銀時「糖分とらねーと、なんかイライラすんだよな」
  桂「ヅラじゃない、桂だ!」
 土方「真選組だ!御用改めである!」
 沖田「グッバイ副長」
 山崎「俺・・・何もしゃべってない・・・」

 これは喋る『銀魂』フィギア。やる気のないセリフや(特に銀さん。さすが銀さん)、ラブリーなデフォルメと質感がなんとも魅力的。
 特に沖田のきらきらおめめが可愛いです。こんなジャニーズ系のお顔でバズーカ持って「グッバイ副長」って上司を殺そうとするのだからサディストの鑑。
 嗚呼、もしこのシリーズの第二弾としてエリザベスのフィギアが発売されたらわたしは絶対買いますのに。あ、でもエリザベスは喋らないので(エリザベスはらんま1/2のらんまパパのように台詞を書いたプラカードを掲げてコミュニケーションを図ります)この商品のテーマには沿いませんねぇ・・・。残念。見た目はおばQ、中身はおやぢ。そんなエリザベスが大好きです。\(≧▽≦)丿 
 まるでだめな大人略してマダオさんとか始末屋さっちゃんとかハタ皇子も第二弾として希望します☆ え? ハタ皇子だけ余計? 
追記。Vitas氏は本当にプラバラグナでした!(←ちょっと違うのですけどホントに)
 写真は花束を抱えてニッコリ笑顔のVitas氏。

 昨日、ロシア歌手Vitas氏は映画『フィフス・エレメント』に出てきた歌姫プラバラグナより凄い、何故ならプラバラグナの歌の高音域は機械で作り出されたのに対しVitas氏はその高音域を生身で歌えるから、・・・ということを書かせていただきました。
 そして今日。
 凄 い の 見 つ け ま し た。
 見た目はロシア人歌手。
 しかしてその実体は。
 Vitas氏はプラバラグナだったのです!
 (↑違います。映画のプラバラグナ役はInva Mulaさんという歌手がやってました)

 証拠動画・・・http://www.youtube.com/watch?v=r3yfFOq_CFQ
 プラバラグナが劇中で歌った「Lucia Di Lammermoorr」を歌うVitas氏。

 鳥肌立ちました。
 低音からぐーっと音を高くしていくところが最高に格好いい。曲のアレンジも前衛的♪ バックで演奏している女性が持っているヴァイオリンも気になります。ヴァイオリン本体が妖しく黒光りしてる。黒く光沢をつけたヴァイオリンに黒いスパンコールをつけたのでしょうか。
 わたしが個人的に残念だと思うことは2つ御座います。
 1つは歌い方が結構軽くて、プラバラグナの苦悩を表現しきれていない感じを受けたこと。彼が若いからでしょうね。これから、これから。
 2つめは・・・Vitas氏がプラバラグナの扮装をしてくれなかったこと(!)。ごめんなさいごめんなさいっ、だって「Blessed Guru」っていう曲でVitas氏が変な格好(失礼)してたから当然扮装もやってくれるものかと。・・・これから、これから☆
 ※注※ 推理ものであるにも関わらず、完全にネタバレしています。まだこの作品を読んでいない方はご注意ください。

 大好きな亜希お兄ちゃんが死んでしまって、幼い弟2人は悲しんだ。
 自分1人が悪者になればみんな幸せになれるから、と他人の罪を背負い込む亜希お兄ちゃん。父親は息子の真実に気づかない。父親はただ息子を恥じ、疎んだ。ある日亜希が友達と行方不明になり友達はみんな惨殺死体で見つかったのに亜希だけが無事に帰ってきた時・・・亜希のリュックの中から友達の首が見つかった時・・・父親は疑うことなく亜希が殺したのだと決め付けて、亜希を家に閉じ込めた。世間には未だ亜希は行方不明だと通して。亜希は家から逃げ出そうとして窓から落ちて死んでしまったが、父親は病院に連れて行くことも警察を呼ぶこともせず使用人に亜希を埋めさせた。
 弟たちは兄の死を信じられなかった。兄の死体はとても綺麗で、弟たちには兄がまだ生きているように見えた。弟たちは兄の死体を棺の中から出し、秘密の場所に運んだ。やがて弟たちは気づく。兄の死体が腐らないことに。弟たちは思う。やっぱりお兄ちゃんは死んでなんかいない。お兄ちゃんが読んで聞かせてくれた絵本に出てくる王子さまのように、お兄ちゃんは魂と体とを離されてしまっているだけ。だってその証拠に、お兄ちゃんの魂は時々僕たちの体の中に入ってきて、4つの品を集めるよう指示してくる。4つの品を集めて、いい魔法使いにお願いすれば、お兄ちゃんは生き返る。早く悪い魔法使いの呪いを解かなくちゃ。
 弟たちは死体の髪を切る。白い服を着ている雪女の黒髪。弟たちは死体の目玉をえぐる。若い女性を襲う人狼の目玉。弟たちは死体の爪を剥ぐ。魔女の真っ赤な爪。これで3つが揃う。弟たちは最後に母親を、兄の死体を置いている秘密の場所へ連れて行く。兄が死んだ時ショックで声を失くした人魚の涙。弟たちは、これで4つ揃いました、お兄ちゃんを生き返らせて、といい魔法使いに頼む。
 いい魔法使いはただの人間だったが・・・その絵本のお話を考えたのは他ならぬそのいい魔法使い自身だった。自分が考えたお話が幼い兄弟たちに恐ろしいことをさせてしまった、といい魔法使いは自分ができる精一杯のことをするために秘密の場所へ向かう。
 だが悪い魔法使い・・・つまり父親も秘密の場所に現れた。父親は埋めたはずの息子の死体を見つけて恐怖する。亜希だけでなく他の息子たちも異常になってしまった、と恐怖する。父親はこれは死体だ、生き返ったりしない、と言って亜希の死体ををめちゃくちゃに壊してしまう。もうお兄ちゃんが生き返れない、と弟たちは悲鳴をあげる。そして・・・秘密の場所が崩れ落ちて、父親も弟の1人も死んでしまった。
 3人いた兄弟は1人だけとなり、だが残った1人は他の2人の死を信じない。誰にも知られぬよう、弟は兄たちにそっと囁きかける。お兄ちゃんたちの魂が僕の中で生きていることは3人だけの秘密、と。暗闇は心の中に。

 そんな物語です。
 読み手が最初亜希を異常だと思うように、途中から父親を異常だと思うように、最後にはどちらが正常で異常なのかわからない・・・と思うように構成されています。正常と異常の境目なんてどこにもない。自分の住む世界こそ正常で他人の住む世界は異常だと思い込んでいるだけだ、と言いたいのだと思います(わたしは亜希や弟たちに感情移入してしまい、父親を異常と見なしてしまいました。修行が足りませんね)。
 亜希が友達を殺したのかどうか、という真実はわからないまま。殺したのかもしれないし、本当は殺していなくて、仲の良い友達の首を持ち帰ることであたかもまだその友達と一緒にいるかのような気持ちになり独りでいる寂しさをまぎらわせただけなのかもしれない。けれど真実はわからないまま暗闇の中に・・・。
 図書館は司書さんが本探しを手伝ってくれるから心強いですよね。「〜という分野の〜に関して〜な姿勢をとって書かれている本が出版されているかわからないけど、もし出版されていたら読みたい」という場合に適してる。
 ネットだと既にその本が出版されている或いは出版予定であることを前提とした検索しか出来ないし、もし幸運にもその本が出版されていたとしても検索に失敗したら当然見つけられなくて、もはや出版されていないも同じ。書店でも「こういう本はありませんか」と探してもらうことは可能ですが、その書店の他店舗でも在庫切れの上その本が既に絶版になっている場合それ以上のことができません。
 図書館なら他の図書館と連絡を取って探してもらったり(書店はやっぱり営利目的なのでライバル店は紹介してもらえませんよね)、もしめぼしい図書館にその本がなくても国立国会図書館にならある可能性はかなり高いですし。
 また、図書館でもネットを使ってテーマ別に本を調べることはできますが、例えば闘病記を探す際「死を受け入れる姿勢を取っている本」「生き続けようという姿勢を取っている本」「自分と同性で年齢が近く配偶者の有無など境遇の似た人が書いた本」などを見つけ出すのはなかなか難しいです。勿論そこまで条件に合うものを探すのは闘病記を専門に扱う書店さんでも難しいそうですが・・・図書館の司書さんは本探しにおいてプロなので、素人の自分よりはかなり調べられるはず。心強いです。
 本探しで困った時は図書館へ行こうと思います。
 今日は友達のニンテンドーDS Lite(白)をデコレーションしました。
 オーダーは「アンパンマンの顔」。そのオーダーの理由は友達曰く「わたしは会社でアンパンマンって呼ばれてるから。もし会社でDS Liteを失くしたらわたしのだってわかるから」だそうです。会社に持って行って休憩時間に遊んでるんですって。でもどうしてアンパンマンって呼ばれてるんだろ?
 DS Lite本体へのデコレーションなのでいささか緊張しました。本体でなくカバーへのデコレーションも勧めたのですが、「本体がいい」とのこと。アンパンマンの顔は本体のふた(表と言うべき?)にすることに決まりました。気合が入ります。
 友達の予算が結構あったので、スワロフスキーのストーンを贅沢に使用。キャラものなのでストーンの大きさは揃えました。顔の部位によって使い分けるとリアルではあるけれど可愛さが半減する気がして。
 接着剤とピンセットをつかって丁寧につけていきます。細かい部分はピンセットではなくシャーペンの先を使いました。アンパンマンの顔の輪郭には「ジョンキル」、頬と鼻には「パパラシャ」、眼と眉には「ジェット」、口には「スモークトパーズ」を選択。ラインストーンがよれると、接着剤がくっつかないうちに指で(笑)修正。鼻と頬と眼には光沢を表現するため一部に「ホワイトオパール」をはめ込み、眼にはシルバーラメ入りの透明マニキュアを塗りました。仕上げにトップコートを塗って完成・・・、ではありません。
 アンパンマンの顔の輪郭に使用した「ジョンキル」がかなり余ってしまったので、DS Liteの裏に「それゆけ! ○○(友達の名前)」と書いてトップコートを塗ってめでたく完成☆
 友達のものなので画像は載せられませんが、良い仕上がりだと思います。
 今日のうちに納品、つまり友達にDS Liteを渡すことができました。喜んでもらえて嬉しかったです。しかし何時間もかけてデコレーションしたアンパンマンの顔よりも裏の「それゆけ! ○○」の方がウケたのは悔しいような嬉しいような。(^∀^;)
 純文学の主人公って案外しょうがない。武者小路実篤の『友情』の野島は付き合ってもいない女性との結婚を思いつめるストーカー気質だし、谷崎潤一郎の『痴人の愛』の譲治は自分が養ってきた少女が悪女となり自分を蔑ろにするようになったのを喜ぶマゾ下僕。
 書き手の文豪も、案外しょうがない。柴門ふみさんは『金色夜叉』でまさかの夢オチを使った尾崎紅葉に「まるで行き詰まった「少○ジャ○プ」の漫画家みたいではないか、どうしたんだ尾崎紅葉」とツッコんでいます。わたしもそう思います。
 読書感想文の課題で何を読もうかお困りの学生さん、純文学なぞいかがでしょうか。アブノーマルな方向にですが、人生観が変わるかもしれません。
 もしかしたら文豪たちは恋物語を書く時、意識せずとも自分自身の倒錯した恋愛観を物語に込めてしまうものなのかもしれませんね。・・・じゃあ、谷崎潤一郎って一体・・・(そんなタニザッキーが好きw)。
 ↑びっくりする人がいるといけないのでタイトルでネタバレしました。質問内容は学校にも仕事にも関係がないものばかりですし。

 ●ルール 見たらやる。
タイトルを「学校(仕事)、辞めることにしました」に設定する。地雷バトンです。
 ▼見たらスグやるバトン←コレ重要!
  ※見た人は、必ずやること。今すぐやること。
 ↑・・・って書いてありますけど、やりたい人がやればいいと思います。(^∀^)

●好きなタイプを外見で答えよう!
 瞳が綺麗な人。
 瞳に濁りがない人が好きです。
 あと、ガゼットのルキさんとかナイトメアの柩さん的な体格の人がいいです。傍にいると安心できそう。ガリガリに痩せている人は今にも倒れそうで怖いので、ちょっとぽっちゃりめが理想。あったかそうだし。特にルキさんの二の腕は思わず指でつつきたくなる魅力。女性の真っ白いほっぺたのよう(今はもう痩せてしまわれたかもしれませんが)。身長は高くても低くてもいいです。

●年上が好き?
 年上の方は博学であったり人生経験豊富だったりしますから年上の方が好きです。
 でも年下でも年上の方以上のすごい人生観や価値観を持っている方もいますから、う〜ん・・・。
 精神年齢が年上の方が好きです。

●財布はどんなのを使ってますか?
 Jean-Paul Gaultierの黒い財布。シルバーのプレートにJean-Paul Gaultierの刻印が入っている物。2年以上使っているので少々痛んでいますが、まだまだ使いますよ。
 Jean-Paul Gaultierには「けったいなブランド」というイメージがあるのですが(Fくんごめんよ)、財布などの小物は結構使いやすいのです。
 
●携帯電話はどんなのを使ってますか?
 auの薄ピンクの携帯。機種はSweet pure。いろいろデコレーションしてます。青みのある薄ピンクだから甘すぎないし、甘すぎないのに丸みがあってソフトな感じだから好き。
  
●携帯ストラップは?
  今はピンクゴールドのオープンハートにうさぎがついてるのを付けています。ストラップをじゃらじゃらつけるのは好きじゃないので、いつもストラップは一本のみ。その日の気分に応じて付け替えています。

●手帳って持ってますか?
 持っています。「何日までにこれをするぞ〜」とか試験日とか友達の誕生日とかを書き込んで使っています。いつか黒革の手帖を持ちます(ニヤリ)。

●バッグはどんなのを使ってますか?
 通学用や通常の外出用はノンブランドを使っています。どうしても汚れてしまうし、ミネラルウォーターを持ち歩くのである程度大きさ重視。
 お出かけ用やフォーマル用はLeSportsacやVictorian maidenがお気に入り。財布しか入らないような小さめが好み。

●[バッグ]の主な中身は??
 通学用バッグの中身はもちろん教科書やノートや筆箱(笑)と、電子辞書、携帯電話、歯ブラシセット、お財布、教授の催眠術のようなお経のような授業のような・・・授業で眠くなってきた時に使用するためのガムと気分転換用の本など。
 最近は大学にすんでいる猫を餌付けしようと、猫用ジャーキーも忍ばせています。でも先日近所のお犬さまにうっかり1本あげたら全部食べられてしまいました。お犬さま強し。

●星に何を願う?
 温暖化が止まらないのであれば、沈むのは発展途上国ではなく先進国にしてください。そして先進国の人たちは発展途上国に難民として行き、自分たちがやったことを知るべき。
 発展途上国の人たちが自分は出していない二酸化炭素によって国を失うなんてひどすぎるから。
 「滅ぶのは人間だけにしてください」というお願いだと生態系が崩れそうだから、これでいきます。人間も生態系の一部。

●もしクレヨンに生まれ変わったら、何色がいい?
 クレヨンしんちゃんのひまわりになります☆ あれ? だめ? あっ、クレヨンですね!
 黄色になりたいです。お日さまやお月さまやお星さまを描くのに使ってくりゃれ。

●好きなスポーツは?
 バドミントン、テニス、サッカー、水泳、バスケ、バレーなど。ゴルフは前に挑戦した時、空振りばかりしたので苦手。上に飛ばなくて、ゲートボールみたいになってしまったので(笑)。わたしはボールをつかんで投げるという動作も駄目。だからドッジボールは苦手。人にボールをぶつけたくないし。ソフトボールは打つ側なら好き。投げる側だと・・・ボールは打者まで届きません♪

●好きな曜日
 13日の金曜日♪ 当日はトキメキます(^皿^) ジェイソ〜ン。

●最後に観た映画は?
 「大奥」を観ましたよ。仲間由紀恵さんの美しさを堪能できて幸せ♪ 瑞々しくって素敵。杉田かおるさんは鬼気迫る演技でした・・・。他人の不幸をニヤッと笑った時、本当に嬉しそうでした。演技なのか素なのかよくわかりませんが、ぞっとしました。

●怒ってる時にどうする?
 殺気を出せます。周りの人を怯えさせてしまいます・・・ごめんなさい。

●お年玉何に使う?
 今まではほとんどを貯金して、一部をお小遣いにしていました。
 主に漫画に費やしましたぜ。週間少年ジャンプ買ってました。「HUNTER×HUNTER」を読みたかったから。←毎週連載されていたはずなのに必ずしも掲載されているわけではありませんでしたが。
 今はもうお年玉はもらっていません。学生ですがもう大人ですからね〜。

●夏か冬どっち?
 夏も好きだけれど、どちらかというと冬が好き。
 こたつでぬくぬく。こたつでお鍋。こたつでお茶。こたつでみかん。こたつで猫。こたつに足を入れたら噛まれる。・・・だんだん訳がわからなくなってきましたね。
 わたしは鹿児島出身なので、冬に雪が降るだけでも嬉しくて、まして雪が積もったりしたら本当に嬉しくて。
 だから夏か冬か選ぶなら冬です。夏は・・・道路でひからびてるミミズに親近感抱きますもの。
 
●最近泣いたのはいつ?なぜ?
 ひみつ。今日泣いたから言いたくない。

●ベットの下に何がある?
 床があるさ♪

●昨夜何した?
 ショパンの「幻想即興曲」をピアノで弾けるようになりました。消音しつつ夜中にピアノ弾き放題。窓ガラスが厚いしご近所さんがいなくて良かった。目標はショパンの曲をたくさん弾けるようになることです。
 いつかピンク色のグランドピアノを入手してそのピアノに桜姫(チェリー・プリンセス)って名前をつけてレクイエムを弾きたいという希望もあります。元ネタは垣野内成美さんの「THE WANDERER」。

●好きな車は?
 高校生の頃、BentleyのコンチネンタルGTに一目惚れしました。それ以来Bentleyの車が好き。
 例えばMercedes-Benzの場合「Mercedes-Benzですよ」と主張していますよね。遠くからでもMercedes-Benzだとわかる。でもBentleyは「Bentleyですよ」と主張はしない。そんなところが大好き。
 40代後半くらいになった時もしも素敵なマダムになれたなら乗りたい車です。今もし手に入っても(お値段的に一生かかっても買えるかどうか・・・)絶対乗りこなせないでしょうね。
 そういった意味でも憧れの象徴。

●好きな花は?
 彼岸花。蓮。梅。椿なら侘助。
 いつか死ぬ時にこれらの花を見れたら幸せ。

●上司に一言どうぞ
 お体、お大事に。
 1970代のグラム・ロックシーンを生きたブライアン・スレイドを描いた映画。ブライアン・スレイドは実在したスターではありません。でもそれは大した問題じゃない。ブライアン・スレイドというスターが実在していても実在していなくても、そもそもスターというものはイメージだから。
 言葉も衣装も行動も、全てがスターというイメージのもとに生み出されるもの。裏で何をしようと、イメージさえ守れば華麗なるスーパースター。
 ブライアン・スレイドは人気絶頂の時に狂言自殺。ライブ中に撃たれて死ぬという筋書きで。ブレイアン・スレイドというイメージが一番きらめいている時に、そのイメージに相応しい死を。ブライアン・スレイドというスターはステージの上で死にました。本名トーマス・スレイドという青年は死ななかったからこれは狂言自殺ですが、ブライアン・スレイドというイメージはこの時死んでしまったのです。
 もしかしたら1970年代そのものがイメージの時代だったのかもしれません。夢を見て、時には悪夢も見る、現実感のないモノクロと極彩の世界。その時代に光り輝いたブライアン・スレイドはその時代のうちに死ななければならならなかったのかも。まるで恒星が死にゆく時生涯で最も輝くように(超新星)、衝撃的な最期でそのイメージを焼きつけて。
 わたしはこの映画を観ていてカート・コバーン(正しくはカート・コベイン)を思い出してしまいました。ブライアン・スレイドというイメージだけを死なせたトーマス・スレイドに対し、カートはイメージも素の自分も一緒に死なせた人ですが・・・。
 みのむし、いなくなってしまいました。
 桜の枝も花瓶の中もパソコン付近も探してみましたが、どこにもいません。
 立派な蛾になって飛んでいったのでしょうか。
 それとももっと住み良い場所を求めて移動していったのでしょうか。
 みのむしが動いているのを観察したり応援するのがわたしの日課となっていたので、寂しいです。
 たかがみのむし。
 されどみのむし。
 無事を祈っています。
 綺麗なお花の蜜で生き、奇麗な光の中で死ねることも祈ります。
 数年前デモ版で遊んだこの『ポピュラス ザ・ビギニング』を、なぜだか昨夜フッと思い出しました。徐々に記憶がよみがえって参ります。
 初めて遊んだ時は「なんて怖いゲームだろう」と恐怖しました。プレイヤーがシャーマンとなり自分を信奉しない民族を侵略し虐殺するゲームだからです。そのため妊娠中の方や心臓が弱い方、そういった残虐なものが苦手な方には薦められません。
 けれどブラックなもの、特に皇帝ネロのような趣味(炎上する建築物になぜか美を感じる)を持っている人間にはたまらないゲームです。そしてわたしはそういう人間です。ハマりました。デモ版なのに何時間でも遊べました。同じステージを何回やっても飽きませんでした。あの頃製品版を買ってしまっていたら今ごろ生きてはいないでしょう。48時間くらい遊び続けて、脳味噌がバクハツするか或いはパソコンに魂を吸い取られていたことでしょう。
 ターン制ではなくリアルタイム制なので戦闘に緊張感がありましたし。シャーマンは喋らない(技を使う時の決めゼリフは言いますが)ので勝手にセリフを考えるのも楽しかった。炎の戦士という人たちばかり育てて、彼らをキャンプファイヤーの周りで躍らせ「チアリーダー、チアリーダー」と喜んだりもしました。・・・炎の戦士って全員筋肉隆々の男性なのに。あっ! これを書いたおかげで今初めて気づいたことがあります。
 シャーマンは勇士と呼ばれる非戦闘員に命じることで見張り塔や訓練場や家を作ることができます。家の中にいる人たちは自然に増えます。素敵ですね、だんだん家族が増えていく。でも、彼らは全員男性です。・・・あれ? シャーマンの力で彼らは両性具有とかになってしまっているのでしょうか。それともシャーマンの力でお腹に神の子を授かるのでしょうか? もしかしてプラナリアみたいに胴体を切断したら上半身から下半身が生えて下半身から上半身が生えてくるのでしょうか? うーん。それなら男性のみで構成する集団でも増えることができますね。シャーマン恐るべし。
 久しぶりに思いきり遊びたくなってきました。このゲーム、残念ながらPC版は入手困難となっているのですがPlayStation版はまだ買えるようです。(^∀^) デモ版は英語のものならば今でもダウンロードでき、わたしは今日の昼ダウンロードしてさっきまで遊んでました☆(興味がある方は「ポピュラス デモ」などの検索ワードで検索してみてください) た、た、魂が半分くらいパソコンに吸われてます。ストローで魂を吸い戻さなくっちゃ! ああ、でもPlayStation版欲しい(爆)。
みのむしよ どこへゆく
 わたしは実家に帰省している時書斎のパソコンを使っています。
 パソコンを置いている机の上には花瓶があります。
 その花瓶に岩手の石割桜の切り花を生けているのですが、桜の枝に何やら動くものを発見。
 みのむしでした。
 まさか桜にくっついたまま、岩手から鹿児島までやってきたの??
 みのむしなので「みの」とか「みのさん」と呼ぼうかと思いましたがやめました。
 パソコンを使う時いつも視界に入るみのむし。
 みのむしはわたしが見る度に移動していて、桜の枝の上の方にいたり下の方にいたり花瓶にくっついていたりいなかったり。
 蓑(みの)から体を半分くらい出している時もあります。
 「おーいまだ2月だぞ」と話し掛けると、5回に1回くらいは体を蓑に引っ込めます。
 羽根がついていないのでメスかな〜と思いましたが、蛾に羽根が生えるのは6月くらいからなのでまだ性別はわかりませんねぇ。
 で、昨夜わたしがパソコンのふたを閉めずに寝たところ、朝になるとみのむしはパソコンの画面にくっついてました。
 ガーン。
 パソコン起動したら強い光で死んじゃったりしませんかね??
 パソコンのふたをしめたら潰れちゃう。
 ガーン!
 と思っているうちにみのむしはパソコン画面からパソコンのふちへと移動してくれました。やがてパソコンの裏へと(画像参照。みのむしより書斎の散らかり具合が気になるかも)。
 ・・・書斎が暖かいからいけないのでしょうか? クーラーをつけたらちゃんと冬眠してくれるのでせうか? しかしそうするとわたしも冬眠しそうです。わたしも冬の間はこたつの中でみのむしになっているので・・・みのむしに親近感を抱きつつあります。
 指でつまんで桜の枝に戻そうかとも思うのですが、みのむしにも事情があってパソコンにくっついているのかもしれないので今のところは放っておきます〜。

 −−−−
 その後みのむしは行方不明になりました。
 無事立派な蛾になってくれますように。
 うちの大学の学祭に仙台貨物を呼びたいんですけどダメですか?
 実行委員長(インテリジェンス眼鏡男子)が泣きますかそうですか。
 でも想像してみてくださいまし、千葉さん以外のメンバーは女の子たちに追いかけられ千葉さんは委員長を追いかける。
 素敵じゃありませんか☆
 逃げる委員長。
 「youを包みこむ〜♪」歌いながらスキップで追いかける千葉さん。
 さわやかにはためく、千葉さんの赤いフンドシ。
 運命の赤い糸・・・もとい赤いフンドシが委員長の小指を絡め取る。
 あお向けに倒れる委員長。
 そして。

 世界は終わった。

 ・・・。
 いやいやいやいや終わっちゃいかんのですよ。
 委員長が眼鏡を曇らせ「oh wonderful!! これ〜は〜ゆ〜め〜か〜?」と発狂して歌い出すところまで待たなきゃ。
 ・・・ごめん委員長(合掌、いや合唱)。
 あ、インテリジェンス眼鏡男子な委員長なんてうちの大学にいません。架空の人物です。・・・本当にいたらどうしよう。
 しかし千葉さんは現実にいらっしゃるんですね。スゴすぎるインパクトと共に! この『神様もう少しだけ』のPVでわたしは千葉さんの真価を知りました。赤いフンドシと手ぬぐいのみを身に纏い、東北訛り全開で歌い踊る歌唱力はさすがのもの。他のメンバーが冷静且つ淡々と演奏しているのも良い対比になっていますね。PVに出演してるおじちゃんたちもニコニコしてて素敵ですわ〜。「最近の若い兄ちゃんたちのしたいことはよくわからねぇな。女の子よりもおいちゃんたちが好きなのかい?」とか頬を染めながら(なんたって舞台は温泉ですもんねっ)言ってそう。きゃー。
 この映画を観た後実際のマリリンの映画を見たら、彼女があんまり綺麗に笑うから涙が出ました。
 マリリン・モンロー。本名ノーマ・ジーン・モーテンセン。洗礼名ノーマ・ジーン・ベイカー。私生児として生まれ、母の精神病を理由に孤児院へ行き、その後里親の家を転々とし性的虐待及びネグレクトを受けて育つ。
 「女優になりたい」。でも彼女は演技も歌も下手で、教養もなかった。彼女にあったのは、美。心は子どものまま成長していなかったけれど、大人の女性の顔と体を持っていた。何より「愛して欲しい。愛してもらえるならどんなことでもする」という気持ちが強かった。だから自分の顔と体を十分に利用した。
 彼女は女優になった。でも世間は彼女を高級娼婦のように見た。彼女は演技を学び、徐々に演技派として認められつつあったけれど・・・妊娠、中絶(12回以上行ったとされる)、流産(少なくとも3回)、結婚、離婚を繰り返した彼女の精神は消耗し、お酒と薬なしでは耐えられなくなる。そして今まで彼女を支えてきた顔と体が加齢によって魅力を失った時、精神は限界に達する。「もう誰もわたしを愛してくれない」と。
 「見捨てないで」。「独りにしないで」。「わたしを愛して」。彼女の悲痛な思いがこの『ノーマ・ジーンとマリリン』には本当にストレートに描かれていると思います。彼女がもう一人の自分ノーマ・ジーンの幻覚を見て、ノーマ・ジーンに語りかけたり語りかけられることによって。女優になったけれどボロボロの自分と、女優ではないけれどまだ希望を持っていた頃の自分の対話によって。
 でも2人は和解できない。お互いを愛したいのに。彼女はラストシーンでノーマ・ジーンに「あんたなんて消えてしまった方がいい」と言われ薬を大量に飲み、救急車に運ばれていきます・・・でも彼女は安らかな顔なんてしていなくて、怯えている。もう彼女の傍にノーマ・ジーンはいない。マリリン・モンローもいない。
 悲しい映画でしたが・・・、心の奥に残りました。
 36年の生涯。
 彼女の人生は誰も経験できないけれど、この映画に存在する孤独感、虚無感、そして自分の何によって生き抜いていくか選択しなければならないという経験は、多かれ少なかれ、誰もがするものだから。
 さくらももこさんが経験した片想いの切なさが込められている漫画だと思います。
 好きな人へ届かない「片」想い。友達に届かない「片」想い。家族に届かない「片」想い・・・。
 そういう思い出すと今も心が痛いけれどたまらなく純粋な気持ちが込められているから、この漫画は子どもにも大人にも読まれているのかもしれません。
 てるてる坊主のテル子が風の子供のふうたくんに寄せる想いなんて初恋の切なさそのもの。「好き」とも「ありがとう」とも言えないまま、「またね」と別れた思い出そのもの。
 いつもは好色な雪だるまのコロ助(あんまりな説明ですがホントウです。天使のことを考えながら「あれがオレの女だったらなァ」と考える雪だるまなんてコロ助くん以外に聞いたことございやせん)がもう自分を覚えていないかもしれない人間の男の子に会いに行き、「きみに会いに来てよかったよ きみの心とボクの心はまだ つながってるんだ」と心の中でつぶやき、男の子と言葉を交わすことなく帰るエピソードも・・・切ないじゃありませんか。まるで大人になり俗世の穢れた悦びにまみれた人が(・・・)、心の中に誰にも汚すことのできない、誰にも奪うこともできないたからものを持っているかのような・・・。
 わたしが一番好きなのはスージーのエピソード。普段は美しくもなく善良でもないスージーは、三日月の夜に美しく善良な女性になる不思議なキャラクターです。三日月の夜の彼女はひたむきに人を愛することができるけれど、夜が明けると元の姿と性格に戻ってしまうため、せっかく手に入れた愛を失ってしまいます。元に戻っている時は・・・いえ、彼女の場合どちらが本当の彼女なのかわからないのですから「普段の」とした方が良いでしょう、普段の彼女は愛なんてなくていいし愛なんて気持ち悪いという考えなのですが三日月の夜の彼女は愛を失ったことに深く傷つくのです。つまり普段の彼女は三日月の夜の彼女を嫌いで、三日月の夜の彼女は普段の彼女のことが嫌い。どちらも自分のはずなのに・・・。三日月の夜の彼女はコジコジに「スージーはいつでもスージーでしょ ちがう?」と言われて驚き、「・・・じゃあ今のスージーといつものスージーとどっちがいい?」と尋ねます。コジコジは「別にいつもと同じだと思うけど・・・スージーはスージーだから普通だね」と答えます。このコジコジのセリフは、さくらももこさんが誰かに言って欲しかったセリフであり自分が誰かに言いたいセリフなのではないかとわたしは思います。わたしも言って欲しかったし言いたいセリフだから・・・そう思うだけですけれど。すみませんな野暮なことを思ってしまって。でも本当に、このエピソード大好きです。だってこの時スージーは「片」想いじゃなくなったから。
 テル子はふうたくんとまた再会できただけだし、コロ助は男の子にコロ助が今も男の子を大切に思っていることを伝えなかったけれど・・・「両」想いではないけれど・・・もう「片」想いじゃない。
 誰かからの自分への想いを受け取れたから。
 『コジコジ』は優しい世界観でほっとさせてくれるだけでなく、ニヒルでクールな笑いがあり、「片」想いが「片」想いでなくなる一瞬を描いていて、だからわたしはこの漫画をずっと好きだと思います。
 Dの浅葱さんもお好きだったはず。
 カネボウの「オトコ香る。」ガム。
 噛むと体から薔薇の香りがするようになるというもので、薔薇からエネジィを吸い取るヴァンパネラを想わせる一品。
 あ、やはりDの公式HPで浅葱さんは「オトコ香る。」ガムについてお書きになっていました。

 
 「今日見つけた僕的ヒットなガム。
  薔薇愛好者の僕としてはうってつけの商品です。
  気が付いたら握りしめてました(笑)。
  以前もフワリンカって名前の薔薇ガムを愛用してましたが、外装がピ、ピンクなのでちょっと男の僕にはアレでしたが(笑)これは黒地のエナメルボディーに赤の薔薇、何よりターゲットがメンズなのです。
  味は前者と比べるとミントが若干強めな感じかな?
  薔薇味の飲み物はものすごい甘くて舌がちょっとびっくりしますが、ガムはわりとあっさりしてると思います。
  でも好き嫌い別れるんだろうな、とは思いますけど。
  花の味といってもジャスミンティーなんかとはまたちょっと違うんですが。
  ふと思ったのですが、このガム、僕は嬉しいけど、一般の男性の方にはうけるんでしょうか?
  いつも僕がこれいいなって思うと、なぜかしばらくして廃盤商品になってしまうケースが多いので(飲み物とかその他色々)これもその内なくなってしまいそうな気がします・・・。
  とりあえず、ストックとして5〜6個買っておきました。その内、大人買いしちゃいそうです(笑)。」(2006年7月17日の浅葱さんの日記から全文をそのまま引用)


 その通りになりました。浅葱さんの予想通り、「オトコ香る。」ガムはほどなくして販売休止になったのです。
 しかしそれは人気が無かったからではありません。その逆なのです。このガムのターゲットである美を愛する男性に絶大な人気を誇っただけでなく、「オトコ香る。」ガムであるにも関わらず女性もオンナ香るために購入したために人気が集中、生産が追いつかず販売休止になってしまったのです。
 ですからその後、浅葱さんのファンの子がまだこのガムを置いているお店を探して浅葱さんに「オトコ香る。」ガムを差し入れした・・・という美談が残りました。
 そんな「オトコ香る。」ガムが、今年3月19日から東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県のコンビニエンスストア・駅売店で販売再開するそうです☆
 http://www.kanebofoods.co.jp/goods/okasi/otoko.html(リンク先はカネボウフーズのHP)
 おめでとう浅葱さん! そして麗しき、薔薇を愛する皆様!
 ・・・でも・・・嗚呼。わたしはこれを噛むことが出来ません。だってわたしは九州人ですもの。「オトコ香る。」を女性が噛むことに違和を感じる以前に、九州では買えないのですもの。わたし同様、買えない地域にいらっしゃる薔薇を愛する皆様方、ローズティーやお部屋のミニバラやバラの香水でエネジィを吸い取ることにいたしましょう。
 決めました。わたし、自分への20歳の誕生日プレゼントとしてシェーカーを買います。そして誕生日の夜「Kiss In The Dark」を作って飲もうと思います。Kiss In The Darkはジンをベースにした真っ赤なカクテル。アルコール度数39で味は少し甘め。ドライ・ジンとチェリー・ブランデーとドライ・ベルモットのカクテル。名前といい色といい材料といい、どこか吸血鬼を彷彿とさせませんか? 闇の中のキス。ジュード・ロウ似の吸血鬼がニコール・キッドマン似の女性の艶やかな首すじに・・・(妄想でお送りしております)。もしKiss In The Darkに微炭酸を加えれば、惨劇の舞台は霧深き真夜中のロンドン! ・・・あ、だめです切り裂きジャックを思い出しました。美女を切り裂いてはいけませんっ、舞台はトランシルヴァニアにしておきましょう。配役も変更。映画『ドラキュラ』のラストシーンを変えて、ゲイリー・オールドマン扮するドラキュラ伯爵がウィノナ・ライダー扮する女性・ミナに「共に生きよう」と不死の洗礼を・・・。うっとりと見つめ合う2人。ミナの婚約者・ジョナサンにはどっか行ってもらいます。ひどい! ・・・お酒ってどんどん想像を豊かにしますね。お酒には魔力が。
 Kiss In The Darkの他にも素敵なカクテルを沢山見つけました。White Lady、Cinderella、Around The World、Red Eye、Million Dollar、Kami-kaze、Golden Friend、God-Fatherなど。実家で次にパーティーをやる時は特に格上のおじ様にGod-Fatherをふるまいたいです。Red Eyeは赤くて美しいだけでなく体にも良さそうなので(トマトジュース入り)、美食家ゆえ痛風持ちとなった我が父に。
 バーで飲めば雰囲気にも酔えるけれど、自宅で自分の作ったカクテルを飲むのはまた違う味わいがあるでしょうね。
 失礼ながら、まずはふと思ったことについて書かせていただきます。P34で『アンティーク・きものブティック一笑』の店主さんが「孫が祖母の着物を着こなす--こんなに素敵な文化の継承ってないでしょう」とおっしゃっているのを読んで、このことに気づいたのです・・・わたしの祖母たちは第二次世界大戦中に着物を食べ物に換えてしまっているので、わたしには継承できる祖母の着物というものがないのです。母の着物を着ることはできても。戦争は文化を失わせるものなのだ・・・と改めて気づいた次第です。
 さて。着物すなわち高価、というイメージをこの本はきれいに拭ってくれました。5000円台や1万円台で買える着物を扱っているお店が紹介されており、その中から気に入ったお店を数店見つけることができました。その中にはネット通販ができるお店もあるので、早速素敵な着物を手に入れたいと思います。そして今年のお花見は着物を着て参ります♪
 この本では京都で着物を着て仕事をしている人、着物を着て行きたい京都の随所も紹介されています。紹介されている場所の一つに河井寛次郎記念館があるのですが、昨年わたしが行った時に着物を着ておられる女性をお見かけしました。この本の初版は2005年発行。もしかするとこの本を読んで来られた方では?とわたしは勝手に想像して喜んでいます。
 シャネルが女性たちをコルセットから解放しそのおかげで女性が活動しやすくなったように、日本女性が着物ではなく洋服を普段着とするようになったのは当然のこと。この本の趣旨とは違ってしまいますが、帯で体をきつく締める着物を普段着とするのは(きつく締めないものもありますが、それはどうしてもカジュアル)、いくら安い着物があっても、洋服で務められる仕事や生活をしている人にはどうしても難しいもの。しかし時には着物を着て、「ああ、これがわたしの着たいものだ」と心を潤わせることはとてもお洒落ですね。この本の題に『〜atキョウト』とあるのは京都が最も着物を普段着のように着ることができるところ、という意味合いがあるのでしょうが、今後京都以外の土地でも着物が若い人たちに時々できるお洒落(成人式や結婚式などの機会にではなく、「着たい」と思った時に着れるような)として受け入れられていくと良いなと思います。
 詩集のような雰囲気を持つ小説なんて、久しぶりに読みました。漢字って美しいものなんだ、日本語って美しいものなんだ、と読んでいてしみじみ思いました。現代日本を書いているのに現代日本の生臭さは無い・・・ひたすらに透明美。
 聞けばこれはシリーズもので、完結編だそうです。けれど完結編だけ読んでもここに繋がる過去の物語を想像することができました。
 少年の持つ危うさや毀れやすさ、美しさ・・・何だか嫉妬してしまいます。どうしてわたしは男性に生まれず、少年時代というものを経験できなかったのかと。もし男性に生まれ変わったら凛一くんのような少年になって、有沢さんみたいな少年と出会ってはがゆく切ない恋をするのだ。
 素晴らしい!(←ムスカ調)
 ここ2日間で試験勉強及びレポート書きから逃れるべく40本近いフリーソフトゲームをしたけれど、これが断トツに面白かった!
 淡い水色をメインにした可愛い絵。
 リズム感ばっちりに繰り出される効果音。テンポの良い音楽。
 突っ込みどころ・・・いや、ネタ満載な主人公のモノローグ。
 そして店長! 喫茶店しぇいむ☆おんの店長! NANI KONO HITO!? 例えば亀仙人と闘ったら絶対この人が勝つであろう強烈なキャラクター(ていうか亀仙人が「わしこんな奴とトイレで闘うの嫌じゃ」と逃げそうな・・・)。エイチなGを完全に模倣している、いやもはや超えている? わたしはこのゲームがヴォイス無しであるのを良いことに、店長さんのセリフを読む時にあのエイチなGさんの声色を思い出してしまいます。でもこれで正しいんでしょ。主人公に迫る店長のセリフ1例「こうなってしまったらユーキャントストップだーよっ!」。・・・ふっふっふ。エイチなGさんだけでなくフレディ・マーキュリーも思い出せるわぁ☆
 喫茶店のウェイトレスさん全員がツンデレ女性で金髪、無口ミステリアス、元気少女、三つ編み、サイドテールなどなど、各種萌え要素が揃ってます。厨房の女性は意味ありげに微笑むオトナな女性。そして店長は・・・ぎゃふん。
 アドベンチャーゲームを謳っている割にゲームというよりはノベル系なので、特定のキャラと仲良くなるともう他のキャラとの話が進まないのですがこれはこれで良いかも。しかしこの作品は欠点と特色が同じですね・・・何ってそりゃ、女の子たちや主人公よりも脇役の方がキャラが濃いってことですよ! かすんで、かすんで、何も見えないよ(ガーン)。ここで言う脇役とは、店長さんと主人公の親友・荒巻くんとフランケンさん。いや、わたしはこの3人大好きなんですけどね。店長はエイチなGだし、荒巻くんは天然系だし、フランケンさんはあまのじゃくっていうか「〜だ」「〜だろう」が語尾につくタイプの最恐のツンデレだし。脇役が目立つというのはこの作品を純粋な萌えゲームにさせてはくれませんが、おかげでこの作品は漫才や時事ネタ好きに好感をもって受け入れられるものになっています。
 作者様・・・いえ、制作委員会さまと呼ぶべきですね。政策委員会さまのHPも面白いんですよ。ここから無料でダウンロードできます☆ http://vimalakirti.aki.gs/shame-on/index.html(リンク先はツンデレ喫茶制作委員会トップページ)
 アデ〜ドュイ〜デンベラ〜(復活の呪文)。何度も死んでは復活し、復活してはまた殺される。チャッキーは働きものですねー(?)。
 これは全ての始まりとなった第1作目。チャッキーがまだお顔がツギハギだらけじゃなかった頃のお話。今から10年以上前に制作された映画なのでチャッキーの動きはぎこちないですが、そのぎこちなさがかえってグッド・ガイ人形とチャッキーの魂とが馴染みきっていないことを表しています。
 人形であるはずのチャッキーが電池なしで喋っていたと判明した時、わたしもサーッと血の気が引きました。刑事が自動車の中で攻撃されるシーン、母親が手をドア越しにナイフで傷つけられるシーン、こっちも「キャ〜ッ」と悲鳴をあげたくなります。
 なんと『チャイルド・プレイ』1作目はホラーだったのです! しかし主人公・アンディにボディブローを決められたチャッキーが目を見開いてびっくりしているのを引いた画面で撮っているあたり、ブラックコメディの予感あり。チャッキーの体がプラスチックだったために火で焦げただけでなく所々溶けてしまうのも笑えました。
 ここで是非とも取り上げたいのは、アンディ役の男の子のキュートさ! 白桃のようなふっくらほっぺ。舌ったらずな喋り方。潤んだ瞳。この子を攻撃できるということでチャッキーの残忍さが際立っていると思います。アンディがチャッキーの正体を大人に訴えても信じてもらえず泣いているシーンではこちらも非常にもどかしい気持ちになりました。「テレビの中に入れるなら、アンディは嘘を言っていないって弁護してあげたい!」と。怖いのに1人ぼっちにされて・・・。
 アンディの母親もアンディが本当のことを言っているのだと知ってから刑事にそれを信じてもらうまでに時間がかかりました。信じてもらえないなら自分で何とかするわ!とスラム街に乗り込んで行ったり、生まれて初めて握ったであろう銃をチャッキーに向けてバァン! バァン! バアン! 何連発したんだろう。母は強し。
 それにしても最後の、まだチャッキーがアンディをねばっこく見つめているような画面・・・これは『チャイルド・プレイ2』につながってきますね・・・気色悪い。

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