*注*ネタバレあり。
あらすじより考察重視で書いています。
申し訳ありませんがあらすじを知りたい方には参考にならないと思います。

わたしには「このラストは本当のラストではない」と思えてなりません。

嗅覚によって世界を感じる男性、グルヌイユ。
彼はもし「五感のうち感覚を1つか残せない」と言われたなら間違いなく嗅覚を選ぶでしょう。
背後から果物が飛んでくることに嗅覚で気づき、果物と自分との距離を素早く察知してよけることが出来る。
1人1人の体臭を嗅ぎ分け、目標の人物を何キロでも追える。
嗅覚によって人間の体調や気分までも察知することができる。
彼自身には体臭がないため、犬に吠えられることを恐れずにどんな場所へも侵入できる。

グルヌイユ、あなたは刑事になればきっと偉大になれたでしょうに・・・。
彼は香水調合師になってしまいました。
彼は「最高の香水を作りたい。最高の香りを保存したい」という望みを追及した結果、女性たちを殺して女性たちの体臭を集めてしまうようになりました。

人間の体臭を吸い取る脂を女性たちの遺体に塗り、ミイラを包むようにして布で遺体を包んで脂の効能を上げる。
より体臭を集めるため遺体の髪の毛もきれいに剃って、脂まみれになった髪の毛を手で絞る。
布を剥いでいき、遺体についている脂をヘラのような道具で丁寧に集めていく。
布には脂が残っているので、布も絞る。
そうして彼は女性の体臭をたっぷり吸い込んだ脂を手に入れるのです。
しかし1人分の脂から抽出できるオイルはごくわずか。
彼は最高の香水を作り出すために13人もの女性を殺しました。

殺す必要はなかったのに。
女性の体に脂を塗ってしばらく置いた後、脂を集めれば良いだけなのですから。
むしろ彼にとっては、生きている女性から脂を取った方が死臭の混じるリスクを減らせるので都合が良かったはず。
遺体には性的暴行を加えることなく、髪や布と一緒に土に埋めていましたし。
脂さえ集めれば良いだけだったのです。
けれど彼は、良い体臭の女性を見つける度に殴り殺していました。

なぜ? 理由は色々考えられます。
1つは、女性にどうお願いすれば了承してもらえるのかわからなかった、ということ。
ある時彼はどうしていいのかわからず女性を殺してしまったことがあり、その時初めて脂を集めることに成功したので・・・それがクセになってしまったのでしょう。
どうすれば殺さずに済むのかわからないけれど、ともかく殺してしまえば確実に脂を取れる、ということに気づいてしまったのでしょう。
2つめには、恐怖は悪臭を放つから、ということ。彼は女性たちが彼に対して恐怖を抱く前に殺す必要があったのでしょう。脂を集めさせて欲しい、と頼んだら確実に女性は「なにこの人?」と恐怖を抱きます。恐怖による悪臭を混じらせるくらいなら、遺体から死臭が出る前に脂を集めてしまえばいい、と彼は考えたのかもしれません。殴り殺すという殺し方も、全ては体臭を出来るだけ良い状態で集めるためなのかも(クセになったからかもしれませんが)。ナイフで刺したりすれば血の臭いが混じってしまうから。

 彼には「殺人犯になりたくない」「死刑になりたくない」などという考えはありません。彼は他の人間と比べて全く異質なのです。彼が初めて女性を殺した時のことを例に挙げて、彼の異質さを説明しましょう。ある時彼は良い体臭の女性を見つけ、彼女をどこまでも追いかけて体臭を嗅ぎ続けました。当然彼女は悲鳴をあげようとしました。彼は慌てて彼女の口を塞ぎ、・・・恐らくは鼻まで塞いでしまったのです。事故といえば事故。殺すつもりは無かったのですから。女性を殺してしまった彼は悲しげな顔をしました。けれどそれは女性の死を哀れんだからではありません。女性が死んでしまうことによって体臭が消えてしまうからです。実際彼女の体臭はどんどん消えていってしまい、死臭ばかりが強くなっていき、彼は泣きました。彼はこの出来事をきっかけに最高の香水作りに没頭するようになりました。それ以降は故意の殺人を続けたのです。

 香りこそ彼の全て。最高の香りを嗅ぎ続けたい。最高の香りを失いたくない。それが彼の望み。

 以下、結末に関わるネタバレをします。
 完全ネタバレではありませんが、ご注意を。

 だからこそわたしはこの映画のラストを本当のラストではない、と感じました。彼の望みは「人に愛されたい」「人に自分のことを忘れないでいて欲しい」「人に自分のことをすごい存在だと思って欲しい」ではないのですから。ましてや「自分のことを愛せるようになりたい」という望みもないような気がします。彼にとって重要なのは彼自身ではないから。重要なのは香り。彼自身には体臭がない、という設定があのラストに至るとも考えにくいです。「この世のあらゆるものには匂いがあるのに、自分には体臭がない」ということにはショックを受けたでしょうが、彼の興味は良い香りを嗅ぐこと。自分や誰かに良い香りをつけることより、嗅ぐことに重点を置いているのです。だから彼が自分に体臭がないことで自暴自棄になったとは考えにくいです。むしろ自分に体臭がないことで、自分の体臭に邪魔されず香りを嗅ぐことができる、と彼ならば考えるはず。また、「最高の香り(初めて殺した女性の)は結局永遠に失われたのだ」ということにはショックを受けたでしょうが・・・彼は世の中には良い体臭の女性が沢山いることを知っているのですから、また探せばいい、という発想に至る可能性が高いと思います。そもそも一滴一滴のオイルを大事に扱う彼があんな無駄使い(これはラストのネタバレになってしまうので詳しく書けません)をするはずがないのです。

本当のラストはこういったものかもしれません。彼は最後のオイルを抽出し、いよいよ最高の香水を完成させようとしていました。しかしその時、殺された女性の父が彼を発見。女性の父は彼に襲いかかりました。2人がもみ合ううちに調合器具が倒れ、完成間際の香水が地面にこぼれていきます。彼は香水を守ろうとして体勢を崩し、女性の父の剣が彼を貫きます。女性の父は娘の仇を討ちました! 香水が全て地面にこぼれるのを嗅覚で感じながら、そのむせかえるような香りに包まれながら、彼は絶命。辺りは香水の香りが包まれます。女性の父はその香りに何故か娘を思い出し、その場から立ち去れなくなる。・・・というラスト。

しかしそれだと映画として面白くないんですよね。正式なラストは彼のラストらしくはないけれど、映画としては正しいと思います。強烈ですもの。
 「孤独のうちに亡くなる」ということの寂しさを教えてくれる本です。
 この本の著者は遺品整理という仕事をしています。亡くなった方の遺品をケースに応じた方法(廃棄、引き取り手に渡すなど)で処分し、部屋についた死臭や汚れを取ったりもする仕事。著者は、人が亡くなった以上その人の遺品を処分しなければならないけれど、その人が生きた証まで消してしまうような気がする・・・という趣旨の文を綴っています。人の亡くなり方は様々。病気で急死した人、飛び降り自殺した人、手首を切ったけれどなかなか死ねず苦しみもがいた人。亡くなり方は様々ですが、多くの場合人が亡くなったら遺体と遺品が残ります。遺体は葬られ、遺品が残されます。筆者は、亡くなった人の家族が「遺品はいらない。そっちで勝手に処分してくれ。金は払うから」と言うのを何度も聞いているようです・・・。亡くなった方が家族と縁を切っており友人もいない、というケースもあるようです。誰とも付き合いがなく、死後何か月も経ってから遺体が発見されるケースも・・・。遺体は自治体によって葬られます。遺品もそう。・・・。
 筆者は、もう誰も寂しい亡くなり方をしないように世の中を変えていかなければならない、という趣旨の文章も綴っています。
 だって寂しいじゃありませんか。
 誰もその人がいないことに気づかない。その人は自分の部屋の中で亡くなったけれど、誰もそのことに気づかない。何日も、何週間も、何か月も。家賃などの自動引き落とし残高が無くなったり死臭が漂いだして初めて、誰かが異変に気づく。ではもしも残高が尽きなかったら? 冬場だったり何か特別な状況にあって、死臭が漂わなかったら? その人が親類縁者と縁を切っていて、友達もいなかったら? 誰も電話しないし誰も訪れては来ないし、「最近あの人の姿を見ない」という会話さえこの世に存在しない。あまりに長く劣悪な環境の中で放置された遺体は、組織が溶けて液状化。その人が生きた証の1つとして残っている遺品は、引き取り手がないので自治体などによって廃棄。・・・仕方がないことかもしれません。でも、寂しい。
 自殺も「孤独のうちに亡くなる」と言えるでしょう。たとえ周りに誰かいたとしても、その人は孤独だったのでしょう。

 孤独な人を人を増やさないために、何かしなければならない。この本はわたしの心に刻みこまれたような気がします。
 通販サイト「magaseek」で新しい商品を見ていたら、ミイラ化したサンタ(?)のブローチを発見・・・。
 http://img02.magaseek.com/magaseek/item/ABIABI/540515-RED-F.jpg?sr.dh=372&;;sr.sm=0
 これはABISTEのブローチで、商品名は「サンタクロースブローチ」となっているから、清く正しいサンタを象ったものなのでしょうけれど。
 これは違和感を覚えるわたしの方がおかしいのでしょうか? わたしが「サンタ=太っている」という固定概念にとらわれているから、ミイラ化したサンタだと思ってしまうのでしょうか?
 尚且つわたしにはこのサンタが、シェーのポーズをやろうとして途中でミイラ化したかのようにも見えます・・・。
 どんな状況なの? 何をしたかったのサンタさん?
 誠に、サンタは謎に包まれた存在ですねえ・・・(しんみり)。
 80ページにも満たない厚さの本ですが、内容は凝縮されているように感じます。文章では、和菓子の銘の美しさ、切り口を入れてみないと中身がわからないということ、季節感を出しやすい、ということが書かれています。写真はカラーより白黒の方が多いのが残念ですが、カラーの写真は見惚れるほどの魅力。和菓子の質感だけでなく甘さまで想像させてくれました。そのためこの本を読む時はあらかじめ和菓子を用意しておいた方が良いのではないかと思います。わたしはうっかり用意がないまま夜中の空腹時に読んでしまったため、朝になって和菓子を買いに走りました・・・。あと抹茶も(粉ですが)。
 和菓子って本当に姿が完成されているので、食べることにより形を崩すのが勿体無いですけれど。なんだか芸術を壊してしまうようで。しかしお菓子なのだから食べなくては。お茶と一緒にいただくと、より一層美味しくなりますね。P36、37の2ページを使いカラー写真で紹介されている鶴屋八幡さんの「未開紅」食べたいなあ・・・。一体どんな味なのでしょう? そして香りは? 和菓子を五感で楽しめるようになったら、是非食べてみようと思います。
 *注* こんなゲーム実在しません。信じないでください。
 PART?→http://diarynote.jp/d/20756/20071122.html

 『銀魂ONLINE』の世界に降り立ったキャラクターは、特に目的を持たずブラブラすることができます。何も食べず何も着ずどこにも住まない、ということも可能です。キャラクターが他キャラクターと結婚したり養子縁組をしたりしなければ(これらについては後述)、リヤカーの武蔵さん的な自由生活を送れるのです。
 しかし3日に1度は何か食べるとか、1日に幾らか水を飲んだりしないと瀕死の状態に陥ってしまいます。運よく真選組や大江戸病院に保護されれば一命を取り留めますが、街で倒れたものの道行く人に放置されたり、誰にも発見されないような場所で行き倒れてしまった場合そのままキャラクターは死亡。復活呪文なんてこの世界にはありません。また、キャラクターが何も着ていないと、公然わいせつ罪で真選組のサド皇子にしょっぴかれて理不尽に痛めつけられること間違い無しですし、何より風邪をひいちゃいます(言い忘れましたが『銀魂ONLINE』には四季があるのです)。また、キャラクターが無一文の場合、キャラクターはダンボールをマイスウィートホームと称して住むこともできます。ただし冬は凍死する危険がありますし、運良く真選組局長・近藤勲氏に発見されたらバーゲンダッシュアイスなどを奢ってもらえるでしょうが、運悪く真選組のサド皇子に発見された場合、あかぎれができて血が滲んでいる肌に全力で岩塩を擦り込まれるなどの処遇を受けることになります(理不尽だ)。サド皇子が接近してくるのを察知したら、素早く波浪和亜久の敷地内に設置されているダンボールシェルターに逃げ込みましょう。これもやっぱりダンボールで作られているのですが、波浪和亜久は治外法権なので真選組の人は入って来ることができません。ただし波浪和亜久に常駐している運営者NPCは、食べ物や飲み物や毛布などをキャラクターに支給したりはしません。運営者NPCにやる気はあるのでしょうか?
 キャラクターは働いたり居候になったり誰かにねだったりして、食べ物や着るものや住むところを勝ち取らねばなりません。・・・さあ、そろそろわかってきますよ、ワタクシがPART?の始めに申し上げた「(基本無料だけど)採算はとる」という言葉の意味が・・・。キャラクターが勤勉な性格の持ち主だったら問題ないのです。また、時には頑張るけれど基本ダラダラしてるよ〜という坂田銀時さんタイプの場合も問題はないのです。異星人の家に居候してごはんを何合分もたいらげる神楽ちゃんタイプの場合も問題ないのです。問題はキャラクターがどうしようもないマダオだった場合☆ キャラクターが餓死したり人生を悲観して自殺しないように、プレイヤーは課金制アイテムを使ってキャラクターを世話をしなければなりません。課金制アイテムは以下のようなものを取り揃えてございます。「リクルートスーツ」「求人案内」「ゲットサポート」「明日へ羽ばたくための翼(ただし常に品切れ中)」、「点滴」「浮き輪」「睡眠薬」「テツ(from 日本直販)」「実家から届いたみかん」「木の枝などにくくりつけられたロープを切るためのハサミ」「オロナミンC」「大江戸新聞1か月購読」「競馬情報誌」「クーポン」「別れた妻と暮らしている娘の写真」「グラサン」「履歴書」「トイレットペーパー」「心を温めるおでん」「ポイントカード」「爪楊枝」「パチンコの玉1個分」「笑っていいとも! 番組観覧」「足を清潔に保つための替えの靴下」「雪駄」「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲」「カンパを募る箱」「当選番号未発表の宝くじ」「プリペイド式携帯電話」「自己啓発本」「フィギア」「かたたたきけん(どこからかエリザベスがフラリと現れて5分間だけ肩を叩いてくれる不思議な券)」などなど。これらをマダオが自力で入手できる確率は・・・一切ありません。プレイヤーが自らの懐と相談しつつこれらを用意し、マダオが眠っている間にマダオの枕元にそっと置いてあげましょう。眠りから目覚めたマダオは枕元に置かれた贈り物に気づき、名も知らぬ人(プレイヤー)からの愛を確かに感じ、心満たされます・・・1日くらいは。運営者はこのようにして、マダオを想うプレイヤーの愛を利用して利益をゲッツするのでございます。『銀魂ONLINE』にマダオが多ければ多いほど儲かる仕組み。
 キャラクターは、至る所に点在しウロウロしているNPCたち(勿論、漫画『銀魂』のキャラクターたち)に話しかけることができます。山崎退氏に話しかけると時々「ミントンしませんか」と誘われます。また、お妙さんに話しかけると時々「ちょうど良かった。あのストーカーをわたしの視界から永遠に消してくれません?」などと仕事の依頼をされます(ただしキャタクターの職業が「始末屋」でないと仕事を請けることはできません)。銀さんや新八や神楽ちゃんなどには仕事を依頼することができます。買い物代行やら屋根修理やら行方不明になったハム・・・じゃなかった、行方不明になった娘を捜すとか、色んなことを引き受けてもらえます。ただし報酬を払うのをバックレると3人から恐ろしい報復を受けることでしょう。不用意に鬼兵隊のメンバーに近づくのもおすすめしません。サクッと斬られて死亡、なんて笑えませんからね。「スナックすまいる」に行くのもおすすめしません。お妙さんや阿音に身ぐるみ剥がれます。
 キャラクターはNPCや他のキャラクター(他プレイヤーが操作しているキャラ)と組んで仕事をしたり、ルームシェアをすることも出来ます。月々の家賃はお登世さんに納めましょう。キャサリンに預けてはいけません、ネコババされる恐れがあります。頑張って職をこなしていると、きっと何かいいことがあります。無いこともあります。報われると信じて頑張りましょう。夏には海の家でアルバイトをして怪物と遊んだり、盗撮マニアに限りない制裁を与えたりしましょう。ハタ皇子のペットになって、皇子の権力を盾にしてわざと大江戸の街をグランド・オート・セフトっぽく破壊するのも宜しいかと。ただし破壊行為を発見したら即、運営者NPCがサド皇子に通報します。
 キャラクターたちは双方のプレイヤーの反対(=操作)を押し切って結婚することも間々ありますが、同性だろうが物凄く年の差があろうが異種族同士だろうが、温かい目で見守ってあげてください。結婚後生活費を納めないと相手キャラクターから必殺アイテム「離婚届」を叩きつけられますので御注意を。子どもが生まれたらキャラクターたちが自ら名前をつけますが、どんな名前を付けたとしても温かく見守ってあげてください。また、同性カップルや物凄く年の差があるカップルや異種族カップルでも、他キャラクターと養子縁組をすることで子どもを得ることが可能です。養子縁組後も、子どもキャラを所有しているプレイヤーの操作権はあるので、寺子屋へ行ったり、どこかの剣道道場へ通ったり、アルバイトをしたり、駄菓子屋へ行くなど自由に子どもライフを楽しむことができます。親にお小遣いをねだることもできます。親が子どもを世話しない場合サド皇子が親をしょっぴきに来るので、子どもは安心して食べて寝て遊び、そして学びましょう。
 それでは素敵な『銀魂ONLINE』ライフを♪
 ・・・あれ? これってRPGなのでしょうか?

 ――――――――――
 暖房の効いた教室でウトウトしながら「このままでは沈没するっ。眠気を吹き飛ばそう。何か思考せねば」とミミズのような字でノートに書き連ねたものを文章化したらこうなりました。もしも『銀魂ONLINE』が実在したら、わたしは何をしましょうか。職業「やさしかった母さん」になろうかな。いや、運営者としてぼんやりのんびりプレイヤーとキャラクターたちを見守ろうではありませぬか。フレー、フレー、マッダっオオっ♪
 *注* こんなゲームありません、信じないでください。

 題して、
 『銀魂ONLINE〜マダオの章〜』

 国産ネットゲームです。銀魂なのにMMORPGです。運営はワタクシめが執り行います。現実世界でのマダオ(マるでダめなオとな)増殖を防ぐため、基本無料でアイテム課金制。どうやって採算を取るかはPART?で・・・。
 プレイヤーは「地球人」「天人(あまんと)」「マダオ」の中から種族を選択できます。マダオを選ぶと、なかなかスキルは覚えられないし他キャラの好感度は一向に上がらないし何故かNPCに馬鹿にされたり不当な値段でアイテムを売りつけられたりして踏んだり蹴ったりです。しかしささやかながら、マダオにしかない特典がございます。ステータス画面には「潜在能力無限大」と表示されますし、マダオだけが装備できるアイテム「グラサン」が運営者から支給されます。グラサンに攻撃力付加とか防御力付加とかそういうのはあるのかって? ありますとも! グラサンですから紫外線への防御力がアップしますよ♪
 種族は3つからしか選べない『銀魂ONLINE(マダオは省略)』ですが、職業だけは幅広く。「攘夷志士」「町人」「マダオ(種族マダオで職業もマダオだと最強のマダオになれます。何時間、何百日プレイしてもレベル0)」「始末屋」「ホステス」「同心」「リポーター」「かまっ娘倶楽部従業員」「婦長」「刀鍛冶」「アイドル専門音楽プロデューサー」「週間少年シャンプの漫画編集者」「スリ」「宇宙の掃除屋」「ハタ皇子のペット」「ティッシュ配り」「高利貸し」「フリーター」「たばこ屋のおばあちゃん」「ヤクザ」「女中」「卵割り器」「宇宙海賊」「サンタクロース補欠」「甘味処アルバイト」「め組の衆」「新聞配達員」「メイド喫茶の客=ご主人様」「タシーロ取締り委員」「ダンボールやリヤカーをマイスウィートホームと呼ぶ人」「寺門通親衛隊隊員」「何かを見た家政婦」などなど、他500種以上御用意しております。『銀魂ONLINE』の中に波浪和亜久なる建物を設置し、運営者であるワタクシめがNPCとして常駐したいと思います。常駐しているだけであって、仕事を斡旋したりはしません。話しかけられても返事をしません。ただ、就職を応援することはします。きらきら虹色に輝くスパンコール付きウチワを振って応援します。フレー、フレー、マ・ダ・オっ♪ 以上です。
 性別は男、女、フリーダム(人工的に身体的性別を変えた人)、そもそも性別がない、の4つから選択可能。身長、体重、髪形、髪の色、瞳の色、顔の造作、睫毛の長さ、眉毛の濃さ、声の高低、体脂肪率、筋肉量も変えられます。年齢も変えることができ、肌の質感やシワもリアルに再現。ホクロの位置もいじれます。名前は2文字以上〜80文字まで設定することができ、貴族的というか王族的な立派な名前を持つ方にも対応できるように致しました。

 ―――TO BE CONTINUED―――
 PART?→http://diarynote.jp/d/20756/20071123.html
 吉原の歴史、江戸時代男性たちが吉原で遊女遊びをするためにどのような手順を踏んだか、遊女たちが身につけていたもの、遊女たちの暮らしなどを知ることができる本です。吉原を讃美することも否定することもなくありのまま捉えたい、という姿勢で書かれているので落ち着いた気分で読み終えることができます。
 さすがに、人気が出ないまま終わった遊女について読む時は胸が苦しくなりますけれど。いえ、胸が苦しくなるというよりも遊郭経営者に対して腹が立ってきます。売れない遊女にはろくな食事を与えず病気になっても医者を呼ばず、薬を買いもしない。売れない遊女にお金を使うのは勿体無い、という理由から。売れない遊女は妊娠しても医者を呼んではもらえず、素人が見よう見真似の堕胎手術をして胎児だけでなく遊女も死んでしまう。梅毒などの性病に感染し症状が悪化した遊女は廓から追い出されるけれど、それは解放を意味しない(言葉は悪いですが、「どこででも野たれ死ね、遺体は引き取らないぞ」という意味でしょう)。売れなかった遊女の遺体には引き取り手がいない。遺体は無縁仏を葬ってくれる寺に運ばれるけれど、1人1人に墓を作ることは出来ずあらかじめ掘っておいた大きな穴に遺体を入れていく。「今に残る浄閑寺の過去帳によれば、死人の年齢は平均23歳にもみたなかった」(P214に記載)。遊女というとまず花魁のきらびやかな姿や心意気を想像してしまうけれど、売れなかった遊女の悲惨な最期にも目を向けなければなりませんね。
 他にもこの本は多くのことを教えてくれました。余程祝儀を弾まないと遊女は客の前で長襦袢を脱がなかったこと(P83)、客と初めて会う時と2度目に会う時までは同衾しなかったこと(P121)、吉原が元吉原だった頃の初めのうちは遊女がほとんど自由に外出できたこと(P107、P108)、元吉原の頃遊女は紅・白粉などの化粧はしなかったこと(P250)など。何だか意外・・・。
 売れた遊女の、売れなかった遊女とは対称的な暮らしぶりにも興味を引かれました。P197に紹介されている片目の遊女・笹屋清花さんはどんな一生を送ったのでしょうか? 清花さんがまだ売れなかった頃。櫛を売りに来た人に、あなたの収入ではこの鼈甲の櫛は買えませんよ、と失礼なことを言われた清花さんはその鼈甲の櫛を買い、櫛を割ってみせたそうです。清花さんはその後売れるようになった。格好いいわ・・・。そんな清花さんは両目があれば前代未聞の美人、と言われた美貌の持ち主だったそう。気になる・・・。清花さんのことが載っている文献が他にないか、探してみたいと思います。
 寒さの厳しい季節になると、この歌を思い出します。
 ガタガタ言ってる歌だから(おいおい)。
 ここ数日、ワタクシはガタガタ唇を震わせながら脳内にこの曲を流しております。
 コートを着て、マフラーを巻いて、ババシャツの上にキャミソールを着てその上にV字ニットを着て、手袋をはめて、厚手の靴下をはいて、耳あてをつけて、貼るホッカイロを背中に貼って貼らないホッカイロをポッケに入れてもまだ寒い〜! ラニーニャ現象侮るべからず。
 ガッタメイキッラ♪ 愛してる体中〜♪ という歌詞に、我が体中の防寒グッズの存在を想います。トホホ。今度は出かける前にしょうが入り白湯を飲んでいこうかな。「寒い」というより最早「空気が厳しい」のですもの。ガッタガッタ。
 今日は近所のバレエ教室を覗きに行って来ました。
 見学ではなく完全に覗きです。教室の場所と、周囲の様子と、建物から醸し出される雰囲気と、庭の植物の手入れ具合と、駐車場に停めてある車の車種だけ見て帰りました。
 結果・・・習うならここで習いたいなあ、と思いました。一番の決め手は先生が美人だということです(コラ)。いや、だって重要じゃありませんか? 「先生みたいになりたい」というモチベーションが。わたしがバレエを習いたいのは猫背を直したい、O脚を直したい、自分に少しでもバレエの嗜みがあればバレエ観劇をもっと楽しめるだろう、などの理由から。それに先生が美人という要素と、近所なので通いやすそうだ、というダブルの好条件。
 しかし調べたところ、その教室のレッスン時間とわたしのスケジュールが合いませんでした・・・。大人の初心者向けクラスがある時間帯、わたしはいつもバイトをしているのです(><) なかなかその時間帯はみんなシフトに入りたがらないので、バレエのレッスンのために外れるわけにもいきません。うーん。
 しばらく自宅でストレッチなどをしながら基礎体力をつけ、その間にお金を貯めて、レッスンに行ける日が来たら(来させてみせます)すぐレッスンを始められるようにしようかな。
 独学だと客観的に自分の姿勢などを判断することができないから、厳しくても的確なことを言ってくれる先生がいいなあ。

 <目標>
 ?猫背を直す
 ?O脚を直す
 ?バレエに関する経験値を上げる
 ?くるりと回れるようになる
 ?ルルベ(つま先立ち)でうろうろ出来るようになる
 ?出来ればトウシューズを履けるようになる
 ?怪我はしない
 ?パ・ドゥ・シャ(猫のような歩き方)を身につけて家の廊下を歩いてみる
 先日auショップに立ち寄った際、ワタクシは「待ちうた」の契約をしました。一応説明をば。待ちうたとは、誰かがわたしに電話をかけている時、通常のプルルルルという呼び出し音ではなく音楽などを流せるサービスです。
 待ちうたの音質は良くありません。はっきり言って音が割れています。家庭用電話や業務用電話の保留音のよう。しかし検索してみると、待ちうたの中には曲によっては平静に聴き続けられるものもあったので、わたしはクラシック曲を待ちうたに設定いたしました。
 しかしわたしは思いました。全員一緒ではつまらない、と。わたしは元々電話やメールをしてくる相手によって着信音を変えています。待ちうただってそうであるべき。特定の人にしか聴けない待ちうたも何か設定しよう、と。
 検索してみると色々見つかりました。プルルルル、という呼び出し音の音程やリズムが変わるもの。「社長はただ今居留守中です」と言ってくれるボイスで相手をびっくりさせるのも良いでしょう。「ご主人様はただ今電話に出られませ〜ん」とメイドさんとおぼしき可愛い声のボイスも、人を選びはするものの割と面白く聴いてもらえるのではないでしょうか。しかし中にはわたしの日常生活に著しく支障をきたすであろうボイスも存在しました。「ただ今ハード・ゲイをお呼び出し中です。少々お待ちください」と言ってくれるボイス(親からかかってきたら・・・!? 彼氏からかかってきたら・・・!?)。
 待ちうたというものは本来「受け狙い」という属性を以てこの世に存在しているのですから(多分)、変なのがあるのは当たり前と言えば当たり前でしょうね。
 では、こんなボイスはないのでしょうか?
 ムスカ氏が電話交換手(?)をつとめてくれるボイスです。

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 プルルルル・・・。
 「わたしはムスカ大佐だ。ロボットにより通信回路を破壊された。わたしが臨時で指揮をとる」
 ツツツーツツツーツツツツー、ツツツーツツツーツツツー(ムスカ氏がモールス信号を打っているようです)
 auお留守番サービスに接続します。合図の音が聞こえましたら、3分以内でメッセージをどうぞ。
 「制服さんの悪い癖だ。事を急ぐと元も子もなくしますよ、閣下。・・・3分間待ってやる!」
 3分経過。
 「時間だ! 答えを聞こう!」

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 とか。うーん、これじゃ待ちうたというより留守番電話ですね。無念。
 この曲に心をガッチリ掴まれました。
 テンポが良いから? 爽やかだから? 理由をうまく表現できませんが、繰り返し聴き続けてしまいます。
 「奏でた声が君に届き 心を掴み動かしたなら」という歌詞で最初のサビが始まるのですが、わたしも完全に心を掴まれて動かされています。一体何十回聴いたことでしょうか。
 ・・・悩みについて歌っている歌詞なのに前向きだから、かもしれません。この曲を好きな理由は。この曲の歌詞の主人公は悩むことの苦しみを過去形にしています。主人公が苦しみを過去形に出来たのは悩むことそのものから逃げたからではなく、苦しみを乗り越えたから・・・そんな感じがします。だからこの曲はテンポが良く爽やかで、『終わりと未来』という名前なのかも。
 まさか女帝エカテリーナ自ら、ロシアでの天然痘の種痘第1号となっていたとは・・・(この本のP22、23に記載)。ロシアの血を一滴も引かないのにロシアの女帝となりロシアを強国に押し上げた女性・エカテリーナ。自らの体で、種痘をロシアに普及させることもしていたのですね。偉大すぎる・・・。
 この本のページ数は100ページにも満たないので、普段読書をしない方にも読みやすいのではないかと思います。エカテリーナに興味を持ったけれどどの本から読み始めれば良いのかわからない、という方にも良いのではないでしょうか。
 この本の前半にはエカテリーナの生涯が書かれています。やや固い表現の文章ですが、主だったことをピックアックして書いてあるようです。エカテリーナについてある程度詳しくて、「エカテリーナと愛人の○○さんの恋の一部始終を細かく知りたい!」など具体的な希望のある方にはあまりおすすめできませんが(エカテリーナとポチョムキンの恋の一部始終を知りたい方には『恋文 女帝エカテリーナ二世 発見された千百六十二通の手紙』をおすすめします)。
 この本の後半ではエカテリーナのコレクションや建築物の写真が紹介されています。残念ながら写真のほとんど白黒写真ですが、ドレスや宝飾品や食器などはカラー写真があります。P49の、エカテリーナが戴冠の時に用いた王冠に嵌めこまれたルビーときたら! 王冠に使用されている金・銀・ダイアモンド・真珠の輝きに照らされて、ただでさえ大きなルビーがより紅く光っています。嗚呼、もしも誰かに「これは賢者の石です。エカテリーナは王冠に賢者の石を戴いていたのです」と言われたらわたしはすんなりその言葉を信じるでしょう。P49のルビーばかり何十分も見つめてしまいました。P56の、ブドウの房の形に研磨されたトルマリンは美味しそうでたまりません。P61のタバコ入れも、どれも素晴らしい。こんな綺麗な作品にタバコなぞ入れて良いのですか? 本当に誰かタバコを入れたのですか? また、エカテリーナのマークが入った貝のタバコ入れは何で出来ているのでしょう? 是非この作品の詳細も知りたいです。
 うーん。エカテリーナの愛人たちの中で一番美形なのはグレゴーリー・オルローフかもしれないなと思います。軽薄そうではあるけれどきれいな顔立ち。オルローフ兄弟は5人とも美形だったのでしょうか? 今後調べてみようと思います(オルローフ兄弟はエカテリーナを女帝にするため力を尽くした人たち)。プラトン・ズーボフは雄雄しさは感じられないけれど知的そうで良いなあ。アレクサンドル・ランスコーイは・・・映画『ハリー・ポッターと賢者の石』でフーチ先生を演じたゾーイ・ワナメイカーにどことなく似ていません? 梟っぽい感じ(どんな感じなんだ)。
 チャラッチャ〜ルラ♪ チャラチャチャ〜♪ チャーッ♪
 ・・・最後の方はサザエさんのイクラちゃんを思い出してしまう音ですが、イクラちゃんはトノサマンとは無関係なのでご了承ください。
 「大江戸戦士トノサマンってなによ?」と思ったそこのあなた! 知らなくて当然です。トノサマンは、ゲーム『逆転裁判』に登場する架空の子ども向け番組の名前なのですから。
 カプコンのゲーム『逆転裁判』は弁護士のなるほど君(正しくは成歩堂くん)が依頼人の無実を証明するゲーム。この『逆転裁判』の中で、「大江戸戦士トノサマン」という戦隊モノのテレビ番組が登場するのです。大江戸なのに侍ではなく戦士です。ヒーローの名前はトノサマン。悪役の名前はアクダイカーン。殿様対悪代官・・・暴れん坊将軍を思い出しまする。ワタクシは今まで、この「大江戸戦士トノサマン」のテーマ曲が着メロとして配信されていないか探していました。チャラッチャ〜♪ と陽気に悩みを吹き消すメロディー。初めて聞いた時ワタクシの耳に焼き付きました。ワタクシは『逆転裁判2』でなるほど君が携帯電話の着メロをトノサマンのテーマにしていることにも気づき、より一層の情熱をもって探し続けました。
 が、ワタクシの探索能力は乏しいようです。
 カプコンのケータイサイト『カプコン着信画報』でしか見つけることができませんでした。カプコンのゲームの曲なのだから当然か〜と思いつつも(当たり前)早速ダウンロード致しました。
 『カプコン着信画報』の「♪メロゲット」の「逆転裁判」の中に「大江戸戦士トノサマン」があるので、利用登録の後で(登録なしで課金ダウンロード、は出来ないようです)ダウンロード。「♪メロゲット」の「逆転裁判2」にも「着信メロディ 成歩堂龍一」という名前でトノサマンのテーマがあるのですが、ワタクシは「大江戸戦士トノサマン」の方が好みです。
 ただ今「大江戸戦士トノサマン」はワタクシの携帯電話の着メロとなっております。メールや電話が来る度楽しいメロディが流れるのでお気に入りです。チャラッチャ〜ルラ♪ チャラチャチャ〜♪ チャーッ♪

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 すみません、チャーッ♪ とか言って喜んでる場合じゃなかったです。ワタクシ、何を間違えたか「戦士」を「戦隊」と誤記しておりました。今は訂正致しましたが、皆さま申し訳ありませんでした。
 DiaryNoteでは「my日記テーマ」といって、自分が書きたい記事のジャンル名を自分の好きなように作ることができます。ただし好きなように作れる、のであって好きなだけ作れる、のではありません。8つまでと決められているのです。そのことについて、ワタクシめは本日少しだけ後悔を致しました。いえ、自分が作った8つを嫌いになったわけではないのです。むしろ好きです。好きだから作ったのです。ええ。
 「my日記テーマの8つを、体力とか知力とか魔力とか、何かこうRPGのステータスっぽくすれば良かったっ・・・!」
 本日の昼さがり、ワタクシは大学の講義をウトウトと受けながらこんなことを突拍子もなく思ったのでございます。
 「my日記テーマ」以外の、DiaryNoteに最初から用意されているテーマ(例えば趣味や音楽など)でもそうなのですが、ジャンルを指定して記事を書くとジャンル名の横に数字が表示されるようになります(*注* 携帯電話からのアクセスだと見ることができません)。数字は、そのジャンルに属す記事の数を表します。記事が増えるごとにジャンル名の横の数字はどんどん増えていきます。
 もしも。
 「my日記テーマ」の8つを、

 ?体力
 ?魔力
 ?集中力
 ?素早さ
 ?命中率
 ?好奇心
 ?運
 ?血圧

 などにしていたら今頃は「体力(200)」などと我がステータスが着々と出来上がっていたでしょうに。でもこんなジャンル名だと何を書いて良いやらさっぱりわかりません・・・。やっぱり今のままが良いなあ。
 検索をかけてくださった方がいたので再UPしました。
 『チャイルド・プレイ』を笑い飛ばせる方にしかおすすめしませんが・・・。

 *注*ネタバレしております。

 この映画に関しては吹替版をおすすめいたします。ピノキオの声がそれはそれは気色悪くてキャラクターにはまっているから(*注*声優さんを賞賛しています)。声質は違うのですが、例えば『ちびまるこちゃん』の藤木くんが「うおおおお」と言いながらナイフで襲いかかってくるのを想像していただくとわかりやすいかも。・・・コメディになっちゃった。
 この映画は『チャイルド・プレイ』のピノキオ版と考えていただいて良いと思います。実際、パロディとして製作されたのだと思いますし。似たシーンが随所に溢れています。しかし『チャイルド・プレイ』より『ピノキオ・シンドローム』の方が怖さが上なのではないかとわたしは思います。『チャイルド・プレイ』の場合、チャッキーは殺人鬼の魂が人形の中に入っている、という正体が明かされています。チャッキーが人を殺す動機についても、衝動ゆえであったり快楽のためであるなど理由がはっきりしています。しかし、このピノキオの場合なぜ人形なのに動き回れるのか謎めいています。人を殺す理由もはっきりとは描かれていません。・・・ただ単に製作者が何も考えてなかったからかも? しかしチャッキーと違ってジョークを飛ばすこともなければ、頻繁にお下品な罵声も発すこともないピノキオは不気味です。
 このピノキオにはゼペットじいさんもおらず、良心もありません。ピノキオは嘘をつき続けます。そして殺し続けます。ピノキオはこの映画の主人公に操り糸を切ってもらい、自由の身になってしまいました(このシーン怖いです・・・)。人間になれたわけではないのに。悪意の塊であるピノキオが野放しになったまま、映画は終了。チャッキーより始末が悪いです。腑に落ちなさも含めて、鑑賞後の気分は非常に良くないと言えましょう。
 1ページごとに何百人もの人間を描いているのに、一切手抜きなし。1人1人に動きがあり表情があり物語がある。ただ眺めているだけでも楽しいし、1人1人にセリフを考えながら読むとより楽しい。この絵本の作者は本当に偉大だと思います(もちろん訳者さんも)。子ども時代は無邪気にウォーリーを探し、大人になったら絵のシニカルさに笑える絵本。
 わたしは大人になった今でもウォーリーより「まほうつかい」を先に探してしまいます。「まほうつかい」が持っている杖は赤・白・青色の飴のよう(着色料いっぱいですね〜)。まほうつかいの白くて長い長いひげも優しい表情も大好きなのです。しかしなぜ、まほうつかいはどこへ行くにも裸足なのでしょうね? まほうつかいの足は特別製なのかも。砂浜にも雪山にも対応できる足の皮。・・・『ロード・オブ・ザ・リング』に出てくるホビットみたい。まほうつかいはホビット出身? いえ、ホビットはみんな背が低いと決まっております。まほうつかいは背が高いのでホビット出身だとおかしい。ガンダールフ!(我が頭上で電球がぴかりと光りました) まほうつかいはガンダルフということで♪ ガンダルフはホビットではないけれど自らの足の皮に魔法をかけているのです、きっと。ガンダルフが赤・白・青の杖を持って大冒険♪ 何か可愛らしいなあ。わたしは長年、なぜウォーリーたちが色んな場所へ行くのか不思議に思っていたのですがこれで謎が解けました。指輪を探していたんですね☆ 指輪を・・・あれ? この絵本ってウォーリーを探すのが目的ですよね? ロード・オブ・ザ・旅の目的にしとこっと。旅の目的を見つける旅。何だか素敵。でも案外ウォーリー以外の人はウォーリーをストーキングしてるんだったりして。そうじゃなかったら以前と全く違う場所に全員が集うなんて在り得ない! ウォーリーは逃げているのです、まほうつかいやウェンディや「ウォーリーしんえいたい」たちから。しかしウォーリーは差し迫った状況でも余裕。どのページでもウォーリーは、絵本の読者あてにメッセージを送っています。すごいぞウォーリー。いえ、もしかしたら何か罪を犯して逃げてるのかウォーリー? ・・・どの場所でも何かしら事件が起こっているのはウォーリーの仕業なのかも。
 謎です・・・ウォーリー。
 世の中にはクリスマスソングはたくさんあります。けれどハロウィンソング、と聞いてすぐ思い出せる歌ってなかなか無いような気がします。わたしが無知なだけかもしれませんが・・・。もし「こんなのがあるよ」という方は教えてくださいまし。
 わたし にとって最も親しみのあるハロウィンの歌はこちら。映画『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の「THIS IS HALOWEEN」。→http://www.youtube.com/watch?v=FAFG1mWwzF4 この映画好きなので(^∀^)
 マリリン・マンソンもこの歌をカバーしています。わたしはどちらかというとマリリン・マンソン版のTHIS IS HALOWEENの方が好きかも・・・。原曲よりかなりおどろおどろしい感じですけど・・・。怖い歌は嫌いだという方は聴かない方が良いかもしれません。→http://www.youtube.com/watch?v=qUea5dXIzlM ハロウィンはおばけの日ですからぴったりだと思います。マリリン・マンソンってすっぴんは普通の男性なのに、お化粧するとおばけが逃げ出しそうなほど怖いお顔になります。声も怖い。おばけが逃げる歌として魔除けにいかがでしょう? ディスイスハロウィンハロウィンハロウィンハロウィン♪

 ワタクシはこれから数日間インターネットの繋がらぬ地へと出かけるので早めに申し上げます。
 皆様ハッピー・ハロウィン♪
 お菓子をくれなきゃ、もったいないおばけになってやる〜。
キラリと光る素敵なあいつ
 お皿に乗っているのは生首じゃあございません。
 パンプキンヘッド。かぼちゃをくり抜いて顔を作る、ハロウィンに欠かせない品です。これは日本名では「かぼちゃ頭くん」といいます…(※注※ 嘘です。正しくはジャック・オー・ランタン)。これは、かぼちゃ頭くん型キャンドル。かぼちゃをくり抜いた空洞にキャンドルを入れれば、キラリと光るかぼちゃ頭くんの完成です。
 …鼻の穴が発光しているように見える…!(°∀°) そしてかぼちゃ頭くんの鼻の穴から放たれる光の筋は、…『クレヨンしんちゃん』のボーちゃんがいつも鼻から出しているものを思い起こさせます。かぼちゃ頭くんの光が蛍光灯の色でなく、火の暖かな色で大変よろしゅうございました。
 この鼻の穴からの発光をガイコツでやったらどうなるでしょう? 骨格標本の鼻に、蛍光灯のライトを入れて…。生きているだけでなく風邪を引いているor鼻炎ぎみの骨格標本が完成する、かも。

糠蚊との戦いに勝利

2007年10月27日
糠蚊との戦いに勝利
 糠蚊の画像を貼り付けようかと思いましたが見ただけで痒くなったので、薔薇の画像を貼り付けておきます。

 ついに、夜な夜な就寝中のわたしの顔ばかり刺していたにっくき糠蚊を部屋から追い出すことに成功しました!
 わたしはベッド脇のテーブルに花瓶を置いています。花瓶の中には薔薇の花。花瓶のすぐ傍にはわたし。糠蚊は薔薇の蜜(花粉? 不勉強で申し訳ありません。以下蜜で統一します)を吸ったりわたしの血を吸ったりしておりました。薔薇の蜜については良しとしましょう。花は虫に蜜を吸われるものですから。許せないのはよりにもよってわたしの顔ばかり狙ったこと。糠蚊に刺されると普通の蚊に刺されるより腫れ上がってしまうのです。普通の蚊に刺された時より刺された時の痛みが少ないため、刺されたことに気づかず腫れあがってから気づく・・・。んが〜! 腫れが全然引かなくて悔しいっ。
 うまく追い出せたので殺生はしなくて済みました。(^v^) 
 女王というのは生まれによってなるものなのでしょうか、育ちによってなるものなのでしょうか。『女王蜂』のヒロイン・智子は生まれも育ちも女王に相応しい。彼女の周りの男性たちにとってはもはや不幸なことに、彼女は絶世の美少女。彼女自身が自分の美しさを自覚し人々からの賛辞を当然と受け止めながらも、あくまで彼女はまだ美女ではなく美少女なのです(満18歳。まだ大人の女性にはなりきっていない、と言えましょう)。美貌だけでなく、家柄も財産も申し分がありません。
 誰が彼女の夫となるか。彼女を巡って多くの男性たちが死んでいくことになります。まるで女王蜂との交尾に成功した後は死ぬ他ないオス蜂たちのように。けれどたとえ命を捧げても、女王蜂は自分だけのものにはなりません。女王蜂は艶然として女王の座に君臨しているのです。
 しかし当たり前のことながら、智子は蜂ではなく人間です。彼女は男性の心を奪いはしますが命は奪いません。自分に恋焦がれていた男性たちが次々と死んでいき、さすがの智子も怯えてしまいます。誰かが男性たちを殺している。しかしその理由を智子は思い当たらないのです。
 推理小説なのでこれ以上書くのはやめておきます。
 「レトロな雰囲気を味わいたい」「男女問わず美形が出てくる小説が読みたい」という方に是非読んで欲しいです。男性では田門連太郎(ギリシャ彫刻のよう)、大道寺欣造(ダンディー)、大道寺文彦(気弱で色白な美少年)、女性では神尾秀子(才気ある淑女)、故人ですが智子の母・琴絵(古風ながらも照り輝くばかりの美しさ)を主たる美形として挙げることができます。しかし一番の美形は田門連太郎ではないかと私は思います。智子に対して、彼は「そうだ、あなたには凶い星がついているかもしれない。しかし、その星の妖気にうたれて不幸になるというのは、そいつらの星があなたの星より弱いからなんだ。しかし、ぼくはちがう」と言ってしまえるのですから。うーん、並の男性にこんな台詞は言えない。ギリシャ彫刻のような美形にこんな台詞を言わせてしまえる横溝ワールドってすごい。

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