欲しい欲しいと思いながら、なかなか買えずにいたのですが、いつか電子ピアノを買うためにとコツコツ貯金してきたお金がある程度貯まってきました。

わたしはコロナに関係無く低収入な職業であるため、電子ピアノを買わずにこのまま老後の資金として貯め続けるのが無難なわけですが…、ピアノが弾きたいんです!

というわけで、楽器店や家電量販店をあちこちハシゴしました。



〈わたしの電子ピアノに希望する希望〉

●実家ではKAWAIのアップライトピアノを、ピアノ教室ではKAWAIのグランドピアノを長年弾いていたが、今はマンション住まいなので電子ピアノを探している。昼夜問わずヘッドホンを使用予定。アップライトピアノのサイレント機能を使うことは考えていない。

●防音カーテンは部屋に設置済みで、電子ピアノは壁から離して設置するが、マンションの他の方への迷惑を避けるため、特大の防音マットも併せて購入したい。

●木製鍵盤が好み。出来るだけグランドピアノに近い鍵盤とタッチがいい。88鍵盤欲しい。

●クラシックもジャズもJ-POPも弾きたいので、曲によって音色やタッチを変更出来ると嬉しい。

●ベヒシュタイン、スタインウェイ、ベーゼンドルファーの音色が好きなので、そのうちどれかの音を録っている電子ピアノだと嬉しい。もちろん本物とは違うので多くは望まないが、それっぽいものだと電子ピアノで曲を練習する時にテンションが上がる。スタインウェイ風の音色で辻井伸行さんの曲を弾けたら最高。

●バッハを弾くときに使いたいので、ハープシコードやパイプオルガンの音色も入っていると嬉しい。また、ハープの音色も好きなので出来れば欲しい。

●予算は出来れば40万円以内に収まると嬉しい。40万円を少しはみ出すくらいなら何とか出せるが、50万円をはみ出すのは今後の生活費にも影響が出かねないのでNG。

●本体の色はインテリアに合わせるため白が良い。が、黒の方が馴染みがあるため黒も候補に入っている。

●子どもがいるわけではないし一緒にピアノを弾ける友達もいないので(言ってて悲しくなってきた)、連弾機能は付いていなくても良い。

●Pad Proと繋げたら便利だろうけれど、今のところはアプリやBluetoothと接続する便利な機能は多分使わない。



と店員さん方にわたしの住宅事情や予算も含めて相談したところ、色々な電子ピアノを試弾させていただきました。

正式には「電子ピアノ」ではなく「デジタルピアノ」と呼ぶそうなのですが、ここでは「電子ピアノ」で呼称を統一いたします。

KAWAI、YAMAHA、Roland、CASIOなどの色んな電子ピアノを弾き比べさせていただいた結果…、

決めきれずにまだ迷 っ て い ま す!!

どれもそれぞれに良さがある!!

店員さんからは「もしご予算が20万円以下でしたらメーカーによって性能にバラつきがあるのですが、ご予算が30万円以上の方ですとどのメーカーも良い物を出しているので、好みの問題となります」とアドバイスをいただきました。

うーん、迷います!!

しかし、延々と迷っていても仕方がないから、とにかく候補を3つに絞ろう!と思って、絞ったのはこちらの3つ。

それぞれわたしが思ったことも挙げていってみます。

素人による感想なのですが、同じように電子ピアノの購入を検討している方の参考になれば良いなと思います。

なお、RolandのLX708も試弾して音の美しさとしっとりした弾き心地に驚いたのですが、「最近全然ピアノの練習をしていないわたしでもこんなに綺麗な音を出せるの!? 真面目な人ならともかく、生まれついてのサボり魔のわたしはこの音色に満足して練習を怠るかもしれない」とかえって不安になってしまったので、敢えて3つの候補からは外してあります。




●CASIO CELVIANO Grand Hybrid GP-310

・オープン価格。概ね税込33万円前後で販売されている。

・ベヒシュタインとのコラボ。

・主に「ベルリン・グランド」「ハンブルク・グランド」「ウィーン・グランド」の音色が入っており、「ベルリン・グランド」はベヒシュタインの音色。「ハンブルク・グランド」にはスタインウェイ風、「ウィーン・グランド」にはベーゼンドルファー風の音色が入っている。

・GP-510やGP-1000に比べると音色数は少ないが(この2つだと税込42万円以上に値段が跳ね上がる)、ハープシコードとパイプオルガンの音色は入っている。

・「グランドピアノロック」という音色はロック系の音楽を弾くのに、「グランドピアノジャズ」という音色はジャズを弾くのに適している。

・本体カラーに白(ホワイトウッド調)があり、既に発売済みである。白が人気で現在メーカー在庫欠品中だが、2020年11月には白が入荷見込みありとのこと。



●YAMAHA Clavinova CLP-775

・税込30万円前後で販売されている。

・YAMAHAの「CFX」とベーゼンドルファーの「インペリアル」、現代のピアノとは異なる古いピアノの音色が「モーツァルトピアノ」「ショパンピアノ」として入っている。(CLP-785には「スカルラッティピアノ」「ベートーヴェンピアノ」が入っているが値段が税込40万円前後に跳ね上がる)

・「ポップグランド」「ジャズグランド」「ロックグランド」など幅広い音色がありパイプオルガン、ハープシコードの音色が入っている。

・アプリやBluetooth接続などの機能が充実している。

・本体カラーの白(ホワイトアッシュ)は2020年12月に発売予定だが新型コロナウイルスの影響で発売時期が変更になる可能性が0ではない。
※〈10月23日追記〉楽器店の方から「発売は12月ですが、ご注文いただいている客様のご自宅にお届け出来るのは最短でも年明けだと思います」と教えていただきました。



●KAWAI Concert Artist CA79

・税込30万円前後で販売されている。

・「SK-EX」「EX」「SK-5」の音色が入っている。

・パイプオルガン、ハープシコード、ハープの音色が入っている。

・わたしは長年KAWAIのアップライトとグランドピアノを弾いてきたので、最もタッチやKAWAI独特の低音に馴染みがある。

・本体カラーに白(プレミアムホワイトメープル調)があり、発売済み。




…うーん、迷う!!

本体カラーを白にこだわらないのであればこの3つ以外も候補として上がってくるので物凄く迷います。



____________________

〈10月23日追記〉

本日、楽器店で「CASIO CELVIANO Grand Hybrid GP-310」の白を注文しました。
どの電子ピアノを買うか最後まで迷いに迷ったのですが、「ベルリン・グランド」の音色の美しさが決め手となりました。
「ベルリン・グランド」は「GP-510」や「GP-1000」にも入っており、この2つの方が「GP-310」と比べると音色や音色数が豪華なのですが、「GP-310」より約10万円もお値段が高いのです。
そして「GP-510」と「GP-1000」に白はありません…。
黒のみです。
黒も美しいのですが、わたしの第一希望は白。
というわけで今回は「GP-310」の白を購入しました。
電子ピアノはあくまでも電化製品であり、約10年ほど持てば上々といった感じなので、今回は「GP-310」を購入して差額の約10万円を大事に貯めておき、いずれ「GP-310」が修理不可能になった時に新たに電子ピアノを購入する資金に回したいと思います。
B’z『兵、走る』
「ゴールはここじゃない」

「まだ終わりじゃない」

こういう言葉を言える人間に、自分もなりたい。

そう思って、ラグビー日本代表の試合を応援したら、この歌詞通りの選手たちのひたむきな姿に、そして観客たちの熱い声援に、わたしは心を突き動かされました。

汗だくで、ケガをしていないところは無いんじゃないかってくらい身体中ボロボロで、それでもなお必死に走り抜けて何度も何度もトライを決めようとする選手たち。

声が枯れるまで、いや、枯れたとしても必死に腹の底から声を絞り出して、全身全霊で選手を応援しようとする観客たち。

これは現実なんだろうか? 映画のワンシーンでも見ているんじゃないだろうか? と我が目と我が耳を疑うくらい、感動しました。

今夜の「日本対南アフリカ戦」は、残念ながら日本が負けてしまったけれど、観客たちがいつまでもいつまでも選手たちへ歓声をあげていて、選手たちは観客たちへ手を振っている、それが堪らなく素敵。

そして、選手たちが、観客たちの中にいた家族のもとへ走っていく姿に、わたしはハッとしました。

ああ、B’zの『兵(ツワモノ)、走る』の曲において、ツワモノたちは試合を戦い抜くため走っていたけれど、ツワモノたちは戦が終われば家族のもとへ走るんだ…と気づいたら、わたしもついもらい泣き。

選手たちが我が子を抱きしめるシーンでは、自分の涙でTV画面が見えなくなりました。

涙なんて出てもらっちゃ困る! この光景を目に焼き付けておきたいのに! と涙を拭っても、互いに健闘を称え合う選手たちの様子にも、選手たちの家族の表情にも、胸が熱くなるばかり。

選手たちだけでなく、選手たちを応援した全ての人たちに、「お疲れさま」という労いの言葉だけで無く、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたいです。

そしてわたしはまた『兵、走る』をじっくり聴き込みます。

なんてかっこいい曲なんだ!
BABYMETAL『紅月-アカツキ-』
アルバム『BABYMETAL』収録曲。

この曲は、死者の世界にも一気に駆け抜けていって、大切な人の魂へまっすぐ届きそう。

X JAPANとBABYMETALがコラボしているかのように合成された動画をYouTubeで観ていたら、

歳をとったHIDEがこのステージで楽しそうにギターを演奏している姿や、

若い女の子たちがメタルを演るのを嬉しそうにサポートするHIDEの笑顔を想像して、

わたしは涙でじわじわと画面が見えなくなり、

やがて動画にHIDEが愛用したギターが映し出されたことで、完全に画面が見えなくなりました。

「幾千もの夜を超えて
生き続ける愛があるから
この身体が滅びるまで
命が消えるまで
守りつづけてゆく」

亡くなってからも新たなファンを増やし続け、勿論亡くなる前からのファンも根強いHIDEへ捧げるかのような歌詞。

また、HIDEだけでなく、TAIJIや、これまでに亡くなった沢山の素晴らしいミュージシャンたちが生み出してきた音楽が、たとえ創り手が亡くなろうとも、生きている者たちの心の中で守られて受け継がれていく、そんな誓いの曲でもあるとわたしは思います。

みんなが旅立った先が天国なのか地獄なのかは分からないし、人によっては敢えて地獄行きを選んでヘヴィメタル道を爆進しているかもしれないけれど、この世の人たちがこんな風に想っていることがあの世の人たちにも伝わっているといいなあ。

もしかしたら、死者の世界でも実はこんな風に、亡きミュージシャンたちがこちらへ向けて全身全霊でライヴをしているかもしれません。

『紅』や『Rusty Nail』といった名曲と共に、あの世のライヴ会場でこの『紅月-アカツキ-』も演奏して欲しいです。

ギターはHIDEで、他のパートには、HIDEを慕う色んなミュージシャンの魂が集まって来て、ファンの魂も集まって来て、あの世のライヴ会場は満員どころか入り切らずに、会場外にも観客が溢れて、壮大なフェスが開催されていそう。

生きている人と死者とでは、言葉を交わすことは出来ないけれど、音楽によって繋がっているような気がします。

そうだったらいいなあ。
映画『インターステラー』オリジナル・サウンドトラック
夜明けよりも少し前、周りがシンと静まり返っている時に、ヘッドホンで聴くのをお勧めします。

ベッドに横たわり、部屋のあかりを全て消して、スマホの電源も落として、映画『インターステラー』で流れる音楽を聴いていると、

だんだん、

自分が今、地球の、自分の部屋のベッドで横になっているのは気のせいで、

本当は宇宙をひとり漂っているような、

そんな気分になってきます。

映画の中でマン博士が絶望的な孤独に打ちのめされて気が触れたように、

今まで平気だったはずの闇が急激にとてつもなく恐ろしくなって、

誰でもいいから自分以外の生き物の気配を感じたくなって、

でも目を開けても真っ暗で。

ヘッドホンを外しても何の音も聴こえず。

ああ、ひとりだ。

と気づかされているうち、

今まで耳では聴こえていたはずなのに気にもとめなかった、部屋の外の鳥の鳴き声、虫の音にハッとして、

まだ暗いうちから出勤して行ったり逆に帰って来る、名も知らぬ人たちが生活する音に泣きたいくらいホッとして、

そしてやがて訪れる夜明けの光の美しさに見惚れます。

世の中には一生かかっても聴き切れないほど沢山の音楽があるけれど、この不思議な感覚を与えてくれるのは『インターステラー』の音楽だけ。

まだ『インターステラー』を観ていない方は、素晴らしい映画ですので忙しくても是非時間を作って観て、その上でこの音楽を聴くことをお勧めします。

地球に居ながらにして宇宙を感じられます。
米津玄師『LOSER』
もしわたしのスマホに人格があったら、「あんた一体何回『LOSER』聴けば気が済むの!? 発売されてから少なくとも100回はリピートしてるでしょうが!」と呆れ返っていそうです。

わたしの車のオーディオも全く同じことを言いそう。

ついでに言うとパソコンでもYouTubeのおすすめに出てくるとポチッとクリックしてしまうのですよ、物凄い中毒性!
ニューヨーク現地時間9月30日。
マリリン・マンソンがライブ中に、2挺の銃をモチーフにしたセットの下敷きに。

そのニュースに世界中のファンが驚かされた翌日。
ラスベガス現地時間10月1日。
米史上最悪の銃乱射事件が発生。

1999年にコロンバイン高校で銃乱射事件が起きた時、犯人の少年2人が彼のファンだったと報道されたため(後にそれは間違いだったことが判明しましたがその事実はほとんど報道されず、はじめに流れた間違った情報は拡散していく一方でした)、当時世間は「マリリン・マンソンが暴力的な音楽で少年たちに悪影響を与えたせいで銃乱射事件が起きた」と激しくバッシング。

彼はそんな批判に対して、

「なぜ世間が俺を攻撃するのか分かるよ。俺のせいにすれば都合がいいからだ。俺は悪者のシンボルとして分かりやすいからな」

「アメリカはよその国を爆撃している。だが大統領の影響で今回の事件が起きたとは誰も言わない。俺は大統領の比じゃないっていうのに皮肉なもんだ」

「アメリカ経済の基盤は恐怖を抱かせて物を買わせることにある」

と冷静に対応。

今回セットの下敷きになった彼は一時その安否が不明だったため、危篤説などのデマがネット上を飛び交いましたが、「命に別状はない」「自宅で療養する」という公式発表が行われ、ファンは安堵しました。

かつて銃社会の矛盾を指摘した彼が銃をモチーフにしたセットの下敷きになり、その翌日に米史上最悪の銃乱射事件が起きる…。

何とも皮肉な話ですがご無事で何よりです。

わたしは学生時代からずーっとマリリン・マンソンを聴き続けているし、同じく学生時代から聴き続けてきたリンキン・パークのチェスター・ベニントンが今年亡くなって大変ショックだったので、この上万が一にもマリリン・マンソンにまで何かあれば今後誰の曲を聴いて暮らせば良いのか途方に暮れてしまいそうです。

自宅療養中の彼は今回の銃乱射事件に何を思うのでしょうか?

マリリン・マンソンの数ある名曲の中でも特に『The Love Song』は発売されてから軽く15年以上経っても全く色褪せず、

「Do you love your guns? 」
(汝は汝の銃を愛すか?)

「God?」
(神は?)

「Your government?」
(政府は?)

とシャウト。

その絶叫は力強いまま。

この曲が全く色褪せない、というのが良いことなのか悪いことなのか…。

どちらかと言えば悪いことなのでしょうね、銃社会を批判しているこの曲が今もかっこいいということは、相変わらずアメリカが一般人も銃を乱射出来る社会のままで相変わらず罪無き人々が殺されている世の中のままだからとも言えるでしょうから。

何人殺されようともいまだに銃規制は行われない…。
それどころか他人の銃から身を守るために自分用の銃を買い求める…。
これが先述の「恐怖を抱かせて物を買わせる」経済基盤を表していそうですね。
でも経済が回ることの方が命より大事なのでしょうか?

いつか社会から銃が消え去り、未来を生きる人たちが『The Love Song』を聴いて「昔は銃ってものがあったんだなぁ。今は平和なのになぁ」と思う、そんな日がきますように。
この曲が発表されてからもう10年も経ったんですね…。
発表当時から今日に至るまで繰り返し聴いていますが、いつまでも色褪せないどころか、歳を重ねれば重ねるほど、心についた傷が増えれば増えるほど、この曲が心に沁みこんでくるような気がします。

喉だけで歌うのではなく、全身全霊で歌い上げている曲だからでしょうか。
昭和歌謡風の曲調にメタルの重厚な音を乗せた演奏のせいでしょうか。
それともこの歌詞のせいでしょうか。
「互いを傷付ける為だけに 僕等出逢ってしまった」だなんて…。

次は列車の中でこの曲を聴きたいです。
願わくば、まるで銀河鉄道の夜を思わせるような星が輝く夜の、最終列車で。
 アルバム『Superfly BEST』収録曲。

 おっとこ前な曲!
 仕事中にこの曲が頭の中で鳴っています。
 この曲がエンディングテーマだったドラマ『Doctor-X 外科医・大門未知子』の台詞を真似て、わたしも仕事で「わたし、失敗しないので」って言ってみたいです。
 …わたしは失敗しまくりですけどね!(笑)
 日々精進です。
 ドラマ『絶対零度』自体はまだ観たことがないのですが、偶然耳にしたメインテーマ「Absolute Zero -Main Theme」に一目惚れ、いや、一耳惚れしました。
 何て言ったらいいんでしょうね、この音楽。
 この、心の奥で何かがざわめく感じ。
 別れの季節に聴きたい曲。
 呟くような、囁くようなヴォーカルに乗せた歌詞が切ない。

 「花はまた咲くんだって
  気づく事もできなくて
  春を待てず
  君は消えた」

 「サヨナラも時が過ぎて
  擦れてしまうなら
  遠く遠く
  消え去って
  ただ
  花となれ」

シギ『輝いた』

2013年9月16日 音楽
 「体交われど 血は交われず
  僕等いつもひとりぼっちに涙してた」

 という出だしがグサリと心に刺さる曲。

 「もう前には進めないと決めつけて
  目隠ししていたのはいつも自分だった」

 という歌詞にもハッとさせられます。

 久しぶりにこんなひたむきな曲を聴きました。

 本当は、多感な思春期のうちにこの曲と出逢いたかったけれど、出だしの歌詞に思い当たる節がある大人ならではの味わい方もある曲なのかもしれません。 

 

 
 ※このアルバムにこの曲は収録されていないのですが、イメージが伝わりやすいようにアルバムの画像を載せてみました。


 最初、「Shakiraかな?」と勘違いして聴き始めて、PVを観てわたしは度肝を抜かれました。

 『Haide Hopa』のPV
 http://www.youtube.com/watch?v=OLt8If39AjM&feature=youtube_gdata_player

 車から降りてきた美女に見とれた女の子が、手に持ってたソフトクリームをうっかり地面に落としちゃう、というシーンがPVの中にあります。
 わたしもこの女の子の立場だったら、おおげさじゃなく、ソフトクリーム落とすわ…。コーンごと。
 更に「ば、ば、バービー人形が歩いてるー!」と叫びます、わたしなら。

 すんごい目力、やや褐色の肌、まっすぐ伸びた金髪、ザ・スーパーモデル!なスタイルに、赤いドレスと赤い靴と赤いブレスレットと赤いショールを纏って。
 ザ・攻め!
 ザ・肉食!
 な雰囲気なのに、落ち着いた歌声なのが何とも堪らんです。

 ちょろっと調べてみたら、
 Andrea=ブルガリアの歌手
 Costi=音楽プロデューサー
 Sahara=AndreaとCostiのユニット
 らしいです。
 誰か詳しく知ってる人がいたら教えてください。
 
 正直言うと、そもそもこの曲が何て歌っているのかもチンプンカンプンなのですが、気に入ったので、これからYouTubeでSaharaの動画を探したいと思います。
 「There’s only two types of people in the world
  The ones that entertain,and the ones that observe
  Well baby I’m a put on a show kind of girl
  Don’t like the backseat,gotta be a first」

 とBritneyが歌うから…、わたしは映画『ヘルタースケルター』を観てからというもの何度も何度もこの曲を聴いています。
 別に主題歌ってわけじゃないのに、何だか連想してしまって。
 
 この世には2つのタイプの人間しかいない、
 1つは楽しませる側の人間、
 もう1つはそれを楽しむ人間。
 わたしはショーを見せる側の女の子。
 バックシートみたいに目立たないのは嫌、一番になりたい。

 って意味の曲だからこそ、Britneyの腹をくくった潔さみたいなものが伝わってくるし、中毒性があります…。

 Britneyって凄いですよね…。
 ゴシップ好きの人間のことも、ダンス好きや音楽好きの人間のことも楽しませて、稀有なエンターテイナー。
 アルバム『GALAXY』収録。


 カタギじゃない感がまるで煙草の煙をくゆらせるが如く漂う曲。

 「なぜ別の生き方を選べなかった?」
 「頭に巡るのは坊やの笑顔」
 「そばにいてやれないパパでごめんね」
 という歌詞が哀しい。

 たぶん…、
 この曲の主人公は、
 ちゃんとした病院には運ばれていない。
 「目覚めるとそこは暗い病室」
 「赤い血の滲んだ白い包帯」
 という歌詞から…、
 適切な縫合が成されていないような気がします。
 闇医者のところに運ばれた、
 運ばざるを得なかった、
 そんな気がします…。

 生きろー! 坊やが待ってるぞー! と主人公に叫んでやりたいけれど…、
 たぶん…、
 主人公はもはや死に往く人なんだろうな…。

 取り返しのつかない、真っ黒な傷を負って。
 ムックの音楽を作り上げる人たちの、感性が好き。
 なんて骨太な音楽。
 こういう感性を持っている人たちと同じ国に生まれたことを、誇りに思います。



 特にこの『シャングリラ』は、
 聴けば聴くほど、
 自分自身の醜くて弱くてだめな部分を思い知らされているような、
 そんな感覚に追いつめられるけれど、
 聴けば聴くほど、
 もっと聴きたくなります。
 不思議です。
 とても。


 黒色というよりも、闇色が似合うような、たまらない感性。
 
 この疾走感がたまりません。

 イントロから頭をガツンとやられた感じ。

 英語の歌詞を自分なりに和訳して、この曲の意味を知り、更に好きになりました。

 ※和訳については、いろんな方が作成したものがネット上で公開されているので、是非探してみてください。
 アルバム『blues』収録曲。
 

 「誰かが言った この一週間は特別で
 私の人生を 左右する大事なもの
 それでも僕らの 街はいつもと同じような
 一日を七回繰り返すだけだったな」

 
 「いつでもそうなんだ どっかで誰か泣いていて
 そのとなりの部屋では 誰か笑っていて
 繰り返す日常と 二度と来ない特別な今日が
 同じ空の下 淡々と流れてゆく

 
 「もう価値がない
 必要ないと捨てられた彼の腕の温もりが
 こごえる誰かを暖める その日が来るのさ」


 こういう感性が、たまらなく好き。
 back numberの曲の中でも、特に心にしみる曲です。
 古き良きファミコン時代に格ゲーに没頭し「ゲームばっかりしてないで勉強しなさい!」と親に突然ファミコンの電源を切られたあの頃を思い出させてくれるこの曲。
 聴けば聴くほど癖になります。
 名作ゲーム『ストリートファイター』を彷彿とさせるどころかそのまんまパクった、しかし適当なようでいて実はキャラの細かい動きをしっかり再現しているPVは必見。

 それに…、

 「僕のクエストは今はまだ
  初めの町すら出ていない
  出よう出よう
  いざ外へ」

 「本当の敵はココにはいないよ」

 という歌詞は、まるで…、家に閉じこもってオフライン・オンライン問わずゲームの世界に埋没しきっている中毒者に向けたメッセージのようにも聴こえます。
 そういう解釈も出来る面白い曲です。
 バブル期を知っている人にとっては堪らない曲だと思います。
 余談ですが、わたし自身は物心つく頃には既にバブルは弾けていました。
 この曲のPVのように、当時はこうしてディスコで踊っている人たちが本当にいたんでしょうね。
 いいなぁ、金回りが良くって。
 こんな派手な時代が日本にもあったんですねー。
 不景気な時代しかわたしは知らないので、こういうバブリーな生活を実体験できた方たちが羨ましいです。

 にしてもさすがはゴールデンボンバー!
 PVのヒロイン役には山田邦子さんを起用。
 山田さんにまんまバブルな格好をさせ、また、自分たちも肩パット入りの衣装を纏い、いつものように軽妙なダンスをしています。
 
 歌詞も笑いを取りにいってます。
 「自転車盗まれた、慣れたよ」のあたりは特に笑える。

 「ハリーアップ! アルバイト!
  Dance My Generation
  ダメだ! バブルはもう弾ける!」
 と歌った後で、PVではドーンとバブルが弾けて(というよりもはや爆発)、みんなが煤を払いながら退場していく…という演出が行われているのですが…、最後の樽美酒研二の後ろ姿が笑えます。
 是非その姿をPVで確認してみてください。

kagrra, 『賽』

2013年1月28日 音楽
 アルバム『Core』収録曲。


 「表と裏と二つに一つなら
  賽の目に全てを託し
  微かな勝算に賭けて
  半
  丁
  祈る

  歴史の裏側
  覗き見れば
  黒い雲が渦巻き
  椴(とど)の詰まり
  勝てば官軍で
  捲ってみれば
  如何様(いかさま)」


  お祭りを思わせる愉しげな曲。
  けれど歌詞には強いメッセージが込められています。
 
 
  最近、わたしはkagrra,の『斬帝』と、この『賽』ばかりを、交互に繰り返し繰り返し聴いています。
  聴かずにはいられない。

1 2 3 4 5 6

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索