どもを殺してしまう。
 まんまと王になったマクベスとその妃マクベス夫人は、錯乱状態に陥る。自分が殺した者の亡霊を見て苦しむ。マクベス夫人は夢遊病になって、自分たちが殺したのだということを喋ってしまう。
 不安になったマクベスが予言を乞うと、魔女たちは「女から生まれたものはマクベスを倒せない」「バーナムの森が動かないかぎり安泰だ」と言った。その予言を信じ、マクベスはわずかに自信を取り戻す。
 バーナムの森は動かない。だが、枝を持って森に見せかけて進軍してくる者たちがいた。森は動かないが、動いたのだ。
 妻と子を殺されたマクダフが、マクベスの前に立つ。マクベスが自分は女から生まれたものには殺されない、と告げるとマクダフは「俺は母の腹を破って出てきた」と言った。マクダフはマクベスを殺す。その前にマクベス夫人は自殺。
 魔女の予言は確かに当たった。真実でも嘘でもなく、真実でもあり嘘でもあったが。確かにマクベスは王になれたのだ。

 この『マクベス』、シェークスピア作品の中でもかなり残酷な方だと思います。マクベスとマクベス夫人の最期がなんとも壮絶。
 人の言葉を鵜呑みしてはだめだ、自分の本心とは違うことを人に勧められたからといって行ってはだめだ、それが正しいことなのかどうかは自分が一番わかっているはずだ、というメッセージを感じます。
美女ライフ至上主義。Dita Von Teese
 自分の魅力の引き出し方を知っていて、それを実践できる女性って素敵。
 Dita Von Teeseこそ、その中の1人!
 もともとわたしはDitaの夫であるMarilyn Mansonのファンでした。けれど今は完全に妻であるDitaファン。ご夫妻でテレビに出演なさっている時なぞ、Ditaが話したそうにしているのに構わず喋り続けるMarilynに対し「いつもならあなたの話を聞きたいが、今は、黙ってくれ!」と思ってしまいます。Marilynが羨ましいです。
 Ditaはバーレスクダンサー。
 バーレスクダンスを芸術の域に高めた人。
 陶磁器のよな青ざめた白い肌といい、鮮やかな紅い唇といい、ウェーブした漆黒の髪といい、あの黒猫のような眼差しといい、生きた人間とは思えません。着用するのはたいてい黒い服。履くのは黒い靴。持つのは黒い小物。黒、白、赤のコントラスト。嗚呼なんてゴシック。
 声だけが普通。
 Ditaは本当は金髪なのに黒に染めているのです。その方がDitaらしいからとの理由で。コルセットをきつく締め上げ続けた結果、ウエストが物凄く細いです。それを活かし、ウエストの細さを強調する服を着ることが多いです。
 Ditaは10代の時よりも今の方が若い・・・。「自分は自分である」ということを楽しんでいるからでしょう。DitaはDitaとして美女ライフを満喫しているのです。
 ああ、彼女のSHOWを観に行きたいっ。(>∀<)

 なお、写真の左端に見える腕は、Marilynの腕です☆
 ゴシックなご夫妻です本当に。

CASSIE 『Me&U』

2006年11月22日 音楽
 CASSIEの初シングル。
 彼女の声の細さと甘さが活かされています。
 可愛いですCASSIE。
 ギャルですCASSIE。
 プロモではナイキのシューズを履いて頑張って踊っています。映画『フラッシュダンス』を思い出させてくれます。
 しかし「えっ・・・?」と思うようなこともしていますが。この曲に限らずプロモではエッチな路線を狙おうとしているのですが、彼女のスレンダーな体や透明感のある声とイメージが合いません。若いからという理由でさせられちゃってる感があります。時期尚早。
 かっこいいR&Bだけでなく、こういう可愛いR&Bもいいなぁ。
 パンチは効いていないけれど、ゆる〜いビートが心地よいです。
 顔は隠せない。マスクでもしないと覆えない。
 顔はその人の看板。顔はその人の表札。その人=その顔である、とその人以外の人は認識します。
 ではその人自身は? 自分の看板であり表札たる自分の顔に自信が持てなかったら果たしてそれを「自分です」と言えるでしょうか? それよりも「いいえ、これはわたしじゃない。これは本当のわたしの顔じゃない」と悲鳴をあげてしまう方が多いでしょう。
 自己は理想の自己と現実の自己によって引き裂かれる。
 それに対し、美しい顔を持つ人は初対面の時点で他者に好意を抱いてもらえる上に自己愛も育つ。羨ましい。美人が羨ましいっ。美人と美貌は関係ないなんて嘘だ。
 しかし理想の自己も現実の自己も本当の自己もどこにもいないよ、整形しても更に引き裂かれ状態になったりするんだよ、じゃあどうしたらいいんだろう、・・・というところまで語るのがこの本。
 わたしは16章『整形』のところを読んでいてメイクアップアーティストのケヴィン・オークイン氏(故人)がおっしゃったことを思い出しました。「メイクは人を変えるものではなく、その人らしくするもの」。
 メイクでもプチ整形でも整形でも、どんな服を着てどんな靴を履いていてもそれを自分らしいと感じられたらいいのに。人にとって「本当の自分とは何ぞや」「今の自分は本当の自分ではない」というのは人生においてメインテーマだから難しいけれど。それでもいつか自分を受け入れられるようにならなきゃいけない。そしていつか、「作られた自分」をも受け入れられるようにならなきゃいけない。でなければずっと苦しいまま。
 この本では様々な方面で頑張っている不美人も紹介されていて、とても励みになります。
 恥を忍んで告白しますが、ワタクシこれを初めて使用した翌日に、
 お尻が筋肉痛になりました。
 笑!
 どんだけお尻の筋肉が弱くなっていたのでしょうか。
 ワタクシ、受験勉強に明け暮れていた一昨年、姉に「あんたみたいなお尻にはなりたくない」と言われた過去がございます。(><)
 告白すると横尻状態でした。
 正面から見た時、太ももの横にお尻のお肉が移動しちゃってる状態です。
 そのままのお尻で昨年も過ごし今年の初めまで過ごしていたのですが、今年の初めにこれと出逢いました。
 『ノーコンプレックス ヒップ&レッグ』。いい名前ですね! 横尻さんには救世主のような名前。。。 薄紫とシルバーの容器もおしゃれで気に入りました。中身のクリームも高級感たっぷり。塗った時ひんやりしないのが嬉しかったです。
 筋肉痛になりながらこれをお尻と太ももに塗ってマッサージし続けた結果、今年も終わりに近づいた現在はお尻が「普通のお尻」に回復しました(普通のお尻って・・・)。横尻よさようなら。(^∀^)ノ☆
 塗った後、お肌がしっとりすべすべになります。
 しかしお値段が張りますのでリピートはお金をやりくりしないと困難です。内容量によってもお値段が変わるのですが、150ml入っているこちらは8400円也。美容にいくらかけられるか、何ヶ月ほど使うのか検討した上で今後リピするか否か決めます。
 朱色が混じった金と、黒。これはわたしの花街のイメージです。ですからこの映画『SAYURI』のスタッフロールの背景としてこの色合いが使われていて、わたしはとても嬉しいです。朱色と金色は他の色と混ざることができ、他の色と混ざらなくても元々とても美しい色。それに対して、黒はどんな色とも交われない最も孤独な色でありながら最も誇り高い色。それはあたかも花街に生きる女性たちを表わしているようです。
 密集して建っている置屋、格子窓、闇に浮かび上がる赤い提灯、白粉、紅、櫛、簪、きらびやかな着物、家具、扇、唐傘、おこぼ(履き物)。綺麗ですね。けれどそれらよりももっと綺麗なのが女性たち。
 この映画の物語は、置屋に売られ女中をし辛い日々を過ごしていた千代という女の子が自分にかき氷を買ってくれた男性にもう一度会うために芸者「さゆり」になる、というもの。その出逢いのシーンでわたしはハッとしました。それまでは暗かった千代の表情が、渡辺謙さん演じる会長さんと出逢った後ぱっと明るくなるのです。それ以降顔つきが全然違うのです。生きる目的を持っている人特有の顔。この映画には「恩人」という言葉がよく出てくるのですが、千代にとって会長さんは紛れもない恩人なのです。
 そんな目的を持ったチャン・ツィイーさん演じるさゆりがコン・リーさん演じる初桃より優位に立ったのは当然。さゆりはいつか会長さんに近づいてみせるという未来への希望を持っているのに対し、初桃は恋人と結ばれきれない現在を悲しんでいるのですから。この映画では「喪失感」という言葉も使われます。未来への希望を抱いている者と絶望を抱いている者、どちらが将来的に力を増すかは言うまでもありません。しかし、優位に立った時点で既にさゆりは「明日は我が身」と感じています。そして、やがてさゆりも初桃が感じていたような悲しみを味わうことになります。
 置屋が燃えるシーンは映画『吉原炎上』を彷彿とさせました。女の情念は炎ということでしょうね。さゆりの情念は水なのですが。それに対して初桃は炎の女。水揚げを終えた後のさゆりのどこか現実でない世界に行きたがっているような、且つ「もう何も失うものはない」と言うかのようなどこかホッとしたような表情も説得力がありました。それ以降さゆりは以前のような明るい笑顔をしなくなっています。笑顔と引き換えに芸者の道を究めることができたのですが・・・。
 そのような心模様を描くことができている映画ですので、わたしは好きです。日本人が作れば日本を描いた映画、外国人が作れば紛い物、などという風にはわたしは思いません。日本らしさは感じませんが(何だか中国のように見える箇所がいくつかあります)日本人が見落としがちな日本の美(その美は特に、外国よりも色が暗いことや季節によって空気が非常に冷たくなったり暑くなったりすることからきている)を教えてくれる映画だと思います。チャン・ツィイーさん、コン・リーさん、ミシェル・ヨーさんなど中国の美人女優を一つの映画で見ることができるという点においても注目すべき映画です。桃井かおりさんも置屋の気だるい女主人がよく似合っていました。
 ただ、わたしは結末には納得はいかないのですけれど。結末を見て「ああ、ハリウッド映画だものね。こうなった方がハリウッド映画らしいものね」とがっかりしてしまいました。原作小説の通りにする必要はないし、結末がもっと違うものなら芸術性の高い映画になったと思いますのに・・・。だからこそ、冒頭で述べたスタッフロールの背景の色合いに救われる思いがしました。
 最後に考えたいのは、なぜ会長さんが千代にかき氷を買い与えたのかということ。泣いている千代を見つけ、「うちにも君と同じくらいの女の子がいるんだ」と言って会長さんも一緒にかき氷を食べ、その後千代に「これで何かお食べ」と1か月分の食べ物が買えるくらいの大金を渡しています。・・・もしかしたら・・・会長さんは娘さんを亡くしたのかもしれないなぁ、とわたしは想像してしまいます。もう娘さんはいないのに「〜いるんだ」と言っているような気がして。勝手で申し訳ないのですけれど。
 編集者がどんな視点で本や雑誌を読むのか知ることが出来る本。
 例えば一冊の本を読む時その作者の今までの著作の傾向、どの出版社から多く出しているか、その時の社会情勢はどうだったか・・・などに着目すると読書がぐっと面白くなるのだということを、わたしはこの本に気づかされました。
 P37の、職業に合った服装は威圧感を生むという記述も面白い!
 これは10年以上前に発行された本なので、当時の出版界の動向について書いている後半部分は資料としてちょっと面白いです。ここで「伸びる」と予想された作家が本当に伸びていたり、消えていたり・・・当時政界を引退した人が現在日本のどこかの都知事をしていたり。「戦後派で残るのは遠藤周作だけ」というのは非常に当たっているように思います・・・いえ、個人的にわたしが遠藤周作さんの本を好きなだけなのですが(贔屓目ですみません。しかし作品によっては太宰治さんのより酷い精神的ダメージを被ります)。同じく戦後派の三島由紀夫さんも最近美輪明宏さんたちが紹介しているからか若い人が手にとっているのを目にします。高村薫さんは今も昔もすごい! ・・・団鬼六さんのSM緊縛小説も、映画『花と蛇』を観て昔を思い出した方(団鬼六さんの本が流行った世代、または読者という意味です。SMを昔していた方という意味ではありませんが、勿論そう取っていただいても結構です。笑)が読み返しておられるのではないでしょうか。
 P5には知識の系統化の仕方が書かれています。松本清張さん曰く「横に読め」。本の中に興味のある人や事件が出てきたら、それについての本を読め、と。・・・新しい世界の扉を開くべく、団鬼六さんの本を読もうかしら。爆。緊縛モノ以外も書いてらっしゃるみたいですし。
 この本を読んだ後、わたしはいくつか書店を回ってみました。どの書店でも江原啓之さんの本が積まれており、ある書店では高齢かと見られる男性が真剣な面持ちで江原さんの『スピリチュアル子育て』を立ち読なさっていました。時代ですねぇ。
 やっぱりこれはすごいですよね。
 塗るつけまつげ。
 浮気性のわたしが、もう一体何年使い続けているのかわかりません。
 汗でも雨でも落ちないのにメイク落としではするりと落ちます。オイルクレンジングでは勿論のこと、ミルククレンジングでもジェルクレンジングでもするりと落ちます。
 滲まないし。よっぽど雑なつけ方をしなければ、だまにもならないし。自然な長さと濃さになる・・・。どこのドラッグストアでも大抵売っている手軽さもまた良し。ハードコンタクトの方にはこのマスカラは繊維があるため向かないでしょうが、わたしはソフトコンタクトなので楽ちん。
 今使っているのがそろそろ切れかけているのですが、わたしはまたこれを買ってしまいそうです。 
 わたしも底辺女子高生でした。懐かしいなぁ。あの頃。この本を読むと思い出します。地味で自分に自信がなくて女の子とばかり喋って・・・勉強も人並み以下にしかできなかった。少しスカート丈を短くするだけでも「周りがどう思うか」「変じゃないか」とドキドキ。次の日には今まで通りの丈に戻して、残念だけど妙にホッとしてしまったり。
 底辺女子高生は幽霊にだってなれる! 男の子が自分に話しかけてくると、まるで「自分のことが見える人間にめぐり会った幽霊」のように驚いてしまう。勿論、うまく対応できない。特に相手が好きな男の子であったなら、とってもとっても言葉少なになってしまう。
 若かった。青かった。そんな頃を思い出させてくれるエッセイ集です。勿論底辺でない青春を過ごした方には「ふぅん」と思う程度でしょうけれど。また、底辺と言ってもそんなに暗くはないので、壮絶な青春を過ごした方にはいささか平凡に思えるかもしれません。
 作者である豊島さんの凄いところはやはり長距離の家出を決行したことなのですが、わたしは友達と「おやすみ」で別れられる幸福を書いているところが一番好きです。わたしも寮生活などをしてみたかったなぁ・・・(豊島さんは家出をした後、寮に入ったそうです)。このエッセイでは寮生活がどのようなものか少し知ることもできます。
 とはいえ豊島さんはお写真を拝見したところお顔は不細工ではないし、勉強もしっかりやっておられたそうです。わたしの考える底辺は「顔も不細工で勉強もできず地味」なのでこのエッセイはそもそも底辺女子高生はない、と思ってしまいます。
 わたしは御本人が描いたイラストが好きです☆
 イラストに結構なページ数が割かれています(^皿^)
 表紙の女の子の表情もタイトルにぴったり・・・。あらまぁ。
 これは少し前の出来事。

 わたしはVivienne Westwoodが好き。
 わたしが最近失恋した男の子の彼女もVivienne Westwoodが好き。
 ある日わたしは意を決してVivienneのお洋服を買ったのです。
 お財布にはとっても痛いお値段でした。
 でも可愛かったのです。
 ボウタイつきのシャツ。
 初めて買ったVivienneでございました。
 買ってから数日が経ち、そろそろ大学に着て行こうかと思っていた時。
 先述した男の子の彼女が同じシャツを着ていました・・・。
 彼女はわたしがその男の子のことを好きであったことを知っています。
 なぜならその男の子が周りに言いふらしていたからです。
 もしわたしがそのシャツを着て大学へ行ったら?
 嗚呼。
 わたしは、着ることができませんでした。
 「彼女の真似をすることで彼女に近づきたい」とか「彼女に近づくことで彼女の彼氏であるその男の子に近づきたい」というのではなく、純粋に好きで買ったのだから堂々と着れば良かったのに。
 お部屋で着てはみたのです。
 でも、大学へは着て行けない。
 街へ着て行って、彼女や彼女の友達、最悪の場合その男の子と偶然出逢ってしまったら?
 そう思うと・・・もう着られませんでした。
 わたしはわたしの姉ともお洒落の趣味が同じなのです。全く同じ服の同じ色のものを買ってしまったこともありました。そういった時に姉は「あんたはすぐわたしの真似をする」と言います。わたしはそう言われる時のショックを心から消せていないのです。勿論その時はわたしは姉に「真似じゃないよ。本当に好きだから買ったんだよ!」と反論するのですが、やはり心に寂しさのようなものが残って。
 結局そのシャツは、Vivienneが好きな別の友達に譲ってしまいました。
 そんなことがあったので、Vivienneのあのオーブ(土星マークのこと)を見る度に切なくなってしまいます。

 けれど。
 Vivienneを嫌いになったりはしませんよ☆
 今もわたしはVivienneが好きで、バッグを欲しいと思っています。
 「それを身につけていることで人にどう思われるか」なんて気にしていたら、自分の好きなものや好きなことそのものに自分という人間を諦められてしまうような気がします。
 わたしはVivienneを好きでいたいし、Vivienneに諦めて欲しくはない。
 だから今度Vivienneを買ったら、もしも今欲しいあのバッグを買うことが出来たら、堂々と大学に持って行こうと思います。
 大分先のことになるかもしれませんが。
 だって高いんだもの!(^U^;)
 当方、気長にVivienneへ片思い中です♪

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