すごく痛い話

2008年8月23日 笑い
 *注* やや下ネタを含みます。

 眼科に行きました。

 わたしの目の下瞼の粘膜のところに、出来物が出来ていたから。
 出来物が出来た原因は涙不足。
 ・・・普段、他人を泣かせてばかりで自分では泣かないせいですね(^皿^)

 医師はピンセットを手に持ちました。
 「これで出来物を潰しますからね」

 医師のピンセットがわたしの目に近付いてきました。

 アレッ? せんせー、麻酔は?(・◇・)?

 ぎ・・・・・・・・・・・・・・・・ぎやぁああっぁぁあぁぁああああああああああぁぁぁああうあ!!!!!!

 麻酔なし。
 涙不足で出来物が出来てしまったわたしの目から、激痛による大量の涙が。
 麻酔なしで目の粘膜をピンセットで思いっきり摘まれるのですよ。
 手加減なしですよ。
 地獄の1分間・・・。
 わたしはその1分間の中で、幼い日に見た生き地獄の光景を鮮やかに思い出しました。

 養豚をしていた亡き祖父が子ぶたの去勢手術を行った日のことを。手術道具は錆びたカミソリのみ。麻酔なし。子ぶたは、恐らく死ぬ前でもこんな悲鳴はあげまいと思われる凄まじい悲鳴をあげました。子ぶたたちはパニックを起こし、豚舎の中を全力疾走。失禁したり失神する子ぶたが続出。我が姉は暴れる子ぶたを取り押さえる係、わたしは「せめて消毒だけは・・・!」と思い錆びたカミソリを消毒する係、祖父は切り取る係。
 祖父自身も男なので(そりゃそうです、祖父が女だったら困ります)、同じ男として子ぶたに同情していたことでしょう。しかし祖父は漢でした。同じ男として辛い任務を、見事遂行したのです。
 余談ですが・・・幼いわたしは、繁殖用に使えないと判断された子ぶたたちの地獄を見た後で、繁殖用に使えると判断された子ぶた及び豚用の豚舎に行きました。嗚呼、この世にはなんと冷酷にして明確な勝ち組と負け組があるのでしょう!
 わたしは去勢手術をした後の子ぶたたちを妙に愛しく思いました。

 そんなことを考えているうちに治療終了。
 目の粘膜といい、思い出の内容といい、激痛でした。

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