中村哲医師の足跡「100の診療所より1本の用水路を」
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20191205/amp/k10012203051000.html%3Fusqp%3Dmq331AQNKAGYAdLxkqKWsL-8eA%253D%253D


当初は「中村医師が銃撃されたが命に別状はない」と報道されていましたが、そのすぐ後に「死亡」のニュース速報が流れて、大変ショッキングでした。

勿論、世の中に「殺されても良い人」は居ないけれど、中村医師ほど全身全霊でアフガニスタンの支援活動を続けてきた方が殺害されるとは…。

なんと理不尽な…。

いわば「自分たちを助けてくれている人」を撃ち殺した犯人たちの思考回路は全く理解出来ません。

もしかしたら犯人自身や犯人の家族や友人が中村医師によって命を救われていたかもしれないのに。

そうでなくとも、アフガニスタンに水路を作るため尽力し、荒れた土地に緑を取り戻した人なのに。

何故そんな人を殺せるのでしょうか?

中村医師はきっとアフガニスタンの人たちからの恩返しなんて望んでいなかったとわたしは思いますが、このニュース速報を見た時わたしは正直言って「なんでこんな立派な人が殺されるの…」と複雑な気持ちになりました。

…と、やり場のない憤りを覚えますが、だからといって、この事件によって「アフガニスタンのことを支援するのはやめよう」と考える人が増えてしまうのは、中村医師の望むところではないと思います。

悪いのは「中村医師を銃撃した犯人たち」であって、「アフガニスタンの人たち」ではありません。

この事件によって、もしもアフガニスタンの人たちへの支援が減るようなことがあれば、中村医師は悲しまれるのではないでしょうか。

わたしは中村医師ほど立派な人間ではないし、むしろエゴの塊のような人間なのですが、中村医師のこれまでの活動を知り、心を打たれました。

中村医師のようにアフガニスタンの人たちへ直接の支援をすることはわたしには出来ません。

募金箱や義援金箱を見つけたら出来る限り協力するようにはしているけれど、少額しか入れられないし。

しかし、たとえば自分の身近な人たちに今までより少しでも思いやりをもって接するとか、今の自分がまず取り組めることから、中村医師のように善意ある行動に取り組みたいと思います。

中村医師ご本人が亡くなっても、中村医師がサポートして作り上げた水路がこれからもアフガニスタンの人たちの心身を潤し、土地を豊かにし、やがて国全体が平和になりますように。

中村医師についても、そしてその周りに居て同じく殺害された方たちについても、心よりご冥福をお祈りします。

犯人たちには、自分たちが何をしてしまったのか気づいて欲しいです。

コメント

まるこ
2019年12月6日4:53

まさか!という気持ちと、なぜ?と言う気持ちが入り混じりました。こんなショッキングな事が起こるとは。TVの特集で彼の活動やひととなりを拝見して、なんと尊い方なのだろうと、日本人として彼を誇りに思いました。彼の功績や残した志や技術は引き継がれる事と信じたいです。命を賭してまでアフガニスタンで活動し人々を救い、荒地を緑豊かな土地に変える水路の建設などなど彼はアフガニスタンで永遠にヒーローとして語り継がれるでしょうね。そんな彼を何故狙撃したかのか?それがどれほどの損失か。犯人を心から憎みます。アフガニスタン政府軍、タリバン、ISの三つ巴の戦争。複雑な戦争に終止符が打たれる日は来るのでしょうか?それに翻弄される人々に安息の日はないんでしょうね。その複雑な戦争の犠牲者となってしまった中村さんのご冥福を謹んでお祈りしてします。くやしいです。

G−dark
2019年12月7日23:45

人の命を救うことも、国を復興に導くことも、大変な労力と長い歳月を要するのに、人を殺すのは本当にあっと言う間で、失われた命は二度と戻らないというのがとても辛いです。
日本では蛇口から綺麗な水が出ますが、国によってはそうではないこと、そして、水が使いやすくなることで農業が発展し、農業が発展することで国民の心身が養われて、やがて国そのものが豊かになっていくのだということを中村さんに教えていただいた気がします。
もっと生きていたかっただろう、もっと働きたかっただろう、いつか復興したアフガニスタンを見たかっただろう、と想像し、とても悔しいです。
心から中村さんのご冥福と、アフガニスタンの復興、そして世界平和を祈ります。

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