編…インテリアのエイジング研究会『インテリアのエイジング・テクニック・ブック 使いこまれた美しさ、風合いをつくる』
新品の家具などに、使い込まれたかのような味わいを出しつつも、汚い印象にはならないエイジング加工を施すための本。

シャビーシック、レトロ調、アンティーク調、この3つのテイストが好きな方におすすめ。

ペイントした後に敢えて剥がしたり、ひび割れを作ったり、時の経過と共に錆びたり色褪せた感じを演出する手順の一つ一つが、下準備の仕方も含めてカラー写真付きで紹介されています。

人間の中には妙にアンチエイジングに固執して美容整形をし過ぎる人もいるけれど、家具はエイジングした物の方が落ち着くから不思議です。
人間も歳相応の方が自然で素敵なんですけどね。
歳を重ねるということは、歳の分だけ、懸命に生き抜いてきた証でもありますから。
いわばアンティーク。
MAQUIA 2018年6月号
わたしは今号の付録「本島式ポイント美圧かっさ」をとても気に入りました。

可愛らしいけれど少し落ち着いた水色なので悪目立ちしないし、ミニショルダーにも入る小さめの作りなので、外出時はほぼ毎回このかっさを持ち歩いています。

なんといっても、全身に使えるのが良いです。

お尻、ウエスト、下腹、太もも、足首、ひざ下、二の腕、あご、フェイスライン、首〜デコルテ(頭皮含む)に使えます。

かっさの王冠部分ではコリをほぐしたり脂肪をかきだすことが出来るし、柄の部分では老廃物を流せるし、ハートの部分は角度を変えながら使うことで目のキワなど細かい部分のたるみも改善出来ます。

このかっさ、今回は雑誌の付録として付いてきましたが、正式に商品化して欲しいです。

しょっちゅう使っているため、いつか壊してしまったら悲しいので…。



また、今号のMAQUIAは、雑誌『Tarzan』並みにトレーニング関連の記事が充実しているのが良かったです。

わたしの大好きな岡部友さんの記事も載っています。

今号では色んな人が紹介されていて、みんな綺麗なお尻をしていてとっても羨ましいのだけれど、岡部さんは別格!

お尻そのものが人格を持っているかのような圧倒的存在感のお尻。

筋肉でガチガチになっているわけでも、脂肪でブヨブヨしているわけでもない、丸くてカーヴィーな驚異のお尻。

岡部さんについての記事のページ数は残念ながら6ページだけなのだけれど、エクササイズ前のストレッチが5つ紹介されており、また、ヒップと脚の境がない「四角いタレ尻タイプ」、少年体型で薄っぺらい「薄尻タイプ」、腰が反って突き出た「出っ尻タイプ」ごとのエクササイズも5つ紹介されているので、即参考になります。

なお、誰も知りたくない情報ではありますが、ちなみにわたしはお尻が薄い上に垂れていてセルライトもガッツリある世にも最悪なお尻なので、普段、出来るだけパンツスタイルを避け、スカートを着るようにしているけれど、タイトスカートは恐ろしくて穿けません。
ふわっとしたスカートじゃないと穿けない。

どうだ!最悪だろう!
↑威張るな!!

まずは「薄尻タイプ」向けのエクササイズ順ガイドに従い、「クラムシェル」「カエルブリッジ」「片脚ルーマニアデッドリフト」「キックバック」「ワイドスクワット」の順でトレーニングしていきます。

今までは「これがわたしの体型なんだ」と諦めていたけれど、逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ。

また、記事にはトレーニングの内容だけでなく、「美しいボディラインがいちばんのアクセサリー」「他人と比べるんじゃなく、ライバルはいつも過去の自分」と岡部さんの名言も載っていて良い刺激を貰えました。

目指せ美尻!

目指せパンツスタイル!

目指せタイトスカート!
編著…左巻健男『図解 思わず誰かに話したくなる身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本』
「エアコンはどうやって快適な空気をつくっているの?」

「電子レンジはどうやって食べ物を温めているの?」

「バーコードやQRコードのしくみはどうなっているの?」

「飛行機はなぜ空を飛べるの?」

など、なんとなく分かっているつもりでも、誰かに今すぐ正確に説明できるかと言うと自信のないことについて教えてくれる本。

なお、先ほど挙げた例の答えは以下の通り。

エアコンは液体が気体になるときに熱を奪い、気体が液体になるときに熱を放出する現象を利用している。

電子レンジは食べ物の中に含まれる水にマイクロ波を当て、水の分子のプラスとマイナスの電気を反応させることによって水の温度を上昇させ、水のまわりにも熱を波及させることで食べ物を温めている。

バーコードはひとつの数字を表すために白色と黒色の線(モジュール)7本と13桁のJANコードを組み合わせていて、従来のバーコードではせいぜい20桁程度の情報量しか扱えなかったのに対してQRコードはそのバーコードを進化させ1つのコードで数字のみなら最大7089文字を実装可能。

飛行機は推力(前に進む力)、重力(下に引っ張る力)、揚力(浮く力)、抵抗力のバランスによって空を飛んでいる。

こうして改めて考えてみると、現代人は便利な生活を当たり前のように享受しているけれど、そもそもご先祖様たちが色々な科学の仕組みに気づいてそれを応用してくれたからこそ今があるんですよね。
ありがたや。
著…上野陽子 絵…イチカワエリ『気持ちが伝わる英会話のルールとマナー』
この本の中で、わたしが人生で最も多く使うであろう英語は、

「Let me sleep 5 more minuets.」
(あと5分寝かせて)

かもしれません…。

次いで、

「Oh no,I overslept!」
(しまった、寝過ごした!)

とか、

「I missed the train.」
(電車を逃した)

とか…。

…わたしもいつかは意識高い系の人々のように早起きをしてコーヒーでも飲みながら英語の勉強をして余裕を持って出勤したいところですが、わたしがこの本を読んで真っ先に覚えたのがこの3つの英語であるからには、わたしが意識高い系の人になれるのは数百年後のことでしょう。
来来来世に賭ける!!

また、以下は余談。
わたしはこの本を図書館で借りたのですが、おそらく以前この本を借りた人がどうやらシャーペンでこの本に丸を書き込んでいるのを発見。
普段ならわたしは図書館の本にこうした書き込みを見つけると、『DEATH NOTE』の魅上が「削除」と呟く時のようなドヤ顔で消しゴムをかけることを我が使命と認識しているので(これについては以前『消しゴムを買いに』というタイトルで書いた方があるので、お暇な方はhttp://20756.diarynote.jp/201703021321514695/をご参照ください)、この本のページにに丸が書き込まれているのを見つけて、わたしはすぐさま消しゴムを手に持ちました。
が、わたしは消しゴムをかけるのを迷いました。
明らかに印刷ではない、明らかに何者かによる書き込み。
丸がついているのは、美容室で行う英会話のページの「Please style it loose.」(無造作な感じにしてください)
書き込んだ人に聞きたいです。
なぜこの英語に丸をしたのか。
この英語を実際に美容室で使う予定があるのか。
この書き込みに関しては、消さずに、丸が付いたままの方がシュールで面白いんじゃないだろうか。
と迷ってわたしは今も消しゴムをかけられずにいるのですが、今すぐ消した方が良いでしょうか?
NHKスペシャル取材班 野村優夫『出生前診断、受けますか? 納得のいく「決断」のためにできること』
出生前診断を勧めるわけでも批判するわけでもなく、受けてもいいし受けなくてもいい、胎児に異常が見つかったからといって必ずしも中絶しないといけないわけでも中絶してはいけないわけでもない、という考え方をもとに書かれた本なので、妊婦さんやその周りの方々が読んでも「自分たちの選択は責められている」と辛い気持ちにならずに読める本だと思います。

一言で「出生前診断」と言っても、検査方法は様々。

この本は、超音波検査、羊水検査、絨毛検査、母体血清マーカー、NIPT(新型出生前検査)について、それぞれの検査でわかること、検査方法、検査にあたってのリスク、検査で分かることの限界などについて紹介しています。

21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー(エドワード症候群)、13トリソミー、ターナー症候群、クラインフェルター症候群…。

主な染色体異常を挙げるだけでもこれだけ沢山あることに驚かされます。

この本の第2章に、医師から「胎児に異常がある」「うちの病院では、この症例で産んだ人はいない」と言われ、セカンドオピニオンを求めて行った他の病院でも前の病院からの案内状のデータをもとに「羊水検査をするまでもなく、胎児が亡くなってしまう可能性が高い」と言われたけれど、全く別の病院でしっかり検査をしてもらったら実際には胎児に異常が無いことが判明し、その子は無事に産まれて元気に走り回っている…というエピソードが紹介されていて、わたしは心の底からゾーッとしました。

もし誤診を信じて中絶してしまっていたらと思うと…。

医師の言うことを鵜呑みにするのではなく、いくつかの病院で検査をしてもらったり、自分たちなりに調べたり、また、インターネット上の情報はそもそも間違っている情報をコピー&ペーストして拡散されていることも多々あるので、本からだけとかインターネットだけとかに限らず色んな方面から情報収集したいですね。

また、この本では、「産む」「産まない」の決断に悩む人たち自身の葛藤も綴られています。

自分の命について決断するのも難しいのに、自分以外の人の命について決断するのは更に難しいですよね…。

悩んで当たり前だと思います。

正解なんて無いんだし…。

自分たちが納得出来るか出来ないか、という問題だから…。

この本には、

「障害があって産むにしても、事前にわかっていれば心の準備もできるし、経済的な準備もあるし。何歳まで生きられるのか、例えば1歳までで、それまで苦しむようだったら、あきらめることも考えないといけないし…」
(P16から抜粋)

「やはり社会保障が十分だとは思えないんです。親が頑張らないといけない。でも、もし障害のある子どもが生まれた場合、将来ずっと自分たちが生き続けられるわけではないですから、それを考えるとあきらめるかもしれない」
(P16から抜粋)

など、様々なご夫婦の意見が掲載されていて、読む度に考えさせられます。
文…山崎真由子 写真…今野光『ときめく文房具図鑑』
書く。
書かれる。
消す。
切る。
測る。
貼る。
綴じる。

文房具って、単なる実用品というわけではなくて、どれもこれも愛着が持てますよね。

お気に入りの一品に出会うと、何年でも、何十年でも使っちゃう。

手に馴染むんですよね。

自分が愛用しているものがこの本に載っているのを見ると嬉しくなるし、「こういう文房具があるのかー! 知らなかった! 欲しーい!」と新たな刺激を受けたり出来て楽しい一冊です。

万年筆はどうやって「書ける」のか、ステープラーはどうやって「綴じる」のか、など文房具のメカニズムを紹介する章や、

様々な職業の人たちがどんな文房具を愛用しているのか紹介する章や、

ファンシー消しゴムやフエキどうぶつのりなどといった懐かしい文房具を紹介する章や、

なかでも冒頭の「文房具の豆知識」という章が興味深いです。
P12掲載のゼムクリップについての項目に「ナチスの占領下のノルウェーでは、襟にクリップを付けることが反ナチスの証に。〝クリップで留める〟行為が〝団結して抵抗している〟という旗印となったのでした」と書かれていて驚かされました。
まさかそんな文房具の使い方があったとは!

P36掲載の、硬質ガラスから作り出されたガラスペンがあまりに美しくてうっとり。
何、この螺旋の文様。
何、このきらめきは。
使うというよりはずーっと眺めていたい、でも使いたいような…、悩ましいですね。
宝物のような一品。
『サンタクラリータ・ダイエット』シーズン1〜シーズン2の感想
※注※
ネタバレを含みます。



わたしは何気なくこのドラマを観始めて、

「あ、ドリュー・バリモアが出てる〜!」と気がつきました。

タイトルからいって、てっきりダイエットについてのドラマかと思い、掃除機をかけたり洗濯機を回す合間にこのドラマを気楽に観ながら、ドリュー・バリモアの出ていた『チャーリーズ・エンジェル』を久しぶりに観ようかな…と考え始めたその時!

わたし、青ざめました。

「……ドリュー・バリモアが人を喰ってる……」と。

何ということでしょう!

このドラマで、

ドリュー・バリモアが、

男性を美味しくいただいちゃっています!

性的な意味ではなく食欲的な意味で。

まさかこんな展開になるとは。

かつてはエンジェルだったドリュー・バリモアが、今度はなんとゾンビに!

とはいえ、ご安心ください。

綺麗なゾンビですから。

ぱっと見はチャーミングな女性。

ゾンビなので、たまにうっかり足の小指が取れたり、目玉が飛び出したり、自分の手の指を食いちぎってしまったりするけれど、基本的には綺麗なゾンビですから。

旦那さんは優しいし、娘も家族思いだし、隣の家の男の子は親切だし、首だけで喋るゾンビも家族の一員になって、なんだかとっても奇妙で愉快?なファミリードラマ。

『アダムスファミリー』に手だけの「ハンド」が居たように、このファミリーには首だけのゾンビ「ゲイリー」がいます。

人間だった頃のゲイリーは下半身に支配されたゲス男だったけれど、首だけになって下半身から解放されたおかげですっかりいい奴になったみたい。

これがいわゆる「賢者タイム」ってやつでしょうか。
↑たぶん違う

ゾンビだけど首だけしか無くてまさに手も足も出ないから危険性はないし、親身に相談に乗ってくれるゲイリー。

ゲイリーは結構腐っちゃってるけど、だんだんキモ可愛く見えてきました。

我が家にもゲイリーが欲しい。

一家に一台ゲイリーが欲しい…いや、一家に一ゾンビゲイリーが欲しい。
↑ややこしい!! 言いにくい!!

面白いドラマなので、シーズン1のエピソード1からシーズン2のエピソード10まで一気に観ました。

早くこの続きが観たい!

果たしてドリュー・バリモア演じるシーラは人間に戻れるのでしょうか?

あ、ちなみにシーラがゾンビになって一番最初に食したのがゲイリーです。

首から下はシーラの胃の中へ。

首から上はシーラのファミリーの一員に。

世の中何が起きるか分かりませんね。

今言えるのはただひとつ。

セルビア産の赤い共喰いハマグリは食べちゃダメ、絶対!



シーズン3の感想はこちら→https://20756.diarynote.jp/201904041417593242/
戸塚滝登『子どもの脳と仮想世界 教室から見えるデジタルっ子の今』
「現実世界よりも仮想世界の方がはるかに巨大で美しいんです。現代っ子たちにとってはリアルな自然よりもサーチエンジンからのぞくバーチャル世界の方こそ、手を伸ばせば届く身近な〝自然〟なんですよ」
(P51から抜粋)

という文を読み、そういう時代を生きていることが恐ろしくなってきました。

「少々どっきりする言い方ですが、脳から見れば私たちの身体などは単なる脳の収納庫、つまり五感をやりとりするための付属物に過ぎないはずです。身体とは「脳の容れ物」と考えて差し支えないはずです。それは(脳にとって)必要不可欠ではなく、容れ物のように他のものと交換したってかまわないはずです。肉体の容器から、機械の容器へ移し換えたって大丈夫なはずです」
(P73から抜粋)

OMG!

そんな時代もいつか到来するのでしょうか。

がん部分を切除したり、糖尿病や凍傷などでダメージを受けた部分を切除したり、といったことは今も行われているけれど、「容れ物」を気軽に交換する時代がいつか来る?

そして、「子ども」は子どもの身体を持った脳のことで、「大人」は大人の身体を持った脳のことだ、と認識されて当たり前の時代がいつかやってくる?

…わたしは長年自分の身体にお世話になっていて、喜びも悲しみも怒りも悔しさも痛みも何もかも自分の身体のおかげで実感することが出来たので、今後も出来る限り長く自分の身体を大事にしていきたいし、未来を生きる子どもたちには答えをインターネットで検索するのでなく自分なりの答えを自分で考えられるようになって欲しいです。

この本に「「わかる」ことはできても、「感じる」ことができない」(P232から抜粋)という表現が使われているけれど、子どもたちにはそうなって欲しくないです。

現実世界は辛く厳しく理不尽なことだらけで、仮想世界のほうが一見居心地が良さそうに見えるけれど、仮想世界は結局のところ誰のものにもなってくれず、現実世界にある自分の身体や思考は自分だけのものなのだから。
小学館『東日本大震災 復興応援写真集 3.11以前 美しい東北を永遠に残そう』
沢山の写真たち…。

ここに写っているのは、のどかな風景。

いつもの当たり前の日常を平穏に暮らす人々。

3.11より前の東北。

あの日あんなことが起きるなんて、一体誰が予想したでしょう。

ここに写っている人たちが、3.11後もどうか元気に暮らしていますように、と祈りながらわたしはこの写真集のページを捲りました…が、3.11の死者・行方不明者の数を考えると、全員が無事であるかどうかは分かりません…。

どの写真にも説明文が添えられていて、それを読むと、写真に写る建物が今はもう無いことが読み取れて、つまり建物のように大きなものが流されたということはそこに居た人たちは…と想像すると辛いです…。

写真の持ち主たちがどんな想いで3.11以前の写真を投稿したのかについても…想像すると胸が痛くなります。

誰かの大切な思い出だから、一枚一枚じっくり拝見しました。
土俵であいさつの市長倒れる 救命女性に「下りて」…批判続々
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2018/04/05/kiji/20180405s00042000047000c.html



市長さんの命が助かって本当に良かった。

土俵に上がって心臓マッサージをして下さった女性たちに、心からありがとうを言いたいです。

もし、この女性たちがいなければ、救える命を救うことが出来ず、市長さんは命を落としていたかもしれません。

救命処置は1秒でも遅れたら生死に関わります。

後遺症の有無や程度にも影響します。

早ければ早いほど命が助かる確率や、後遺症が軽く済む確率は高まります。

それなのに、

YouTubeにアップロードされている動画を観たら、

この女性たちに対して、

「女性の方は土俵から降りてください。女性の方は土俵から降りてください。女性の方は土俵から降りてください。男性がお上がりください」

というアナウンスが行われていて、耳を疑いました。

今まさに女性たちが心臓マッサージをしてくれているのに、その手を止めて、出て行かせる…???

このアナウンスは、

「人の命よりも、女人禁制のしきたりの方が大事だ。それによって救命処置が遅れて人の命が失われたり後遺症が残ったとしても、しきたりが最優先だ」とアナウンスしたのと同じ。

この動画を、市長さんご本人やそのご家族が観たらどう思うでしょう?

「自分の(もしくは家族の)命は二の次にされたんだ」とショックを受けませんか?

わたしならショックです…。

わたしは今回こうして人の命を救ってくれた女性たちのような人になりたいです。

いざという時に素早く対応出来るように、心臓マッサージなどの救命講習を改めて受けたい。
『ブラック・ミラー』シーズン3 エピソード1「ランク社会」
国民のほとんどがSNSに人生を左右される近未来社会を描いた一話完結型の海外ドラマ。

この社会では、SNSの星の数によって実生活での人物評価が決まります。

最高評価は星5つ。

ただしSNSには平均点が表示されます。

このドラマの主人公のスコアは、ドラマ開始当時は星4.243。

この星4.243は、主人公が必死に色んな人に愛想笑いを振りまいて、星を贈りまくってそのお返しをもらってどうにか手に入れた評価で、これ以上評価を上げるのは大変な努力を必要とします。

この社会では、相手のことを「いいね」と思えば星を4つか5つ送って相手の平均点を上げ、逆に相手のことを不愉快に思えば匿名で星を1つだけ送るなどして相手の平均点を下げるのです。



なお、星それぞれの社会的評価の違いはというと、

☆☆☆☆☆
星5つ台は押しも押されぬ超リア充セレブ。
当然、星5つ台の人の友達もみんなキラキラしている。
友達はみんな少なくとも4.7以上。

☆☆☆☆
星4つ台はまあまあリア充。
4.5以上になればエリート専用の部屋を借りる時などに割引の優遇あり。
4.0以上だとレンタカー会社でもちょっと良い車を貸してもらえる。

☆☆☆
星3つ台は良くも悪くも普通。
優遇は受けられない。

☆☆
星2つ台は非リアどころか、他人から「この人、星2つ!? 危ない人かも。関わらないでおこうっと」と敬遠される。
2.5以下になると会社の玄関を開けてもらえなくなる。
つまり一般企業での就労は絶望的。


星1つ台はもはや「犯罪者かも…」と警戒され、前科が無いかチェックされるレベル。

そして本当に犯罪者になると、星0へ!!




恐ろしい社会ですよね。

不愉快な行為をした人の評価を匿名で下げられる…というのは、みんなで監視し合うことでマナー違反の人に注意を促したり、やがては犯罪率を減らすことも出来て素晴らしいことのように思えるけれど、この社会においては誤解によって評価を下げられたとしても、弁解する機会は与えられず、一度下げられた評価を上げるのは至難の技。

みんな、SNSを通して他人のことを見ている。

目の前に相手がいても、SNSでの評価次第で相手のことを判断する。

…こんな社会が実現したら恐ろしいことになります。

みんながSNSに振り回されて…。

このドラマは、頑張って築き上げた評価を下げられる度に正気を失っていく主人公の様子が描かれています。

けれども主人公が狂っていくその様子は、もはや他人事とは思えません。

現代の日本もFacebookやInstagramなどのSNSの評価欲しさにみんなが写真を撮っては、盛れたか盛れていないかを気にしています。

「いいね」の数やフォロワーの数が気になって気になって、他人にお金を払って評価を上げてもらう人たちもいます。

それが進むと、このドラマのような社会が現実のものとなるのかも…。
著…地曳いく子、山本浩未『大人美容 始めること、やめること』
若く見せようと無理をしたり、自分が若い頃に流行った服・髪・メイクなどに固執するのではなく、今の自分をよく知り、最新の情報を取り入れ、お手入れにひと手間をかけて自分をより美しくアップデートしていこう、という本。

「「手間」っていうと面倒そうに聞こえるかもしれないけれど、園芸みたいに手をかけてかわいがればちゃんとお花が咲くわけで、自分を育てるんだと思ったら楽しいわよね? ほうっておいて枯らしちゃうより」
(P21〜22から抜粋)

「枯れそうなお花を見ると悲しくなるのと一緒で、乾いたオバサンを見たらみんな悲しくなるだろうし。もはやエチケットよ、「大人のキレイ」は」
(P23から抜粋)

「私にだってもちろん、「30代の頃に戻りたい!」「若返りたい!」という切実な思いはあるけど、「戻そうとする」っていうのは、アップデートの逆じゃない? 過去に向かうっていうことだもの。どうしても、不自然な力の入れ方なのよ。ファッションでも、若く見せよう見せようとすると、かえって老けて見えたりするのはそのせいだと思うの」
(P119)

などの文に励まされました。

大人のキレイはエチケット。

レッツアップデート!
わたしが図書館でずっしりと本を15冊も借りて、ついポツリと「バッグに入りきらないなぁ」と独り言を言ってしまったら、司書さんに聞こえた模様。

わたしが帰ろうとして図書館のドアへ向かったら、司書さんが先回りしてドアを開けてくれました!

本を貸してくださる上に、図書館への出入りまで手助けしてくださるとは…!

頭が上がりません。

わたしの目には司書さんに見えたけど、本当は読書家を守護する力を持つ図書館にすむ神様だったかもしれない!
大学卒業後すぐ亡くなった友達の携帯電話の番号とメールアドレスを、「もしかしたら連絡がくるかも」という訳の分からない気持ちがあって(死んだ人から連絡があるわけ無いのに。間違いなく亡くなっているんです、ちゃんと葬儀にも行ってご遺体を見送ったのですから)、ガラケーからスマホにしてからも何年もずっとわたしの電話帳に登録したままでした。

が、スマホの機種変更をする際、電話帳の移行がうまくいかず、ついに亡き友の連絡先が消えてしまいました。

断捨離できた、とポジティブに捉えるべきなのでしょうし、これから年を重ねていくにつれて色んな人が亡くなってその度に連絡先を消していかざるを得ないでしょうから慣れないといけないのでしょうが、消えたと気づいた瞬間に、今度こそ本当にこれで友達とサヨナラだと思えて泣けてきました。

連絡先を残したままでいれば、「最近会ってないけど、どこかで元気にしているんだろうなぁ」と思える気がして。
全ての子どもたちが、この本の表紙のイラストのような子ども時代を当たり前に過ごせる世の中になりますように。

わたしはそう祈りながらこの本を読みました。

この本に載っている、家族構成や収入などから毎月の支出額を考えるワークをやってみると、生きていくのには本当に沢山のお金が必要だということに改めて気付かされます。

一か月節約すれば来月は楽になる、というわけではなく、ずっと苦しいままの家計が続いていくと、どうなるか。

しわ寄せは子どもにいきます。

わたしは福祉の仕事をしていて、生活に困っている方の相談に乗ることが多いです。

お金が足らなくて借金をして更に困って…どこにも借りられなくなって怪しいところに借りて、それも返せなくて…という家庭はとても多いです。

そういう場合、子どもというのは大人が思っている以上に、よく物事を理解しています。

明日のご飯があるかどうかも分からないのに、進学したい、なんて親に言えない。

夢なんてどうせ諦めなければならないのだから、最初から夢なんて持たない。

そんな風に、可能性を閉ざしていかざるを得ない子どもたちがいます。

「親の責任だから」などと言って周りの人間が目を背けてはいけません。

本人が望む望まないに関係なく、義務教育すら受けさせてもらえない子どももいる。

わたしは特にこの本の、

「貧困の解決は、簡単なことではありません。長い時間がかかるかもしれません。でも、貧困に関心を寄せ、解決したいと思う人を増やすことはできるでしょう。それが遠まわりのようで、実は大切な一歩であると思います」
(P5から抜粋)

という文に惹かれました。

一気に全てを解決するのは難しいので、一歩一歩、いや、一歩とまでいかない半歩でもいいから前進していけたら、と思います。

まずは出来ることから。

まずは周りの子どもたちの様子に今まで以上に興味を持とうと思います。

SOSを出している子がいたら、すぐに気づきたい。
汚れたところを綺麗にするのは勿論、「汚れる前」に綺麗にする。

ディズニーの清掃は「綺麗にする」ことがゴールではなく、ゲストの安心・安全・幸福のためにある。

赤ちゃんがハイハイ出来るような状態を目指す。

「雨が降っているわけでも、誰かが飲み物をこぼしたわけでもないのに、なぜキャストはベンチを拭きそうじしているのでしょうか。もうおわかりですよね。それは、ただ汚れる前からきれいにするためだけでなく、ベンチが壊れていないか、ささくれだっていないか、ベンチの陰に不審物がないかを確認するためなのです」
(P49から抜粋)

という文に、ディズニーの清掃が目指すもののあり方がよく表れています。

自宅を掃除する時の参考にしたい。

「バックステージが汚ければ、いずれオンステージの汚れにも気づかなくなる」
(P124から抜粋)

という言葉は、一般家庭にも当てはめられそうですね。

家の中(バックステージ)が散らかっていたら、外出先(オンステージ)での自分の服装の乱れなどに鈍感になるかも…。
「これから世の中に出ていく女の子に、覚えておいてほしいことがある。立派な言葉なら世の中に溢れてるけど、私が言いたいことは、そういうことじゃない。本当に覚えておかなきゃいけないのは、たぶん、転んだ時の立ち上がり方。長い人生、人は何回も転ぶ。その時腐らず立ち上がる方法。どうか、覚えておいて」
(P12から抜粋)

という想いで書かれた本。

西原さんが、息子さんと娘さんが成長して巣立っていくことについて、

「早いなあ。気がついた時には、一瞬でいなくなっちゃう。今でも思い出す。ちっちゃかったふたりが「かーしゃん、抱っこしてー」「抱っこしてー」って、くっついてきたあの時、もっと、ぎゅーっと、何度でも、抱っこしてあげたらよかった」
(P35から抜粋)

と思っているのを読んだら…、子どもを産んだことのないわたしもウルッときました。

「ダメな男とつきあってもそれを学習してね(でもすぐ別れてね)。そうすれば、優しい人のありがたみがわかるから。「天下とるぞ」って言うなら、自分でやれ。糟糠の妻にはならないこと。彼の夢を支えるんじゃなくて、自分の夢をかなえてください」
(P95から抜粋)

「女の子はみんな親にこう言われる。「優しくていい子になってね」 優しくていい子ほど、自分のことは後回し、人に幸せを譲る。譲られた人はどう思うか? 感謝なんかしない、得したと思う。そして次からそれは当然になる。「自分さえ我慢すれば」は間違い。まず自分がちゃんと幸せにならなくってどうする。自分をちゃんと大切にできるって、女の子にとってすごく大事なこと」
(P129から抜粋)

など、心に響く言葉が沢山載っています。

この本と、もっと早く出会いたかったなぁ。

今からでも人生を変えたい。
※注※
以下のレビューにはネタバレ及び残酷な表現を含みます。




エロ・グロ・バイオレンスが絶妙なバランスで混ぜ合わされた漫画。

イケメンと美女はとことん美しく、ブサイクはとことんブサイクに、悪党はとことん悪党に描く作品です。

3巻から登場する人物・枕田総司(まくらだ そうし)がわたしの一番のお気に入り。

総司は、18歳にして、既に20人以上を残虐な手口で殺害した人物ではありますが、彼女なりの「正義」には共感できます。

女の子が生まれることを望んでいた総司の母親は、総司が男の子として生まれたことが許せず、なんとハサミで総司の男性器を切断。

でもそんなことをしたって男の子を女の子に出来るはずはありません。

総司の下半身には、その傷跡を見た者が悲鳴をあげて嘔吐するほど、醜い傷跡が残ってしまいました。

総司を男の子とも女の子とも呼べない体にした母親は失踪。

残された総司は毎晩父親に弄ばれ、

結果、

総司は父親を殺しました。

以後、総司は子どもを傷つける男たちを殺害し続けました。

6巻で登場する、アイドルを目指す女の子たちに枕営業を強要するドブサイクな変態プロデューサーに対して、

総司は「アタシ断然その男ブッ殺したくなっちゃった こうなりゃいくとこまでイクわよ!」とハサミ片手に宣言。

総司が仲間たちと共にプロデューサー宅に侵入し、プロデューサーにハサミを向けるシーンは最高だし、

プロデューサー宅に火をつけた後、ハッとした表情の総司が現場に戻ってきたので、てっきりプロデューサーの息の根を止めるのかと思ったら、殺す価値すらないプロデューサーには目もくれず、アイドル志望の女の子が大事にしている家族写真のアルバムまで燃えてしまわないように、アルバムを大切に大切に抱えて去っていくシーンも素晴らしいです。

3巻で、貧しくていじめられている女の子の髪の毛を、総司がお姫様みたいに可愛く編み込んでリボンも結んでくれるシーンも素敵。

男性でも女性でもなく、男性でもあり女性でもある、そんな魅力のキャラクターです。
タオルを水に浸すとすぐに水が浸透していきますが、固くねじったタオルに水が浸透するには時間がかかります。
骨格が歪んで筋肉がこり固まった体は、ねじれたタオルと一緒。
血液やリンパが下がるのも上がるのもとても時間がかかります。
股関節はあらゆる体の働きに密接に関わっていて、股関節を整えると体のねじれが解消されます。
股関節はズレて歪みやすい所ですが、ズレやすいということはほぐれやすく整えやすいということでもあるので、股関節体操に取り組みましょう!
…という本です。

股関節が前に傾いている人の体型と後ろに傾いている人の体型の違いを表すイラストを見て、わたしは慌てて自分の体型をチェックしました。
…わたしは前に傾いているタイプですね…。
全く歪みの無い人はこの世にいないでしょうけれど、…鏡に映る現実は残酷!!

また、P22〜23に掲載されている股関節のタイプ別チェック法「50歩チェック」をやってみると、…はい、わたし、明らかにズレてます!!

P151の内容と照らし合わせると、わたしは股関節も首も前に傾いて猫背になっている典型的な前かがみタイプ。

前かがみタイプは、
「股関節を直接ほぐすストレッチと同時に、「ひじまわし」など、上半身から整えていくストレッチもプラスしましょう」(P151から引用)とのことですので、
わたしもまずはストレッチから始めてみます。
Kingdom: New Lands プレイ日記5
夜になった途端に獣やモンスターに襲われて本当にお先真っ暗にならないよう、一旦セーブをしようではありませんか。

ゲーム画面の左上の「×」を偶然タップすると、「続ける」「ニューゲーム」「オプション」「スタッフ」「セーブ」というメニューが表示されました。

右半分のマークは国の紋章でしょうか?
自分で選んだ覚えはないので、おそらく主人公を決めた時にこちらもランダムで決まったのでしょう。
雄々しく翼を広げた鷹に見えますね、気に入りました!

さて、スクリーンショットをうっかり撮り忘れましたが、はじめは国旗近くに「サインインしていません」と表示され、「セーブ」が薄いグレーになっていました。

「これじゃセーブ出来なさそう…。あっ、もしかしてGame Center(アプリです)にサインインしろってこと?」と閃いて早速サインイン。

iPhoneのアップデートを重ねるうちにGame Centerがいつの間にかスマホのアプリ一覧画面から消えていたため、存在そのものをすっかり忘れていましたが、「設定」の中をくまなく探してみると、あったあった、Game Centerが。

サインインしてから改めてKingdom: New Landsを開くと、やった!

紋章の下のグレーのラインにIDが表示され(IDはハートマーク入りの吹き出しスタンプで隠してみました)、「セーブ」が濃いグレーで表示されました!

いざセーブ!!


前回のお話↓
http://20756.diarynote.jp/201711282349237223/

続きはこちら↓
http://20756.diarynote.jp/201805201738357806/

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