Avril Lavigne 『Girlfriend』
2008年4月19日 音楽
最近よく聴いています。
今の自分が「I could be your girlfriend!」と言ってしまいたい状況なので・・・。何か恥ずかしいな。
わたしは今までこの曲について「彼女がいる男の子を好きになった女の子の曲なのかな」と思っていました。「Avrilが赤毛の女の子と派手な女の子両方を演じているのは、リスナーの嫌悪感を減らすためなのかな」とも。
けれど今聴いてみると・・・「1人の女の子が色々な面を持っていて、その面を彼に見せるべきか否か迷っている歌かな。だからAvrilが2人とも演じているのかな。2人とも同一人物だから」とも思います。
この曲のPVに登場する赤毛の女の子こそが、この曲の主人公ではないでしょうか。
彼女は彼に対して従順。彼女は心の中では彼と対等になりたいと思っているのに。ちょうど、このPVに登場する派手な女の子のように。彼に嫌われないように振る舞うのは、もう嫌。好きなように彼と向き合いたい。本当の自分は膝丈の大人しいスカートを履くのは好きじゃない。ミニスカートを履きたい網タイツを履きたい踊りまくりたい。彼女はそんな自分を彼に知って欲しい。けれど彼女には不安がある。彼を好きだからこそ、彼に嫌われたらどうしよう、という不安が強い。だから彼女はついつい、無難な大人しい女の子として付き合い続けてしまう。だから彼女は「She’s like what ever」と今の自分を批判するし、「I want to be your girlfriend」と言う。Iは自由奔放な自分。
わたしにとってはこの曲は「本当のわたしを知っても引かないで。前よりもっと好きになって欲しい!」という意味の曲・・・です。歌詞にある「Tell me what I want to hear」のwhat I want to hearは「そういう君も好きだ」という彼の言葉かも。
だといいなあ。
今の自分が「I could be your girlfriend!」と言ってしまいたい状況なので・・・。何か恥ずかしいな。
わたしは今までこの曲について「彼女がいる男の子を好きになった女の子の曲なのかな」と思っていました。「Avrilが赤毛の女の子と派手な女の子両方を演じているのは、リスナーの嫌悪感を減らすためなのかな」とも。
けれど今聴いてみると・・・「1人の女の子が色々な面を持っていて、その面を彼に見せるべきか否か迷っている歌かな。だからAvrilが2人とも演じているのかな。2人とも同一人物だから」とも思います。
この曲のPVに登場する赤毛の女の子こそが、この曲の主人公ではないでしょうか。
彼女は彼に対して従順。彼女は心の中では彼と対等になりたいと思っているのに。ちょうど、このPVに登場する派手な女の子のように。彼に嫌われないように振る舞うのは、もう嫌。好きなように彼と向き合いたい。本当の自分は膝丈の大人しいスカートを履くのは好きじゃない。ミニスカートを履きたい網タイツを履きたい踊りまくりたい。彼女はそんな自分を彼に知って欲しい。けれど彼女には不安がある。彼を好きだからこそ、彼に嫌われたらどうしよう、という不安が強い。だから彼女はついつい、無難な大人しい女の子として付き合い続けてしまう。だから彼女は「She’s like what ever」と今の自分を批判するし、「I want to be your girlfriend」と言う。Iは自由奔放な自分。
わたしにとってはこの曲は「本当のわたしを知っても引かないで。前よりもっと好きになって欲しい!」という意味の曲・・・です。歌詞にある「Tell me what I want to hear」のwhat I want to hearは「そういう君も好きだ」という彼の言葉かも。
だといいなあ。
Kagrra, 『運命の糸』
2008年4月6日 音楽
アルバム『星の都』収録曲。
失恋直後の気持ちを呼び醒ます曲。
聴いていると、もう必要ないのに無理な笑顔を作ってしまいます。
この曲の主人公は失恋したばかり。主人公はこうなることをわかっていました。さよならの理由は幾らでもあったから。
恋の相手は最低な人。主人公のことを大事にしてはくれませんでした。待ち合わせには決まって遅刻。約束を守らない。「空気を読め」と主人公の意見を押し込めてばかり。クリスマスイヴのデートにも遅刻。主人公が電話をかけると、彼は他の人と一緒にいました。思い返してみれば、彼のアリバイ作りは完璧だったけれど、今まで浮気されていたことは明らかでした。
気づきたくなかった。けれどはっきりと気付かされてしまった。主人公は別れを決意。すぐに彼を呼び出しました。待ち合わせ場所に行ってみると、いつも遅刻するはずの彼が先に来ていました。主人公が遅く行ったのではありません。彼は別れ話をされる事をわかってやって来たのでしょう。主人公は別れを切り出しました。彼はあっさりと承諾。
主人公は終電に乗るため歩き始めます。
仕方ないよね、と笑顔を作って。どうせなら最後に格好いいセリフを言えば良かった、なのに言いそびれた、と笑って。
けれど主人公は足を止めます。
ふと眼にしたショーウインドーがなぜか濡れていたからです。
空は晴れているというのに。
主人公は思います。ああ、もうすぐわたしは泣くんだ・・・と。
言いそびれたんじゃない。言えなかった。好きだったから。引き止めて欲しかったから。最低な相手だとわかっていても。最低じゃない夢を見ていた。彼が同じ夢を見ていなくとも。
濡れたショーウインドーに濡れた笑顔が映ります。
--------
あまり言いたくない似たような思い出があるので、この曲は胸にきます。
わたしの場合は最後に叩いてやったのですが。あの叩き方の弱々しかったこと・・・。あ〜あ。
失恋直後の気持ちを呼び醒ます曲。
聴いていると、もう必要ないのに無理な笑顔を作ってしまいます。
この曲の主人公は失恋したばかり。主人公はこうなることをわかっていました。さよならの理由は幾らでもあったから。
恋の相手は最低な人。主人公のことを大事にしてはくれませんでした。待ち合わせには決まって遅刻。約束を守らない。「空気を読め」と主人公の意見を押し込めてばかり。クリスマスイヴのデートにも遅刻。主人公が電話をかけると、彼は他の人と一緒にいました。思い返してみれば、彼のアリバイ作りは完璧だったけれど、今まで浮気されていたことは明らかでした。
気づきたくなかった。けれどはっきりと気付かされてしまった。主人公は別れを決意。すぐに彼を呼び出しました。待ち合わせ場所に行ってみると、いつも遅刻するはずの彼が先に来ていました。主人公が遅く行ったのではありません。彼は別れ話をされる事をわかってやって来たのでしょう。主人公は別れを切り出しました。彼はあっさりと承諾。
主人公は終電に乗るため歩き始めます。
仕方ないよね、と笑顔を作って。どうせなら最後に格好いいセリフを言えば良かった、なのに言いそびれた、と笑って。
けれど主人公は足を止めます。
ふと眼にしたショーウインドーがなぜか濡れていたからです。
空は晴れているというのに。
主人公は思います。ああ、もうすぐわたしは泣くんだ・・・と。
言いそびれたんじゃない。言えなかった。好きだったから。引き止めて欲しかったから。最低な相手だとわかっていても。最低じゃない夢を見ていた。彼が同じ夢を見ていなくとも。
濡れたショーウインドーに濡れた笑顔が映ります。
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あまり言いたくない似たような思い出があるので、この曲は胸にきます。
わたしの場合は最後に叩いてやったのですが。あの叩き方の弱々しかったこと・・・。あ〜あ。
Falling up 『Broken heart』
2008年2月26日 音楽
アルバム『Crashings』収録曲。
「神よ、ヒーラーよ、救えるものなら僕を救ってみろ!」という気概が感じられる曲。
実際の歌詞は神などの救い主に救いを求める歌詞ですし、メンバーはクリスチャンばかりなのでこういう解釈をすると怒るかもしれませんが・・・。
誰にも救ってはもらえないとわかっていて、それでも救いを求めている歌なのか。それとも「救えるものなら救ってみろ!」と言っている歌なのか。
わたしは後者の方だと解釈しています。メンバー、ごめんなさい。
恐らく、Falling upのメンバーが若いうえ曲調が悲痛すぎる感じではないため(ミクスチャー的)、わたしはそう解釈してしまうのだと思います。
「神よ、ヒーラーよ、救えるものなら僕を救ってみろ! 愛を失ったこの僕を。聞かせられるものならその声で、僕にあなたの愛を感じさせてみろ! 僕が救いを必要としているのだから。あなたは傷ついた者を救う力があるんだろ!?」という歌かな、と思います。
・・・少々乱暴な解釈ですけれど。
クールで格好いい曲です。
「神よ、ヒーラーよ、救えるものなら僕を救ってみろ!」という気概が感じられる曲。
実際の歌詞は神などの救い主に救いを求める歌詞ですし、メンバーはクリスチャンばかりなのでこういう解釈をすると怒るかもしれませんが・・・。
誰にも救ってはもらえないとわかっていて、それでも救いを求めている歌なのか。それとも「救えるものなら救ってみろ!」と言っている歌なのか。
わたしは後者の方だと解釈しています。メンバー、ごめんなさい。
恐らく、Falling upのメンバーが若いうえ曲調が悲痛すぎる感じではないため(ミクスチャー的)、わたしはそう解釈してしまうのだと思います。
「神よ、ヒーラーよ、救えるものなら僕を救ってみろ! 愛を失ったこの僕を。聞かせられるものならその声で、僕にあなたの愛を感じさせてみろ! 僕が救いを必要としているのだから。あなたは傷ついた者を救う力があるんだろ!?」という歌かな、と思います。
・・・少々乱暴な解釈ですけれど。
クールで格好いい曲です。
わたしは朱色の筆ペンで万葉集の恋歌を書き写すのが好きです。
初めてシドの『御手紙』を聴いてからというもの、恋歌を書き写していく際、頭の中にこの曲が流れるようになりました。
この曲の歌詞は、男性が女性へ恋文を書いているようにも女性が男性に恋文を書いているようにも取れます。どの箇所でも言い切るような表現を使っていませんし、言葉遊びをしています。
「髪を切ろうと決めた」のは女性が見栄えを良くするため髪を整えたという意味なのかもしれず、「紅を引こうか悩む」から女性が男性に宛てた歌か・・・と思いきや。「とめどなく想 明け方」と「扉の向こう 踏み込む」というところには、男性が女性の家へ通いに行って明け方まで留まっていたいという意味が込められているのかもしれません。「過去にいくつ君へ仕えた 誰よりもが私でしょう」というところも、男女どちらかわからない。「好む姿 映し続けます」・・・お互いの気持ちかもしれません。
この曲のPVを見ると、シドのヴォーカリストが男性であるため当然なのですが、男性が女性に宛てる歌に聴こえます。PVには女性(ちなみに舞妓さん)も登場するのですが、彼女は歌っていませんし、たまにペロリと舌を出しています。からかっているのでしょうか、それとも誘惑しているのでしょうか。
歌詞とPVを照らし合わせると、なんだか男女が互いに文を交わし合っているようで素敵です。
初めてシドの『御手紙』を聴いてからというもの、恋歌を書き写していく際、頭の中にこの曲が流れるようになりました。
この曲の歌詞は、男性が女性へ恋文を書いているようにも女性が男性に恋文を書いているようにも取れます。どの箇所でも言い切るような表現を使っていませんし、言葉遊びをしています。
「髪を切ろうと決めた」のは女性が見栄えを良くするため髪を整えたという意味なのかもしれず、「紅を引こうか悩む」から女性が男性に宛てた歌か・・・と思いきや。「とめどなく想 明け方」と「扉の向こう 踏み込む」というところには、男性が女性の家へ通いに行って明け方まで留まっていたいという意味が込められているのかもしれません。「過去にいくつ君へ仕えた 誰よりもが私でしょう」というところも、男女どちらかわからない。「好む姿 映し続けます」・・・お互いの気持ちかもしれません。
この曲のPVを見ると、シドのヴォーカリストが男性であるため当然なのですが、男性が女性に宛てる歌に聴こえます。PVには女性(ちなみに舞妓さん)も登場するのですが、彼女は歌っていませんし、たまにペロリと舌を出しています。からかっているのでしょうか、それとも誘惑しているのでしょうか。
歌詞とPVを照らし合わせると、なんだか男女が互いに文を交わし合っているようで素敵です。
マドンナ 『ダイ・アナザー・デイ』
2008年1月23日 音楽
最近身の周りでもニュースでも、思わぬ悲報を知ることが多くなってきました。悲報を知る度にわたしはこの曲を聴きたくなります。マドンナの『ダイ・アナザー・デイ』。「わたしが死ぬのは今日じゃない」と歌ってくれるから。
この曲のPVで、マドンナは処刑されようとしている女性を演じています。なぜ処刑されるのかはわかりませんが、処刑人たちはひどく彼女を殺したがっています。この曲が映画『007 ダイ・アナザー・デイ』のテーマであることを考えると、もしかすると彼女はスパイ行為をした罪で処刑されようとしているのかもしれません。彼女の心の中では、生きようとする衝動と死のうとする衝動とが闘います。彼女は髪を振り乱し、処刑人に唾を吐き、必死にもがいて生きようとします。彼女はこう歌います。「わたしが死ぬのは今日じゃない」「今はわたしが逝く時じゃない」「この(悪)循環を壊してみせる」「(わたしを殺そうとする)決まりをめちゃくちゃにしてみせる」。彼女の生きようとする衝動は死のうとする衝動に打ち勝ち、彼女は処刑場から脱出します。その一部始終の格好いいこと!
この曲を聴いていると、「今この時自分以外にも生きている人がいるんだ」と思い出して安心できます。いえ、当たり前なのですけれどね・・・自分以外に生きている人がいるのは。けれど悲報を知ってしまうと、「今はもうあの人はこの世界にいないんだ」という現実と直面してしまうのです。そして「自分が知らないだけで、今この時誰かが死んでいるかもしれない」と思い至ってしまうのです。だから悲報を聞いた後はこの曲が必要。また、昨日うっかり久し振りに映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観てしまったので、わたしは余計この曲に聴き入ってしまいます・・・。
わたしも生まれてきた以上は必ずいつか死ぬのですが、どんなにみっともなくても構わないので死ぬまでは懸命に生き続けたいと思います。
この曲のPVで、マドンナは処刑されようとしている女性を演じています。なぜ処刑されるのかはわかりませんが、処刑人たちはひどく彼女を殺したがっています。この曲が映画『007 ダイ・アナザー・デイ』のテーマであることを考えると、もしかすると彼女はスパイ行為をした罪で処刑されようとしているのかもしれません。彼女の心の中では、生きようとする衝動と死のうとする衝動とが闘います。彼女は髪を振り乱し、処刑人に唾を吐き、必死にもがいて生きようとします。彼女はこう歌います。「わたしが死ぬのは今日じゃない」「今はわたしが逝く時じゃない」「この(悪)循環を壊してみせる」「(わたしを殺そうとする)決まりをめちゃくちゃにしてみせる」。彼女の生きようとする衝動は死のうとする衝動に打ち勝ち、彼女は処刑場から脱出します。その一部始終の格好いいこと!
この曲を聴いていると、「今この時自分以外にも生きている人がいるんだ」と思い出して安心できます。いえ、当たり前なのですけれどね・・・自分以外に生きている人がいるのは。けれど悲報を知ってしまうと、「今はもうあの人はこの世界にいないんだ」という現実と直面してしまうのです。そして「自分が知らないだけで、今この時誰かが死んでいるかもしれない」と思い至ってしまうのです。だから悲報を聞いた後はこの曲が必要。また、昨日うっかり久し振りに映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観てしまったので、わたしは余計この曲に聴き入ってしまいます・・・。
わたしも生まれてきた以上は必ずいつか死ぬのですが、どんなにみっともなくても構わないので死ぬまでは懸命に生き続けたいと思います。
太陽とシスコムーン 『ガタメキラ』 *注*レビューではありません
2007年11月19日 音楽 コメント (2) 寒さの厳しい季節になると、この歌を思い出します。
ガタガタ言ってる歌だから(おいおい)。
ここ数日、ワタクシはガタガタ唇を震わせながら脳内にこの曲を流しております。
コートを着て、マフラーを巻いて、ババシャツの上にキャミソールを着てその上にV字ニットを着て、手袋をはめて、厚手の靴下をはいて、耳あてをつけて、貼るホッカイロを背中に貼って貼らないホッカイロをポッケに入れてもまだ寒い〜! ラニーニャ現象侮るべからず。
ガッタメイキッラ♪ 愛してる体中〜♪ という歌詞に、我が体中の防寒グッズの存在を想います。トホホ。今度は出かける前にしょうが入り白湯を飲んでいこうかな。「寒い」というより最早「空気が厳しい」のですもの。ガッタガッタ。
ガタガタ言ってる歌だから(おいおい)。
ここ数日、ワタクシはガタガタ唇を震わせながら脳内にこの曲を流しております。
コートを着て、マフラーを巻いて、ババシャツの上にキャミソールを着てその上にV字ニットを着て、手袋をはめて、厚手の靴下をはいて、耳あてをつけて、貼るホッカイロを背中に貼って貼らないホッカイロをポッケに入れてもまだ寒い〜! ラニーニャ現象侮るべからず。
ガッタメイキッラ♪ 愛してる体中〜♪ という歌詞に、我が体中の防寒グッズの存在を想います。トホホ。今度は出かける前にしょうが入り白湯を飲んでいこうかな。「寒い」というより最早「空気が厳しい」のですもの。ガッタガッタ。
ギルガメッシュ 『終わりと未来』
2007年11月13日 音楽 この曲に心をガッチリ掴まれました。
テンポが良いから? 爽やかだから? 理由をうまく表現できませんが、繰り返し聴き続けてしまいます。
「奏でた声が君に届き 心を掴み動かしたなら」という歌詞で最初のサビが始まるのですが、わたしも完全に心を掴まれて動かされています。一体何十回聴いたことでしょうか。
・・・悩みについて歌っている歌詞なのに前向きだから、かもしれません。この曲を好きな理由は。この曲の歌詞の主人公は悩むことの苦しみを過去形にしています。主人公が苦しみを過去形に出来たのは悩むことそのものから逃げたからではなく、苦しみを乗り越えたから・・・そんな感じがします。だからこの曲はテンポが良く爽やかで、『終わりと未来』という名前なのかも。
テンポが良いから? 爽やかだから? 理由をうまく表現できませんが、繰り返し聴き続けてしまいます。
「奏でた声が君に届き 心を掴み動かしたなら」という歌詞で最初のサビが始まるのですが、わたしも完全に心を掴まれて動かされています。一体何十回聴いたことでしょうか。
・・・悩みについて歌っている歌詞なのに前向きだから、かもしれません。この曲を好きな理由は。この曲の歌詞の主人公は悩むことの苦しみを過去形にしています。主人公が苦しみを過去形に出来たのは悩むことそのものから逃げたからではなく、苦しみを乗り越えたから・・・そんな感じがします。だからこの曲はテンポが良く爽やかで、『終わりと未来』という名前なのかも。
仙台貨物 『芸スクール漢組!!』
2007年10月18日 音楽
フンフンフンフンフフフフフン♪ せいしゅんのゆぐえ〜まだわがーら〜ないがら〜簡単にあきら〜めちゃきっともったいないよね〜♪
はっ、ついうっかり歌ってしまいました(/ω\*)
もう、この曲のPVはR−15指定にしちゃいましょう。曲そのものではなくPVに。このPVに対して、全国のPTAなどから苦情はきていないのでしょうか? 武田鉄矢氏からも。資生堂からも。ちゃんと許可は取ったのでしょうか? CDショップにて、わたしはちっちゃい子がこのCDジャケットに写る千葉さんの素敵な笑顔(頭にぐるりと手ぬぐいを巻いて、ちょっぴり頬を染めた、輝く瞳のお方です)を見て大泣きしているのを1日に2度も見ました。色々と心配です。
でもわたしはそんな仙台貨物が好きさ☆ 初めてこの曲のPVを観た時、「とうとうここまでやっちゃったか」とニヤリとしました。「日本の男性は、美しい。」 ・・・とうとうやっちゃったな!(^皿^)ノ 千葉さんは資生堂の男性社員と合コンを開催してラブラブな彼氏を作るしかないと思います。
馬鹿馬鹿しさも下ネタも満載で、でもなぜだかぐっとくる歌詞。メンバーたちはいつも通りのファッションで歌い踊りはしゃぎまくる。嗚呼これぞ仙台貨物。方言で歌うのって楽しい♪
はっ、ついうっかり歌ってしまいました(/ω\*)
もう、この曲のPVはR−15指定にしちゃいましょう。曲そのものではなくPVに。このPVに対して、全国のPTAなどから苦情はきていないのでしょうか? 武田鉄矢氏からも。資生堂からも。ちゃんと許可は取ったのでしょうか? CDショップにて、わたしはちっちゃい子がこのCDジャケットに写る千葉さんの素敵な笑顔(頭にぐるりと手ぬぐいを巻いて、ちょっぴり頬を染めた、輝く瞳のお方です)を見て大泣きしているのを1日に2度も見ました。色々と心配です。
でもわたしはそんな仙台貨物が好きさ☆ 初めてこの曲のPVを観た時、「とうとうここまでやっちゃったか」とニヤリとしました。「日本の男性は、美しい。」 ・・・とうとうやっちゃったな!(^皿^)ノ 千葉さんは資生堂の男性社員と合コンを開催してラブラブな彼氏を作るしかないと思います。
馬鹿馬鹿しさも下ネタも満載で、でもなぜだかぐっとくる歌詞。メンバーたちはいつも通りのファッションで歌い踊りはしゃぎまくる。嗚呼これぞ仙台貨物。方言で歌うのって楽しい♪
Gwen Stefani 『Luxurious』
2007年10月4日 音楽
自分が女王様でないことはわかっている。自分はお金を得るために働かなければならない。懸命に働く。だから働いただけの見返りが欲しい。きれいなもの、楽しいものに囲まれて笑っていたい。けれどお金は使ってしまえば無くなるから働き続けなければならない。自分は女王様じゃない・・・多くは望まない。本物は手に入らなくてもいい。気分が味わえればそれだけで構わない。例えば飛行機に乗る時はファーストクラスで、リムジンに乗っているような気分を味わいたい。きれいな空をリムジンで走っている女王様のような気分になりたい。恋人についても、相手が本物の王様でなくたっていい。一緒にいる自分が女王様の椅子に座っているような気分になれるならば。けれど幸せじゃない女王様は嫌。キスをすると本当にピュアな気分になれるような相手でなければ。
・・・という歌だとわたしなりに解釈してよく聴いています。たとえそれが本物でなくても自分が心地良いと思うならそれを好きでいればいいじゃない、というメッセージを感じるのです。けれどもしかしたら、曲調は気だるい感じですし、「値段の高いものが買えればわたしはそれで満足よ」的な歌なのかもしれませんが(^^;) 聴く人次第ですよね、音楽って。
・・・という歌だとわたしなりに解釈してよく聴いています。たとえそれが本物でなくても自分が心地良いと思うならそれを好きでいればいいじゃない、というメッセージを感じるのです。けれどもしかしたら、曲調は気だるい感じですし、「値段の高いものが買えればわたしはそれで満足よ」的な歌なのかもしれませんが(^^;) 聴く人次第ですよね、音楽って。
PsychoとBASARA2の融合
2007年9月12日 音楽 この人たちこれ本気でやってるのかな、本気でやってるんだな、と潔さを感じさせるPVとMAD動画。
PVとは何ぞや? 楽曲のイメージ映像です。
MAD動画とは何ぞや? 説明するより観る方が早い。もともと誰かが著作権を持っている(! つまりMAD動画はヨクナイものなのです・・・)映像や画像や音楽などを好きなように組み合わせた動画のことです。
Psycho Le Cemu(実際はeの上に点がつくのですが、文字化けしちゃうのでeを使用いたします)の曲『夢風車』がCAPCOMのゲーム『戦国BASARA2』のMAD動画に使用されているのです。
ちょっとおばかな・・・いえいえ、おちゃめな世界観が素晴らしい融合っぷりを遂げています。
(【MAD】戦国BASARA2 夢風車)
http://jp.youtube.com/watch?v=LHKT8fFtLWk
(Psycho Le Cemu 『夢風車』PV)
http://jp.youtube.com/watch?v=kiK46IxqsvY
この2つを観ると、『夢風車』のお姫様と『戦国BASARA2』の濃姫がマッチしてますね〜(^皿^) YURAさまは頭に被っているものが伊達政宗の兜とマッチするけれど、雰囲気としては上杉謙信の方が合ってるなあ。
Psycho Le Cemu・・・もう活動しないのかなあ。無期限活動休止なんて。こんな面白いバンド他にないのに。曲の中では『夢風車』が一番好きです。潔くって楽しくって。
戦国BASARA2のMADにはこの他にも様々な名作があるのですが(http://jp.youtube.com/watch?v=y_VAxa3iN4oも素晴らしい融合っぷり! 某アニメの初期オープニング曲とのMAD動画だそうです)、わたしとしては『夢風車』が好きです。
PVとは何ぞや? 楽曲のイメージ映像です。
MAD動画とは何ぞや? 説明するより観る方が早い。もともと誰かが著作権を持っている(! つまりMAD動画はヨクナイものなのです・・・)映像や画像や音楽などを好きなように組み合わせた動画のことです。
Psycho Le Cemu(実際はeの上に点がつくのですが、文字化けしちゃうのでeを使用いたします)の曲『夢風車』がCAPCOMのゲーム『戦国BASARA2』のMAD動画に使用されているのです。
ちょっとおばかな・・・いえいえ、おちゃめな世界観が素晴らしい融合っぷりを遂げています。
(【MAD】戦国BASARA2 夢風車)
http://jp.youtube.com/watch?v=LHKT8fFtLWk
(Psycho Le Cemu 『夢風車』PV)
http://jp.youtube.com/watch?v=kiK46IxqsvY
この2つを観ると、『夢風車』のお姫様と『戦国BASARA2』の濃姫がマッチしてますね〜(^皿^) YURAさまは頭に被っているものが伊達政宗の兜とマッチするけれど、雰囲気としては上杉謙信の方が合ってるなあ。
Psycho Le Cemu・・・もう活動しないのかなあ。無期限活動休止なんて。こんな面白いバンド他にないのに。曲の中では『夢風車』が一番好きです。潔くって楽しくって。
戦国BASARA2のMADにはこの他にも様々な名作があるのですが(http://jp.youtube.com/watch?v=y_VAxa3iN4oも素晴らしい融合っぷり! 某アニメの初期オープニング曲とのMAD動画だそうです)、わたしとしては『夢風車』が好きです。
中島美嘉 『Resistance』
2007年8月7日 音楽
神に救われなかった天使が人間によって救われる、悲痛だけれど心にじんわり沁みこんでくる曲です。羽根が舞う光景を思わせる音色が、とてもきれい。
この曲に登場する天使は人間の世界に堕ちてしまっています。この天使がなぜ堕ちてしまったのかは、曲中で語られることはありません。神に天国を追われたのか、悪魔に羽根を傷つけられてしまったのか、それとも自ら天国を捨ててきたのか・・・? その答えはこの曲を聴く人次第です。
わたしはこの天使が、天国に居た頃既に自由に飛ぶための翼を折られていて、それでも自分は飛べるのだと信じ天国を出てしまったのだと解釈しました。けれどこの天使はやはり飛ぶことはできず、真っ逆さまに堕ちていき・・・、堕ちていくにつれて翼の羽根がどんどん取れ、天使を導こうとする神の声も縛りつけようとする声すらも聴こえなくなりました。悔やんでももはや手遅れ。それでも、天使は堕ちていく間、神から解放された「自由」を感じ、もうすぐ自分が辿り着く人間の世界を思い描きました。きっとそこでは自分は幸せになれるだろう、と。けれど結果は・・・、天国も人間の世界も、天使にとって居心地の良い場所ではありませんでした。天使は人間ではないため当然人間の世界に順応することはできず、羽根もないので天国に帰ることも出来ません。天使はこのまま自分はずっと人間の世界で苦しみながら生きていく他ないのだ、と悲嘆に暮れました。この世界では何をしても自由だけれど、自分の居場所がない、自分には帰る場所もない、と。やがて天使は泣く力もなくしてしまいました。天使の周りにはたくさんの人間たちがいましたが、人間たちはそこにいるのが天使であると気づくことも、そこに苦しんでいる誰かがいるということにも気づかず、天使も人々に助けを求めようとはしないのです。悲鳴を上げないのは、天使にただ1つ残ったプライド。自分を受け入れてはくれない人々にすがりたくはない、と。
天使は目を閉じ、自分が今いる世界を拒絶し、呼吸もできなくなりつつありました。このままでは天使は誰にも気づかれないまま死んでしまう・・・そんな時、1人の人間が現れます。その人は天使の前にまっすぐ歩いてきました。その人は天使の前で立ち止まり、天使へ手を伸ばします。天使にとっては思いがけないことでしたが、天使は心の底では「誰か助けて」と叫んでいましたから、天使の手は自然とその人の手に触れます。天使はあたたかさを感じました。人間の世界に来て初めて。いえ、天国でもこんなあたたかさを感じたことはなかったかもしれません。天使は泣きそうな顔で微笑み、目を開き、人間の世界を受け入れることを決意しました。人間としてこの世界に生きることはできないし、今の自分が誰かにすがらなければ生きられない存在だと知ったけれど、それでもこの世界で生きたいと思えるようになったから。
・・・勝手に物語を作ってしまって恐縮です。でもこの曲を聴く度にわたしはこの物語を思い浮かべるのです。曲の全体を通して、天使の感じている絶望や孤独が伝わってきて胸が苦しくなりますが、曲の最後にたまらない幸福を感じ胸が熱くなるのです。
「たどり着くまでに失った光 呼び起こすのは神の声と 君の鼓動だけ」
この歌詞が好きです。光は、希望。誰かの鼓動は、あたたかな光。
−−−−−−−−−−−−−
この曲はYOSHI原作によるTVドラマ『翼の折れた天使たち』のテーマソングでもあります。天使=若い女性、神=親(エピソードによってはここに恋人も該当)、手を伸ばしてくれる人=親以外の誰かであり、そして自分が手を伸ばさなければたとえ誰かが手を伸ばしてくれても自分は救われることはない、ということを感じさせます。このドラマの内容にぴったりというだけでなくドラマの内容を引き立たせていて、わたしは偶然このドラマにチャンネルを合わせたことでこの曲を知り、この曲を聴くためにこのドラマを見続けました。もう、一目惚れです。
この曲に登場する天使は人間の世界に堕ちてしまっています。この天使がなぜ堕ちてしまったのかは、曲中で語られることはありません。神に天国を追われたのか、悪魔に羽根を傷つけられてしまったのか、それとも自ら天国を捨ててきたのか・・・? その答えはこの曲を聴く人次第です。
わたしはこの天使が、天国に居た頃既に自由に飛ぶための翼を折られていて、それでも自分は飛べるのだと信じ天国を出てしまったのだと解釈しました。けれどこの天使はやはり飛ぶことはできず、真っ逆さまに堕ちていき・・・、堕ちていくにつれて翼の羽根がどんどん取れ、天使を導こうとする神の声も縛りつけようとする声すらも聴こえなくなりました。悔やんでももはや手遅れ。それでも、天使は堕ちていく間、神から解放された「自由」を感じ、もうすぐ自分が辿り着く人間の世界を思い描きました。きっとそこでは自分は幸せになれるだろう、と。けれど結果は・・・、天国も人間の世界も、天使にとって居心地の良い場所ではありませんでした。天使は人間ではないため当然人間の世界に順応することはできず、羽根もないので天国に帰ることも出来ません。天使はこのまま自分はずっと人間の世界で苦しみながら生きていく他ないのだ、と悲嘆に暮れました。この世界では何をしても自由だけれど、自分の居場所がない、自分には帰る場所もない、と。やがて天使は泣く力もなくしてしまいました。天使の周りにはたくさんの人間たちがいましたが、人間たちはそこにいるのが天使であると気づくことも、そこに苦しんでいる誰かがいるということにも気づかず、天使も人々に助けを求めようとはしないのです。悲鳴を上げないのは、天使にただ1つ残ったプライド。自分を受け入れてはくれない人々にすがりたくはない、と。
天使は目を閉じ、自分が今いる世界を拒絶し、呼吸もできなくなりつつありました。このままでは天使は誰にも気づかれないまま死んでしまう・・・そんな時、1人の人間が現れます。その人は天使の前にまっすぐ歩いてきました。その人は天使の前で立ち止まり、天使へ手を伸ばします。天使にとっては思いがけないことでしたが、天使は心の底では「誰か助けて」と叫んでいましたから、天使の手は自然とその人の手に触れます。天使はあたたかさを感じました。人間の世界に来て初めて。いえ、天国でもこんなあたたかさを感じたことはなかったかもしれません。天使は泣きそうな顔で微笑み、目を開き、人間の世界を受け入れることを決意しました。人間としてこの世界に生きることはできないし、今の自分が誰かにすがらなければ生きられない存在だと知ったけれど、それでもこの世界で生きたいと思えるようになったから。
・・・勝手に物語を作ってしまって恐縮です。でもこの曲を聴く度にわたしはこの物語を思い浮かべるのです。曲の全体を通して、天使の感じている絶望や孤独が伝わってきて胸が苦しくなりますが、曲の最後にたまらない幸福を感じ胸が熱くなるのです。
「たどり着くまでに失った光 呼び起こすのは神の声と 君の鼓動だけ」
この歌詞が好きです。光は、希望。誰かの鼓動は、あたたかな光。
−−−−−−−−−−−−−
この曲はYOSHI原作によるTVドラマ『翼の折れた天使たち』のテーマソングでもあります。天使=若い女性、神=親(エピソードによってはここに恋人も該当)、手を伸ばしてくれる人=親以外の誰かであり、そして自分が手を伸ばさなければたとえ誰かが手を伸ばしてくれても自分は救われることはない、ということを感じさせます。このドラマの内容にぴったりというだけでなくドラマの内容を引き立たせていて、わたしは偶然このドラマにチャンネルを合わせたことでこの曲を知り、この曲を聴くためにこのドラマを見続けました。もう、一目惚れです。
平原綾香 『Reset』
2007年7月22日 音楽 コメント (8)
平原綾香さんのアルバム『4つのL』収録曲。
そしてゲーム『大神』のエンディングテーマ。
聴いていると赤や桜色や黄色や白や・・・色とりどりの、たくさんの花びらが舞う情景が浮かびます。花びらが散ってしまうことは花の死を意味します。でも悲しくはない。舞い散るその情景が、とても綺麗で。
『大神』のエンディングでこの曲を初めて聴いた時、「どうしてこんなにきれいな曲がリセットなんて名前なんだろう」と思いました。リセット、というとわたしは普段ゲームをやっているせいで、積み上げたものを無に帰すという負のイメージを持っていたのです。
でもよくよく考えると・・・、『大神』は主人公が枯れ木に花を咲かせることができるゲームです。あっ、主人公は花咲かじいさんではありませんよ。のんびりした性格の白い狼です。枯れ木に花を咲かせていくと、その周辺の邪気が祓われて、そこに住む人々や生き物が生き生きし始め、そしてもっと花を咲かせられるようになるのです。
花は希望の象徴。
『大神』の中には覚悟をもって死んでいくキャラクターが数人いました。その中には死体も残さず消えていくキャラクターもいました(疾飛丸のことです)。潔いにも程がある、と言いたくなりますが生き様も死に様も格好いい。まるで花のようです。
花は希望の象徴でもあり、生と死を両方表しているように思います。花はいつか枯れなければ実を残せない。でも実が残る限り、その花が生まれたのと同じ季節にまた花の子どもが咲いてくれる。死によってその花自身は亡くなっても、その花は無くなりはしない。
ゲームにおいてのリセットも、考えてみれば一度遊んだゲームのデータをリセットしてもそのゲームを遊んだ自分の中には記憶や思いはちゃんと残っていて、リセット後また新しくそのゲームを始めた際「ここは面白かったな。今やってもやっぱり面白いな」と生きてくれます。だから・・・この曲が『Reset』という名を与えられたのも当然だなと今は思っています。
「ただ一つ 願いがかなうのなら 時を超えて届けたい 変わらない想いがあるのならば いつか桜の下で」。・・・この歌詞と平原綾香さんの、大切な秘密の物語を誰かに話してくれているような声がとっても好きです。
花を思い出します。たくさんの、散っていく時もきれいだった花たちを。亡くなっていった人たちのことも。そしていつか亡くなっていく人たちや、自分のことも。そんなこと考えるといつも悲壮感が付きまとっていたのに、この曲を聴きながらだと全然悲しくないです。ただ、きれいな情景だけが浮かんで。
そしてゲーム『大神』のエンディングテーマ。
聴いていると赤や桜色や黄色や白や・・・色とりどりの、たくさんの花びらが舞う情景が浮かびます。花びらが散ってしまうことは花の死を意味します。でも悲しくはない。舞い散るその情景が、とても綺麗で。
『大神』のエンディングでこの曲を初めて聴いた時、「どうしてこんなにきれいな曲がリセットなんて名前なんだろう」と思いました。リセット、というとわたしは普段ゲームをやっているせいで、積み上げたものを無に帰すという負のイメージを持っていたのです。
でもよくよく考えると・・・、『大神』は主人公が枯れ木に花を咲かせることができるゲームです。あっ、主人公は花咲かじいさんではありませんよ。のんびりした性格の白い狼です。枯れ木に花を咲かせていくと、その周辺の邪気が祓われて、そこに住む人々や生き物が生き生きし始め、そしてもっと花を咲かせられるようになるのです。
花は希望の象徴。
『大神』の中には覚悟をもって死んでいくキャラクターが数人いました。その中には死体も残さず消えていくキャラクターもいました(疾飛丸のことです)。潔いにも程がある、と言いたくなりますが生き様も死に様も格好いい。まるで花のようです。
花は希望の象徴でもあり、生と死を両方表しているように思います。花はいつか枯れなければ実を残せない。でも実が残る限り、その花が生まれたのと同じ季節にまた花の子どもが咲いてくれる。死によってその花自身は亡くなっても、その花は無くなりはしない。
ゲームにおいてのリセットも、考えてみれば一度遊んだゲームのデータをリセットしてもそのゲームを遊んだ自分の中には記憶や思いはちゃんと残っていて、リセット後また新しくそのゲームを始めた際「ここは面白かったな。今やってもやっぱり面白いな」と生きてくれます。だから・・・この曲が『Reset』という名を与えられたのも当然だなと今は思っています。
「ただ一つ 願いがかなうのなら 時を超えて届けたい 変わらない想いがあるのならば いつか桜の下で」。・・・この歌詞と平原綾香さんの、大切な秘密の物語を誰かに話してくれているような声がとっても好きです。
花を思い出します。たくさんの、散っていく時もきれいだった花たちを。亡くなっていった人たちのことも。そしていつか亡くなっていく人たちや、自分のことも。そんなこと考えるといつも悲壮感が付きまとっていたのに、この曲を聴きながらだと全然悲しくないです。ただ、きれいな情景だけが浮かんで。
CASSIE 『Long Way 2 Go』
2007年7月6日 音楽
甘さとクールさを備えているCASSIEの声が好きです。正直に言うと見た目も好きです。この曲のシングルのジャケット写真は映りが良くないですが(違う人に見えます・・・こういう表情、こういう顔もできるってことでしょうね)、本来CASSIEはスレンダーな黒猫みたいなのです。褐色の肌をしています。
しなやかな身体でしかも甘くクールな声をした女の子が「あなたはわたしと親しくなりたいんでしょ、だったら苦労することになるわね」という趣旨の曲を歌うと、こんなに可愛くなるんですね。小魔女と小悪魔の中間くらいの可愛さ。曲調そのものもR&Bらしく聴いていて心地良いです。
歌詞を簡単に意訳すると(歌詞を直訳しているわけではないので鵜呑みにしないでください。あくまで参考程度にしてくださいまし)、「わたしは彼ら(男性たち)がわたしと親しくなろうとするのを楽しんでる わたしは自分が彼らより優位だって昔から知ってる わたしは欲しいものは自分で手に入れる女の子 わたしと親しくなりたいなら苦労することになるわね あなたたちは自分がどれだけ格好いいか、どれだけ恋人として優れているかわたしに一生懸命アピールするけれど、無駄だわ 落ち着いてよ、わたしと親しくなりたいんでしょ? だったら頑張ってね あなたたちはわたしを操縦できない 苦労することになるわね まずわたしをディナーに誘って そしたらキャンセルしてあげるから わたしがどういう女の子なのか知って」。
多分この女の子は生まれつき可愛くって(この曲を歌っているCASSIEも元モデルさんですし)年頃に成長した今もとっても可愛くっておまけにセクシーなので、それゆえにこれまでたくさんの男性に言い寄られるのを経験し、外見しか見てくれない男性たちの多さやその男性たちの軽薄さに辟易しつつも、それを楽しむ余裕を持っているのでしょう。頑張って、努力して、それでも諦めずに告白してくる、自分の外見も中身も受け入れてくれる男性をこの歌詞の女の子は見つけたいのでしょう。でもきっとそういう本命の彼を見つけたとしてもこの女の子は今までと変わらずモテるでしょうから、この女の子は本命の彼を持ちつつも男性たちに「頑張ってね」と微笑みかけるのかもしれません。なんかいいなあ。将来は峰不二子をクールにした感じの美女になりそう。この子がいるだけでみんな誘惑されてしまうかも。
しなやかな身体でしかも甘くクールな声をした女の子が「あなたはわたしと親しくなりたいんでしょ、だったら苦労することになるわね」という趣旨の曲を歌うと、こんなに可愛くなるんですね。小魔女と小悪魔の中間くらいの可愛さ。曲調そのものもR&Bらしく聴いていて心地良いです。
歌詞を簡単に意訳すると(歌詞を直訳しているわけではないので鵜呑みにしないでください。あくまで参考程度にしてくださいまし)、「わたしは彼ら(男性たち)がわたしと親しくなろうとするのを楽しんでる わたしは自分が彼らより優位だって昔から知ってる わたしは欲しいものは自分で手に入れる女の子 わたしと親しくなりたいなら苦労することになるわね あなたたちは自分がどれだけ格好いいか、どれだけ恋人として優れているかわたしに一生懸命アピールするけれど、無駄だわ 落ち着いてよ、わたしと親しくなりたいんでしょ? だったら頑張ってね あなたたちはわたしを操縦できない 苦労することになるわね まずわたしをディナーに誘って そしたらキャンセルしてあげるから わたしがどういう女の子なのか知って」。
多分この女の子は生まれつき可愛くって(この曲を歌っているCASSIEも元モデルさんですし)年頃に成長した今もとっても可愛くっておまけにセクシーなので、それゆえにこれまでたくさんの男性に言い寄られるのを経験し、外見しか見てくれない男性たちの多さやその男性たちの軽薄さに辟易しつつも、それを楽しむ余裕を持っているのでしょう。頑張って、努力して、それでも諦めずに告白してくる、自分の外見も中身も受け入れてくれる男性をこの歌詞の女の子は見つけたいのでしょう。でもきっとそういう本命の彼を見つけたとしてもこの女の子は今までと変わらずモテるでしょうから、この女の子は本命の彼を持ちつつも男性たちに「頑張ってね」と微笑みかけるのかもしれません。なんかいいなあ。将来は峰不二子をクールにした感じの美女になりそう。この子がいるだけでみんな誘惑されてしまうかも。
ムック 『雨のオーケストラ』
2007年6月24日 音楽
今、わたしの部屋の窓の外では雨が降っています。雨音と共に、この初夏の季節に、この曲を聴ける日をずっと待っていました。
初夏の雨は、涙と同じあたたかさ。自分の涙ではなく、誰かの涙に触れた時の。
そして自分も泣いてしまう。泣いている時だけ見える世界がこの歌にはあります。世界が涙でぼやける。世界が光に満ちて、雨も光の粒になって降り注いでくるかのよう。
「生憎僕はこの雨、嫌じゃない 傘を一つたたんで小さな僕の傘に 君を招いて」
「君」は君の傘をさしていたけれど、泣いていた。「僕」は「君」の涙で君が押し流されてしまわぬよう祈った。「僕」の傘は僕自身にとっても小さくて、君を涙から守りきることは出来ないけれど、僕は僕の傘で君の傍にいることができた。
今、「僕」は真っ白なノートに「君」との思い出を書いている。書いて残さなければ、思い出が消えてしまいそうになるから。今日はあの日と同じように雨が降っている。
今の「僕」は「君」の傍にはいない。傍にいようとしたけれど、それは叶わなかった。罪人の行き交う街で君は泣いていて、そんな街の中で、・・・僕自身も罪人だったから。もう傘を共にすることは出来ない。
「僕」は今、「君」が今も泣いているのではないか、涙から守ってくれる傘がないのではないか、と心配している。今の「僕」は屋根のある場所にいるけれど、もしかしたら君は雨そのものを防ぐ傘も持っていないかもしれない。
嘆いているうちに雨は上がり、「僕」はこれ以上書けなくなってしまい机にペンを置いた。
この曲と同じ初夏の季節の雨の日に、わたしは「僕」にこう言いたくなりました。
「君」はあなたが心配している通り、今、雨にも涙にも負けそうになっているかもしれない。でも「君」はあなたが傘に入れてくれたこと、その時のあたたかさ、覚えていると思う。そのあなたの思い出が「君」の傘になっていると思う。だってこの曲、この曲を聴いたわたしの傘にもなっているから。実際にあなたと傘を共にした「君」はきっとどこかで、雨が上がった今、あなた自身を思い出していると思う。
初夏の雨は、涙と同じあたたかさ。自分の涙ではなく、誰かの涙に触れた時の。
そして自分も泣いてしまう。泣いている時だけ見える世界がこの歌にはあります。世界が涙でぼやける。世界が光に満ちて、雨も光の粒になって降り注いでくるかのよう。
「生憎僕はこの雨、嫌じゃない 傘を一つたたんで小さな僕の傘に 君を招いて」
「君」は君の傘をさしていたけれど、泣いていた。「僕」は「君」の涙で君が押し流されてしまわぬよう祈った。「僕」の傘は僕自身にとっても小さくて、君を涙から守りきることは出来ないけれど、僕は僕の傘で君の傍にいることができた。
今、「僕」は真っ白なノートに「君」との思い出を書いている。書いて残さなければ、思い出が消えてしまいそうになるから。今日はあの日と同じように雨が降っている。
今の「僕」は「君」の傍にはいない。傍にいようとしたけれど、それは叶わなかった。罪人の行き交う街で君は泣いていて、そんな街の中で、・・・僕自身も罪人だったから。もう傘を共にすることは出来ない。
「僕」は今、「君」が今も泣いているのではないか、涙から守ってくれる傘がないのではないか、と心配している。今の「僕」は屋根のある場所にいるけれど、もしかしたら君は雨そのものを防ぐ傘も持っていないかもしれない。
嘆いているうちに雨は上がり、「僕」はこれ以上書けなくなってしまい机にペンを置いた。
この曲と同じ初夏の季節の雨の日に、わたしは「僕」にこう言いたくなりました。
「君」はあなたが心配している通り、今、雨にも涙にも負けそうになっているかもしれない。でも「君」はあなたが傘に入れてくれたこと、その時のあたたかさ、覚えていると思う。そのあなたの思い出が「君」の傘になっていると思う。だってこの曲、この曲を聴いたわたしの傘にもなっているから。実際にあなたと傘を共にした「君」はきっとどこかで、雨が上がった今、あなた自身を思い出していると思う。
格好いいものは格好いいのです
2007年6月8日 音楽 DAITAさんのギターを聴いていると思わず「かっけー!」と叫んでしまいます。
↑お下品な言葉遣いだわ。
こほん。(咳払いでごまかします)
でも思わずそう叫んでしまうのです。
DAITAさんのギターは、ガッと人の心を掴んでガッと別の世界へ持って行く力があります。
ご存知ない方のために書きますと、DAITAさんはSIAM SHADEのメインギタリストだった方です。
ギターも弾けるし曲も書けます。・・・書けます、なんていうと失礼なレベルですが。ギターは主に早弾きが、曲はハード且つ切なくメロディアスなものがお得意。ギターにおいても作曲・編曲においてもメリハリをつけてドラマチックにするのが物凄く上手い、と素人のわたしが聴いても思います。
http://www.youtube.com/watch?v=fhPkOkiShig
DAITAさんが音楽を手がけた映画『火山高』で使われ、以後日本のTV番組でも挿入曲として使用されることの多い「VOLCANO HIGH」。
『火山高』のサントラCDを持っているので何度もこの曲を聴いてきたのですが、聴く度に新しい発見があります。新鮮さを失わない曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=CAB_8-WxpkA
SIAM SHADE時代、ライブで披露したギターソロ。
なんですかこの速度は。
怒涛。
http://www.youtube.com/watch?v=-898HQxxqDc
本来はこういう切ない曲がお得意です。
終わりに近づくほど哀愁を帯びていきます。
http://www.youtube.com/watch?v=57nVk-Q6L7U
SIAM SHADE時代にテレビ出演した時のもの。
アイマスク装着でギターを弾いてらっしゃいます。
SIAM SHADEボーカルの栄喜さんのはじけっぷりが素晴らしいのでご紹介します。←DAITAさんは?
髪型も服装も、時代を感じますねえ・・・。
↑お下品な言葉遣いだわ。
こほん。(咳払いでごまかします)
でも思わずそう叫んでしまうのです。
DAITAさんのギターは、ガッと人の心を掴んでガッと別の世界へ持って行く力があります。
ご存知ない方のために書きますと、DAITAさんはSIAM SHADEのメインギタリストだった方です。
ギターも弾けるし曲も書けます。・・・書けます、なんていうと失礼なレベルですが。ギターは主に早弾きが、曲はハード且つ切なくメロディアスなものがお得意。ギターにおいても作曲・編曲においてもメリハリをつけてドラマチックにするのが物凄く上手い、と素人のわたしが聴いても思います。
http://www.youtube.com/watch?v=fhPkOkiShig
DAITAさんが音楽を手がけた映画『火山高』で使われ、以後日本のTV番組でも挿入曲として使用されることの多い「VOLCANO HIGH」。
『火山高』のサントラCDを持っているので何度もこの曲を聴いてきたのですが、聴く度に新しい発見があります。新鮮さを失わない曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=CAB_8-WxpkA
SIAM SHADE時代、ライブで披露したギターソロ。
なんですかこの速度は。
怒涛。
http://www.youtube.com/watch?v=-898HQxxqDc
本来はこういう切ない曲がお得意です。
終わりに近づくほど哀愁を帯びていきます。
http://www.youtube.com/watch?v=57nVk-Q6L7U
SIAM SHADE時代にテレビ出演した時のもの。
アイマスク装着でギターを弾いてらっしゃいます。
SIAM SHADEボーカルの栄喜さんのはじけっぷりが素晴らしいのでご紹介します。←DAITAさんは?
髪型も服装も、時代を感じますねえ・・・。
SIAM SHADE 『Life』
2007年6月7日 音楽
今、疲れ果てている・・・深く悩んでいる・・・という人にこそ聴いて欲しい曲です。
言葉に出来ない気持ちをこの曲の歌詞が代弁して歌ってくれると思います。
わたしが解釈したこの曲の物語は以下の通りです。PVを観ながらこの曲を聴いたうえで感じた勝手な解釈なので鵜呑みにせず、自分なりの物語をこの曲から感じ取ってくだされば嬉しいです。
年老いた旅人は、目的地もなく長い長い間歩き続けていた。旅人がどんな理由で旅を始めたのかは、今はもう旅人しか知らない。きっと様々な場所で様々な悲しみと出逢い、望んではいなくても罪を重ねてきたことでしょう。道無き道を進む旅。旅人は乾いた大地を、ぬかるみを、年老いた体で踏みしめていく。これまでの旅を見つめながら。これまでの自分を見つめながら。一つ歩みを進める度、足取りはどんどん重くなり歩みも遅くなるばかりで、自分自身もどんどん歳を取っていく。一人きりの旅。同じ道を行く人は誰もいない。旅人は孤独のなか疲れ果て、もう歩みを止めてしまおうか迷い、遂には倒れてしまうけれど、夢の中で聖地と思える場所へ辿り着く。その聖地で旅人は、これまで歩き続けていた自分の人生を肯定され、先に進め、と言われたように感じます。旅人は目を覚ましました。体は疲れきったまま。このまま倒れていればきっと死んでしまって、旅からも解放され楽になれるけれど、自分は先へ進まなければならない。進みたい。旅人は次の歩みに希望を持って立ち上がります・・・。再び歩き出したその足取りは重く、歩みも遅く、孤独のまま目的地もないけれど、歩き続けます。確実に、一歩一歩。
「我」という言葉を「きみ」と歌う部分があるので、ああ、これは旅人が自分自身へ歌っている曲なのかもしれないな、と思います。旅人が歩いている一人きりの旅・・・きっと、それは人生そのもの。自分自身を見つめながら歩く旅。だからこの曲は『Life』という名を持っているのでしょう。しかしそのLifeという言葉は単に「人生」だけを指すのではなく、「夢」も指すような気がします。
旅が自分にとって長かったのか短かったのか、楽しかったのか辛かったのかは、旅が終わるその時にしかわからない。だから簡単に終わらせてはいけない。
目を閉じてこの曲を聴き情景を思い浮かべると、自分も旅人の一人だ、と感じます。
SIAM SHADEはこの曲を出した1年後に解散しました。けれどそれは旅を終えたからではないと思います。幸運にも同じ道を歩く仲間を見つけ、その仲間と旅を続け、ある時から分かれ道と出逢い、それぞれが一人の旅に戻っただけ。旅は続いています、きっと。
この曲はSIAM SHADEの最高傑作と言っても過言ではありません。この曲を聴いて少しでも自分自身を褒めるなり叱るなりして認めてあげられたら、今度は同じくSIAM SHADEの『曇りのち晴れ』を聴いてみるのはいかがでしょうか。
言葉に出来ない気持ちをこの曲の歌詞が代弁して歌ってくれると思います。
わたしが解釈したこの曲の物語は以下の通りです。PVを観ながらこの曲を聴いたうえで感じた勝手な解釈なので鵜呑みにせず、自分なりの物語をこの曲から感じ取ってくだされば嬉しいです。
年老いた旅人は、目的地もなく長い長い間歩き続けていた。旅人がどんな理由で旅を始めたのかは、今はもう旅人しか知らない。きっと様々な場所で様々な悲しみと出逢い、望んではいなくても罪を重ねてきたことでしょう。道無き道を進む旅。旅人は乾いた大地を、ぬかるみを、年老いた体で踏みしめていく。これまでの旅を見つめながら。これまでの自分を見つめながら。一つ歩みを進める度、足取りはどんどん重くなり歩みも遅くなるばかりで、自分自身もどんどん歳を取っていく。一人きりの旅。同じ道を行く人は誰もいない。旅人は孤独のなか疲れ果て、もう歩みを止めてしまおうか迷い、遂には倒れてしまうけれど、夢の中で聖地と思える場所へ辿り着く。その聖地で旅人は、これまで歩き続けていた自分の人生を肯定され、先に進め、と言われたように感じます。旅人は目を覚ましました。体は疲れきったまま。このまま倒れていればきっと死んでしまって、旅からも解放され楽になれるけれど、自分は先へ進まなければならない。進みたい。旅人は次の歩みに希望を持って立ち上がります・・・。再び歩き出したその足取りは重く、歩みも遅く、孤独のまま目的地もないけれど、歩き続けます。確実に、一歩一歩。
「我」という言葉を「きみ」と歌う部分があるので、ああ、これは旅人が自分自身へ歌っている曲なのかもしれないな、と思います。旅人が歩いている一人きりの旅・・・きっと、それは人生そのもの。自分自身を見つめながら歩く旅。だからこの曲は『Life』という名を持っているのでしょう。しかしそのLifeという言葉は単に「人生」だけを指すのではなく、「夢」も指すような気がします。
旅が自分にとって長かったのか短かったのか、楽しかったのか辛かったのかは、旅が終わるその時にしかわからない。だから簡単に終わらせてはいけない。
目を閉じてこの曲を聴き情景を思い浮かべると、自分も旅人の一人だ、と感じます。
SIAM SHADEはこの曲を出した1年後に解散しました。けれどそれは旅を終えたからではないと思います。幸運にも同じ道を歩く仲間を見つけ、その仲間と旅を続け、ある時から分かれ道と出逢い、それぞれが一人の旅に戻っただけ。旅は続いています、きっと。
この曲はSIAM SHADEの最高傑作と言っても過言ではありません。この曲を聴いて少しでも自分自身を褒めるなり叱るなりして認めてあげられたら、今度は同じくSIAM SHADEの『曇りのち晴れ』を聴いてみるのはいかがでしょうか。
この曲、PVが面白いのでPVをストーリー仕立てで御紹介いたします。
PVは昭和ちっくで素敵です。
このストーリー、わたしが思いっきり脚色しているので鵜呑みにしないでください。PVにセリフはありません。
工場で働いているお父さん。ただいま〜と家へ帰ってみると娘(木村多恵)が男(西川貴教)を居間に連れて来ていました! 平静を装いつつ男に作り笑いで挨拶するお父さん。お母さんが飲み物を運んできて、みんなで談笑して表面上は和やかムード。しかし娘が男に「どんなセーターを編もうかしら」と雑誌を見ながら相談し始めたのを見て、お父さん、ジェラシーめらめら。
お父さん、夜になると行きつけの飲み屋に行きました。工場の仲間っぽい同じ年代のおじさんに「実は今日、うちの娘が男を連れて来てな・・・」と愚痴をこぼします。仲間は「○○ちゃんも年頃だからなあ。息子が出来るかもしれないぞ。いいことじゃないか」とお父さんを励まします。浮かない顔のお父さん。同じく同年代っぽい飲み屋のママも微笑みながら「寂しがってちゃだめよ。どんな人なの?」とお父さんに尋ねます。お父さんはハッとしました。飲み屋のテレビ画面に、今日娘が連れて来た男が映っていることに気づいたのです! 男、歌っています。お父さん、テレビを指差して「あ、あの男だ!」。工場の仲間は「あー、ありゃ○○だろ?」。飲み屋のママも「まあ、最近人気の歌手なんですよ」と男を褒めます。お父さん、がっかり。テーブルに突っ伏して嘆きます。「大事に育ててきた可愛い一人娘を歌手ふぜいに取られるのか?」
お父さん、ヘロヘロで家に帰って来ました。ちょっと飲みすぎたみたいです。娘の様子を見ると、娘はセーターを編み始めているようでした。雑誌を見ながら心を込めて編んでいる・・・。あの男のために編んでいるのか・・・!? お父さんの心が火を噴きました。お父さん、工場へ向かいます。お父さん、腕まくりをしたかと思うと何と腕に電動ノコギリ(?)を当てました!
あくる日。男はスーツを着てネクタイを締め髪もセットして花束を持って家へやって来ました。娘も妙にそわそわとお洒落をしています。もしかして「娘さんを僕にください」「お父さん、わたしこの人が好きなの!」なんて言うつもりなのでしょうか。男が玄関に来たのを察知したお父さん、男の前に立ち塞がり、腕まくりをし、何と肘からロケットを発射しました!
そうです、お父さんは自分の腕を武器に改造してしまったのです。
男、ロケットをくらってしまいます。しかし無事。しかしスーツはびりびりに裂けて、へそだしルックになってしまいました。男も「来るなら来い」と拳を構えます。
お父さん、「こしゃくな・・・」と諦めずにもう1発。
男、逃げます。しかし、ただ逃げるのではなく戦況を見て反撃するつもりのようです。
娘は何が起こっているのかわからず混乱。玄関はすっかり火事です。
お父さん、男を追いかけます。男、「来いやあー!」と叫びます。男、こっちは腕そのものを発射。男もこの時のために腕を改造していたようです。娘さん美人だもんなあ。お父さんも負けじと肘からロケットを発射。
大変なことが起きます。娘が「2人とも喧嘩はやめて!」と2人の間に入ってしまったのです。娘は男が発射した腕と、お父さんが発射したロケットをつかみます。これにはお父さんも男もびっくり。お父さん、「○○、放しなさい。それを持ってちゃ危ない!」。男、「だめだ! ○○さんっ!」。けれど娘は放そうとはしません。「わたしにはどっちも大切なの・・・」とぎゅっと目をつむり、ぎゅうっと腕とロケットを抱きしめてしまいます。
爆発。
静まり返った家。
お母さんはお父さんにあるものを見せてくれました。娘が既に編みあげていたセーターです。そのセーターの上には『お父さんへ。祝 六十五歳』と書かれた封筒が置かれていました。娘がセーターを編んでいたのは、男のためではなくお父さんのためだったのです。
お父さんは肘を痛そうにさすりながら、1人で晩酌をします。
娘はどうなってしまったのでしょうか・・・。
PVは昭和ちっくで素敵です。
このストーリー、わたしが思いっきり脚色しているので鵜呑みにしないでください。PVにセリフはありません。
工場で働いているお父さん。ただいま〜と家へ帰ってみると娘(木村多恵)が男(西川貴教)を居間に連れて来ていました! 平静を装いつつ男に作り笑いで挨拶するお父さん。お母さんが飲み物を運んできて、みんなで談笑して表面上は和やかムード。しかし娘が男に「どんなセーターを編もうかしら」と雑誌を見ながら相談し始めたのを見て、お父さん、ジェラシーめらめら。
お父さん、夜になると行きつけの飲み屋に行きました。工場の仲間っぽい同じ年代のおじさんに「実は今日、うちの娘が男を連れて来てな・・・」と愚痴をこぼします。仲間は「○○ちゃんも年頃だからなあ。息子が出来るかもしれないぞ。いいことじゃないか」とお父さんを励まします。浮かない顔のお父さん。同じく同年代っぽい飲み屋のママも微笑みながら「寂しがってちゃだめよ。どんな人なの?」とお父さんに尋ねます。お父さんはハッとしました。飲み屋のテレビ画面に、今日娘が連れて来た男が映っていることに気づいたのです! 男、歌っています。お父さん、テレビを指差して「あ、あの男だ!」。工場の仲間は「あー、ありゃ○○だろ?」。飲み屋のママも「まあ、最近人気の歌手なんですよ」と男を褒めます。お父さん、がっかり。テーブルに突っ伏して嘆きます。「大事に育ててきた可愛い一人娘を歌手ふぜいに取られるのか?」
お父さん、ヘロヘロで家に帰って来ました。ちょっと飲みすぎたみたいです。娘の様子を見ると、娘はセーターを編み始めているようでした。雑誌を見ながら心を込めて編んでいる・・・。あの男のために編んでいるのか・・・!? お父さんの心が火を噴きました。お父さん、工場へ向かいます。お父さん、腕まくりをしたかと思うと何と腕に電動ノコギリ(?)を当てました!
あくる日。男はスーツを着てネクタイを締め髪もセットして花束を持って家へやって来ました。娘も妙にそわそわとお洒落をしています。もしかして「娘さんを僕にください」「お父さん、わたしこの人が好きなの!」なんて言うつもりなのでしょうか。男が玄関に来たのを察知したお父さん、男の前に立ち塞がり、腕まくりをし、何と肘からロケットを発射しました!
そうです、お父さんは自分の腕を武器に改造してしまったのです。
男、ロケットをくらってしまいます。しかし無事。しかしスーツはびりびりに裂けて、へそだしルックになってしまいました。男も「来るなら来い」と拳を構えます。
お父さん、「こしゃくな・・・」と諦めずにもう1発。
男、逃げます。しかし、ただ逃げるのではなく戦況を見て反撃するつもりのようです。
娘は何が起こっているのかわからず混乱。玄関はすっかり火事です。
お父さん、男を追いかけます。男、「来いやあー!」と叫びます。男、こっちは腕そのものを発射。男もこの時のために腕を改造していたようです。娘さん美人だもんなあ。お父さんも負けじと肘からロケットを発射。
大変なことが起きます。娘が「2人とも喧嘩はやめて!」と2人の間に入ってしまったのです。娘は男が発射した腕と、お父さんが発射したロケットをつかみます。これにはお父さんも男もびっくり。お父さん、「○○、放しなさい。それを持ってちゃ危ない!」。男、「だめだ! ○○さんっ!」。けれど娘は放そうとはしません。「わたしにはどっちも大切なの・・・」とぎゅっと目をつむり、ぎゅうっと腕とロケットを抱きしめてしまいます。
爆発。
静まり返った家。
お母さんはお父さんにあるものを見せてくれました。娘が既に編みあげていたセーターです。そのセーターの上には『お父さんへ。祝 六十五歳』と書かれた封筒が置かれていました。娘がセーターを編んでいたのは、男のためではなくお父さんのためだったのです。
お父さんは肘を痛そうにさすりながら、1人で晩酌をします。
娘はどうなってしまったのでしょうか・・・。
歌。ギター。ベース。ドラム。どれも、どす黒く低い音を重く刻みます。ギッ、ギッ、ギッ、ギッ、とまるで固い何かに深い亀裂が走っていくかのように。
PVには黒い服を着て目を見開いている達瑯さん(ムックのヴォーカリスト。以下「主人公」と表記します)と、白い服を着て目を閉じている主人公が登場します。
黒い主人公は白い主人公に囁くように歌います。「感情は邪魔になるだけの世界さ 撃ち殺してくれよ 天秤にかけたのは誰? 算盤で弾くのは誰?」 白い主人公は「花よ今咲き誇れ 僕に教えておくれ 今ここに生きる意味を 明日がくる理由を」と返します。
黒い主人公が亀裂・・・恐らくは心に刻まれた傷から悲しみを滲ませこう歌います。「空き地に咲く健気な花 降り注ぐ光を奪うビルがそびえ建ち 人々はそのビルに目を輝かせ やがて花は呼吸を止めた」「風が只、優しく撫でた 風だけが優しく撫でた・・・・・・」
呼吸を止めてしまった花は、黒い主人公? 白い主人公? それとも両方? もともとは2人は1人の人間で、何か残酷な出来事によって分裂してしまったのでしょうか?
目を閉じたままの白い主人公・・・。白い主人公は、もう何も見たくない、と言っているかのよう。
黒い主人公は歌います。白い主人公を貫くような瞳で見つめながら。言い聞かせるように、泣き叫ぶように歌います。
「生きる事 其れは何も見えねぇ闇の中をさ迷う様な 死ぬ事 其れもまた闇で 終わりは決して 始まりではない!」
Aメロ、Bメロ、Cメロとこのサビははっきりと対立している感じがします。
白い主人公からの返事はありません。けれど黒い主人公は懸命に歌い続けます。「だからこそ今闇を照らす閃光になるように生命を燃やせ 輝きを放つんだ」
白い主人公は目を開きます。
「生きてる証 儚く強く」
きっと2人ともがこう歌っています。
けれど白い主人公が目を開けても、白い主人公と黒い主人公が一緒になる・・・つまり元の1人に戻ることはなく、黒い主人公は白い主人公の姿を見届けると別の方向へと歩いていきます。
その後2人はどうなったのでしょうか? それぞれに分裂していってしまい、ついには壊れたのでしょうか? それとも繋がったのでしょうか? そんな想像もさせてくれるこの曲。
黒い主人公は、白い主人公を憎んでいるようにも愛しているようにも見えました。
矛盾し合う激情。
まさにムックの曲です。
何度聴いても圧倒されます。
PVには黒い服を着て目を見開いている達瑯さん(ムックのヴォーカリスト。以下「主人公」と表記します)と、白い服を着て目を閉じている主人公が登場します。
黒い主人公は白い主人公に囁くように歌います。「感情は邪魔になるだけの世界さ 撃ち殺してくれよ 天秤にかけたのは誰? 算盤で弾くのは誰?」 白い主人公は「花よ今咲き誇れ 僕に教えておくれ 今ここに生きる意味を 明日がくる理由を」と返します。
黒い主人公が亀裂・・・恐らくは心に刻まれた傷から悲しみを滲ませこう歌います。「空き地に咲く健気な花 降り注ぐ光を奪うビルがそびえ建ち 人々はそのビルに目を輝かせ やがて花は呼吸を止めた」「風が只、優しく撫でた 風だけが優しく撫でた・・・・・・」
呼吸を止めてしまった花は、黒い主人公? 白い主人公? それとも両方? もともとは2人は1人の人間で、何か残酷な出来事によって分裂してしまったのでしょうか?
目を閉じたままの白い主人公・・・。白い主人公は、もう何も見たくない、と言っているかのよう。
黒い主人公は歌います。白い主人公を貫くような瞳で見つめながら。言い聞かせるように、泣き叫ぶように歌います。
「生きる事 其れは何も見えねぇ闇の中をさ迷う様な 死ぬ事 其れもまた闇で 終わりは決して 始まりではない!」
Aメロ、Bメロ、Cメロとこのサビははっきりと対立している感じがします。
白い主人公からの返事はありません。けれど黒い主人公は懸命に歌い続けます。「だからこそ今闇を照らす閃光になるように生命を燃やせ 輝きを放つんだ」
白い主人公は目を開きます。
「生きてる証 儚く強く」
きっと2人ともがこう歌っています。
けれど白い主人公が目を開けても、白い主人公と黒い主人公が一緒になる・・・つまり元の1人に戻ることはなく、黒い主人公は白い主人公の姿を見届けると別の方向へと歩いていきます。
その後2人はどうなったのでしょうか? それぞれに分裂していってしまい、ついには壊れたのでしょうか? それとも繋がったのでしょうか? そんな想像もさせてくれるこの曲。
黒い主人公は、白い主人公を憎んでいるようにも愛しているようにも見えました。
矛盾し合う激情。
まさにムックの曲です。
何度聴いても圧倒されます。
Ne-Yo 『So Sick』
2007年4月2日 音楽 コメント (4)
悲しい歌なのに、優しい歌。
主人公の恋人は去ってしまい、彼に残ったのは2人でメッセージを吹き込んだ留守電と2人の記念日を印したカレンダーと、そして思い出だけ。
留守電のメッセージは「We can’t come to the phone」。もう自分しかいないのだから「I can’t〜」に変えなきゃいけない。でも、そうしたら彼はもう彼女の声を聞けなくなる。
カレンダーも直さなくちゃいけない。彼女がいなくなった今、もはやその日はただの1日なのだから。でも、その日をただの日にすることは彼には出来ない。
ラジオから流れてくるラブソングを聴くのが辛くて、彼はラジオを消そうとする。ラブソングは彼女を思い出させるから。でも、消せない。ラブソングは彼女を思い出させてくれるから。
悲しい歌のはずなのにNe-Yoの声もメロディーもとても優しくて、聴くと胸がキュッと締め付けられます。優しいけれど、やっぱりこれは悲しい歌。
---------------
Lil bitという女性歌手が主人公の恋人の心情を歌った『So Sick (Answer song)』という歌を出しています。
要約すると・・・彼女がラジオを聴いていると、彼が彼女のことを歌っている歌『So Sick』がラジオから流れてきました。彼女は「今でもそんなにわたしのことを好きなら、どうして会いに来てくれないの? ラブソングを聞きたくないのにラジオを消せないだなんて、そんな歌わたしは聴きたくないわ。・・・でもわたしもラジオを消せない」と歌います。
Lil bitとNe-Yoが関係があるのか無関係なのかわたしは存じません。実際無関係で、『So Sick (Answer song)』は完全に後付けなのかもしれません。
けれど・・・お互い好きだけれど上手くいかなくて別れてしまった、でも相手を忘れられない、だって簡単に忘れられる相手なら俺は(orわたしは)恋に落ちなかった、つまりそれくらい好き、という男女の気持ちがよく出ていると思います。
主人公の恋人は去ってしまい、彼に残ったのは2人でメッセージを吹き込んだ留守電と2人の記念日を印したカレンダーと、そして思い出だけ。
留守電のメッセージは「We can’t come to the phone」。もう自分しかいないのだから「I can’t〜」に変えなきゃいけない。でも、そうしたら彼はもう彼女の声を聞けなくなる。
カレンダーも直さなくちゃいけない。彼女がいなくなった今、もはやその日はただの1日なのだから。でも、その日をただの日にすることは彼には出来ない。
ラジオから流れてくるラブソングを聴くのが辛くて、彼はラジオを消そうとする。ラブソングは彼女を思い出させるから。でも、消せない。ラブソングは彼女を思い出させてくれるから。
悲しい歌のはずなのにNe-Yoの声もメロディーもとても優しくて、聴くと胸がキュッと締め付けられます。優しいけれど、やっぱりこれは悲しい歌。
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Lil bitという女性歌手が主人公の恋人の心情を歌った『So Sick (Answer song)』という歌を出しています。
要約すると・・・彼女がラジオを聴いていると、彼が彼女のことを歌っている歌『So Sick』がラジオから流れてきました。彼女は「今でもそんなにわたしのことを好きなら、どうして会いに来てくれないの? ラブソングを聞きたくないのにラジオを消せないだなんて、そんな歌わたしは聴きたくないわ。・・・でもわたしもラジオを消せない」と歌います。
Lil bitとNe-Yoが関係があるのか無関係なのかわたしは存じません。実際無関係で、『So Sick (Answer song)』は完全に後付けなのかもしれません。
けれど・・・お互い好きだけれど上手くいかなくて別れてしまった、でも相手を忘れられない、だって簡単に忘れられる相手なら俺は(orわたしは)恋に落ちなかった、つまりそれくらい好き、という男女の気持ちがよく出ていると思います。