のぶおが好きすぎて。(『俺のスカート、どこ行った?』6〜8話まで観た感想)
わたしは「原田のぶお」のことが好き過ぎて、「原田のぶお」とは全然関係のない身近に居る「のぶお」さんに今日はとても親切にして参りました!

こんなにドラマにハマるのは久しぶりです。

わたしの実生活にも影響しまくり!

のぶおの真似をして友達に「おつかレインボー!」とLINEを送ったら、友達が虹の画像を送ってくれてほっこりしました。

おお、心の友よ!

最初は何となく観始めたドラマだけれど、今や『俺のスカート、どこ行った?』の放送がある土曜日が待ち遠しい。

親の意向を優先してばかりで自分の意思を大切に出来なかった同僚を導き、

親に暴力を振るわれた恐怖と、信じていた人から裏切られた絶望感を抱えた生徒を支え、

性的マイノリティに悩む生徒に自分らしくあることの素晴らしさを伝えるのぶお。

放送があるのは嬉しいけれど、放送がある度に最終回が近づいていくのが寂しいし、何より、明智とのぶおの賭けがのぶおの勝ちになるよう祈ります。

のぶおー! 生きておくれー!

ああ、もう、ドラゴンボールみたいに、みんなでのぶおに元気玉を分けてあげられたり、ドラゴンボールを7つ集めてシェンロンにのぶおの命を助けてもらえるシステムだったら良いのに!

そしてまたクールビューティー明智子が見られますように!

目に光が無かったこれまでとは打って変わって目がキラキラしている明智子の何とまあ可愛いこと!

明智子だけでなく、男装している女の子も、女装している男の子も、みんな「お人形さん?」と聞きたくなるくらい整った顔立ちの子ばかり…。

何じゃあの顔面偏差値の高さ!

さてはあの高校、入学試験の中で筆記試験+面接(顔採点)があったな…!
原作…白井カイウ 作画…出水ぽすか『約束のネバーランド』1〜14巻までの感想
※注※
ネタバレがあります!





「もし自分がこの子どもたちと同じ立場だったらどうするだろうか? そもそも自分の境遇の真実に自力で気づけるだろうか? 仮に気づいたとして、諦めずにいられるだろうか? 友達を見捨てることなく、全員で助かろう、と必死で戦えるだろうか?」

と唸りながらコミックス1巻を読み始めたわたしは、気づいたら14巻まで一気に読み終えていて、今は15巻の発売を待ち切れずにいます。


〈こういう人におすすめ〉

例えば、映画『トゥルーマン・ショー』が好きだ、という方なら、きっとこの漫画のことも気に入るはず。

「自分の人生は他人に用意されたものだった」と気づき、どんなに外の世界に辛いこと悲しいこと悲しいことが沢山あって、どんなに今まで居た世界が安全だったとしても、その心地良い世界から外の世界へ脱出して自分の人生を手に入れようとするところが、この漫画と共通しています。

また、映画『ミネハハ 秘密の森の少女たち』が好きだ、という方にもこの漫画はおすすめ。

ある人物が巨額の費用と時間と人員を費やして子どもたちを育成しているけれど、子どもたちは不気味な門と森に阻まれて敷地から逃げることが出来ず、ほとんどの子どもたちは大人になる前に死亡、そしてごく一握りの子どもたちは大人になると加害者側に加担する、というところが、この漫画と共通しています。

また、漫画『食糧人類』が好きだという方にもこの漫画はおすすめ。

自分たちに人間としての基本的人権というものは全く認められておらず、家畜として飼育されていつかは怪物に食べられるのだ、しかも自分たちが食べられることで死を免れる人間たちが居て彼らは自分たちの逃亡を阻止したいのだ、と悟った上で、友達と協力しながら怪物に立ち向かい、怪物を滅ぼそう、とするところが、この漫画と共通しています。

と、ここまで書けばこの『約束のネバーランド』のストーリーが概ね伝わると思います。



〈ストーリーの見どころ〉

『約束のネバーランド』に登場する子どもたちは「自分たちは孤児院で育てられている孤児だ」と思い込まされていました。

「里親が決まれば孤児院から出て行けるのだ」と。

「それまでは、〝ママ〟と呼ばれる孤児院の職員によって愛情たっぷりに育ててもらえて、血は繋がらないけれど兄弟姉妹同然のみんなと暮らせるのだ」と。

「先に里親が決まって孤児院から出て行ったみんなが手紙のひとつも出してくれないのは、みんなが外の世界で幸せになって孤児院のことを忘れてしまったからだ」と。

けれど、そうではありませんでした。

「孤児院」ではなく、「農園」。

「孤児」ではなく、「家畜」。

「里親のもとへ行く」のではなく、「農園から出荷される」。

「孤児院の職員」ではなく、飼育を監督する「飼育監」。

手紙は「出さない」のではなく、「出せない」。

先に「里親」のもとへ行ったみんなはもう居ない。

この世のどこにも居ない。

とっくに「鬼」の胃袋の中。

その残酷な真実を知った子どもたちは、最年長者でもまだ12歳にも満たない、ごく幼い存在。

子どもたちは怖くて怖くてたまらなかったけれど、これ以上誰かを食べられてしまう前に、「みんなで逃げよう」と誓います。

「農園」から脱走した子どもたちが運動神経も頭脳も助け合いの精神もずば抜けて優れていることや、子どもたちを支援してくれるごく僅かな人間と鬼に出会えたおかげで、子どもたちは絶えず襲いかかってくる鬼たちから逃れ、途中少しずつ仲間を失いながらも、生き延びていきます。

その中で、

自分たちは鬼に食べられたくない。

けれど、自分たちだって他の生き物を殺して食べている。

自分たちと鬼に大した違いは無い。

お世話になった鬼もいる。

鬼を絶滅させること無く、共存出来る道は無いのか?

と悩む子どもがいる一方、鬼の絶滅を願う子どもも居るので、彼らが今後どんな道を切り拓いていくのか気になります。


〈鬼を絶滅させるべきか? 共存すべきか?〉

多分、どちらの言い分も間違っていません。

また、鬼は見た目こそ人間からすれば異形だけれど、やっていることは現実の人間がやっていることと変わらないので、子どもたちがあくまで鬼の絶滅を願うなら、それは子どもたちより上の世代が作り上げた人間社会の有様を皮肉っているようにも思えます。

鬼が子どもたちを「農園」で育てているのと、人間が牛、豚、鳥、魚といった生き物を「養殖」しているのは変わらないし、

「養殖物」よりも「天然物」を美味しいと感じる者がいるのも変わらないし、

鬼が子どもたちを「儀式」で殺すのと、人間が生き物たちを殺すのは変わらないし、

鬼の中には子どもたちを「遊びの狩り」で殺す者も居るけれど、人間の中にだって生き物たちを「遊びの狩り」で殺す者も居るし、

鬼が子どもたちを「食べる」のと、人間たちが生き物たちを「食べる」のは、やっぱり変わらないし、

鬼の中にもはっきりとした身分制度があって、上位の鬼はより美味しいものを食べて着飾って裕福な暮らしが出来るけれど、下位の鬼は量産された質の低い食べ物しか手に入れられないのも、人間社会と似ているし、

貴族鬼の間で「最高級食材」の話が出た途端、それまで食べていた恐らく「並よりは良い食材」を、貴族鬼が「もういいわ!」と食べ残すシーンが描かれるけれど、それも気軽に食べ物を廃棄する人間と変わらないし、

「ボクを殺したらボクのパパが……」なんて親の威光を盾に命乞いをする鬼も、

自分たちは子どもたちを殺しまくっているくせにいざ仲間を殺されたら泣く鬼も、

燃えるような戦いを楽しみたいからという理由で、敢えて子どもたちに有利な状況を作り出してやって自らを窮地に追いやるという、自殺衝動とも解釈出来る行動を取る鬼も、

人間に見えます。

もともと鬼が人間っぽいのか、人間を食べているうちに人間っぽくなってしまったのかは分かりませんが。

この漫画の続きがとても気になります。

鬼の正体が気になるし、子どもたちが生き延びて大人になれるかどうかも気になるし、たとえ偽善的だったとしても「共存」が本当に可能なのかも気になります。

これまで現実の歴史の中で、「共存」することがいかに難しいかが示されてきたけれど、せめて漫画の中でくらい「みんなで幸せになる」結末があって欲しいです。



〈気になる点〉

しかし、わたしがコミックス派でまだ連載最新話まで読んでいないから勝手に疑問視しているだけかもしれないですが、いくつか気になる点があります。

なお、ストーリーの面白さに注目してもらうため、ここまでは敢えて子どもたちや鬼たちの名前を明記しなかったのですが、ここからはそれぞれのキャラクターの名前を具体的に書いていこうと思います。

●パルウゥスはどうなった?
「鬼が鬼の死体を食べるとその意識や能力を受け継ぐ」というルールがあるのに、子どもたちがレウウィス大公を倒した後、レウウィス大公の肩にいつも乗っていたパルウゥスを仕留めなかったのが、どうにも危険な伏線のような気がしてなりません。
パルウゥスがレウウィス大公の死体を食べたら、レウウィス大公以上の強敵を生み出したことになるのでは…?


●レウウィス大公が最期に見た走馬灯の中になぜムジカの姿があった?
レウウィス大公の視界にはムジカだけでなくソンジュの姿もあるのに、明らかにムジカに注目が集まっている様子。
もしかしたら、エマが救いたがっているムジカこそが世界の真実を握っている重要な存在なのかもしれません。


●鬼は元々は人間か?
6つの塔のあるお寺にあった図が、まるでツノがある人×他の生き物=ツノがある人と他の生き物を混ぜた姿の鬼、を示しているかのように見えます。
なお、ツノがある人×蛇のような生き物=× だった模様。
掛け合わせても上手くいかない例があったのかも。


●ノーマンは本当に元のノーマンか?
一時は生存が絶望視されたノーマンが鬼に喰われることなく生還しているのは嬉しい限りですが、他の子どもたちに対して平気でメスを入れて人体改造を施してきた新型農園で、ノーマンだけ人体改造を免れたとは考えにくいです。
ノーマンと同時期に新型農園で実験に加わっていたヴィンセントの頭に傷跡があるのだから、ノーマンも実は頭に傷跡があるのかも…。


●子どもたちは「品種改良」されてはいないのか?
現実の人間たちは、これまで沢山の動物に品種改良を重ねてきました。
例えば牛なら、より乳量が増えるように、或いは肉質が良くなるように。
鬼たちが「農園」を営み始めて、かれこれ1000年もの時が経っているそうですから、何らかの品種改良が人間にも加えられている可能性は高いです。
ということは、エマたちが仮に人間の世界へと脱出出来たとしても、純粋な人間たちと自分たちに違う点があり、人間社会に受け入れてもらえない可能性もあります。
そうでないことを祈ります。


●「ママ(飼育監イザベラ)が産んだのは誰なのか?
イザベラが産んだのはレイです。
では、レイの父親は誰なのでしょう?
イザベラが飼育監として認められるためには、「子どもを産んでママになる」という条件をクリアする必要がありました。
かといって、「農園」や「本部」の様子を見る限り、自由に恋愛させて子どもを授からせてくれるような雰囲気は全くありません。
下手に異性と出会わせて脱走のきっかけになっても困るはず。
となるとイザベラは人工授精で身ごもった可能性があります。
人工授精の様子は実際イザベラの回想の中でも描かれています。
人工授精に用いる受精卵を準備するためには卵子と精子が必要になるわけですが、前述した掛け合わせの話を考慮すると、組み合わせ次第では美味しい「食材」に適さない可能性があります。
ということは、ここからは何の根拠もない推測ですが、既に「出荷」されて鬼の胃袋に入って特に美味だった人間を「またあの肉が食べたい」とクローンとして量産する可能性は0ではありません。
どう育つか分からない子どもを新たに生み出すよりも、こう表現するとかなり残酷ですが、クローンなら効率良く意図した通りの子どもが誕生しそう。
その仮定が正しいなら、イザベラは代理母で、レイは誰かのクローンなのかもしれません。
だから、子どもたちは優秀な子ばかりなのかもしれません。
レイ、エマ、ノーマンが非凡なのは勿論、ドン、ギルダ、フィルも優秀だし、他の子たちも、記憶力・理解力・判断力・運動神経・容姿・優しさ(コニーはきっと「優しさ」に該当)など、必ず一つ以上の面が特に優れている子どもばかりなのは、優秀な子どもが選抜されてクローン化されているのかも…。
例えば馬だって、肉用になる馬、乗馬用になる馬、競馬で活躍した後はその優秀な血統を絶やさないように種馬として活躍する馬、など様々ですよね。
平凡な遺伝子の人間は「量産型農園」に、秀でた遺伝子の人間は「高級農園」に送られるのかも…。
そうだとしたらゾッとします。
白井カイウ先生がコミックス5巻で「レイの誕生日は1月15日」「ただしレイの本当の誕生日は別にある」と書いていることから、もしかしたら「今回のレイ」の誕生日が1月15日で、「オリジナルのレイ」の誕生日が別にあることを示しているのかもしれません…。
でも、それ凄く怖いですよね。
何度生まれても、どれだけ代を重ねても、毎回大人になれずに、毎回食べられるだなんて。
そんな残酷なことを1000年も繰り返してきたのでしょうか?
BABYMETAL『紅月-アカツキ-』
アルバム『BABYMETAL』収録曲。

この曲は、死者の世界にも一気に駆け抜けていって、大切な人の魂へまっすぐ届きそう。

X JAPANとBABYMETALがコラボしているかのように合成された動画をYouTubeで観ていたら、

歳をとったHIDEがこのステージで楽しそうにギターを演奏している姿や、

若い女の子たちがメタルを演るのを嬉しそうにサポートするHIDEの笑顔を想像して、

わたしは涙でじわじわと画面が見えなくなり、

やがて動画にHIDEが愛用したギターが映し出されたことで、完全に画面が見えなくなりました。

「幾千もの夜を超えて
生き続ける愛があるから
この身体が滅びるまで
命が消えるまで
守りつづけてゆく」

亡くなってからも新たなファンを増やし続け、勿論亡くなる前からのファンも根強いHIDEへ捧げるかのような歌詞。

また、HIDEだけでなく、TAIJIや、これまでに亡くなった沢山の素晴らしいミュージシャンたちが生み出してきた音楽が、たとえ創り手が亡くなろうとも、生きている者たちの心の中で守られて受け継がれていく、そんな誓いの曲でもあるとわたしは思います。

みんなが旅立った先が天国なのか地獄なのかは分からないし、人によっては敢えて地獄行きを選んでヘヴィメタル道を爆進しているかもしれないけれど、この世の人たちがこんな風に想っていることがあの世の人たちにも伝わっているといいなあ。

もしかしたら、死者の世界でも実はこんな風に、亡きミュージシャンたちがこちらへ向けて全身全霊でライヴをしているかもしれません。

『紅』や『Rusty Nail』といった名曲と共に、あの世のライヴ会場でこの『紅月-アカツキ-』も演奏して欲しいです。

ギターはHIDEで、他のパートには、HIDEを慕う色んなミュージシャンの魂が集まって来て、ファンの魂も集まって来て、あの世のライヴ会場は満員どころか入り切らずに、会場外にも観客が溢れて、壮大なフェスが開催されていそう。

生きている人と死者とでは、言葉を交わすことは出来ないけれど、音楽によって繋がっているような気がします。

そうだったらいいなあ。
『俺のスカート、どこ行った?』1〜5話まで観た感想
※注※ ネタバレがあります!



わたしもこの2年3組で高校生活を送りたい!

担任の先生・のぶおはぶっ飛びまくっていて、「教師」って感じではないけれど、「先生」という感じがするから。

のぶおは生徒に勉強を教えてくれるかどうかは謎だけれど、生きる上での大事なことを生徒自身に気づかせてくれる力を持っている。

わたしが特に感動したのは5話。

好きな女の子にからかわれていたと気づいた生徒・若林のエピソード。

若林は自信が無いので、からかわれたことを怒るのではなく「そっか…」と悲しむばかりで、自分の気持ちに蓋をしそうになります。

そんな若林に、のぶおはドスのきいた声でこう言います。

「…若林。まだ終わってないわよ。お前の気持ちをこいつは全然分かってない!言ってやれ! 今、本人が言ったことでお前が思ったことを言え!」

と。

たぶん、単なる「教師」なら、「高校生のくせに恋なんてしてる場合じゃないだろ」と注意するかもしれませんが、のぶおは違う。

若林が今回失恋したとしても、自分の気持ちを相手にちゃんと伝えることで、成長出来るように導いてくれる「先生」なんだ、とわたしは思います。

そういう「先生」ってわたしの学生時代には居なかったから、2年3組のみんなが羨ましいです。
編著…左巻健男『図解 思わずだれかに話したくなる 身近にあふれる「生き物」が3時間でわかる本』
まずウイルスや細菌に触れているのが興味深いです。

ウイルスも細菌も、肉眼では見えないけれどあちこちに居ます。

居ないところを見つける方が難しいほど。

「昨今は、何でも殺菌したほうがいいかのような「抗菌ブーム」がおきていますが、そもそも人のからだにすみつく常在菌がいなかったら健康な生活は困難になってしまいます。細菌も自然界や人体の微妙なバランスのうえに存在しています。そのバランスを崩してしまうことにならないようにしたいものです」
(P17から抜粋)

という文に共感。

赤痢菌や結核菌といった危険な菌ならともかく、細菌を必要以上に怖がると、良い菌まで殺してしまって、かえって人体に悪影響をもたらす場合があります。

何事もバランスが大切。

この本には他にも、

「なぜハエをたたくのは難しいの?」

「ミミズが夏の炎天下で干からびているのはなぜ?」

「スズメはなぜ毎朝チュンチュン鳴いているの?」

「ウサギはなぜ自分のうんちを食べるの?」

「ヘビはなぜ大きな獲物を丸呑みできるの?」

「シカの角は骨じゃなくて皮膚?」

「なぜクラゲはお盆の頃に大量発生するの?」

といった素朴な疑問とその答えとなる説が書かれていて、興味深いです。
「わたしもNetflixに入ったんだけど、あんたがハマってるオネエの番組ってシリーズ11まであるよね? どのシリーズから観るべき?」

と友達から聞かれました。

厳密に言えば「オネエの番組」というより「ドラァグクイーンの番組」ですよ、我が友よ!

ドラァグクイーンの中には、「体も心も男性で、男性として男性が好きな人」「体は男性、心は女性で、女性として男性が好きな人」「体も心も男性で、女性が好きで、女装が好きな人」「自分は男性でも女性でもないと思っている人」「自分は男性の時もあれば女性になる時もあると思っている人」「自分は男性でもあり女性でもあると思っている人」などなど、多種多様な人がいますから。

はっきり言って、いつどれを観ても良いのが動画配信サービスの強みなのですから、「どれから観るべき」という決まりはありません。

わたしの場合、シーズン2から観始めましたが、それはたまたま以前はNetflixでシーズン2からしか配信が無かったから。

どのシーズンにもそれぞれ魅力的なクイーンたちが居るので、ざっと顔触れを見て、「この人、気になる! わたしはこの人を応援する!」と思うクイーンが居るシーズンを観るのも手です。

そこで、わたしが特に好きなクイーンたちを好きな理由付きで登場順に挙げてみようと思います。

思いつくまま書いていきますが、各シーズンでどのクイーンが優勝したかまでハッキリとネタバレしたりはしないのでご安心を!

これから視聴する方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

なお、シーズン1は観ていないので省略。



〈シーズン2〉

レイヴン
(思ったことを包み隠さず言ってしまうので喧嘩のタネを生むこともあるけれど、逆に言えば本音で人と接しているということ。女装をしている時は、女性から「どうしたらあなたみたいにセクシーになれるの?」と聞かれるほどセクシー。すっぴんの時はこれまた色気のあるワイルド系イケメンなので、女性から「あなたがストレートだったら良かったのに…。わたしのタイプなのに!」と何度も惜しまれていました)


ジュジュビー
(スモーキーなアイメイクがとても似合う。彼女にしか醸し出せない独特の色香があります。礼儀を大切にしているので、他の人からひどいことを言われて言い返す時でも言葉を選び、無礼にならないように気をつけている印象あり。友達になりたいタイプ)



〈シーズン3〉

マニラ・ルゾン
(オリジナリティ溢れるドレス姿が魅力的。コメディ演技もこなせて、芸達者。ふざけ過ぎてしまうこともあるけれど悪気は無し。特にイエローとブラックを組み合わせたコーディネートが抜群にうまい。パイナップルをイメージしたドレスが物凄く似合う)


ジャラ・ソフィア
(陽気で可愛くて、ジャラを見ていると元気が出ます。特に「シャ!シャ!エーシャパランテ〜!」のかけ声は何度聞いても笑える。苦手な課題にも全力で取り組む頑張り屋。ストレスに弱い一面もあるので応援したくなります)


ラジャ
(シーズン2のレイヴンのように、多くの人から「あなたがストレートなら良かったのに…」と言われていそうな人。麒麟の川島さんみたいな低音の声がかっこ良く、顔も整っていて、黙って立っていたら男性スーパーモデルという感じですが、仕草が完全にオネエというギャップが魅力の一つ。ヘアアレンジ、メイク、ドレス作り、ランウェイでの立ち振る舞いが洗練されていて、歴代出場者の中でもトップクラスのファッションアイコン。ライバルとして激しく競った相手に「あの時はごめんね」と詫びを入れるなど性格も素敵。パンク音楽が大好きらしく、パンクを歌う時は物凄く輝いていました! パンクのライブをやる機会があれば是非行きたい)



〈シーズン4〉

ラトリス・ロイヤル
(大家族のお母ちゃん!といったド迫力の持ち主。しゃしゃり出る性格ではないけれど、どんな時も自然とみんなから慕われて、気がつくと中心人物になっている様子。みんなが悪ノリし過ぎると「みんなふざけ過ぎ。不愉快」と諌めるなど、やっぱりお母ちゃん的存在)



〈シーズン5〉

アリッサ・エドワーズ
(カッ!と舌を鳴らすことでお馴染み。まあ、お姉さん、どうやったらそんなに目力が強くなれるの?と話しかけたくなるくらい目力があり、どこに居ても目立つ存在。目鼻立ちがクッキリハッキリしているので、ザ・平たい顔族のわたしは素直にアリッサが羨ましい。アリッサが苦し紛れに「秘密よ」と言った一言が『アリッサの秘密』というタイトルの番組に繋がったり、アリッサが経営するダンス教室のドキュメンタリー番組『ダンシング・クイーン』が配信されるなど、注目度が非常に高い。「1秒たりとも無駄にしない」と発言するなどプロ意識の高い人で、わたしは『ダンシング・クイーン』でアリッサが真剣に子どもたちと向き合っているのを観て、よりアリッサのファンになりました。親以外の大人がああやって真摯に向き合ってくれるのは、子どもにとってかけがえのない財産だと思う)


ジンクス・モンスーン
(コメディの女王! 奇妙でちょっぴり毒気もあるコメディセンスで他のライバルを圧倒。キャラが憑依しているみたいに役柄にのめり込む。愛情にたっぷり包まれているとは言えない子ども時代を過ごしたことを、逆に自分の糧にした人。傷つきやすいけれど、「誰かにごちゃごちゃ言われても聞き流せばいいのよ」と何度も自己暗示をかけながら努力する人。弟をとても大切に思っているところも素敵。優しい姉であり優しい兄という印象)


アラスカ
(「ハイ〜!」という挨拶でお馴染み。特にレディ・バニーのモノマネが、顔も体型も全然レディ・バニーに似ていないのに、喋り出すと何故か劇的にそっくりで、何度観ても笑える。グラマラスなライバルたちがいる中、ガリガリ体型のアラスカは、セクシーさをアピールするには不利な体型ですが、個性で勝負。他のクイーンにアラスカが「宝石で飾り立てなくても華やかになれるわよ」とアドバイスをしたのがとても印象的)



〈シーズン6〉

アドレ・デラノ
(子どもの心を持ったまま大人になったような人。楽しい時も、特に何も考えていない時も、しょっちゅう「パーティー!」と決めゼリフを言う、茶目っ気たっぷりの愛されキャラ。困ったらとりあえず笑ってごまかしてしまうけど、それが「アドレだから」で許される稀有な個性の持ち主。もしアドレがわたしの目の前に現れて何かやらかしたとしても、わたしはきっと許してしまう)


ビアンカ・デル・リオ
(吉本新喜劇のすち子のファンはビアンカのことも絶対好きになるはず! 頭が物凄く良いから気の利いた言葉がどんどん出てくる。最初は言動がキツ過ぎたけれど、だんだんソフトになっていった。毒舌だけれど相手を傷つけない絶妙な匙加減が出来る人。ビアンカに「あんたって頭カラッポね」「あんたのこと嫌いだわ」とディスられた人が、なぜか嬉しそうに笑うから不思議。普通なら言われた側が怒ったり悲しんだりするような言葉を言っても、ビアンカが言うと爽快! ビアンカは困っているライバルに的確なアドバイスをしたり直接手伝うこともあるので、毒舌がきつくなり過ぎないのは、そうしたビアンカの優しさが根底にあるからこそでしょう)


コートニー・アクト
(超絶美女! コートニーが初登場した時、わたしは女の人が間違ってドラァグレースの会場に迷い込んだのかと思って、思わず動画を一時停止して彼女をじっくり見てみました。顔もスタイルもCGみたいに整っていて、歌も演技もランウェイも完璧。あまりにレベルが高いせいで人の妬みを買ってしまうのか、コートニーが他の人にアドバイスのつもりで言ったことが他の人には「綺麗だからって他の人を見下している」と取られがち。しかし、どんな課題をやっても高得点をマークするのは、生まれ持った容姿のおかげというのもあるけれど、努力家だからこそだと思う)



〈シーズン7〉

ヴァイオレット・チャチキ
(コルセットと言えばこの人。どこまでも細く細くウエストを締め上げて、驚異のスタイルを 披露しました。素の状態だと可愛いけれど、ひとたびスイッチが入ると妖艶美女に大変身。時々、映画やゲームや漫画などで、魅力的な悪役が主役よりも爆発的な人気を得ることがあるけれど、もしヴァイオレットが二次元のキャラなら、きっとセクシーな悪役で、熱狂的なファンがついて、スピンオフ作品が生まれそう。シーズン8のファイナルでヴァイオレットが登場した時は、まるでダークファンタジーの国の女王のようで、ヴァイオレットが登場した途端に感激で息をのんでいる様子の人たちが会場内に大勢いました。自分をブランディングすることがとても上手で、現在もSNSなどで徹底して退廃的な美しさをアピールしています)


カティア
(カティアが「失敗するのがとても怖い」「自分で自分を愛せない」と苦しんでいる様子にとても共感出来ます。逆境をバネに出来るタイプとは言い難く、ストレスがかかるとパニックになりがちですが、性格の良さがあらゆる場面で伝わってくる人なので好感度が高いです。作り笑いや嘘泣きをせず、いつも自然体のイメージ。媚を売るようなあざとい発言をすることはなく、思ったことを素直に話す感じ。コメディ演技が得意で、自然とキャラクターになりきれるのも素敵。もしカティアに悩みを打ち明けたら、無責任なアドバイスをしたりせず、黙って一緒に苦しみを分かち合ってくれそう)



〈シーズン8〉

ナオミ・スモールズ
(立っているだけで絵になる、脅威の脚長さん。「スーパーモデルが大好き」「ファッションが大好き」と公言するナオミ。自分の長所を活かしてその美脚でどこまでも突き進む。ファッション誌で熱心に学んだというポージングセンスやファッションセンスが洗練されていて、もし今からハイブランドのコレクションに登場しても全く遜色なし。どんなドレスを着ていても、ナオミ自身もドレスもお互い引き立つので、モデルの適性がとてもあると思う)


ボブ・ザ・ドラァグクイーン
(爆弾みたいな個性の持ち主。歴代優勝者を前にしても全く緊張せず堂々と自己アピールし、他のライバルたちが写真撮影の際にポージングしたり作り笑いする中、「証明写真の顔だよ!」と言って仏頂面で写真に写るなど、斬新な発想が出来る人。審査員に「ボブ・ザ・スーパースターだ」と言わしめるなど、スター性が凄まじいせいで、審査員から「あなたは目立ち過ぎるわ」と注意されたこともあります。「誰かに批判されても、自分が優れているからこそ目をつけられたんだと思えばいいのよ」「辛い時はその気持ちを別のことに昇華させればいいのよ」という名言も生みました。ボブが「バッグのお通りよ」とバッグを突き出して歩くポーズも話題となり、シーズン8放送から数年が経った今でも世界中のファンが真似しています)



〈シーズン9〉

ペパーミント
(わたしはペパーミントを見る度にIKKOさんを思い出します。女性らしいところが似ているのかも。おっとりと優しいイメージ。友達になりたいタイプ。容姿は全く似ていないけれど、ブリトニー・スピアーズをイメージしたステージがとても魅力的だった)


ヴァレンティーナ
(初登場時、わたしは欧米人でもないのに思わず「ワーオ!」と声をあげました。目力が強くて彫りの深い別嬪さん。どこからどこまでが素なのかよく分からないミステリアスさと、ニカッと笑ったりウインクを連発する天真爛漫さのアンバランスが魅力)


サシャ・ベロア
(天才肌。他のクイーンたちとは全く別の次元に居ます。今までの、そしてこれ以降のシーズンにも、サシャのようなタイプのクイーンは登場しませんでした。サシャのドラァグはショーではなくもはや哲学だと思う)



〈シーズン10〉


モネ・エクスチェンジ
(ムッチムチの健康的な色気の持ち主。ドラァグクイーンは夜の世界が似合う人が多いけれど、モネはもし昼の世界で女装したまま仕事していても違和感がない気がします。「こういう女性いるよね」と素直に共感出来るタイプ。わたしの友達の中にもモネみたいに素直な子がいるので、モネに親近感がわきます)


ミズ・クラッカー
(差別的意味合いを含んだ名前を、敢えて自ら名乗る風変わりな人。色んな場面で、奇妙な一面が見受けられるけど、わたしは面白いと思う)


アクアリア
(弱冠21歳でどうやってここまで仕上がったの!?と衝撃的な人物。何でも出来る。何でもこなす。例えるなら、みんなが時速80km前後で走っている道を時速120kmくらいでぶっちぎっている感じ。常に追越車線に居続で、どんどん周りを追い抜いていく人、という印象。初登場の時点で、既にドラァグ界での知名度が高く、自信満々で「わたしはスーパースターよ」「あとは王冠をかぶるだけ」と豪語していたけれど、それは若さゆえの暴走ではなく、本当に自分でそう言えるだけの才能もあり努力も積み重ねてきたのだと思う。人魚をテーマにしたステージで、他のライバルたちの多くが美しい人魚に扮する中、ただ一人、原油にまみれた悲しげな人魚に扮するなど、環境問題について世の中に発信していける人でもある)



〈シーズン11〉
※最新シーズン。現在途中まで配信中。


ヴァネッサ・ヴァンジー・マテオ
(好き嫌いがかなり分かれるタイプ。本人も「あたしはアバズレキャラ」と言うだけあって、けっこう、いや、はっきり言ってかなり下品なのだけど、常に目立ちます。はっきりと自己主張出来る強さを羨ましく思う)


ブルック・リン・ハイツ
(バレエで培った身体能力のおかげで、他のライバルより頭一つ抜きん出ている印象。「演技に自信がない」と言いながらも実際はハジけた演技も出来る)
著…齋藤孝『手抜き力』
「手抜き」というと、サボるかのような印象がありますが、そうではありません。

「念のため」「一応」といった的外れで無駄な努力を省くのが「手抜き力」。

ゴールのビジョンを明確に持ち、そこから逆算して段取りをして、要領良く進めないと、ダラダラと大変な思いをしてモチベーションが下がっていくだけ。

適度に「手抜き」をしてエネルギー配分をすることで、時間や労力を節約でき、その空いた分で違うことをすることが出来ます。

早速手抜き力を身に付けたい人には、この本の『第4章 手抜き力を磨くトレーニング』を読むのがおすすめ。
CrowdStar, Inc『Covet Fashion』プレイ日記3
CrowdStar, Inc『Covet Fashion』プレイ日記3
CrowdStar, Inc『Covet Fashion』プレイ日記3
プレイ日記2を書いてから4か月以上経っており、もはやプレイ「日記」と呼んでよいのか非常に謎!

そんなプレイ日記をまた書いていきたいと思います。



〈画像1枚目〉
テーマ「Do It for the Snap」

何と言っても前回から時が経ち過ぎているので、わたくし、ぶっちゃけこのお題の詳細を忘れました!

いや、ぶっちゃけ過ぎだろオオォォォォ!!

わたしの数少ない脳細胞を総動員させて記憶の復活を試みましょう!

確か…、

確か…、

インスタグラマーが部屋の中で何やらお洒落なセルフィーを撮る、

そんなようなお題だったような気がするような、多分なんか違います、すみません。

可愛い感じのコーディネートなら無難だと思うのですが、わたしは褐色の肌には赤や金が映えると思うので、敢えて万人ウケを狙わずに民族衣装チックな、でも部屋の中なんだからデコルテラインは大胆に見せようと思い、こういうコーディネートをしてみました。

デコルテラインどころか、胸元をがっつり露出しているわけですが、目元を印象的な感じに仕上げるのと、指輪だけは銀を選んでみたので、目線が分散して、胸は凝視されないはず、多分。




〈画像2枚目〉
テーマ「The Rule of Love」

遺跡で佇む綺麗なお姉さん、でもいかにもたおやかで男性に守ってもらうタイプの女性というよりも、戦ったら強そうな、長いスカートの下に武器を隠し持っていそうなお姉さんに仕上げてみました。

インディアナ・ジョーンズと戦ったらかなりいい勝負をしそう。

インディアナ・ジョーンズは鞭で戦うけれど、このお姉さんはどんな武器で戦うのでしょう。

『ハムナプトラ』シリーズに出てくる武器が似合いそうだけど、『サイレントヒル』の「レッドピラミッドシング」こと「赤い三角頭」、通称「三角様」が携えている、えげつない大鉈を軽々と振り回して欲しい!

イ、インディなら大丈夫、インディなら三角様の化身とも互角の勝負が出来る、多分。




〈画像3枚目〉
テーマ「Queen of the Elves」

もし自分が『ロード・オブ・ザ・リング』みたいに壮大な旅をしていて、気のいい奴らでしかも頼りになるけれど正直ちょっとむさ苦しくもある野郎共と行動を共にし続けるなら、旅の途中でエルフの王国に立ち入った際、どんなエルフの女王と拝謁願いたいか?

と想像したら、答えはやっぱり「美人」以外には無かった!

ギブミー目の保養!

生身の人間のような感じではなく、ガラドリエル様のように美し過ぎて触れちゃいけない感じの、でもガラドリエル様とはまた違う魅力のエルフの女王。

ということで、氷のような、水晶のような、ガンダルフの杖みたいな、美しい杖を持ってもらいました。

このエルフの女王の腕に敢えて太陽のタトゥーを刻んだのは、この女王陛下も過去に何かあったんだろうな、というストーリー性を込めたいから。

わたしの手持ちアイテムの中にティアラが無いのがとても残念!

近いものを頭に被せてはみたけれど…、あんまり女王っぽくはない。

無課金ユーザーなので、こつこつプレイして、いつかティアラを手に入れます、絶対!
主婦の友生活シリーズ『輝いているのはなぜ? グレイヘアの美しい人』
「若いか老けているかよりかっこいいかどうか」
(P116から抜粋)

という言葉が印象的な本。

『ムリせず自然に美しく グレイヘアという選択』(レビューはこちら→https://20756.diarynote.jp/201808032217118892/)の続編です。

前作同様、黒染めをした髪からグレイヘアへの移行期間や、グレイヘアだからこそ映える鮮やかな色を使ってお洒落を楽しんでいる写真が多いです。

大人の女性が自分の変化に向き合って、より自分らしく輝いていく様子が伝わってきます。

「若さ」と「美しさ」は必ずしもイコールじゃない。

グレイヘアとは、単に白髪を伸ばしっぱなしにすることではない。

年齢を重ねたからこそ出来るお洒落を楽しむ大人の優雅さを感じさせます。

日々ニュアンスが変化していく自分の髪の色を楽しみながら、お肌もネイルもお手入れをして、今まで挑戦しなかったメイクや服に挑戦するなど、グレイヘアは自分らしく生きていくきっかけなのだ、と気付かされます。
映画『インターステラー』オリジナル・サウンドトラック
夜明けよりも少し前、周りがシンと静まり返っている時に、ヘッドホンで聴くのをお勧めします。

ベッドに横たわり、部屋のあかりを全て消して、スマホの電源も落として、映画『インターステラー』で流れる音楽を聴いていると、

だんだん、

自分が今、地球の、自分の部屋のベッドで横になっているのは気のせいで、

本当は宇宙をひとり漂っているような、

そんな気分になってきます。

映画の中でマン博士が絶望的な孤独に打ちのめされて気が触れたように、

今まで平気だったはずの闇が急激にとてつもなく恐ろしくなって、

誰でもいいから自分以外の生き物の気配を感じたくなって、

でも目を開けても真っ暗で。

ヘッドホンを外しても何の音も聴こえず。

ああ、ひとりだ。

と気づかされているうち、

今まで耳では聴こえていたはずなのに気にもとめなかった、部屋の外の鳥の鳴き声、虫の音にハッとして、

まだ暗いうちから出勤して行ったり逆に帰って来る、名も知らぬ人たちが生活する音に泣きたいくらいホッとして、

そしてやがて訪れる夜明けの光の美しさに見惚れます。

世の中には一生かかっても聴き切れないほど沢山の音楽があるけれど、この不思議な感覚を与えてくれるのは『インターステラー』の音楽だけ。

まだ『インターステラー』を観ていない方は、素晴らしい映画ですので忙しくても是非時間を作って観て、その上でこの音楽を聴くことをお勧めします。

地球に居ながらにして宇宙を感じられます。
資生堂『HAKU 薬用 美白美容液ファンデ』
美白美容液・日焼け止め効果のある化粧下地・ファンデーションの機能を兼ね備えた、話題のハイブリッドファンデ。

色のバリエーションは、色が明るい方から、ピンクオークル10、オークル10、オークル20、オークル30、の4色。

わたしは青白くて不健康に見えがちな肌なので、ピンクオークル10が欲しかったのですが、近所のドラッグストアにはオークル10とオークル20しか置いておらず、かといって仕事帰りで他のドラッグストアを回る元気もなく、自宅にある他社の化粧下地が無くなりかけていることから、取り急ぎオークル10を買ってみました。

以下、オークル10を1週間使ってみた感想を、思いつくまま書いていきます。



〈メイクの持続力〉

何と言っても、雑に塗ってもそれなりの仕上がりになってくれるのが嬉しいです。

いや、丁寧に塗れよ!って話なんですけど、朝「あと5分寝ていたかった…」と文句をムニャムニャ言いながら洗顔して、化粧水をつけて、このファンデを手に少量取って、てきとうに顔に塗ると、まるでファンデを丁寧に時間をかけて塗った時みたいに、ムラなく均一に肌へフィットします。

どういう原理でこんなにフィットしてくれるのかは謎ですが、よれにくいです。

さすがに鼻まわりは、皮脂防止下地をつけないでいると、時間が経過するにつれてよれてきてしまうのですが、鼻以外のところは「2時間前にファンデを塗りました」というような状態を長時間キープ出来るので、不思議で仕方ありません。

わたしは「実験してみよう」と思い、このファンデを塗ったまま40℃のお湯で30分間の半身浴をして汗をかいてみたのですが、やっぱり鼻以外のところはほとんど崩れず。

わたしは純粋にこのファンデのみの実力を知ろうと思って、皮脂防止下地を塗っておかなかったので、事前に皮脂防止下地を気になるところに仕込んでおけば、夏場もベースメイクをキープ出来るのではないかと思います。



〈色、カバー力〉

ブルーベースのわたしにはどうしても黄色みが強い印象。
イエローベースの色白さんにはちょうど良い色だと思います。
カバー力が物凄くあるというわけではなく、シミ、毛穴、クマ、ニキビ跡を隠すというよりも、色ムラを無くして均一な肌に見せることで、結果として肌全体が綺麗に見えるんだな…という感想をわたしは持ちました。
肌がワントーン明るくなるといった劇的な効果は感じられませんが、アラの少ない肌に見えるよう自然に整えてくれる感じです。
ツヤ肌というよりは、ややマットな質感の肌になります。
パウダーをつけなくても、鼻まわり以外はさらりとした肌をキープ出来ます。


〈匂い〉
特に嫌な匂いはしません。



〈肌への刺激〉

わたしは特に敏感肌ではないので、特に刺激は感じず。
しかし、友達が「マツコデラックスがCMやってるやつだ!使ってみたい!」と言うので貸したところ、友達は「ピリピリする」と言っていたので、これから購入を考えている方には現品購入前にまずテスターで試してみることをお勧めします。
塗っている時は「まだメイクを落としていないから肌呼吸しにくいな」という感じはあるのですが「負担だ」と感じるほどではありません。←語彙が貧困過ぎてうまく説明出来ず残念です。
一週間使い続ける前と後とでは特に吹き出物などは出来なかったので、わたしの肌には合っているようです。


〈美白効果・日焼け止め効果〉

使い始めてまだ一週間なので、美白効果はまだ不明です。
SPF30・PA+++で、強すぎて肌に大きなダメージを与えることもないので、日常使いする日焼け止めにぴったりだと思います。
日焼け止めは塗ってから時間が経つとどうしても効果が薄れてきてしまうので、わたしはこのファンデを3時間ごとに、目の周りなどシミが出来やすい部分に重ね塗りしてみたのですが、薄く塗ろうと意識して塗ったとはいえ、厚塗り感が出ずに自然な肌でいられるので驚きました。
いちいちメイクを直すのは面倒くさいので、気づいた時に日焼け止めをささっと重ね塗り出来るのが便利です。



〈コストパフォーマンス〉

購入前は「30gしか入っていないのに4,800円+税!?高い!!」と思っていたのですが、実際に使ってみると、かためのテクスチャーなのに伸びがとても良く、少量でも顔全体を塗れるので、すぐ「買ったばかりのファンデをもう使い切ってしまった」という事態は防げそう。
容器がチューブタイプなので、「容器にあと少し中身が残っているのに出しにくい」なんてことにならず、最後まで使いきれそうです。
普通のファンデを使う時のような量をうっかり出してしまうと、一度のメイクでは使いきれなくなるので要注意。
美容液、化粧下地、日焼け止め、ファンデをそれぞれ買い揃える場合の合計金額を考えるとコスパは悪くないと思います。


〈結論〉

普段使いにぴったり。
ただ、わたしの個人的理想は「内側から発光しているような肌」で、このファンデでそこまでの肌になれるか断言しかねるので、あくまでも、特別な日用としてではなく普段使い用としてお勧めします。

特に、

・化粧下地、ファンデ、コンシーラー、パウダーといった手間暇をかけず、ぱぱっとベースメイクを完成させたい
・手間暇はかけたくないけれど、それなりに綺麗な仕上がりにしたい
・絶対日焼けしたくない

というのをファンデ選びの時に重視する人にお勧め。
アンファー株式会社『スカルプD ボーテ ナチュラスター スカルプシャンプー』
リピートし続けているスカルプシャンプーです。

洋梨と百合の香り。

甘さがありながらも決してくどくない上品な香りなので、髪を洗う度に癒されます。

蜂蜜のようなとろみのあるテクスチャーで、きめ細かい泡が立ちます。

従来のオーガニックシャンプーはきしむ印象が強いのですが、このシャンプーはアミノ酸系の洗浄成分配合で優しく洗えるおかげか、よほど元々の髪にハイダメージが無い限り、きしみません。

よく泡が立つので、頭皮の上にしばらく泡を置いて泡パックすると気持ち良いです。

ドライヤーで乾かした後の髪の根元の立ち上がり方が明らかにふわっとするので好き。

本体価格
350mlで1,806円。

安くはないけれど、使用感が良いこと、ドラッグストアなどでも買えること、サロン専売品のシャンプーを買うことに比べたら、良心的な価格だと思います。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190420-00416488-fnn-soci

何も悪くないのに、「たまたまその日、その時間に、その場所へ行き、事故現場に居合わせた」というだけで、怪我をさせられ、命を奪われる…。

被害者の方々の恐怖、痛み、苦しみ、悔しさ、悲しさ、といったものを想像し、また、今後辛い思いを背負っていかざるを得ないであろう遺族の気持ちを想像すると、車という物は便利だけれど猛スピードでぶつかってくる殺人凶器になり得るということに改めて気づかされます。

しかし、車を運転する誰もが事故を起こすリスクがあるとはいえ、これはもう「事故」の範囲を超え、殺人事件です。

今、世の中では自動ブレーキなどの開発が進んでいますが、さすがに100キロものスピードでぶつかろうとする車にはそのシステムは作動しきらなかったでしょう。

これまでも高齢者が車を暴走させる事件が何度も発生し、その度に罪のない人たちが命を奪われたり、大怪我の後遺症を抱えながら生きていかざるを得なくなったのに、いまだに高齢者から強制的に免許返納をさせる仕組みとなっていないことに非常に憤りを感じます。

一体何人殺されれば制度そのものが変わるのか…。

自分が被害者の立場だったら?

「運転するのはその人の権利だから」

「免許更新時までは、免許更新を却下するほどの異常が見当たらず、更新できたのだから仕方ない」

などと言われて納得出来るかどうか?と考えたら絶対納得出来ません。

もしこれが飲酒運転なら、「飲んだら乗らない」が鉄則であり、飲酒運転をする人だけでなく、その人が飲酒運転をすると分かっていながら止めずに飲酒運転を幇助した人にも責任が生まれます。

加害者がいくら経歴がどれだけ立派な人物であろうと、もう87歳で、右足が不自由で杖をついて歩くこともあり、車庫入れがうまくいかなかったりと運転能力が十分とは言えないのだから、周りも運転を止めるべきでした。

人権侵害だと言われようが何だろうが、免許返納をさせたり、車を取り上げていれば、罪のない人たちが殺されたり怪我をしなくて済んだのに。

みんなで問題を放置したことで、みんなでよってたかって31歳の女性とその娘の3歳の女の子を殺してしまった…。

加害者が誰であろうが、罪はきちんと償って欲しいです。

償ったところで、失われた命は戻らないけれど。

事故後すぐ、「アクセルが戻らなかった」と言い訳をして車のせいにしたり、保身に走って揉み消そうとするのはどうかと思います。

忖度しては駄目。

やったことはやったこと。

誰であろうが関係ない。
訳…浜崎絵梨 監修…国分良成『図解 はじめて学ぶみんなの政治』
「政治」と聞くと堅苦しいイメージがありますが、この本は誰もが政治に興味を持ちやすいように作られています。

フルカラーで、漫画を豊富に使い、子どもにも分かりやすい表現で政治について教えてくれます。

例えば、民主制・共和制・絶対君主制といった様々な政治の成り立ちとメリット・デメリット、選挙権を勝ち取るまでの歴史と投票の仕組み、世界中で実際に今起きている現代の社会問題(戦争、テロリズム、移民、難民、差別、地球環境への責任など)についても解説。

もっと早くこの本が出版されていたら良かったのに!

学生時代のうちにこの本と出会えていたら、わたしはもっと世界史や政治経済の授業に楽しく取り組めたのに。
著…荻上チキ、内田良『ブラック校則 理不尽な苦しみの現実』
生まれつき髪が茶色いのに髪を黒く染めさせられる、日焼け止めクリームを塗るのを禁じられる、心の性別への配慮がなく制服を制限される…、そんな納得しがたい校則についての本。

わたしも小・中・高校で、こうした校則に苦しんできました。

わたしはもともと地毛がやや茶色いので、生徒指導の先生から「染めるのは校則違反だ!」と言われて、「地毛です」と言い続けていました。
「子どもの頃の写真を持って来なさい」と指示され、何度持って行ったことか。
写真を見せたら見せたで、「子どもの頃は髪が茶色くて、後から黒くなる人もいる。写真は証拠にならない。黒く染めなさい」と言われて、じゃあどうせーっちゅーねん!と困ったこともありました。

日焼け止めクリーム塗布禁止も意味不明。
日焼け止めは化粧と同じだ、という考え方らしいけれど、一度浴びてしまった紫外線によるダメージを0にすることは出来ません。
体育の授業、屋外での行事などで蓄積されたダメージは大人になってからシミ・シワ・たるみとして現れるし、皮膚ガンなどのリスクもあります。

一番納得出来ないのは制服の制限。
わたしの同級生の中に、体の性別は男性だけれど心は女性、という子がいて、その子はスカートをはきたがっていたけれど、「男だからダメだ」と言われてガックリきていたし、髪の毛を伸ばしたかったけれど髪を長くすると先生から「男子はみんな丸刈りだ!」と怒られていました。
その逆で、体の性別は女性だけれど心は男性、という子は、スカートをはくのが嫌で、仕方なくスカートの下にジャージをはいていたけれど、それも先生に怒られていました。

もう平成も終わるというのに、いまだにこうした校則が世の中に残っていることに驚かされます。

改善してきている学校もあるけれど…。

子どもたちにはこれ以上同じ思いをさせたくないです。
著…一田和樹『ネットの危険を正しく知る ファミリー・セキュリティ読本』
ネットバンキングの口座などからお金を奪われたり、なりすましによって社会的立場を危うくされたり、サイバー犯罪の加害者に仕立て上げられたり…。

「自分の身にそんなことが起きるはずがない」と根拠のない自信を持ってしまっている人に、この本をお勧めしたいです。

ネットの世界は無法地帯。
誰かが責任を持って安全管理を行っているわけではなく、何が起きてもおかしくありません。

わたしはこの本の第2章を特に興味深く読みました。

第2章には、SNSや動画共有サービスを利用する際の注意点が書かれています。

「気がつくと近所の人たちに、昨晩の献立から見ていたテレビ、最近の心配事や夫婦げんかの理由まで知られているということになりかねません。近所の人だけでなく、空き巣や犯罪者にも知られてしまいかねません。みなさんのお子さんが、食事中スマホをいじっていたら、それは生放送しているのかもしれません」
(P63から抜粋)

そう考えるとゾッとしますよね。

発信した情報を誰が目にするか分かりません。

旅行中だという情報をSNSに載せたら空き巣に「留守です」とわざわざ知らせるようなものだし、よく行くお店を動画で紹介したらストーカーに待ち伏せされるかもしれません。

また、わたしは先日繁華街を歩いていたら、一人で歩きながらスマホに向かって喋り続けている人を見かけました。

恐らく、動画撮影をして何らかの動画共有サイトにアップロードする、もしくは今まさに生放送配信中だったのかもしれませんが、注意力散漫になって危ないし、実際にその人は歩きながら他の人にぶつかっていたから、見ているこっちがハラハラしました。

そのまま車に轢かれたり、階段から落ちたりしたら危ないのに!

それに、動画に映り込みたくない人もいるから、不特定多数の人がいる場所での撮影はトラブルのもとにもなります。

もし撮影者本人が「後で編集して通行人の顔は消すよ」というつもりでも、そんなこと周りの人たちには分からないので、「お前、俺を撮っただろう!」と殴られたりするかも。

それに、もしかしたらストーカーや暴力の被害者がたまたま映ってしまって、加害者に居場所を特定されてしまうかも…。

自宅内で撮影する分には何があっても自己責任だけれど、屋外での撮影で不特定多数の他人を巻き込むのはやめて欲しいです。
著…米澤ようこ『フランス流 捨てない片づけ ちょっとした整えグセで部屋は見違える!』
「家を片づけないといけない」と義務的になるのではなく「家を整えられる」ことを楽しもうという本。

まず、お気に入りの場所を「S席」と捉えて、S席がより寛げる場所になるよう整えることで、身の回りを整えるクセを身につけていこうという内容。

「S席」がダイニングなのか、リビングなのか、キッチンなのか、ベッドルームなのか、といった場所別の整え方が書かれていて、すぐ参考になります。

なお、わたしのS席はバスルーム。
日本は湿気が多いので、カラリとした気候の外国のバスルームのように色んな物を飾るのには向いていないので、最低限のものしか置けないそうです。
確かに、例えばシャンプーのボトルをバスルームに置きっ放しにしていると、いつの間にかどうしてもボトルの底がヌルヌルしちゃいますものね…。
わたしも早速、滅多に使わないものはバスルームから出してみました。

また、映画『アメリ』の部屋はヒントが沢山あり、インテリアや色使いが必見…と書かれているのを読んで、久しぶりに『アメリ』が観たくなりました。
アメリのお部屋は、決して物が少ないわけではないけれど、色使いが綺麗で、さりげなくアートを取り入れたり、好きな物に囲まれた、魅力的なお部屋ですよね。
THREE『バランシング クレンジング オイル』
一体何年間リピートしているのか分からないくらい大好きなクレンジングオイル。

ベルガモットやローズマリーといった精油の香りが好きな人には堪りません。

メイクを落とすのって面倒くさい作業だけれど、これを使う時は楽しいです。

メイクを落としているだけなのに、アロマテラピーをしているみたいにリラックス出来るので、メイクと一緒にストレスも落ちる気がします。

残念ながらウォータープルーフタイプのアイメイクは落ちにくいので別途アイメイクリムーバーが必要ですが、サラサラとしたテクスチャーで肌によく馴染む使用感が好きです。

鼻の角栓がポロポロ取れるのも嬉しい。

200mLで本体価格4,000円 + 税という、クレンジングオイルにしてはかなり強気なお値段なので、毎日は使えず、その時の体調に合わせて他の会社のクレンジング用品を使い分けることもありますが、心身ともに疲れた時はこれを使って癒されています。

もう少し安くなってくれれば毎日使えるのに…。
『ファイナル・テーブル シーズン1』の全体的な感想とエピソード1「メキシコ」の感想
ブラジル、メキシコ、フランス、エクアドル、ジャマイカ、スペイン、ニュージーランド、イギリス、アメリカ、カナダ、スコットランド、南アフリカ、オーストラリア、日本といった世界各国のシェフ24人が2人1組でコンビを組み、料理の味・見た目・独創性・メッセージ性などを競い合い、世界一のシェフを決める、Netflixオリジナル番組。

まるで世界一周旅行をしているかのように、毎回違う国の料理がテーマとなります。

メキシコ料理の次はスペイン料理、その次はイギリス料理…、といった具合に。

指定された国の料理ならばどんな料理でも自由に作って良いわけではなく、例えばメキシコ料理なら「タコス」、スペイン料理なら「パエリア」といった、具体的な料理名が厳密に指定されます。

しかも、シェフたちが料理名を知らされてから、その料理に相応しいと自分たちが思う食材を選び、自分たちらしく調理し、自分たちらしい盛り付けをするまでの制限時間は、なんと60分のみ!

出場者の中には、ミシュランの星を獲得しているシェフもいるけれど、星の有無によって審査が有利になることはありません。

行ったことが無い国の、作ったことも食べたことも無い料理がテーマとなることもあるので、みんな必死!

まず、テーマ国出身の審査員3人が料理を食べて審査を行い、シェフたちは優秀な組とイマイチな組とに分けられます。

優秀な組は次の回へ進出決定!

イマイチな組には敗者復活のチャンスが与えられます。

敗者復活戦では、その国を代表する有名シェフが審査員として登場。

有名シェフからは食材が指定されます。

例えばメキシコ料理なら「サボテンの茎と実」を主役にした料理を、やはり60分間で作るよう求められます。

その敗者復活戦においてもやっぱりイマイチだった組はその回で敗退…。

こうして毎回1つの組が番組から去って行き、最終エピソードではコンビ戦ではなく、ついに1人1人での戦いとなり、最終的には最高のシェフがたった1人だけ選ばれます。

この番組をわたしと一緒に観た友人は「料理はスポーツじゃないのに競うのはおかしい」と批判的でしたし、そういう意見も尊重すべきですが、わたしはこの番組を気に入っています。

初めて見聞きする食材の数々に好奇心を刺激されるし、毎回毎回豪華なご当地食材を用意している番組スタッフの努力を尊敬するし、シェフたちの手元がアップで映るので調理や盛り付けの手順が見られて勉強になるし、シェフたちが今まで知らなかった外国の食文化を次回以降作る料理にも自然と取り入れていく過程が興味深いし、シェフたちがお互いの健闘を讃え合って握手したりハイタッチしたりハグする姿が好き!

そして何と言っても、審査員として登場する有名シェフたち一人一人の料理への美学に痺れます。

わたしは料理に詳しいわけではないので、この有名シェフたちがどれだけ凄いのか事前知識が全くないのですが、有名シェフたちが料理をする姿やその料理に込められたメッセージから(画面越しには料理の見た目しか分からず、実際に味わうことは出来ないのがとても残念!)、料理とは単に食欲を満たすだけでなく五感すべてを満足させる何かがあるのだ、と伝わってきます。

非常に興味深い番組だと思いますので、観ないのは損。

美味しい料理を食わず嫌いしているようなもの。

そこで、この番組のそれぞれの回で特にわたしの印象に残った料理やシェフたちの様子についてご紹介していきたいと思います。

全ての料理について詳細に説明してしまうとネタバレになってしまうので、要所のみ。

これからこの番組を観るかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。

それでは早速エピソード1から参ります!


〈エピソード1 テーマ国「メキシコ」の感想〉

● 指定料理「タコス」

・サボテンの果肉の上に、巻いたトルティーヤと、金箔を飾ったバッタを乗せ、チリとメスカル酒のソースを添えた一皿
(チャールズ&ロドリゴの作品)

しょっぱなから凄いのが来ました!
テーマがメキシコなので、自ら率先してサボテンを使うシェフたちが現れることはわたしも想定していましたが、サボテンだけでなく、意外な食材も登場しました。
それはバッタ!
今後は食糧難の時代が来ることを想定し、「持続可能な食材として、バッタが美味しいことを伝えたい」と、なんとバッタを使ったタコスを作るとは…。
未来まで見越した料理ということでしょうか。
盛り付けもどこか近未来的。
審査員にも「トルティーヤとバッタの食感が合う」と高評価でした!
バッタはメキシコでは割と一般的な食材のようです。
日本で言えば、イナゴよりも更にポピュラーな位置付けなのでしょうか?
それにしても、人口の増減、資源の枯渇といった問題があり、現代のわたしたちにとって馴染みのある食文化を今後も維持出来るかどうかは分からないし、いずれ虫を食べないと生きていけない時代が到来するなら、虫を美味しく食べられるレシピを考案してくれるのって有り難いですよね。



・青いトルティーヤの上に、マスの卵、コーンカスタード、ウニ、サルサを乗せ、ハラペーニョを添えた一皿
(シェーン&マークの作品)

シドニーの海を表現したという料理。
世間一般的なタコスのイメージとはかけ離れた見た目だけれど、食べるのが勿体なくなる、宝石のような優雅さが素敵。
パーティーでお客様に出したらテーブルが華やぎそう。
トルティーヤとウニは合うそうなので、わたしもウニの旬を見計らってトルティーヤと合わせてみたいです。
醤油をかける以外のウニの食べ方に気づかされました。
また、審査員のリアクションを見ると、この料理はチリがとても効いているようなので、辛党のわたしとしては是非食べてみたいです。



・トルティーヤの上にパイナップルと豚肉を乗せた伝統的なタコスと、アジア風の羊の焼肉を乗せたタコスに、ポン酢とアジア風コンソメを合わせた一皿
(ラファ&エスドラスの作品)

さりげない盛り付けだけれど、実はとても手が込んでいることが伝わってきます。
その見た目から味を想像しやすいこと、サイズ、量、内容から考えると、胃もたれしたりせず食べ切れそうなので、もし日本のカフェで出したら、老若男女問わず注文しそう。



●指定食材「サボテンの茎と実」

・コリアンダーとライムとネギで作った緑色のソースの上に、塩を振ったサボテン、いぶしたハマチ、焼いたサボテンの果肉のサルサを添え、花とハーブで飾りつけた一皿
(アレックス&アッシュの作品)

サボテンの茎と実ではなくハマチが主役になってしまった印象ではありますが、いぶしたハマチの味と食感を想像するだけでお腹が空いてきます。
甘酸っぱさと塩気が感じられる味とのことなので、カルパッチョのようなイメージでコース料理に出てきてもおかしくなさそう。
わたしもサボテンが手に入れば真似して作ってみたいです。
『サンタクラリータ・ダイエット』シーズン3の感想
わたしは平成30年4月9日にNetflixオリジナルドラマ『サンタクラリータ・ダイエット』のシーズン1からシーズン2の全エピソードを一気に観終わってしまい(その時の感想はこちら→https://20756.diarynote.jp/201804092115013026/)、それからというものシーズン3の配信をずーっと待ち望んでいました。

自分の計画性の無さが恨めしい!

なぜもっとゆっくり時間をかけて少しずつ観なかった!?

シーズン2の最後が物凄くその後の展開が気になる終わり方をしたので、続きを待ち続け、ついに平成30年3月29日に待望のシーズン3が配信開始されました!

1年も待った甲斐がありました。

やっぱり面白い!

しかし、何と言ってもこれはゾンビが人を喰い殺すドラマ。

だから笑って観たらいけないのだろうけれど、そこでそう来るか!とビックリするようなピンポイントで笑いのツボを狙ってくるシーンが多いので、うっかり笑ってしまい、罪悪感というか背徳感のようなものも感じてしまうけれど、ついつい続きを観てしまいます。

頭しかないゾンビのゲイリーは、シーズン2の時よりも腐ってしまって更にグロテスクになったのに、性格が凄く良いので、キモ可愛く見えてきたし…。
特に、アレクサを使いこなしてウキウキしているゲイリーが何だかとっても可愛い!
アレクサがあれば首から下の体が無くても仕事が出来る、と分かって、生きがいを見つけたゲイリーの敏腕ビジネスマンっぷりが素敵。
多分ゲイリーはこれ以上腐っちゃうと脳機能や発声機能が著しく失われて、ゲイリーの姪っ子やその赤ちゃんの将来を見守ることが出来なくなると思いますので、くれぐれも定期的な腐敗防止処置を忘れずに実施して欲しいです。

人がゾンビ化する時に何故か必ず吐き出す謎の生物「タマアシくん」もだんだん可愛いペットに見えてきて、わたしも飼いたくなってきたし…。
果実から蜘蛛の足が生えているかのような奇妙な見た目だけれど、知能が高く、攻撃能力もあり、生み主に懐き、移動速度も速いのが何とも言えない魅力!
しかし、タマアシくんはペットショップにも保健所にも野良にもいないので、タマアシくんを飼うためにはまず自分がゾンビになる必要があるため、飼うまでのハードルが高いし、何と言っても餌が、じ、じ、人肉なので、責任を持って飼い続けられ…る…か?
ちょっと…、いや、かなり、だいぶ無理!
また、タマアシくんは生み主から離れると死んでしまう、という新ルールが追加されたので、尚更タマアシくんの正体が気になります。
一体何なんだタマアシくんは!?
あのセルビアの赤い貝の中身(ウイルス?)が人間の体内に入ることによって変化してタマアシくんという生物となったのは多分間違いないでしょうが、体内に留まって宿主を操作するのではなく、必ず体外へと吐き出されるのが謎。
タマアシくんってどういうシステム!?

エリックのアビーへの片思いも応援したいし…。
そういえばエリックはめちゃくちゃいい奴なのに、女友達はアビーしか居なさそうだし、男友達も全く居なさそうなのが凄く気になります。
わたしならエリックと友達になりたいのに…。
不思議でたまらない…。
ラモーナは友達とは呼べないですものね。
ラモーナはエリックが大人の階段をのぼるお手伝いをしてくれた人物だけれど、それはエリックを利用するための対価としての行為だったので、「僕のことを好きになってくれた」と勘違いしてルンルン気分だったエリックにとってはほろ苦い思い出の女性となってしまったし…。
アビーはエリックの気持ちにとっくの昔に気づいているけれど、両思いになれるかどうかはアビーの気持ち次第ですから、エリックに頑張って欲しいです。

シーラを神からの使いだと勘違いしてシーラがゾンビであることを周りの人に言いまくる人や、自ら進んでわざわざゾンビになっちゃう奴、ゾンビ退治専門の騎士、ゾンビの持つ不老という面に着目して美容業界で一儲けしようとする輩も登場して、シーズン3はより予測不能な展開に!

というような調子で、続きが気になって再生しまくった結果、なんと!

…わたし、3月29日に配信開始されたシーズン3の全エピソードを、3月30日には全て観終わってしまいました…。

何ということでしょう!

これからまた1年待たないとシーズン4は配信されないというのに!!

というかまだシーズン4はまだ制作発表すらされていないのに!!

何てこった!!



——————————-

後日追記。

打ち切りが決定したそうです。

シーズン4は制作すらしてもらえません。

何てこった!!

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