*注* 動物に関してのことですが、下ネタ注意。

 実家に住む我が両親が、飼い猫のためにペット用のこたつを飼うことを決心したようです。
 理由はその飼い猫が人間用のこたつに入る度に、そのう・・・体内に蓄えた水分をお漏らしあそばすから。・・・ええい儘よ、婉曲に表現すると余計想像がリアルになる。そう、漏らすのです。こたつに入ると。猫なのに「パブロフの犬」の如く。その猫が人間用こたつを「毎年冬になると人間たちが居間に設置してくれるあたたかく柔らかで素敵なおトイレ」と思っているのか思っていないのかはわかりませんが事実としてしょっちゅうやらかしてくれるのです。春・夏・秋は猫用のトイレでしてくれるのに・・・。こたつで漏らすのは水分のみだからまだマシなのかもしれませんが(>_<)
 やはり柔らかであたたかなこたつの中は魅力的なのか。猫にとっては気持ち良いことこの上ないのでしょう。されど人間からすれば水分の存在に気づく度にこたつ布団をコインランドリーに運ばねばならず大変なのです。最初のうちは人間も闘魂を見せておりました。こたつへ入ってぬくぬく温まりながらみかんを食べてテレビを観る、冬にしか味わえぬ無上の喜びを水分のために失ってはならぬ、と何度も何度もコインランドリーへ行っていたのです。何年も何年も。
 が。

 人間はついに猫に敗北しました。

 こたつ布団をコインランドリーで洗って乾燥させている間、人間はストーブの前に集合するか、カーペットの上にタオルケットを置いてそれにくるまる、暖房を効かせる、など様々な暖のとり方があるのですが・・・「こたつがない」という侘しさに負けたのです。
 人間は計画を立てました。
 猫のためにペット用こたつを買い、猫にはそのペット用こたつの中でのみ思う存分水分を・・・(以下略)。その効果で人間は人間用こたつを死守する、という計画です。ペット用こたつは自宅の洗濯機で丸洗いが出来るので、長い目で見ればコインランドリー代も浮くのです。
 さあ、ペット用こたつを買うことで人間は水分の悪夢から逃れ、心地良い冬の暖かさを取り戻すことができるのでしょうか? こたつに肩まで入って穏やかな気分でテレビをだらだら見れる日を?
 ・・・猫がペット用こたつを気に入らなかった場合を考えると・・・。ただ今我が脳内で「その時は人間がペット用こたつに入ればいい」というプライドを捨てた考えが浮かびました。おおいけません。いけません。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索