この映画、木村水産という会社を舞台にした映画なのですが、この木村水産の社歌が素晴らしいです。
 歌詞を引用してみます。
 「来るなら来てみろ 大不況♪ そのときゃ 政府を倒すまで♪ 倒せ! 倒せ! せ~いふ!!」ですって。…素晴らしい。
 歌ってる人たちの目がランランとしていて面白いし、こっちもマネして歌ってみると活力が…というかちょうど人間がヤケクソになっている時と同じパワーが漲ってきます。 
 http://www.youtube.com/watch?v=CZDgImwwXEI&feature=related

 映画そのものの内容については、駆け落ちがなぜそんなに禁忌扱いされるのかがピンとこなかったのですが、「佐和子が悪いんだ」を繰り返す思考停止ぎみの男女の不気味さや、「そんなだからお母さんいなくなっちゃうんだ!」と父親へ叫ぶ女の子の気持ちとか、いい意味ですごく生々しいものが描かれているように思いました。
 映画前半は生きているのか死んでいるのかわからないほど無気力だったヒロインが、後半には目をカッと見開いて「頑張るしかないんですからぁ!」と叫ぶようになる描写が秀逸。

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