同級生が亡くなりました。
 彼には婚約者がいて、彼女との結婚式を目前に控えていたというのに、事故のため22歳の若さで亡くなったそうです。
 ・・・不思議で仕方ありません。彼とわたしは同じクラスにいて同じ学校を卒業したというのに、彼は亡くなってしまいわたしは生きているということが。一体何が運命を分けるのでしょう?
 こういう若い人の死に「必然」という言葉は絶対に使いたくないし、かといって「偶然」と片付けるのも辛すぎます。
 彼が死を望んだわけでもないのに、むしろ生きたくて生きたくてたまらなかっただろうに・・・どうして?


 ・・・わたしは彼や彼の婚約者に謝らなければなりません。
 わたしは人づてに、彼と婚約者との間に子どもはいない、ということを聞いて「せめてもの救いだった。もし子どもがいたら彼女はシングルマザーとして生きることを余議なくされてしまう」と考えてしまったのです。
 考えてすぐハッとして、わたしは自己嫌悪に陥りました。
 もしかしたら彼女は忘れ形見が欲しかったかもしれないのに。
 シングルマザーという大変な生活を選択してでも、愛する人の忘れ形見が欲しかったかもしれないのに・・・。
 「せめてもの救いだった」なんて、外野が勝手に思っていいことではありません。
 彼女の気持ちは彼女にしかわからないのです。
 ごめんなさい・・・。

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