まず、「現代では、お金を出せば何でも買えるし、それもいいと思います。でも、たとえ不恰好でも自分で作ったものが愛おしいのは、そこに気持ちがこもっているからでしょう。手をかけるということは、愛を与えること」という序文に惹かれました。

コート掛け、額縁、ミニチェスト、ペーパーシェード、ミニテーブルなどインテリア雑貨の作り方を紹介している本です。

一つ一つの作業工程を写真付きで説明してくれるので分かりやすいです。

自分好みの雑貨を作ってみたくなります。
「自分のやりたいことはこれだ!!」と海外でバリバリ活躍する女性たちの姿が描かれている本。

読むと、働くパワーを分けて貰えます。

『アジアで花咲け!なでしこたち』シリーズの二作目にあたるこの本には、タイ、ドバイ、中国、ブータン、ヨルダンで働く日本人女性が登場します。

どの国で働く女性も、人生の転機となる時に「チャレンジする」「チャレンジしない」の選択肢の「チャレンジする」を選んでいるのがすごい!
西原理恵子さんによる大人のガールズトーク本。

びしっ!ばしっ!と言うべきことを言ってくれます。

単に毒舌なだけではなく、愛ある厳しさを感じます。

「ついほだされて、ダメな男とわかっているのに、ずるずると。ダメダメ、そんなことじゃあ。あなたは情が深いんじゃない!! はずれ馬券が捨てられない、ただのバカ女なの」(P19から抜粋)

ああ、ここいうことをはっきり言い切ってくれる人がいるスナックが本当にあったら通うのに!

厳しいけど、でも、本当のことだもの。


わたしが特にこの本の中で心に残ったのは、

「何が嫌いって、私は別れた後に「遊ばれた」って言う女が大嫌いなんですよ。結局別れることになったとしても、それは「縁がなかった」だけ。年寄り臭いのかも知れないけど、もともと恋愛なんてうつろいやすいもの、好きとか嫌いって縁だけっていう気がするんです。つきあってる時はお互いそれなりに楽しんだハズ。別れた時は「あー、縁がなかったんだな、しょうがないね」って思えばいい。どっちかが遊んだ、どっちかが逃げたってことはないと思うんです。まして相手を悪者にするなんて、悲しいじゃないですか。一緒に楽しんだんだもん」(P115から抜粋)。

いいこと言うなあ。

わたし自身も彼氏と別れる度に、ついつい愚痴を言っちゃう人間なので反省します…。

人間関係ってお互いが作り上げるものだもの、どっちかが全面的に良くてどっちかが全面的に悪いってことは無いですよね。


また、わたしがこの本の中で最も気に入ったのは、P157のエピソード。

投稿者の長男(保育園児)が弟か妹が欲しいと言い出した。
投稿者は、サンタさんにお願いすれば我が家にも赤ちゃんが来るかもしれないけど、赤ちゃんはあなたが望んだプレゼントなんだからあなたもちゃんと面倒を見ないといけないわよ、と長男に話す。
長男はつたない字で「あかちゃんがほしい」とサンタさんに手紙を書き、その後次男が誕生。
長男は約束通り次男の面倒を見る。
次男はそんな長男を尊敬。
そしてその尊敬に答えるべく長男も努力する。

いいなあ。
なんというほっこりエピソード。
なんというプラスの循環。


そして一番感動したのは、西原さんのご主人(鴨志田さん)が亡くなった時に高須ドクターが言った言葉!
西原さんの息子さんを指さして、
「いいですか、西原さん。人は遺伝子の船です。あの新しい船に乗船しているほこらしげな鴨志田さんをごらんなさい。彼の命はもう、新しい船に乗っているんですよ」(P167から抜粋)。

いいこと言うなあ…。
日本らしい、じめっとした空気と仄暗さを感じさせるホラー漫画。

見ていて「痛い!!痛いよ!!」とこっちが悲鳴をあげたくなるくらい残酷なやり方で登場人物たちが殺されていきます。

異常者や、或いは、人ならざるものたちに。

顔を食いちぎられたり、脳味噌が吹っ飛んだり、尻子玉を抜かれたり(肛門から内臓を引きずり出されることを意味します。痛いし死ぬしお尻の穴からだから恥ずかしいし最悪!)、

というだけでも恐ろしいのに、

連続幼女殺人鬼の霊(死刑執行済み)が幼女に取り憑いて、幼女の友達の幼女(ややこしくてすみません)に「あいかちゃんが今はいてるパンツちょうだい。パンツだよパンツ。ホラ早く脱いでよ。グフフフフフフ」と迫るシーンときたら!

鳥肌が一気にぞわぞわっと立ちました!

気持ち悪すぎる!!

そんなおどろおどろしいこの漫画の中で清涼剤となるのが「早川さん」の存在です。

早川さんは主人公の幼馴染。
黒髪ストレートロングの美少女。
残念ながら早川さんは異常者に殺されてしまいます。
しかし早川さんはその後も幽霊となって主人公の側に居続けます。

この早川さんになら取り憑かれたいな、と女のわたしでも思います。

だって、早川さんは可愛いから。

可愛いは正義!
通帳に残高はあるけれど、これから返済しないといけない借金を差し引くと、何千万もマイナス!
そんな群さんや周りの人たちのお財布事情などについてのエッセイ。
「どう考えても、いくら計算してもお金が足りない」(P13から抜粋)など、非常に共感する言葉ばかり。

お財布事情。
ご飯のこと。
インテリアなどの家のこと。
着物のこと。

さらりと読めるエッセイ本です。
『みんなのメディアリテラシー』三冊目。

主な内容はスマホとSNSとの付き合い方について。

シリーズ二冊目で書かれていたインターネットのプラス面・マイナス面についての内容が、スマホとSNSとの付き合い方を通して、この三冊目ではより具体的に解説されています。

歩きスマホや自転車でのスマホについての注意、著作権侵害についての注意、スマホのゲームの課金についての注意、更にはリベンジポルノ問題、いわゆるバカッター事件など、現代ならではの事について警鐘を鳴らしている本。
『みんなのメディアリテラシー』シリーズの二冊目。

一冊目と同じく、読みやすく、子どもの興味を引き出しやすい作りになっています。

一冊目はメディア全般について大まかに説明する内容でしたが、二冊目となるこの本はメディアの中でもインターネットに焦点を当てています。
インターネットの良い面、悪い面についてバランス良く紹介されています。
スパムメール、フィッシングサイト、マルウェア、ワンクリック詐欺などについても分かりやすく解説。

「ネット利用のルールを知らないために、あなたが犯罪行為をしてしまう恐れもあります。「知らなかった」ではすまされずに、多くの人から非難されたり、犯罪者として逮捕されてしまったりすることも…」(P11から抜粋)と、たとえ子どもであっても加害者側になりうるということがしっかり書かれています。

特に、インターネットでやってはいけないことについて書かれたP28〜29は子どもだけでなく大人にも読んで欲しいです。
面白半分で掲示板に殺害予告を書き込んだり、SNSで悪口を書かれて怒って傷害事件を起こしたり、掲示板に爆破予告をしたりというのは、嘆かわしいことですが大人でもやっていること。
逮捕されるのが分かりきっているのに、毎年必ず一人はいるものです。
すみませんじゃ済みません!
たった一度しかない人生を棒に振らないよう、しっかりメディアリテラシーを学びましょう。
『ゆうべの神様』『緑の鼠の糞』『爆竹夜』『カノジョ』『ロック母』『父のボール』『イリの結婚式』を収録した短編小説集。

特に冒頭の『ゆうべの神様』が衝撃的。

以下はあらすじです。
ネタバレがあるので、未読の方は注意してください。

『ゆうべの神様』の主人公は女子高生。
主人公の両親は、近所の人たちの格好の井戸端会議ネタになるような大喧嘩を日常的に繰り広げています。
両親がお互いにぶつけ合う罵声と、床に飛び散った皿の破片や食べ物に囲まれて、主人公は育ちました。
母親は「あんたもあの父親の子だからねえ」(P11から抜粋)と主人公に言い、父親は母親に「こいつお前に似たんだ」(P39から抜粋)と怒鳴ります。
近所の人たちはこちらの不幸を面白がるだけで、誰も手助けしようとはしません。
キリスト教系の高校に通う主人公は、教師の言う「神様は、私たち一人一人を生れた時から知っていて、そして守って下さっています」(P17から抜粋)という言葉にぎょっとします。
本当に神様はいるのか。
主人公は大学受験にことごとく失敗。
父親が浮気していて、しかもそれをみんなが知っていることを主人公も知りました。
祖母がたびたび金をせびりにやって来て、その時に母親がいらつきます。
恋愛もうまくいきませんでした。
別れ話さえ告げずに、自然消滅を狙うかのように姿を消した元彼は、主人公を心ない言葉で挑発しました。
何かがぷちんと切れてしまった主人公は、自分の家に火をつけます。
笑いながら。
泣きながら。

この主人公は放火をしたのですから、法によって、そして世間に裁かれるのは免れないでしょう。
でも、この主人公には救われて欲しいです。
救いって何なのかさえわたしには分からないけど、でも、このままでは心が痛いから。
「自分は美しくない」と自分で壁を作らず、むしろ、自分の体であらゆる美容整形術をガンガン試して美を追求していくくらい突き抜けた存在。

そんな高須先生だからこそ、冒頭の漫画に描かれている、

「いいですか西原さん。前科であろーが破産であろーがリコンであろーが 生きていれば 生きてさえいれば大丈夫。必ずどうにかなります。この世であったことはこの世ですべて解決できるんです。死んじゃったらできません」

という言葉になんだかものすごく説得力があります。

辛くても生きて、自分で作ってしまった壁を越えて、いや、むしろ壁なんてぶち壊していきましょう!
ここまで主人公を好きになれない小説も珍しいです。

主人公は既婚者。
結婚後に奥さんが妊娠。
奥さんが目を輝かせてそれを主人公に報告すると、主人公は以下のセリフを言い放ちました。
「堕ろすんだろう?」
「気をつけてきたのに、どうして失敗したのかな」
奥さんが大粒の涙を流しながら「でも折角の赤ちゃんなのに」と言うと、主人公は更にこう言いました。
「だめなものはだめだ」
と。
その後主人公は以下のように回想します。
『医者の説得に対しても、小さな生命を消すという私の意志は変わらなかった』
『生活が苦しいのでというのが対外的な理由であったが、父親になるのが煩わしい、というのがその時の私の本音であった』
『彼女は今も私を許していないかもしれないし、私もそれは仕方がないことだと思っている』
(全てP84〜85から抜粋)

…はっ?
父親になるのが煩わしいなら、子どもが出来るようなこと最初からするなよ!
主人公は数学の教師で、難しい数式を解けるのに、やれば出来る(下品な言い方で申し訳ありません)のは当たり前だし、堕ろすのは女性が心身共に傷つくってことさえ分からないの?
子どもが欲しくないなら、同じように最初から子どもが欲しくない女性と結婚しろよ!

と、この小説を読んでツッコんだ人は少なくないと思います。
というかツッコんだ人が沢山いて欲しいです。

この小説は推理小説で、主人公が勤めている学校で起きた殺人事件の謎解きがメインの内容。
東野圭吾のデビュー作でもあり、伏線が張り巡らされていて、結末も気になる終わり方をしていて「放課後」というタイトルの意味も分かって、さすがと唸る作品。

ですがわたしはこの小説を推理小説というより、
「子どもを生む・生まないなどの大事な話は、きちんと結婚前に話し合っておきましょう。結婚=子どもを授かったら喜んでもらえる、とは限りません。この主人公のように、たとえ結婚していても『父親になるのが煩わしい』という理由で妻に中絶を迫る男性もいます。結婚前に相手によく確認しましょう」
と教訓を教えてくれる小説であると認識しながら読みました。

という理由で、わたしはこの小説を婚活中の女性におすすめしたいです。
女性は身体の構造上、歳をとれば取るほど子どもを生みにくくなるので、どうしても結婚を焦りがちですが、是非この小説を教訓に、結婚する前にしっかり話し合ってくださいね!
※ネタバレ注意!!




たった今、海外ドラマ『ウォーキングデッド』シーズン6 第3話を観て絶句…。
(;゜0゜)
↑わたしは第3話を観ていてこんな顔になりました。

何かもう色々と絶望的な展開ですよ!

ちょっと一体どういうことですか!

まだ観ていない人のために詳しく書かないでおこうかと思ったけど、すみません書きます!

グレン!
生きててお願い!
頼む!
お願い!
生きてて!!

あの腸ってグレンのじゃないよね!

あの血ってグレンのじゃないよね!

グレンってどんな危機も切り抜けてきたんだから、
①シーズン1でやってたみたいにウォーカーの血を自分の体に塗りたくってウォーカーのフリをする
②あのゴミ箱の下に入る
③ニコラスの遺体がウォーカーに喰われている(とわたしは思いたい。ウォーカーがむっしゃむしゃ美味しくいただいているあの腸は断じてグレンのではない、と)間にあの最初開かなかったドアを火事場の馬鹿力的なパワーでグレンがこじ開けて中へ逃げ込む

とか、そういう期待をしてもいいですよね?

だって主要キャラが亡くなった時のいつもの静かな黙祷エンディングが出なかったし!
アンドレアの時とかハーシェルの時とかあの黙祷エンディングでしたよね。
ほらねグレン生存説は有力!
だって3話は通常エンディングだったもの!
…え?
ベスが亡くなった時もエンディングは黙祷エンディングじゃなくて通常のだった、って?
何のことかなっ。
気のせい気のせいっ。
ほ、ほら、タイリースの時だって、墓穴を掘るシャベルの音が聞こえる特別なエンディングでしたよね。
グレンは通常のエンディングだったんだからきっと…!

あの時、ウォーカーはグレンの胸から腸をつかみ出してかぶりついているように見えました。
胸から腸が出てくる人間なんていないですよね。
腸はお腹に入っているのだもの。
だから、あの腸はきっとグレンの体にかぶさるように落下したニコラスのものではないでしょうか?

グレンが喰われているのだとしたらグレンが吐血しないのも不自然。
グレンが叫んでいるのは、目の前でニコラスが喰われているのになす術もないことと、自分もピンチだからではないでしょうか?

今回の作戦の際、かつてシーズン1でグレンとリックが出会った頃の無線のやり取りがあったので、あれを死亡フラグと取るか単なる伏線と捉えるかは迷うところですが…。

グレンの帰りを妻・マギーだけじゃなく仲間たちみんなが待っているのに。
グレンが死んだら嫌だ…。
仲間想いのグレン。
シーズン1からずっとリックたちと苦労を共にしてきたグレン。
ハーシェルから娘・マギーのことを頼まれ、すっかり愛妻家のグレン。
そんなグレンが死んだら嫌です。

人は変われるんだ、と信じてニコラスを導いてきたグレンがニコラスの拳銃自殺の巻き添えをくったらたまったものじゃないですよ。
そんなことになったら、過ちを犯した人間なんて許さずに最初から殺しちゃえば良かったのに、って話になってしまうし。
そんなことになったら…、

ニコラスてめー自分だけ楽に死にやがって! !
グレンのことは生きたままウォーカーに喰わせるのかよ!!
てめー1000回くらい死にやがれ!!

…と、シーズン1から見てるファンとしては怒りたくなります。

さすがのグレンもあれだけ大群のウォーカーに囲まれたらピンチなので、ここはもう・三國無双シリーズの呂布みたいに無双乱舞な強さの新キャラが登場してグレンを鮮やかに救出!というご都合主義の展開でもいいからグレンには生きてて欲しいです。

何ならもう、呂布が赤兎馬と一緒にタイムスリップしてきて、たまたまあのグレン危機一髪の現場にピンポイントでバックトゥーザフューチャーした、ってトンデモ展開でもいいから、お願いグレン生きてて!!
2015年10月はドクとマーティがタイムトラベルしてるはずだから、ドクとマーティを捕まえて…じゃなくてお願いして、歴史上の強そうな人をみんな連れてグレン絶対絶命のあの場所あの時刻へ連れて来るんだっ!!
日本代表は宮本武蔵でお願いします。
…いや、そうなるともはや『ウォーキングデッド』じゃなくなるか。
ウォーキング歴史戦隊最強ジャーという謎のドラマがスタートしてしまう。いかん。

グレンよ、④について提案するぞ。
④飼料場を燃やすために使おうとしていた照明弾なり何なりを使ってウォーカーの気をそらしてダッシュで逃げる
を選択し実行するのじゃ。
↑まるで神のお告げのように期待を綴ってみました。

いや、照明弾を放とうと腕を伸ばした途端に、ウォーカーに腕とか手にかぶりつかれちゃいますよね…。

…ひらめきましたよ、グレン生存説支持の皆さま!!
あの絶対絶命の時、リックからグレンへ無線が入りましたよね。
ゴミ箱の上からニコラスの遺体と共に落下した際、落下の衝撃で無線がグレンから離れたところに落ち、リックからの無線の音でウォーカーの気がそれ、その隙にグレンがゴミ箱の下などにスルリと逃げ込んでこの危機的状況を切り抜ける、という展開を期待します!

⑤シーズン1で無線によってリックを救ったグレンが、今度は無線によってリックに救われる

この⑤でいきましょう!!

↑無線がグレンの服の中とかにあったら最悪だけど、ここはポジティブシンキングでいきましょう。

更にポジティブシンキングなことを考えるなら、

⑥カールに手紙を残して行方不明になったイーニッドがたまたまあの場にいて、あの開かなかったドアの向こうにおり、グレンを救うためにグレンと逆方向に例のタイマーを投げてウォーカーの気をそらし、グレンをドアの中へ導く

と、⑥も考えてみます!

…でもイーニッドって何だか怪しくないですか?
彼女はしょっちゅう街の外へ出ていました。
リックたち武闘派集団が街から離れた直後の絶妙のタイミングで、ウルフの連中が街を襲撃してきたのって…。
内通者がいて、街の中の情報や、いつ街から武闘派集団が離れるか、という情報をウルフの連中にもらしたと考えるのが自然では?
となると、しょっちゅう外に出ていたイーニッドが怪しい。

となると、イーニッドに頼るのはなかなか難しそうです。
ゴミ箱の下にイーニッドが隠れていて、グレンの体を引っ張ってくれる…という展開も考えましたが、イーニッドは女の子。
やたらムキムキの男たちの中にいるせいでかなり細身に見えるとは言え、グレンは成人男性。
おまけにニコラスの遺体の重さがプラスされているのだから、仮にイーニッドがいい子でも、とてもじゃないけど女の子の細腕で引っ張るのは無理ですね。

ああ、早く4話以降が観たい。
…と思っていたら、4話はモーガンの回なんですね。
不殺の誓いを立てた飛天御剣流のるろうに棒術使い版みたいなキャラになってリックに合流したモーガン…。
彼は彼で興味深いキャラクターではありますが…。
5話目以降でグレンの生死が判明するのを待ちましょう。

ウォーカーになったグレンとマギーが再会してマギーがグレンを撃つことが出来ずに泣きながら喰われる、とか、血だらけの地面の上にハーシェルから貰った時計だけが残っているのをマギーが発見、とかの展開になりませんように…。





後日追記☆☆☆☆☆☆☆

脚本家という名の神よ、ありがとう!!
シーズン6エピソード7をありがとう!!
しかし壁が倒れた以上、まだまだ油断はできません!!
花組。
月組。
雪組。
星組。
宙組。
もう、組の名前からして綺麗ですよね、宝塚って。

この本は、「トップスターはどうやって決まるの?」「組にはそれぞれどんな特徴があるの?」といったよくありそうな質問から「どうして緑の袴をはくの?」「なぜ入り待ち・出待ちはあんなに整然としてるの?」といった細かな質問にまで答えてくれる本です。

最近宝塚に興味を持ったばかりのわたしにも分かりやすく易しい文章で書かれていて、何といっても前書きから後書きまで著者のテンションがとっても高いから、読んでいて面白いです!
著者がいかに宝塚のことを愛しているか、その情熱が伝わってくる一冊。

ちなみにこの本によるとトップスターになる条件は、

「連日、2000人を超えるお客さんを動員できるだけの人気があること」
「ほぼ出ずっぱりの公演を1日2回こなし、寒い日も暑い日も絶対に休演せず、かつ公演前後も取材などの仕事をこなせる体力があること」
「膨大な台詞と歌と振りを短い稽古期間中にマスターし、常にセンターで歌って踊って芝居ができるだけの実力と集中力があること」
「演出家のインスピレーションをかき立てることができる役者としての何かを持っていること」
「組メンバー80人や劇団スタッフたちに「この人が頂点のピラミッドを支えたい!」と思わせるだけの人望が備わっていること」
(全てP51〜52から抜粋)

だそうです。

そもそも宝塚音楽学校に入ること自体競争率が高くて大変なのにそれを突破し、入学後も芝居に歌に踊りにと清く正しく美しく全力で学んで、その中で最も上述の条件を兼ね備えた人がトップスターになれるのですね?

す、凄い…!

さすが宝塚。
プロ意識が半端なものではないですね。
宝塚の歴史が100年続くだけあります。

ファンとしては、ご贔屓がトップスターになれば夢心地だろうし、逆にご贔屓が退団したら泣き暮らすだろうし、まだ宝塚音楽学校にいる原石と言える子の中にお気に入りを見つけて応援するのも楽しそう。
そしてファンが結婚して子どもを産んでその子と宝塚観劇に行き、そして次に孫も観劇に…と、DNAレベルで受け継がれていきそう。

宝塚はこれからもずっと続いていきそうですね!
全力で頑張ってる人のことって応援したいですし。
まさに夢のような世界…。
この写真集の序文として、あのジャック・マイヨールからのメッセージが寄せられていることに、わたしはとても驚かされました。
かつて彼が日本の宿に滞在し、日本の海に潜っていたなんて。
日本の自然を愛してくれていたなんて。
『私は、口癖のように「年をとって、気ままに世界中を旅することができなくなったら日本で暮らしたい」と世界中の友人に話しています」(この本の冒頭から抜粋)という文を読み、のんびり暮らして老いていく彼の姿を想像し、わたしは思わず泣きそうになりました。
それは想像でしかなく、決して目で見ることはかなわないから。
どうして自殺なんて…と辛くなりますが、彼の遺骨は海に散骨されたそうですから、今もどこかの海で彼がイルカと共に泳いでいることをわたしは願います。

と、すっかり話が逸れてしまってすみません。

三好和義さんのこの写真集、とっても素敵です。
日本の宿が建物として美しいだけではなく、その周りの木々や川や朝霧といった自然も含めて風情があることが伝わってきます。
湿度や、温度や、仄暗さ、畳の香り、虫の声、温泉の湯ざわり、障子を通したやわらかな光といったものさえも写真を通して感じ取れる気がします。
友達大勢とわいわい出かけるというよりは、出来れば一人か、或いは本音で語り合えるごく親しい人と泊まって、人生について考えたくなるような宿が紹介されています。
嗚呼、旅に出たい。
阿倍夜郎さんの人気漫画『深夜食堂』に登場したメニューについて、フリーライターの堀井さんが自分の考えを綴ったエッセイ。
ドラマ『深夜食堂』に出演した俳優さんたちからの、それぞれのお気に入りメニューについてのコメントも載っています。

赤いタコさんウインナー。
鰹節踊る猫まんま。
あったかーい牛すじ大根玉子入り…。
などなど、庶民的なメニューばかりだからこそ、ふと、どうしようもなく恋しくなる時があります。

この本を読んでいると、無性に深夜食堂へ行きたくなります!
架空のお店なので、行きようがないけれど…。
近くにあったら絶対通うのに!
何を頼もうかな。
※注意※ 結末を明かすネタバレがあります!

不倫して妊娠し、不倫相手の頼みで中絶した結果、子どもを産めない体になった女性が、不倫相手とその妻の間に生まれた赤ちゃんを連れ去って自分で育てる…という小説。

この女性がしたことは勿論犯罪だけれど、不倫相手の妻が女性に言い放った「あなた、自分の子どもを殺したんでしょう。信じられない。あんたが空っぽのがらんどうになったのはその罰じゃないの。殺された子どもが怒ってんだよ。ざまあみろ」(P60から抜粋)という言葉には、何て言ったらいいのでしょう、ものすごくモヤモヤしました。

確かに中絶は殺人です。
殺された子どもの気持ちを想像すると、この女性の味方なんて出来ない。
強姦されて妊娠した、などの事情ではなく、合意の上で性的関係を持つのなら、妊娠したらちゃんと産みなさいよ、その覚悟がないなら最初からしないでよ、とも思います。
でも、子どもを産めない体になった女性に「がらんどう」「ざまあみろ」なんてひどい!
ああ、でもこの妻にとってこの女性は旦那と不倫した憎たらしい存在なのだから、罵倒したくもなるよな…、でもあなたの旦那だって悪いでしょ?
などなど、読んでいて色んなことを考え、物凄くモヤモヤしました。

女性が赤ちゃんを大事に育てるので、このまま逮捕されないでいて欲しいような、でもこの子を両親の元へちゃんと返して欲しいような、という風に読んでいて心が激しく揺れました。

結局、女性は逮捕されます。
当たり前ですよね、他人の子どもを連れ去ったんだから。
出来る限り早く逮捕されるべき。
でも、読んでいて心のどこかでズキンと痛みを覚えました。
自分が逮捕されるというまさにその時に、女性は「その子は朝ごはんをまだ食べていないの」と子どものことを心配していたから。

この小説はそこでラストを迎えるわけではありません。

この本の後半部分からは、連れ去られた子ども自身の視点で物語が描かれます。

実の両親のもとへ戻ったはいいものの、ここが自分の居ていい場所なのか分からなかったこと。
誘拐犯に育てられた子どもというレッテルを貼られただけでなく、父親が不倫をしていたこと、母親が不倫相手に嫌がらせをしたことが世間に知れ渡っていたため、引越しを余儀なくされたこと。

そして…、この子が大人になった後のことも描かれるのですが、なんと彼女は妻子ある男性と付き合い、妊娠してしまいます。
なんて運命の皮肉でしょうか!
しかもこの妻子ある男性も、かつて彼女の父親が不倫相手に言ったのと似たセリフを言って、彼女を丸め込もうとします。
…なんて皮肉でしょう。

でも彼女は、自分を誘拐した女性と同じ道を歩むことはありませんでした。
妻子ある男性へきっぱりと別れを告げ、お腹の子を中絶せずに産む決心をしました。

やがて彼女は、かつて自分を誘拐した女性とすれ違います。
再会した、とまでは言えないです。
お互いに、相手が誰なのか気づかなかったから。
でも、彼女を誘拐した女性は、事件から長い時が経った今でも彼女の幸せを祈っていました。
だからって誘拐犯という事実が消えるわけじゃないけれど、でも、読んでいて涙が出ました。
介護の仕事をしている人にとって「あるある~!」なクレーム事例とその対応案についての本。

金銭トラブル、セクハラトラブル、暴力トラブル、贈答トラブルなど、様々な事例が載っています。

利用者さま、ヘルパー、ケアマネジャー、事業者についての事例のみですが、入所施設系の介護関係の職員にも勉強になる本だと思います。

特に冒頭で紹介されているような、子どもが親の年金を管理しているけれど介護サービス利用料を滞納している、というケースは、在宅系にしろ入所施設系にしろ、残念ながら実際多いです。

こういった場合、子どもが親の年金を自分のために使い込んでいることが多いです。
自分の家の家賃にあてたり、ギャンブルに使ったりと、使い込み例は様々…。

それが表沙汰になると親の年金をあてに出来なくなってしまうため、事情を知っている介護職員にクレームをつけて別の介護職員にかえさせ、事をうやむやにしようとすることもしばしば。

でも、クレームがきたからといって、ただ要求通りに介護職員をかえればいいわけではありません。

たとえかえたとしても、またクレームがきて、またかえて、の繰り返しに陥るかもしれませんから。

この場合は成年後見制度を利用して信頼出来る人に金銭管理を頼むとか、社会福祉協議会などで行っている権利擁護事業の金銭管理サービスを利用するとか、そういう流れを作り出さないと、永遠にクレームが生まれ続けるばかりで、利用者さまのためになりません。

クレームというのは本当にそれぞれのケースによって対応の仕方が難しいのですが、色んな事例について勉強して、クレームを単に処理するのではなくその奥にある問題そのものを解決できるようになりたいです。
気持ち良く、しかもプライバシーを守って排泄することは、生きる上でとても大切なことですよね。

この本は、排泄に関する用具の情報館の代表者が書いた本です。

この代表者の方が介護に関わるきっかけとなったのは、お母さんの入院と死。

病院側から「骨折して寝たきりにならないようにおむつをしてそこで排泄しましょう」と言われ、お母さんは「おむつは絶対にいやだ」と何度も言ったのに、病院側に言われるまま家族もおむつに賛成してしまい、結果としてお母さんは急速に衰えていって1日中ベッドに横たわるようになり、おむつをあててからひと月で亡くなってしまったそう。(P12~13の内容)

おむつをつけることがお母さんの生きる意欲を奪ってしまったのでしょうか?

そうだとしたら家族は悔やんでも悔やみきれないですよね…。

そういう辛い経験を経て、この方は一人一人の状態に応じた排泄用具を提案するお仕事を始めたそうです。

排泄用具には色々なものがあります。
軽失禁パンツ、尿パッド、ポータブルトイレ、尿器などなど、数え切れないほどの種類があります。

この本には排泄用具についての紹介の他に、この方が色んな方から受けた排泄の悩みの事例や、排泄を見直してみて介護する側もどう変わったかという事例も沢山載っているので、とても勉強になりました。

余談ですが、わたしが以前勤めていた介護施設では「おむつを0にする!」という取り組みを始めて、トイレでの排泄を目指すその取り組みそのものは素晴らしいのですが、慣らす期間を経ずにいきなり入居者の皆さんのおむつを外して普通の布パンツ対応にして尿パッドも付けることも禁止されてしまい(慣らす期間を設けた方がいいのでは…という職員側からの提案に理事長が耳を貸さなかった。理事長はこの取り組みを症例発表に使って良い評価を得ようとしていました)、かといって職員を増員してもらえたわけでも勤務体制を工夫させてもらえたわけでもないので、当然のことながら皆さん全員をトイレにお連れするのは難しく、失禁が頻発、入居者の方々のプライドをかえって傷つける事態になったことがありました…。

おむつ=素晴らしい、わけではないし、おむつ=悪い、わけではないんですよね。

要はそれがその人に合うか合わないかの問題。

一人一人にぴったりのものを丁寧に見つけて、排泄用具を使う=気持ち良く且つプライバシーのある排泄をすることで安心して外出や趣味を楽しめる、ようにしたいですね。

第1章にはハンバーグや麻婆豆腐やしょうが焼きなどの定番メニューを美味しく作るコツとおすすめレシピが載っています。
材料が足らない時はどの材料を使えば代用できるか、作り過ぎたらどんなメニューにリメイクすればいいか、などのアイディアも豊富。

第2章には野菜・肉・魚の下ごしらえと保存方法など、調理の基本が載っています。
みょうがや白髪ねぎの切り方も写真付きで載っているのが嬉しいです、こういう香味野菜の正しい切り方ってわたしは日頃あんまり意識したことがなく、適当に切っていたので…。

第3章には包丁の持ち方やまな板や鍋のお手入れの仕方などが載っています。
よく料理番組や料理本に出てくるような基本的な料理用語(「乱切り」、「粗熱を取る」など)も解説してくれています。

おまけページのような扱いではありますが、飲み物をより美味しく飲むためのコツも載っていて、こちらも読んでいて勉強になりました。
少なくとも二度以上読んで初めて謎が解ける小説。

一度目に読んだ時は、AさんがBさんについてCさんに語っているようだったのに、二度目以降に読むと、実際はBさんが実在しないどころかAさんもCさんも本当は別の人物だということが分かります。

この小説の中にもまた小説が出てきます。
しかもややこしいことに、この小説の登場人物の名前と小説内小説の登場人物の名前がまるっきり共通しているので、読み手としてはどこからどこまでが本筋でどこからどこまでが小説内小説なのか、境い目が分からなくなります。

もしかしたら二度この本を読んだだけでは足りず、三度、四度読んでもこの謎に納得しきれないかも。

現実と虚構の区別がつかない、だからこそ面白い小説です。

「高齢者の意識障害がしばしばそうであるのだが、実在の体験と、想像したことの境界線が消えてしまい、いっしょくたに結びついて意識のなかでひとつの物語を構成する。実際には会ったことのない俳優と、かつていっしょに旅行をした、などと云うのがそれにあてはまる」(P166から抜粋)
という記述がこの小説の謎を解くヒントになります。

現実と現実でないものの区別がつかなくなるのは、高齢者だけじゃない。

これからこの小説を読む方は、ぜひそのことを踏まえた上で読んでみてください。

たぶん…、例えば統合失調症などによる妄想で「俺はイエス・キリストだ!」などと叫ぶ人って、こういう混乱した世界にいるのかもしれませんね。
ちょうどこの小説の表紙のイラストのように、訳の分からない状態になっているのかも。
行方不明の方たちがまだまだ沢山いるようです。
どうか皆さんご無事で…。

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