BABYMETAL『紅月-アカツキ-』
アルバム『BABYMETAL』収録曲。

この曲は、死者の世界にも一気に駆け抜けていって、大切な人の魂へまっすぐ届きそう。

X JAPANとBABYMETALがコラボしているかのように合成された動画をYouTubeで観ていたら、

歳をとったHIDEがこのステージで楽しそうにギターを演奏している姿や、

若い女の子たちがメタルを演るのを嬉しそうにサポートするHIDEの笑顔を想像して、

わたしは涙でじわじわと画面が見えなくなり、

やがて動画にHIDEが愛用したギターが映し出されたことで、完全に画面が見えなくなりました。

「幾千もの夜を超えて
生き続ける愛があるから
この身体が滅びるまで
命が消えるまで
守りつづけてゆく」

亡くなってからも新たなファンを増やし続け、勿論亡くなる前からのファンも根強いHIDEへ捧げるかのような歌詞。

また、HIDEだけでなく、TAIJIや、これまでに亡くなった沢山の素晴らしいミュージシャンたちが生み出してきた音楽が、たとえ創り手が亡くなろうとも、生きている者たちの心の中で守られて受け継がれていく、そんな誓いの曲でもあるとわたしは思います。

みんなが旅立った先が天国なのか地獄なのかは分からないし、人によっては敢えて地獄行きを選んでヘヴィメタル道を爆進しているかもしれないけれど、この世の人たちがこんな風に想っていることがあの世の人たちにも伝わっているといいなあ。

もしかしたら、死者の世界でも実はこんな風に、亡きミュージシャンたちがこちらへ向けて全身全霊でライヴをしているかもしれません。

『紅』や『Rusty Nail』といった名曲と共に、あの世のライヴ会場でこの『紅月-アカツキ-』も演奏して欲しいです。

ギターはHIDEで、他のパートには、HIDEを慕う色んなミュージシャンの魂が集まって来て、ファンの魂も集まって来て、あの世のライヴ会場は満員どころか入り切らずに、会場外にも観客が溢れて、壮大なフェスが開催されていそう。

生きている人と死者とでは、言葉を交わすことは出来ないけれど、音楽によって繋がっているような気がします。

そうだったらいいなあ。

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