ゴールデンボンバー『僕クエスト』
2013年1月31日 音楽
古き良きファミコン時代に格ゲーに没頭し「ゲームばっかりしてないで勉強しなさい!」と親に突然ファミコンの電源を切られたあの頃を思い出させてくれるこの曲。
聴けば聴くほど癖になります。
名作ゲーム『ストリートファイター』を彷彿とさせるどころかそのまんまパクった、しかし適当なようでいて実はキャラの細かい動きをしっかり再現しているPVは必見。
それに…、
「僕のクエストは今はまだ
初めの町すら出ていない
出よう出よう
いざ外へ」
「本当の敵はココにはいないよ」
という歌詞は、まるで…、家に閉じこもってオフライン・オンライン問わずゲームの世界に埋没しきっている中毒者に向けたメッセージのようにも聴こえます。
そういう解釈も出来る面白い曲です。
聴けば聴くほど癖になります。
名作ゲーム『ストリートファイター』を彷彿とさせるどころかそのまんまパクった、しかし適当なようでいて実はキャラの細かい動きをしっかり再現しているPVは必見。
それに…、
「僕のクエストは今はまだ
初めの町すら出ていない
出よう出よう
いざ外へ」
「本当の敵はココにはいないよ」
という歌詞は、まるで…、家に閉じこもってオフライン・オンライン問わずゲームの世界に埋没しきっている中毒者に向けたメッセージのようにも聴こえます。
そういう解釈も出来る面白い曲です。
ゴールデンボンバー『Dance My Generation』
2013年1月30日 音楽
バブル期を知っている人にとっては堪らない曲だと思います。
余談ですが、わたし自身は物心つく頃には既にバブルは弾けていました。
この曲のPVのように、当時はこうしてディスコで踊っている人たちが本当にいたんでしょうね。
いいなぁ、金回りが良くって。
こんな派手な時代が日本にもあったんですねー。
不景気な時代しかわたしは知らないので、こういうバブリーな生活を実体験できた方たちが羨ましいです。
にしてもさすがはゴールデンボンバー!
PVのヒロイン役には山田邦子さんを起用。
山田さんにまんまバブルな格好をさせ、また、自分たちも肩パット入りの衣装を纏い、いつものように軽妙なダンスをしています。
歌詞も笑いを取りにいってます。
「自転車盗まれた、慣れたよ」のあたりは特に笑える。
「ハリーアップ! アルバイト!
Dance My Generation
ダメだ! バブルはもう弾ける!」
と歌った後で、PVではドーンとバブルが弾けて(というよりもはや爆発)、みんなが煤を払いながら退場していく…という演出が行われているのですが…、最後の樽美酒研二の後ろ姿が笑えます。
是非その姿をPVで確認してみてください。
余談ですが、わたし自身は物心つく頃には既にバブルは弾けていました。
この曲のPVのように、当時はこうしてディスコで踊っている人たちが本当にいたんでしょうね。
いいなぁ、金回りが良くって。
こんな派手な時代が日本にもあったんですねー。
不景気な時代しかわたしは知らないので、こういうバブリーな生活を実体験できた方たちが羨ましいです。
にしてもさすがはゴールデンボンバー!
PVのヒロイン役には山田邦子さんを起用。
山田さんにまんまバブルな格好をさせ、また、自分たちも肩パット入りの衣装を纏い、いつものように軽妙なダンスをしています。
歌詞も笑いを取りにいってます。
「自転車盗まれた、慣れたよ」のあたりは特に笑える。
「ハリーアップ! アルバイト!
Dance My Generation
ダメだ! バブルはもう弾ける!」
と歌った後で、PVではドーンとバブルが弾けて(というよりもはや爆発)、みんなが煤を払いながら退場していく…という演出が行われているのですが…、最後の樽美酒研二の後ろ姿が笑えます。
是非その姿をPVで確認してみてください。
石井あゆみ 『信長協奏曲 5巻』
2013年1月29日 漫画
木下藤吉郎が、ついに羽柴秀吉へ改名。
丹羽長秀の「羽」、柴田勝家の「柴」、明智光秀の「光」を一字ずつ取り、最後に木下藤吉郎の「吉」を残して、羽柴秀吉に!
というくだりは、読んでいて気持ちが良いくらい、秀吉の気質をよく表しているように思います。
また、生き別れの弟として名乗り出てきた忍に、「ガキの頃のことなど覚えておらんなぁ。わしが生きる上でなんの必要もない」とキッパリ言い放つあたりも、わたしが抱いている秀吉のイメージ(表面上はニコニコと振る舞いながらも、実は冷徹で極めて頭が良い)にぴったり。
そして秀吉はこの忍へ対して、「お前と関わり合うことがわしにとって利となるのかそれとも害なのか、重要なのはそれだけよ…!」と更に言います。
結局この忍、秀吉の役に立つことを条件として、弟の「秀長」として織田家に仕えることになりました。
…うーん、この秀長、顔も背格好もまるっきり秀吉とは似ていません。
何か裏がありそうな予感が…。気のせいでしょうか…。
それからまた物語は進んで…、斉藤道三以来の第二のタイムスリップ仲間として、松永久秀が登場。
平成でのご職業はヤクザだったらしく、背中には立派な獅子の刺青が。
眉毛が非常に立派しすぎて、眉尻が何とも言えず特徴的。
惜しむらしくは、この人も日本史にうといという事!
残念!
サブローはいつになったら本能寺の変の犯人を知ることが出来るのでしょうか。
浅井長政の心の揺れ動きが描かれているという点においても、わたしはこの5巻が好きです。
同盟関係にある信長を裏切るのか、裏切らないのか。市に対してどう振る舞えば良いのか…、という悩みが、ページを捲る度に伝わってきて苦しくなります。
ただ、この漫画におけるお市は、長政のことも信長のことも大事だけれど、信長のことが一番大事という考え方なので、だからこそ長政が報われない感じがして切ない…。
お市が信長へ両端をしっかりと結んだあずき袋を贈り、それを見て長政が裏切って自分が袋の鼠になっていることを知った信長が突如逃げに転じた「金ヶ崎の退き口」も、この5巻において描かれています。
秀吉はその「金ヶ崎の退き口」の殿軍をかって出ます。
信長の背中を襲って、今川義元を討たれた恨みを晴らそうという狙いが見え見えです。
秀吉のそういう狡猾さは、もはや潔いほどで、読んでいて清々しいくらいです。
しかし、秀吉は信長を裏切る気満々だったのに、その不穏な気配に気づいた明智光秀と竹中半兵衛に見張られてしまい、秀吉は信長を裏切ろうにも裏切れず、逃げる信長の背中を守るために尽力する羽目に。
わたしは史実での羽柴秀吉は嫌いですが、この漫画での羽柴秀吉は応援していきたいです。
丹羽長秀の「羽」、柴田勝家の「柴」、明智光秀の「光」を一字ずつ取り、最後に木下藤吉郎の「吉」を残して、羽柴秀吉に!
というくだりは、読んでいて気持ちが良いくらい、秀吉の気質をよく表しているように思います。
また、生き別れの弟として名乗り出てきた忍に、「ガキの頃のことなど覚えておらんなぁ。わしが生きる上でなんの必要もない」とキッパリ言い放つあたりも、わたしが抱いている秀吉のイメージ(表面上はニコニコと振る舞いながらも、実は冷徹で極めて頭が良い)にぴったり。
そして秀吉はこの忍へ対して、「お前と関わり合うことがわしにとって利となるのかそれとも害なのか、重要なのはそれだけよ…!」と更に言います。
結局この忍、秀吉の役に立つことを条件として、弟の「秀長」として織田家に仕えることになりました。
…うーん、この秀長、顔も背格好もまるっきり秀吉とは似ていません。
何か裏がありそうな予感が…。気のせいでしょうか…。
それからまた物語は進んで…、斉藤道三以来の第二のタイムスリップ仲間として、松永久秀が登場。
平成でのご職業はヤクザだったらしく、背中には立派な獅子の刺青が。
眉毛が非常に立派しすぎて、眉尻が何とも言えず特徴的。
惜しむらしくは、この人も日本史にうといという事!
残念!
サブローはいつになったら本能寺の変の犯人を知ることが出来るのでしょうか。
浅井長政の心の揺れ動きが描かれているという点においても、わたしはこの5巻が好きです。
同盟関係にある信長を裏切るのか、裏切らないのか。市に対してどう振る舞えば良いのか…、という悩みが、ページを捲る度に伝わってきて苦しくなります。
ただ、この漫画におけるお市は、長政のことも信長のことも大事だけれど、信長のことが一番大事という考え方なので、だからこそ長政が報われない感じがして切ない…。
お市が信長へ両端をしっかりと結んだあずき袋を贈り、それを見て長政が裏切って自分が袋の鼠になっていることを知った信長が突如逃げに転じた「金ヶ崎の退き口」も、この5巻において描かれています。
秀吉はその「金ヶ崎の退き口」の殿軍をかって出ます。
信長の背中を襲って、今川義元を討たれた恨みを晴らそうという狙いが見え見えです。
秀吉のそういう狡猾さは、もはや潔いほどで、読んでいて清々しいくらいです。
しかし、秀吉は信長を裏切る気満々だったのに、その不穏な気配に気づいた明智光秀と竹中半兵衛に見張られてしまい、秀吉は信長を裏切ろうにも裏切れず、逃げる信長の背中を守るために尽力する羽目に。
わたしは史実での羽柴秀吉は嫌いですが、この漫画での羽柴秀吉は応援していきたいです。
kagrra, 『賽』
2013年1月28日 音楽
アルバム『Core』収録曲。
「表と裏と二つに一つなら
賽の目に全てを託し
微かな勝算に賭けて
半
丁
祈る
歴史の裏側
覗き見れば
黒い雲が渦巻き
椴(とど)の詰まり
勝てば官軍で
捲ってみれば
如何様(いかさま)」
お祭りを思わせる愉しげな曲。
けれど歌詞には強いメッセージが込められています。
最近、わたしはkagrra,の『斬帝』と、この『賽』ばかりを、交互に繰り返し繰り返し聴いています。
聴かずにはいられない。
「表と裏と二つに一つなら
賽の目に全てを託し
微かな勝算に賭けて
半
丁
祈る
歴史の裏側
覗き見れば
黒い雲が渦巻き
椴(とど)の詰まり
勝てば官軍で
捲ってみれば
如何様(いかさま)」
お祭りを思わせる愉しげな曲。
けれど歌詞には強いメッセージが込められています。
最近、わたしはkagrra,の『斬帝』と、この『賽』ばかりを、交互に繰り返し繰り返し聴いています。
聴かずにはいられない。
kagrra, 『斬帝』
2013年1月27日 音楽
アルバム『Core』収録曲。
「心を蝕まれたまま
終焉の日を迎えるのか?
生まれた意味が欲しいなら
耀け 己を信じて
この世は闇夜 暗闇よ
真実は嘘に呑まれる
即ち刹那の生命よ
抗え 刃となりて」
この曲をライブで聴いてみたかったです。
けれど、一志さん亡き今、もはや一志さん自身から紡ぎ出される歌を聴く機会は永遠に失われてしまいました。
CDやDVDを再生しようとも、それは生きた歌声ではない。
つくづく惜しい人を亡くしました…。
「心を蝕まれたまま
終焉の日を迎えるのか?
生まれた意味が欲しいなら
耀け 己を信じて
この世は闇夜 暗闇よ
真実は嘘に呑まれる
即ち刹那の生命よ
抗え 刃となりて」
この曲をライブで聴いてみたかったです。
けれど、一志さん亡き今、もはや一志さん自身から紡ぎ出される歌を聴く機会は永遠に失われてしまいました。
CDやDVDを再生しようとも、それは生きた歌声ではない。
つくづく惜しい人を亡くしました…。
10人目の方が帰国なさいました…。
……黙祷…………。
無事に生還なさった方もさぞ辛いことと思います。
同僚がひどい殺され方をしたのに自分は生きている、というのは、生還なさった方たちの今後の人生に間違いなく大きな影響を及ぼすでしょう。
同僚を救えなかった自分を責めることもあるかもしれない。
でも、憎むべきはテロです。
本当は全員に生還してほしかった。
けれど、たとえ少ない人数だとしても、生還してくれた方たちがいて、本当に良かった。
……黙祷…………。
無事に生還なさった方もさぞ辛いことと思います。
同僚がひどい殺され方をしたのに自分は生きている、というのは、生還なさった方たちの今後の人生に間違いなく大きな影響を及ぼすでしょう。
同僚を救えなかった自分を責めることもあるかもしれない。
でも、憎むべきはテロです。
本当は全員に生還してほしかった。
けれど、たとえ少ない人数だとしても、生還してくれた方たちがいて、本当に良かった。
亡くなられた方々が日本へ帰国なさいました。
………黙祷………。
残る1名の方も、早くご家族の元へ帰れますように………。
海外赴任中の家族が居る、という方々は数え切れないほどいらっしゃると思いますが、情勢の不安定な国へ赴任中の家族が居る方々にとっては特に、今回の事件がとても他人事とは感じられず、不安で気が気ではないと思います。
テロリストはいつ誰を標的にするかわかりませんから…。
海外にいる日本人が、安全な環境で職務を全う出来るようにするには、どうしたら良いのでしょうか…。
石油などのエネルギーは、もはや安全な場所ではなかなか採れず、危険な場所に赴くことが増えていく一方ですし…。
遠い国で頑張って働いている方たちの存在を思うと、ガソリンの一滴一滴さえ無駄にしたくないと思います。
とはいえ、ガソリンにしろ電気にしろ、エネルギーを消費してどこかへ出掛けて買い物をしなければ(配達してもらう場合もエネルギーが使われますし)、今度は経済が立ち行かなくなるかもしれないので、何とも悩ましいところです…。
………黙祷………。
残る1名の方も、早くご家族の元へ帰れますように………。
海外赴任中の家族が居る、という方々は数え切れないほどいらっしゃると思いますが、情勢の不安定な国へ赴任中の家族が居る方々にとっては特に、今回の事件がとても他人事とは感じられず、不安で気が気ではないと思います。
テロリストはいつ誰を標的にするかわかりませんから…。
海外にいる日本人が、安全な環境で職務を全う出来るようにするには、どうしたら良いのでしょうか…。
石油などのエネルギーは、もはや安全な場所ではなかなか採れず、危険な場所に赴くことが増えていく一方ですし…。
遠い国で頑張って働いている方たちの存在を思うと、ガソリンの一滴一滴さえ無駄にしたくないと思います。
とはいえ、ガソリンにしろ電気にしろ、エネルギーを消費してどこかへ出掛けて買い物をしなければ(配達してもらう場合もエネルギーが使われますし)、今度は経済が立ち行かなくなるかもしれないので、何とも悩ましいところです…。
石井あゆみ『信長協奏曲 4巻』
2013年1月24日 漫画
ついにお市が浅井長政にお嫁入り!
この漫画においてお市は、馬上で立ち上がって裾を乱すようなおてんば姫として描かれており、当初お市は浅井長政との婚姻話にむくれていました。
サブローが「浅井さんちの長政くんは武将としてもなかなか評判がいいし…あ! そうだ何よりね! 顔が! かなりの男前だってもっぱらの評判で…」と猛プッシュしますが、お市は「男は顔ではありませぬ」とバッサリ。
うむ。その意見には同意致します!
しかしお市が嫁いでくれないことには話が進みません!
本物の信長である明智光秀に諭され、お市は「その浅井某とやらの元へお市は嫁ぎます! 兄上と織田家のために、嫁ぎます!」と決意。
良かった良かった。
…ん?
某とは何ごとぞ!!
…でも後に登場した長政さまが、なかなかの男前に描かれていたから、良し!
やがて、サブロー率いる織田家の一行が、なんと本能寺前を通過することに。
この期に及んでもサブローはまだ、誰が信長を本能寺で討つのか、犯人の名前をまっっったく思い出せません。
そして、明智光秀が「もし…本当にその“本能寺の変”とやらが起こるというのなら、わしが止めまする…! 誰にも、殿を殺させなどいたしませぬ…!!」とサブローに誓うという、何とも奇妙な展開に。
さて、4巻に入って新登場した侍女おゆきは、実は上杉謙信が放ったくのいち。
おゆきは、「この書物は織田家秘伝の兵法書にちがいない…」と、サブローがこれまで全くと言って良いほど読んでいなかった高校の日本史の教科書を、サブローの部屋から盗み出すことに成功。
「早く謙信さまにお届けしたい…きっとよろこんでいただける…!」と胸をときめかせるおゆきちゃんは、何だか可愛らしいです。
ところがおゆきちゃんがウッカリしてつまづいた拍子に、日本史の教科書は焚き火の中に落ちてしまい、綺麗さっぱり燃えてしまいました。
というわけで、もはや誰が信長を討つのかは、サブローにも全くわからなくなってしまいました。
ただ、これはあくまでわたしの想像ですが、斉藤道三のようにサブローと同じく平成の世もしくは昭和などからタイムスリップしてきた人物が、「明智光秀」の名をビシッとサブローに告げてくれないかなと、わたしは勝手に期待しています。
更に、幼いながらも少々理屈っぽい、けれども愛らしい蘭丸も登場。
巻末あたりでは宣教師ルイス・フロイスも登場。
有名人オールスターズといったところですね!
にわか歴女のわたくしとしましては、この漫画を読んでいるとニヤニヤが止まりません。
そのうち上杉謙信も出てくるのでしょうか?
楽しみです!
この漫画においてお市は、馬上で立ち上がって裾を乱すようなおてんば姫として描かれており、当初お市は浅井長政との婚姻話にむくれていました。
サブローが「浅井さんちの長政くんは武将としてもなかなか評判がいいし…あ! そうだ何よりね! 顔が! かなりの男前だってもっぱらの評判で…」と猛プッシュしますが、お市は「男は顔ではありませぬ」とバッサリ。
うむ。その意見には同意致します!
しかしお市が嫁いでくれないことには話が進みません!
本物の信長である明智光秀に諭され、お市は「その浅井某とやらの元へお市は嫁ぎます! 兄上と織田家のために、嫁ぎます!」と決意。
良かった良かった。
…ん?
某とは何ごとぞ!!
…でも後に登場した長政さまが、なかなかの男前に描かれていたから、良し!
やがて、サブロー率いる織田家の一行が、なんと本能寺前を通過することに。
この期に及んでもサブローはまだ、誰が信長を本能寺で討つのか、犯人の名前をまっっったく思い出せません。
そして、明智光秀が「もし…本当にその“本能寺の変”とやらが起こるというのなら、わしが止めまする…! 誰にも、殿を殺させなどいたしませぬ…!!」とサブローに誓うという、何とも奇妙な展開に。
さて、4巻に入って新登場した侍女おゆきは、実は上杉謙信が放ったくのいち。
おゆきは、「この書物は織田家秘伝の兵法書にちがいない…」と、サブローがこれまで全くと言って良いほど読んでいなかった高校の日本史の教科書を、サブローの部屋から盗み出すことに成功。
「早く謙信さまにお届けしたい…きっとよろこんでいただける…!」と胸をときめかせるおゆきちゃんは、何だか可愛らしいです。
ところがおゆきちゃんがウッカリしてつまづいた拍子に、日本史の教科書は焚き火の中に落ちてしまい、綺麗さっぱり燃えてしまいました。
というわけで、もはや誰が信長を討つのかは、サブローにも全くわからなくなってしまいました。
ただ、これはあくまでわたしの想像ですが、斉藤道三のようにサブローと同じく平成の世もしくは昭和などからタイムスリップしてきた人物が、「明智光秀」の名をビシッとサブローに告げてくれないかなと、わたしは勝手に期待しています。
更に、幼いながらも少々理屈っぽい、けれども愛らしい蘭丸も登場。
巻末あたりでは宣教師ルイス・フロイスも登場。
有名人オールスターズといったところですね!
にわか歴女のわたくしとしましては、この漫画を読んでいるとニヤニヤが止まりません。
そのうち上杉謙信も出てくるのでしょうか?
楽しみです!
アルジェリア事件:実名公表や会見を要望…神奈川の17社(毎日新聞)
2013年1月23日 時事ニュース コメント (8)
遺族が実名報道を望んでいないにも関わらず「弔いのために」と被害者の実名を報じようとするマスコミの神経が、わたしには理解出来ません。
実名を明かさなければこの事件が風化する、とでもマスコミは言いたいのでしょうか?
そうしなければ被害者や遺族の痛みが日本国民及び各国の人々に伝わらない、とでも?
…そんなはずはありません。
…みんなこの事件を忘れない。
…故郷から遠く離れた地で撃ち殺された被害者の恐怖、痛み、無念。突然家族を失い、訃報を聞きながらもそれが誤報であることを願い、頭ではそんな奇跡は有り得ないだろうとわかっていながらも、無事に帰国してくれることを心から祈る遺族の気持ち。
…それらをマスコミは無視しているように、わたしには思えます。
折しも朝日新聞が、実名報道しないことと、遺族の許可が無ければ記事にしないことを条件に取材を受けたご遺族の承諾を得ず、取材内容を記事にし、亡くなった方の実名を晒し、その上Facebookの写真を無断で紙面に掲載したばかり。
それだけでも許し難いのに…、まさか日本に、そうした心無い仕打ちに追随する報道機関が幾つもあるなんて…。
そうした報道機関は「弔いのために実名報道を」とのたまっています。
なんて白々しい。
被害者を悼む気持ちなど微塵も感じられません。
全ては数字取りのため。
センセーショナルに報じるため。
それを目の当たりにする遺族の気持ちなど想像しようとも思わないのでしょう。
…人の死とは、マスコミの数字取りの為にあるのではありません。
遺族が実名報道を望むのなら、実名報道すればいい。
けれど、今回は、実名を公表しないことを遺族に約束したにも関わらず、その約束を平然と破っている。
しかも、被害者の実名を平然と晒しておきながら、その記事を書いた記者自身は匿名なのです。
まるで、数字取りのためにセンセーショナルな報道はするけれど責任は負いません、と言うかの如く。
これはペンによる暴力に他なりません。
実名を明かさなければこの事件が風化する、とでもマスコミは言いたいのでしょうか?
そうしなければ被害者や遺族の痛みが日本国民及び各国の人々に伝わらない、とでも?
…そんなはずはありません。
…みんなこの事件を忘れない。
…故郷から遠く離れた地で撃ち殺された被害者の恐怖、痛み、無念。突然家族を失い、訃報を聞きながらもそれが誤報であることを願い、頭ではそんな奇跡は有り得ないだろうとわかっていながらも、無事に帰国してくれることを心から祈る遺族の気持ち。
…それらをマスコミは無視しているように、わたしには思えます。
折しも朝日新聞が、実名報道しないことと、遺族の許可が無ければ記事にしないことを条件に取材を受けたご遺族の承諾を得ず、取材内容を記事にし、亡くなった方の実名を晒し、その上Facebookの写真を無断で紙面に掲載したばかり。
それだけでも許し難いのに…、まさか日本に、そうした心無い仕打ちに追随する報道機関が幾つもあるなんて…。
そうした報道機関は「弔いのために実名報道を」とのたまっています。
なんて白々しい。
被害者を悼む気持ちなど微塵も感じられません。
全ては数字取りのため。
センセーショナルに報じるため。
それを目の当たりにする遺族の気持ちなど想像しようとも思わないのでしょう。
…人の死とは、マスコミの数字取りの為にあるのではありません。
遺族が実名報道を望むのなら、実名報道すればいい。
けれど、今回は、実名を公表しないことを遺族に約束したにも関わらず、その約束を平然と破っている。
しかも、被害者の実名を平然と晒しておきながら、その記事を書いた記者自身は匿名なのです。
まるで、数字取りのためにセンセーショナルな報道はするけれど責任は負いません、と言うかの如く。
これはペンによる暴力に他なりません。
石井あゆみ『信長協奏曲 3巻』
2013年1月22日 漫画
サブローはあっさりと今川義元を討ち取りました。
今川義元の顔さえ登場せぬまま、サクッと桶狭間の戦い終了!
…桶狭間の戦いと言えば、『SPEC 天』で瀬文さんが未詳のデスク上に合戦ミニチュアをセッティングし、「折しも降った激しい雨が、人馬の音をかき消した…!」と霧吹きをシュッシュッとしながら合戦の様子を再現しようとしていた、あの桶狭間の戦いではありませんか…! ←別の作品の話をしてすみません。でも瀬文さん大好きです。
さて、読み手としては、この漫画において、織田の奇襲に驚愕する今川義元の姿とか、混乱する今川軍とか、そういうのを描いて欲しかったので、この展開は、正直言うと肩透かしをくったような気分…。
せっかくの見せ場を敢えて軽く流した作者の真意は一体…?
織田家は籠城するものと高をくくり、今川軍に「織田家籠城と決定。安心して進軍なされよ」と矢文を放ってしまった木下藤吉郎は、敗戦の跡地で「義元公…織田家籠城というのは……誤りでした」と呆然と立ち尽くします。
心から今川義元に詫びる藤吉郎なのに、今川の忍は藤吉郎を疑い、「義元公はお主を信頼していた。お主が籠城といえばそれを信じる」と責め、裏切り者として殺そうとします。
それを藤吉郎は返り討ちにしますが、負傷しました。
…なるほど、こうして藤吉郎はサブローへの憎悪を募らせていくのですね。
作者は、こういう話の持って行き方が巧いですね。
それにしても、松平竹千代改め徳川家康は、サブローがあげたエロ本の影響で、すっかり女好きになってしまいました。
女性たちを大勢侍らせていて、家康が移動すればハーレムもまた移動する、といった具合。
家康が帰蝶やお市を気に入らないか心配です。
竹中半兵衛も登場して、しかも端正な顔立ちである上、切れ者であるという風に描かれていて、読み手としては嬉しい!
そしてやっと3巻目にして、本物の信長が再び登場。
…本物の信長が、なんと「明智光秀」を名乗り、サブローに仕える、という展開に…!
本物の信長は、サブローに対して害意が無いかのように見えますが、それに付き従う沢彦和尚がどう考えても怪しい…。
しかしながら、ここにきてようやく、この漫画のタイトルが「信長協奏曲」である意味がわかって参りました。
本物の信長と、にせの信長とが作り出す物語…ということですね。
不協和音を奏でなければ良いのですが。
またまだこの漫画から目が離せません。
今川義元の顔さえ登場せぬまま、サクッと桶狭間の戦い終了!
…桶狭間の戦いと言えば、『SPEC 天』で瀬文さんが未詳のデスク上に合戦ミニチュアをセッティングし、「折しも降った激しい雨が、人馬の音をかき消した…!」と霧吹きをシュッシュッとしながら合戦の様子を再現しようとしていた、あの桶狭間の戦いではありませんか…! ←別の作品の話をしてすみません。でも瀬文さん大好きです。
さて、読み手としては、この漫画において、織田の奇襲に驚愕する今川義元の姿とか、混乱する今川軍とか、そういうのを描いて欲しかったので、この展開は、正直言うと肩透かしをくったような気分…。
せっかくの見せ場を敢えて軽く流した作者の真意は一体…?
織田家は籠城するものと高をくくり、今川軍に「織田家籠城と決定。安心して進軍なされよ」と矢文を放ってしまった木下藤吉郎は、敗戦の跡地で「義元公…織田家籠城というのは……誤りでした」と呆然と立ち尽くします。
心から今川義元に詫びる藤吉郎なのに、今川の忍は藤吉郎を疑い、「義元公はお主を信頼していた。お主が籠城といえばそれを信じる」と責め、裏切り者として殺そうとします。
それを藤吉郎は返り討ちにしますが、負傷しました。
…なるほど、こうして藤吉郎はサブローへの憎悪を募らせていくのですね。
作者は、こういう話の持って行き方が巧いですね。
それにしても、松平竹千代改め徳川家康は、サブローがあげたエロ本の影響で、すっかり女好きになってしまいました。
女性たちを大勢侍らせていて、家康が移動すればハーレムもまた移動する、といった具合。
家康が帰蝶やお市を気に入らないか心配です。
竹中半兵衛も登場して、しかも端正な顔立ちである上、切れ者であるという風に描かれていて、読み手としては嬉しい!
そしてやっと3巻目にして、本物の信長が再び登場。
…本物の信長が、なんと「明智光秀」を名乗り、サブローに仕える、という展開に…!
本物の信長は、サブローに対して害意が無いかのように見えますが、それに付き従う沢彦和尚がどう考えても怪しい…。
しかしながら、ここにきてようやく、この漫画のタイトルが「信長協奏曲」である意味がわかって参りました。
本物の信長と、にせの信長とが作り出す物語…ということですね。
不協和音を奏でなければ良いのですが。
またまだこの漫画から目が離せません。
安倍政権に衝撃=「人命優先」かなわず−アルジェリア人質事件(時事通信)
2013年1月22日 時事ニュース
日本人が沢山亡くなったから辛いのではありません。
他の国の人たちだって沢山亡くなりました。
今わかっているだけでも、少なくとも8か国の37名以上の方々が殺されました…。
アルジェリア軍が人質の人命を優先せずテロリストを攻撃したことについて、各国のマスコミがまさに今この瞬間も、賛否両論大騒ぎしています。
支持している国もあれば、非難している国もあり…。
けれど、わたしはまず、失われた沢山の命を悼みたいです…。
マスコミはよく「犠牲」という言葉を使うけれど、わたしの大嫌いな言葉です。
亡くなった方たちは、「殺された」のですから…。
他の国の人たちだって沢山亡くなりました。
今わかっているだけでも、少なくとも8か国の37名以上の方々が殺されました…。
アルジェリア軍が人質の人命を優先せずテロリストを攻撃したことについて、各国のマスコミがまさに今この瞬間も、賛否両論大騒ぎしています。
支持している国もあれば、非難している国もあり…。
けれど、わたしはまず、失われた沢山の命を悼みたいです…。
マスコミはよく「犠牲」という言葉を使うけれど、わたしの大嫌いな言葉です。
亡くなった方たちは、「殺された」のですから…。
石井あゆみ『信長協奏曲 2巻』
2013年1月21日 漫画
忍に襲われて命を落とした家老・平手政秀の死を、「どこの誰かもわからない相手に殺されたなんて、武士としてこんな不名誉なことはない………」という理由から、諌死(主君の行いをいさめるため自ら死ぬこと)として発表したサブローが、天下取りに向け心を新たにする、という冒頭から2巻は始まります。
2巻でついに斎藤道三登場…!
…そのビジュアルに、わたくし一瞬固まってしまいました。
この漫画における斎藤道三のその姿は…、見事なスキンヘッド、細長く整えられた口ひげ、そして何といっても…ああ何と言うことでしょう…鋭い切れ長の目尻の睫毛だけがベルバラのオスカル並みに長~い。
何故だ!
睫毛用育毛剤でも使っとんのかと思うほど、目尻の睫毛が立派…。
何故だ!
よく見ると、目尻だけではなくて、下睫毛も細かく描き込まれておる!
何故だ!!
さて、斎藤道三は娘・帰蝶の婿である信長、もといサブローと会見。
そして、正装のつもりで高校の制服姿で現れたサブローを「お主は……わしと同類よ…!」と気に入り、斎藤道三もまた、己の正装に着替えるのです。
…警察官の制服に。
そう!
奥様は魔女…じゃなくて、斎藤道三はおまわりさんだったのです!
かくして、平成の世から戦国時代へタイムスリップした者同士が、偶然か必然かは定かではありませんが、舅と婿という立場で出逢い、絆を深めたのでした。
斎藤道三は自分が元の時代に戻れないだろうと予感しており、「お主はまだ若い。この先…いつか元の時代に帰れる日が来るやもしれん。もしそのときが来たらこれを…この服を娘(平成の世にいる娘)に渡してほしい…わしの、形見として…」と、サブローに警察官の制服を預けます。
その後斎藤道三は息子・義竜に軍勢を差し向けられます。
斎藤道三は「あやつをわしの戦に巻き込む気はない…信長には、生きてもらわねばならぬ……!」という想いから、サブローへ援軍を要請せず、僅かな手勢で息子・義竜の軍勢に臨むことに…。
サブローは駆けつけようとしますが間に合わず、斎藤道三は討ち死に。
討ち死に間際の斎藤道三から「これを信長に届けてほしい」と包みを預かり、その包みを必死の思いでサブローに手渡した家臣も、義竜の兵に矢で射られて死亡…。
包みには、ピストルと、平成の世にいる娘へ宛てた手紙が…。
と、何とも苦いシーンが続きますが…、2巻の中盤では、サブローが領内の村の者たちと角力(すもう。この漫画では「相撲」ではなく「角力」と表記されているので、わたしもそれに倣います)を取るシーンがあり、少しほっとさせて貰いました。
その角力シーンに、なんと10歳のお市が!!
浅井長政ファンのわたくしとしましては、のちに浅井長政の妻となる、信長の妹・お市もまた憧れの存在。
この2巻においてはお市はまだ10歳ということですが、なかなか器量良し! 素晴らしい!
サブローは生八ツ橋食べたさ故に「京都行きたいひとー!」と修学旅行のつもりで、京都上洛の参加者を募ります。
家臣の犬千代が「あ、殿、殿、それがし元服して犬千代ではなく利家になり申した…」と言ったのに、サブローは「犬千代以外に行きたいひとー!」と他の者にも声をかけます。
何故そこで華麗にスルーするっ! ←これはダジャレじゃありません!
利家っちゅうたら…前田利家じゃありませんか!
何故スルーするっ! ←これはダジャ(以下略)
かくして、サブローがわずか20人のお供を連れて馬を駆け、各地の関所を破りまくって京都へ疾走するくだりは実に痛快。
そして第13代将軍・足利義輝に「将軍になりたいということは…我が足利家を、滅ぼすということか?」と問われて「滅ぼさないと天下がとれないなら、滅ぼすしかないでしょうね」と答えたことで、逆に「なんと正直なのだ…」と気に入られ、足利義輝から太刀を拝領し、帰蝶へのお土産まで頂いたサブロー。
器がデカいぜ。
…けれど、偶然本能寺の前を通りかかった際、「信長がここで殺されるんじゃなかったっけ」とまでは思い出したものの、「あいださん! あいださんに攻められるんだ!」と、日本史の先生に激怒されそうな台詞を吐いたサブロー…。
器が…、…うぅむ。
2巻は、今川義元の約4万の軍勢が尾張に侵攻してきたため、サブローが領民の助けを得ながら、桶狭間に向かって奇襲攻撃にかかるところで終わり、3巻へと続きます。
「目指すは、今川義元!!」と先陣を切るサブローの凛々しさに、胸が熱くなりました。
この勇姿を、亡き家老・平手政秀にも見せたいですね…。
2巻でついに斎藤道三登場…!
…そのビジュアルに、わたくし一瞬固まってしまいました。
この漫画における斎藤道三のその姿は…、見事なスキンヘッド、細長く整えられた口ひげ、そして何といっても…ああ何と言うことでしょう…鋭い切れ長の目尻の睫毛だけがベルバラのオスカル並みに長~い。
何故だ!
睫毛用育毛剤でも使っとんのかと思うほど、目尻の睫毛が立派…。
何故だ!
よく見ると、目尻だけではなくて、下睫毛も細かく描き込まれておる!
何故だ!!
さて、斎藤道三は娘・帰蝶の婿である信長、もといサブローと会見。
そして、正装のつもりで高校の制服姿で現れたサブローを「お主は……わしと同類よ…!」と気に入り、斎藤道三もまた、己の正装に着替えるのです。
…警察官の制服に。
そう!
奥様は魔女…じゃなくて、斎藤道三はおまわりさんだったのです!
かくして、平成の世から戦国時代へタイムスリップした者同士が、偶然か必然かは定かではありませんが、舅と婿という立場で出逢い、絆を深めたのでした。
斎藤道三は自分が元の時代に戻れないだろうと予感しており、「お主はまだ若い。この先…いつか元の時代に帰れる日が来るやもしれん。もしそのときが来たらこれを…この服を娘(平成の世にいる娘)に渡してほしい…わしの、形見として…」と、サブローに警察官の制服を預けます。
その後斎藤道三は息子・義竜に軍勢を差し向けられます。
斎藤道三は「あやつをわしの戦に巻き込む気はない…信長には、生きてもらわねばならぬ……!」という想いから、サブローへ援軍を要請せず、僅かな手勢で息子・義竜の軍勢に臨むことに…。
サブローは駆けつけようとしますが間に合わず、斎藤道三は討ち死に。
討ち死に間際の斎藤道三から「これを信長に届けてほしい」と包みを預かり、その包みを必死の思いでサブローに手渡した家臣も、義竜の兵に矢で射られて死亡…。
包みには、ピストルと、平成の世にいる娘へ宛てた手紙が…。
と、何とも苦いシーンが続きますが…、2巻の中盤では、サブローが領内の村の者たちと角力(すもう。この漫画では「相撲」ではなく「角力」と表記されているので、わたしもそれに倣います)を取るシーンがあり、少しほっとさせて貰いました。
その角力シーンに、なんと10歳のお市が!!
浅井長政ファンのわたくしとしましては、のちに浅井長政の妻となる、信長の妹・お市もまた憧れの存在。
この2巻においてはお市はまだ10歳ということですが、なかなか器量良し! 素晴らしい!
サブローは生八ツ橋食べたさ故に「京都行きたいひとー!」と修学旅行のつもりで、京都上洛の参加者を募ります。
家臣の犬千代が「あ、殿、殿、それがし元服して犬千代ではなく利家になり申した…」と言ったのに、サブローは「犬千代以外に行きたいひとー!」と他の者にも声をかけます。
何故そこで華麗にスルーするっ! ←これはダジャレじゃありません!
利家っちゅうたら…前田利家じゃありませんか!
何故スルーするっ! ←これはダジャ(以下略)
かくして、サブローがわずか20人のお供を連れて馬を駆け、各地の関所を破りまくって京都へ疾走するくだりは実に痛快。
そして第13代将軍・足利義輝に「将軍になりたいということは…我が足利家を、滅ぼすということか?」と問われて「滅ぼさないと天下がとれないなら、滅ぼすしかないでしょうね」と答えたことで、逆に「なんと正直なのだ…」と気に入られ、足利義輝から太刀を拝領し、帰蝶へのお土産まで頂いたサブロー。
器がデカいぜ。
…けれど、偶然本能寺の前を通りかかった際、「信長がここで殺されるんじゃなかったっけ」とまでは思い出したものの、「あいださん! あいださんに攻められるんだ!」と、日本史の先生に激怒されそうな台詞を吐いたサブロー…。
器が…、…うぅむ。
2巻は、今川義元の約4万の軍勢が尾張に侵攻してきたため、サブローが領民の助けを得ながら、桶狭間に向かって奇襲攻撃にかかるところで終わり、3巻へと続きます。
「目指すは、今川義元!!」と先陣を切るサブローの凛々しさに、胸が熱くなりました。
この勇姿を、亡き家老・平手政秀にも見せたいですね…。
石井あゆみ『信長協奏曲 1巻』
2013年1月19日 漫画
勉強嫌いだけれど運動神経と思い切りの良さが取り柄の男子高校生・サブローが戦国時代にタイムスリップ!
病弱な信長の身代わりとして、サブローが織田家の当主に!
身代わりの件については、本物の信長とサブロー以外、誰も知らない。
「信長は、天下を取る男だぞ 」と大いなる勘違いをしたまま、サブローが戦国の世を駆け抜ける!
…という漫画。
冒頭から爽快な読み応え。
みんなで仲良くしようとサブローが働きかければかけるほど、親兄弟でも殺し合うのが当たり前の戦国の世にしてみれば、そんなサブローはかえって何を考えているのかわからず恐れられることに。
本気で怯える織田信行、柴田勝家の表情がおかしくって、笑ったらいけないんだろうけど笑えます。
サブローがのちの徳川家康である幼き松平竹千代に鯛のてんぷらをふるまうシーンや(徳川家康は胃ガンが進んでいたにも関わらず、油物…すなわち鯛のてんぷらを食べたため死んだと言われています)、「愛読書にしたまへ」とエロ本をあげちゃうシーンでは大いに笑わせて頂きました。
豪胆なサブローにめろめろになった帰蝶の可愛らしさも堪りません。
これぞヒロインの輝き。
目がきらきらしている。
そして…。
城下の者たちとよく遊び、見込みのある者を家来として大勢召し抱えていくサブローの身を案じる筆頭家老・平手政秀が忍に殺されるシーンは、やはり読んでいて辛いです…。
けれど、平手政秀を殺した忍を背後から殺害した忍が、やがて「木下藤吉郎」を名乗り、サブローを狙い始める…という描写には身震いさせられました。
木下藤吉郎と言えば、のちの豊臣秀吉ではありませんか…!
もっと早くこの漫画を読み始めるべきでした!
早速続きを読むことに致します。
病弱な信長の身代わりとして、サブローが織田家の当主に!
身代わりの件については、本物の信長とサブロー以外、誰も知らない。
「信長は、天下を取る男だぞ 」と大いなる勘違いをしたまま、サブローが戦国の世を駆け抜ける!
…という漫画。
冒頭から爽快な読み応え。
みんなで仲良くしようとサブローが働きかければかけるほど、親兄弟でも殺し合うのが当たり前の戦国の世にしてみれば、そんなサブローはかえって何を考えているのかわからず恐れられることに。
本気で怯える織田信行、柴田勝家の表情がおかしくって、笑ったらいけないんだろうけど笑えます。
サブローがのちの徳川家康である幼き松平竹千代に鯛のてんぷらをふるまうシーンや(徳川家康は胃ガンが進んでいたにも関わらず、油物…すなわち鯛のてんぷらを食べたため死んだと言われています)、「愛読書にしたまへ」とエロ本をあげちゃうシーンでは大いに笑わせて頂きました。
豪胆なサブローにめろめろになった帰蝶の可愛らしさも堪りません。
これぞヒロインの輝き。
目がきらきらしている。
そして…。
城下の者たちとよく遊び、見込みのある者を家来として大勢召し抱えていくサブローの身を案じる筆頭家老・平手政秀が忍に殺されるシーンは、やはり読んでいて辛いです…。
けれど、平手政秀を殺した忍を背後から殺害した忍が、やがて「木下藤吉郎」を名乗り、サブローを狙い始める…という描写には身震いさせられました。
木下藤吉郎と言えば、のちの豊臣秀吉ではありませんか…!
もっと早くこの漫画を読み始めるべきでした!
早速続きを読むことに致します。
5年で50冊 99歳の末吉さん、ひ孫と交換日記 鹿児島市(南日本新聞)
2013年1月15日 時事ニュース桜庭一樹『本のおかわりもう一冊 桜庭一樹読書日記』
2013年1月13日 おすすめの本一覧
読む、書く、読む、書く…のスタイルが確立している方の読書内容はさすがに違うな、と感心しながらわたしはこの本を読みました。
面白い本を、だいたい1ページごとに紹介してくれているので、わたしは「読書メーター」にログインした状態のスマホを片手にこの本のページを捲り、「おっ! これも読みたい!」と心に引っかかった本を見つける度に、その本を「読書メーター」の「読みたい本」に登録していきました。おかげさまでわたしの「読みたい本」の冊数が一気に増えました。
「読書日記」とサブタイトルにはあるけれど、この本は日々の細かな記録というよりも、その月に読んだ本とその月に起きた出来事をまとめて「○月某日」ごとに紹介しているので、エッセイとしても読みやすかったです。
特に、「わたしには霊感がないけど、もしなにかへんなものを見ても、性格的にぜんぜん気づかないかもな、と思ったことがあった。ちいさな緑色のおじさんが壁を這ってても、知らずに本を読んでるかもしれないし、風呂の湯の下から長い髪の女が顔を出しても、本読んでるかもしれない」(P83から抜粋)という一文には、大いに笑わせていただきました。
さて、桜庭さんのこの「読書日記」はシリーズもののようですが、この本に収録されているのは、2010年8月~2011年12月の内容。
…3.11の地震についての記述は、2011年4月のページから始まります(一ヶ月遅れずつの掲載ですので)。
桜庭さんが東京でその大きな揺れを体験したまさにその時の心境や、地震から一週間ほど経ってTVアニメ(ちなみに桜庭さん自身の『GOSICK』のアニメ)が3.11の前みたいにいつも通り元気よく始まった途端これまでせき止めていた緊張・怒り・悲しみが決壊して大声で泣いてしまい「ここは被災地じゃないのに」「恵まれているのに」「東京で働きながら泣くなんて自分勝手すぎるぞ」と思ったが泣くのを止められなかった…(P144から抜粋)という記述を読んでいると、胸が痛くなりました…。
…東北の人は泣いていいけど東京の人は泣いちゃいけない、なんて事はわたしは無いと思うし、東京の人だって余震に怯えたり、節電によっていつもよりずっとずっと暗い街の様子を恐れたり、色々あったんだから、泣いていいよとわたしは思ってしまうけれど…。…でも、東北で作った電気を東京の人が使ってきたのは事実だからこそ、自分だって地震の被害に遭っているのに、どこか罪悪感を抱いてしまったのでしょうね、きっと…。励ます言葉が見つからず、わたしもこのページをもって、この本を読むのを一時中断してしまいました…。
それ以降のページを捲っていくと、桜庭さんが被災地を歩いて現地の人たちと交わした会話や(P193~P198掲載の「六月十八日」)、福島県南相馬市で保護された野良犬の里親になった時の話が書かれていて…(P219~P224掲載の「七月二十二日」)。
その後のページでもその犬との触れ合いや3.11に関することが少しずつではあるけれど書かれていて、その中でも桜庭さんが本を読むこと・本を書くことと向き合っていて…、でも暗くはならず、ユーモアを織り交ぜながら書いてくれていて…。
だから、桜庭さんの「書くことだけじゃない。読むこともまた、人の祈りの声に耳を澄ます行為で、同時に、なにかを強く願うこと」(P192から抜粋)という一文が、わたしの心に強く響きました…。
面白い本を、だいたい1ページごとに紹介してくれているので、わたしは「読書メーター」にログインした状態のスマホを片手にこの本のページを捲り、「おっ! これも読みたい!」と心に引っかかった本を見つける度に、その本を「読書メーター」の「読みたい本」に登録していきました。おかげさまでわたしの「読みたい本」の冊数が一気に増えました。
「読書日記」とサブタイトルにはあるけれど、この本は日々の細かな記録というよりも、その月に読んだ本とその月に起きた出来事をまとめて「○月某日」ごとに紹介しているので、エッセイとしても読みやすかったです。
特に、「わたしには霊感がないけど、もしなにかへんなものを見ても、性格的にぜんぜん気づかないかもな、と思ったことがあった。ちいさな緑色のおじさんが壁を這ってても、知らずに本を読んでるかもしれないし、風呂の湯の下から長い髪の女が顔を出しても、本読んでるかもしれない」(P83から抜粋)という一文には、大いに笑わせていただきました。
さて、桜庭さんのこの「読書日記」はシリーズもののようですが、この本に収録されているのは、2010年8月~2011年12月の内容。
…3.11の地震についての記述は、2011年4月のページから始まります(一ヶ月遅れずつの掲載ですので)。
桜庭さんが東京でその大きな揺れを体験したまさにその時の心境や、地震から一週間ほど経ってTVアニメ(ちなみに桜庭さん自身の『GOSICK』のアニメ)が3.11の前みたいにいつも通り元気よく始まった途端これまでせき止めていた緊張・怒り・悲しみが決壊して大声で泣いてしまい「ここは被災地じゃないのに」「恵まれているのに」「東京で働きながら泣くなんて自分勝手すぎるぞ」と思ったが泣くのを止められなかった…(P144から抜粋)という記述を読んでいると、胸が痛くなりました…。
…東北の人は泣いていいけど東京の人は泣いちゃいけない、なんて事はわたしは無いと思うし、東京の人だって余震に怯えたり、節電によっていつもよりずっとずっと暗い街の様子を恐れたり、色々あったんだから、泣いていいよとわたしは思ってしまうけれど…。…でも、東北で作った電気を東京の人が使ってきたのは事実だからこそ、自分だって地震の被害に遭っているのに、どこか罪悪感を抱いてしまったのでしょうね、きっと…。励ます言葉が見つからず、わたしもこのページをもって、この本を読むのを一時中断してしまいました…。
それ以降のページを捲っていくと、桜庭さんが被災地を歩いて現地の人たちと交わした会話や(P193~P198掲載の「六月十八日」)、福島県南相馬市で保護された野良犬の里親になった時の話が書かれていて…(P219~P224掲載の「七月二十二日」)。
その後のページでもその犬との触れ合いや3.11に関することが少しずつではあるけれど書かれていて、その中でも桜庭さんが本を読むこと・本を書くことと向き合っていて…、でも暗くはならず、ユーモアを織り交ぜながら書いてくれていて…。
だから、桜庭さんの「書くことだけじゃない。読むこともまた、人の祈りの声に耳を澄ます行為で、同時に、なにかを強く願うこと」(P192から抜粋)という一文が、わたしの心に強く響きました…。
森田芳光監督『武士の家計簿』
2013年1月12日 映画
不景気の今の世の中だからこそ必要な映画。
借金の解決策として、誰かから新たに借金するのではなく、今ある家財を売り払った上でひたすら倹約するという道を選択した、武士・猪山直之。
下級武士とはいえそれでも武家、そんなことをしたら表を歩けない、と猪山家の人々は驚愕し、抵抗するも、直之は強行。
家族は惨めな思いをすることになり、直之自身もまた、職場で噂話のまととなったけれど、やがて確かに借金は消えた…。
そんな物語です。
しかし、家計が苦しいとはいえ、誇りを失ったわけではありません。
川で四文拾ってきた、と話した息子を直之は叱りつけ、夜中であったにも関わらず、すぐに川へそのお金を戻しに行かせます。
そんな直之の姿を見ていて、わたしは、多分直之は子どもに借金を遺したくないし、心のまっすぐな武士になって欲しいと願ってこういう厳しい躾ををしているのかもしれない…と思いました。
けれど、直之の実の父親が亡くなった時まで、直之が悲しむ素振りを見せず、淡々と葬式費用の計算をしていたことが、身内が死んだ時まで算盤を弾くのか…と息子の心に直之へ対する嫌悪感を根付かせることになってしまいました…。
親の心子知らず、子の心親知らずというか…。
直之としては、実直な親の生き様を息子に見せたつもりだっただろうけど、直之の気持ちが余りにもまっすぐ過ぎて、息子にはすんなり伝わらず…。
なんだか切ない映画…。
とはいえ、今まさに不景気まっただ中のこの平成の世を生きる親たちに観て欲しい映画です。
子どもを甘やかすのが子どもの為になるとは限らないから。
まして、体面を気にしてお金を使い、結果借金を増やしてしまえば、子どもに遺せるのは借金という負の遺産のみ。
親として、子どもにどんな姿を見せるべきなのか。見せたいのか。
わたしにはまだ子どもはいませんが、そのヒントをこの映画から貰いました。
借金の解決策として、誰かから新たに借金するのではなく、今ある家財を売り払った上でひたすら倹約するという道を選択した、武士・猪山直之。
下級武士とはいえそれでも武家、そんなことをしたら表を歩けない、と猪山家の人々は驚愕し、抵抗するも、直之は強行。
家族は惨めな思いをすることになり、直之自身もまた、職場で噂話のまととなったけれど、やがて確かに借金は消えた…。
そんな物語です。
しかし、家計が苦しいとはいえ、誇りを失ったわけではありません。
川で四文拾ってきた、と話した息子を直之は叱りつけ、夜中であったにも関わらず、すぐに川へそのお金を戻しに行かせます。
そんな直之の姿を見ていて、わたしは、多分直之は子どもに借金を遺したくないし、心のまっすぐな武士になって欲しいと願ってこういう厳しい躾ををしているのかもしれない…と思いました。
けれど、直之の実の父親が亡くなった時まで、直之が悲しむ素振りを見せず、淡々と葬式費用の計算をしていたことが、身内が死んだ時まで算盤を弾くのか…と息子の心に直之へ対する嫌悪感を根付かせることになってしまいました…。
親の心子知らず、子の心親知らずというか…。
直之としては、実直な親の生き様を息子に見せたつもりだっただろうけど、直之の気持ちが余りにもまっすぐ過ぎて、息子にはすんなり伝わらず…。
なんだか切ない映画…。
とはいえ、今まさに不景気まっただ中のこの平成の世を生きる親たちに観て欲しい映画です。
子どもを甘やかすのが子どもの為になるとは限らないから。
まして、体面を気にしてお金を使い、結果借金を増やしてしまえば、子どもに遺せるのは借金という負の遺産のみ。
親として、子どもにどんな姿を見せるべきなのか。見せたいのか。
わたしにはまだ子どもはいませんが、そのヒントをこの映画から貰いました。
今月中にあとどれだけ読めるかな…
2013年1月10日 読書に関する呟きエトセトラ 最近、少しずつではあるけれど、いいペースで読書出来るようになってきたような気がします。
…一日に一冊どころか二冊、三冊読破するという猛者に比べれば、まだまだまだまだですけどね。
そういう読書家の方々が主婦或いは主夫、無職或いは休職中かというと、必ずしもそうではなくて、日中はフルタイムで仕事をしつつ、本もガンガン読んでブログも毎日書いてます、という人も居るので、そういう方に出逢う度に衝撃を覚えます。
上手いこと影響を受けたいなあ。
しかし、読めば読むほど、「よし! この作家の他の作品も読んでみよう」「あの事件についてのルポはないかな?」と新たな興味がわいて読みたい本が増えていくため、読みたい本が出来るペースに読むスピードが追いついていかないという事態に陥りつつあります!
…ほんと、図書館にはお世話になりっぱなしです。
いちいち買ってたら、お金が幾らあっても足らないですもんねー。
嗚呼、でも、今読みたい本が図書館に無いので、思わずAmazonで買ってしまいそう!
かといって古本屋に行けば、「おっ! この本がここに!」と違う本を見つけて買ってしまいそう。
…一日に一冊どころか二冊、三冊読破するという猛者に比べれば、まだまだまだまだですけどね。
そういう読書家の方々が主婦或いは主夫、無職或いは休職中かというと、必ずしもそうではなくて、日中はフルタイムで仕事をしつつ、本もガンガン読んでブログも毎日書いてます、という人も居るので、そういう方に出逢う度に衝撃を覚えます。
上手いこと影響を受けたいなあ。
しかし、読めば読むほど、「よし! この作家の他の作品も読んでみよう」「あの事件についてのルポはないかな?」と新たな興味がわいて読みたい本が増えていくため、読みたい本が出来るペースに読むスピードが追いついていかないという事態に陥りつつあります!
…ほんと、図書館にはお世話になりっぱなしです。
いちいち買ってたら、お金が幾らあっても足らないですもんねー。
嗚呼、でも、今読みたい本が図書館に無いので、思わずAmazonで買ってしまいそう!
かといって古本屋に行けば、「おっ! この本がここに!」と違う本を見つけて買ってしまいそう。
これまでは、生徒から生徒へのいじめ問題がクローズアップされてきました。
しかし今回は、教諭から生徒への体罰が原因で、高校2年生の男子生徒が自殺に追いこまれてしまいました。
親御さんの無念を思うと、辛すぎます…。
高校2年生といえばある程度冷静な判断な出来そうな年頃なのに何故自殺までする必要があったのか…と思う方がいるかもしれません。
けれど、この生徒はバスケ部の部長で、問題の教諭はバスケ部顧問でした。
体育会系の世界においては、顧問というのは絶対的な存在です。
しかもこのバスケ部は強豪として有名で、厳しい指導が暗黙の了解とされていたとのこと。
他の生徒21人も体罰の被害に遭っていたようですが、体罰は特に自殺した男子生徒に集中しており、もはや問題の教諭から生徒への体罰は常態化しているという異常な環境が形成されていたようです。
自殺した男子生徒は、まじめで責任感が強かったとのこと。
だからこそ部長になるのだし、別の言い方をすれば、みんなに部長の役割を押しつけられても嫌だと言えない性格だから部長になるのだという言い方も出来ます。
もしいい加減な性格だったら、教諭からの体罰を理由に不登校になるという逃げ方が出来たのかもしれません。
けれど、自殺した男子生徒は、逃げなかった。或いは逃げられなかった。
自殺した男子生徒は、バスケ部の部長という立場上、誰よりも教諭からの体罰を重く受け止め、ひどく責任を感じ、悩んでいたのでしょう。
生きていたら、きっと素晴らしい青年になったでしょうに…。
なお、以前この高校では、2011年にバレー部の顧問が体罰のため懲戒処分されたばかりなのですが、今度は同じ高校のバスケ部顧問が生徒を自殺に追い込んでしまいました。
高校の体制そのものが杜撰と言わざるを得ません。
更に、以前この高校が市教委に対し、今回問題となっている教諭について「体罰はない」と報告していたことも由々しきことです。
徹底調査をしたからといって自殺した男子生徒が生き返るわけではないのですが、二度とこんなことが起きないようにするためにも、真相の徹底調査と、問題の教諭及び高校自体へも然るべき処分をしていただきたいです。
しかし今回は、教諭から生徒への体罰が原因で、高校2年生の男子生徒が自殺に追いこまれてしまいました。
親御さんの無念を思うと、辛すぎます…。
高校2年生といえばある程度冷静な判断な出来そうな年頃なのに何故自殺までする必要があったのか…と思う方がいるかもしれません。
けれど、この生徒はバスケ部の部長で、問題の教諭はバスケ部顧問でした。
体育会系の世界においては、顧問というのは絶対的な存在です。
しかもこのバスケ部は強豪として有名で、厳しい指導が暗黙の了解とされていたとのこと。
他の生徒21人も体罰の被害に遭っていたようですが、体罰は特に自殺した男子生徒に集中しており、もはや問題の教諭から生徒への体罰は常態化しているという異常な環境が形成されていたようです。
自殺した男子生徒は、まじめで責任感が強かったとのこと。
だからこそ部長になるのだし、別の言い方をすれば、みんなに部長の役割を押しつけられても嫌だと言えない性格だから部長になるのだという言い方も出来ます。
もしいい加減な性格だったら、教諭からの体罰を理由に不登校になるという逃げ方が出来たのかもしれません。
けれど、自殺した男子生徒は、逃げなかった。或いは逃げられなかった。
自殺した男子生徒は、バスケ部の部長という立場上、誰よりも教諭からの体罰を重く受け止め、ひどく責任を感じ、悩んでいたのでしょう。
生きていたら、きっと素晴らしい青年になったでしょうに…。
なお、以前この高校では、2011年にバレー部の顧問が体罰のため懲戒処分されたばかりなのですが、今度は同じ高校のバスケ部顧問が生徒を自殺に追い込んでしまいました。
高校の体制そのものが杜撰と言わざるを得ません。
更に、以前この高校が市教委に対し、今回問題となっている教諭について「体罰はない」と報告していたことも由々しきことです。
徹底調査をしたからといって自殺した男子生徒が生き返るわけではないのですが、二度とこんなことが起きないようにするためにも、真相の徹底調査と、問題の教諭及び高校自体へも然るべき処分をしていただきたいです。
制作から二十年以上経っても決して色褪せない傑作。
台詞回しといい音楽といい、まさに大人のためのルパン。
作品全体には気だるさが漂い、その中にあって、故・山田康雄さん演じるルパンが実に痛快で、絶妙のスパイスになっています。
当時の最先端コンピューターやコンピューターウイルスがテーマになっている為、現代人から見れば「えっ? これってパソコンなの!?」「えっ? 何? この人たちフロッピーディスク使ってるよ!?」などと違和感を覚える所は多々あるけれど、コンピューターを操作するピ、ピ、ピ、ピ、ピという音が妙に心地よいです。
きっと当時の人々はこの作品を見て、コンピュータを畏れ、また、憧れたのでしょうね。
今作のヒロイン・イザベルの色っぽさも堪りません。
エロさ・いやらしさと色っぽさとは、似ているようでいて実は全く違うものです。
イザベルは色っぽいです。しかも物凄く。
頭脳明晰で、且つ、その悪女っぷりは潔ささえ感じるほど。
それなのに何故か憎めません。
我が子マイケルに再会した時の慈愛に満ちた眼差しが、そう思わせるのでしょうか?
イザベルに会ったら「馬鹿やろう!」と叫ぶつもりだったマイケルも、実際にイザベルと対峙したら想いが胸に詰まって、「…うん」としか言えなくなってしまいました。
イザベルには悪女にならざるを得ない事情があったのかも…と想像させられます。
男ならこういう女に一度は騙されてみたいとさえ思えるような、いい女。
五エ門がイザベルに惚れる理由もわかるなぁ…。
たとえ自分を裏切った女でも、自分が惚れた女を傷つけた者を許さず、素早く斬った五エ門の男ぶりにも惚れ惚れします。
台詞回しといい音楽といい、まさに大人のためのルパン。
作品全体には気だるさが漂い、その中にあって、故・山田康雄さん演じるルパンが実に痛快で、絶妙のスパイスになっています。
当時の最先端コンピューターやコンピューターウイルスがテーマになっている為、現代人から見れば「えっ? これってパソコンなの!?」「えっ? 何? この人たちフロッピーディスク使ってるよ!?」などと違和感を覚える所は多々あるけれど、コンピューターを操作するピ、ピ、ピ、ピ、ピという音が妙に心地よいです。
きっと当時の人々はこの作品を見て、コンピュータを畏れ、また、憧れたのでしょうね。
今作のヒロイン・イザベルの色っぽさも堪りません。
エロさ・いやらしさと色っぽさとは、似ているようでいて実は全く違うものです。
イザベルは色っぽいです。しかも物凄く。
頭脳明晰で、且つ、その悪女っぷりは潔ささえ感じるほど。
それなのに何故か憎めません。
我が子マイケルに再会した時の慈愛に満ちた眼差しが、そう思わせるのでしょうか?
イザベルに会ったら「馬鹿やろう!」と叫ぶつもりだったマイケルも、実際にイザベルと対峙したら想いが胸に詰まって、「…うん」としか言えなくなってしまいました。
イザベルには悪女にならざるを得ない事情があったのかも…と想像させられます。
男ならこういう女に一度は騙されてみたいとさえ思えるような、いい女。
五エ門がイザベルに惚れる理由もわかるなぁ…。
たとえ自分を裏切った女でも、自分が惚れた女を傷つけた者を許さず、素早く斬った五エ門の男ぶりにも惚れ惚れします。
トワイライトジェミニの秘密 ― ルパン三世 TVスペシャル第8弾 [DVD]
2013年1月2日 TV
オカマの殺し屋・貞千代のキャラが強烈。
冷酷非道且つ変態の匂いがぷんぷんする上、やたら強い。
主な武器は鞭。その見事な鞭捌きで岩さえも砕きます。また、背には刀を携えており、刀に関しても五エ門と接戦を繰り広げる程の実力者。
かと思えば、ルパンが投げた物をきょとんとした目で追ってしまって閃光を浴びたり、「この剣術馬鹿ぁ! おかげでルパンに逃げられちゃったじゃなぁ~いのぉ~!」と五エ門に文句を言う口調・表情が非常にユーモラスだったりと、観ていて飽きません。
貞千代は「フフフフフフ。ルパ~ン。あんたを殺れる仕事だから引き受けたのよ」と恍惚とした表情で言うのですが、貞千代が何故ルパンを殺そうとするのかは、ハッキリとは描かれていません。ルパンが「オカマに恨まれる覚えは無ぇぜ」と話すことや、貞千代が五エ門に「あんた馬~鹿じゃないのぉ? これはあたしのビジネスよ! ほっといて!」と叫ぶところから察するに、ビジネスの拡大のため、有名なルパンを殺して自分も有名になろうとしたのかもしれません。
しまいには、五エ門と熱戦を繰り広げた際、貞千代はなんとコンニャク以外には無敵のはずの斬鉄剣を真っ二つに斬り(それともこれは斬鉄剣では無かったのでしょうか?)、五エ門を絶体絶命のピンチにまで追い詰めました。
余りに貞千代のキャラが濃すぎるので、なんだか真のボスが霞んでしまっています。
もう、いっそのこと、貞千代が真のボスを「あんたうるっさいわねぇ!」とか何とか言ってなぶり殺しちゃって、真のボスに取って代わっちゃう…という展開でも良かったんじゃ? と個人的には思います。
…と、貞千代のことばかり書いてしまいましたが、珍しく白ジャケットを着たロマンチストなルパンや、金髪でくりくりの目で露出大サービスでなんと緊縛シーンまで披露した上戦闘シーンではハーレーダビッドソンらしきバイクで格好良く登場してくれた不~二子ちゃんや、こちらも金髪でくりくりの目で大サービスシーンが多いけれどちっともいやらしい感じがせず純粋無垢な印象のララちゃんなどなど、見所が沢山ある作品です。回想シーンでしか登場しないローレ様も美しい!
一体何歳なのかよくわからないドルーネや(もしや130歳くらい!?)、ゲルト族のおばあさん(もしや113歳くらい!?)、ゲルト族の長老(もしや120歳くらい!?)、隠れゲルトの警察官(少なくとも70歳以上にはなっていそう)など、お年寄りの活躍が目立つ作品でもあります。
話の筋がむちゃくちゃ…という批判を受けがちな作品でもありますが、わたしはこの作品がとても好きです。受け継がれていくもの、を描こうとしているので。
ドルーネとローレがトワイライトをルパンとララに引き継いだように、ルパンとララもいずれ、それぞれの子孫たちにトワイライトを託したら素敵ですよね。
冷酷非道且つ変態の匂いがぷんぷんする上、やたら強い。
主な武器は鞭。その見事な鞭捌きで岩さえも砕きます。また、背には刀を携えており、刀に関しても五エ門と接戦を繰り広げる程の実力者。
かと思えば、ルパンが投げた物をきょとんとした目で追ってしまって閃光を浴びたり、「この剣術馬鹿ぁ! おかげでルパンに逃げられちゃったじゃなぁ~いのぉ~!」と五エ門に文句を言う口調・表情が非常にユーモラスだったりと、観ていて飽きません。
貞千代は「フフフフフフ。ルパ~ン。あんたを殺れる仕事だから引き受けたのよ」と恍惚とした表情で言うのですが、貞千代が何故ルパンを殺そうとするのかは、ハッキリとは描かれていません。ルパンが「オカマに恨まれる覚えは無ぇぜ」と話すことや、貞千代が五エ門に「あんた馬~鹿じゃないのぉ? これはあたしのビジネスよ! ほっといて!」と叫ぶところから察するに、ビジネスの拡大のため、有名なルパンを殺して自分も有名になろうとしたのかもしれません。
しまいには、五エ門と熱戦を繰り広げた際、貞千代はなんとコンニャク以外には無敵のはずの斬鉄剣を真っ二つに斬り(それともこれは斬鉄剣では無かったのでしょうか?)、五エ門を絶体絶命のピンチにまで追い詰めました。
余りに貞千代のキャラが濃すぎるので、なんだか真のボスが霞んでしまっています。
もう、いっそのこと、貞千代が真のボスを「あんたうるっさいわねぇ!」とか何とか言ってなぶり殺しちゃって、真のボスに取って代わっちゃう…という展開でも良かったんじゃ? と個人的には思います。
…と、貞千代のことばかり書いてしまいましたが、珍しく白ジャケットを着たロマンチストなルパンや、金髪でくりくりの目で露出大サービスでなんと緊縛シーンまで披露した上戦闘シーンではハーレーダビッドソンらしきバイクで格好良く登場してくれた不~二子ちゃんや、こちらも金髪でくりくりの目で大サービスシーンが多いけれどちっともいやらしい感じがせず純粋無垢な印象のララちゃんなどなど、見所が沢山ある作品です。回想シーンでしか登場しないローレ様も美しい!
一体何歳なのかよくわからないドルーネや(もしや130歳くらい!?)、ゲルト族のおばあさん(もしや113歳くらい!?)、ゲルト族の長老(もしや120歳くらい!?)、隠れゲルトの警察官(少なくとも70歳以上にはなっていそう)など、お年寄りの活躍が目立つ作品でもあります。
話の筋がむちゃくちゃ…という批判を受けがちな作品でもありますが、わたしはこの作品がとても好きです。受け継がれていくもの、を描こうとしているので。
ドルーネとローレがトワイライトをルパンとララに引き継いだように、ルパンとララもいずれ、それぞれの子孫たちにトワイライトを託したら素敵ですよね。