平松洋子『いま教わりたい和食: 銀座「馳走 そっ啄」の仕事』
2016年6月24日 おすすめの本一覧
春の味。
山菜。鯛。亀戸大根。蛤。白魚。筍。
夏の味。
鰻。茗荷。トマト。蛸。茄子。鰺。
秋の味。
里芋。鯖。きのこ。菱蟹。鮭。ずいき。
冬の味。
鴨。葱。白菜。なまこ。牡蠣。海苔。
日本に四季があって本当に良かった!
と、この本を読んでいてしみじみ思いました。
だしに頼り過ぎず、旬の美味しさを引き出す。
和食って素晴らしいですね。
今は夏なので、夏の章をじっくり読みましたが、読んでいると他の季節の旬のものも食べたくなってきました。
季節が巡りゆくのが楽しみ!
「どこからが季節を感じる味で、どこからが手を加えすぎた味なのか。どうしたら、ちょうどいいところに着地できるのか。それが、『料理をする』という仕事だと思っています」(P56から抜粋)
という和食料理人・西塚さんの美学に頭が下がります。
山菜。鯛。亀戸大根。蛤。白魚。筍。
夏の味。
鰻。茗荷。トマト。蛸。茄子。鰺。
秋の味。
里芋。鯖。きのこ。菱蟹。鮭。ずいき。
冬の味。
鴨。葱。白菜。なまこ。牡蠣。海苔。
日本に四季があって本当に良かった!
と、この本を読んでいてしみじみ思いました。
だしに頼り過ぎず、旬の美味しさを引き出す。
和食って素晴らしいですね。
今は夏なので、夏の章をじっくり読みましたが、読んでいると他の季節の旬のものも食べたくなってきました。
季節が巡りゆくのが楽しみ!
「どこからが季節を感じる味で、どこからが手を加えすぎた味なのか。どうしたら、ちょうどいいところに着地できるのか。それが、『料理をする』という仕事だと思っています」(P56から抜粋)
という和食料理人・西塚さんの美学に頭が下がります。
現役万引きGメン 伊藤ゆう『万引き老人』
2016年6月18日 おすすめの本一覧
この本のはじめに、「こいつめ!あたしが死んだら!全部あんたのせいだ!こいつが憎い!こいつが憎い!」と万引きGメンを殴る老婆が出てきて、読んでいて唖然としました。
いやいやいやいや、お店の物を盗んだあなたが100%悪いでしょ。
万引きGメンは全く悪くないですよ!
暴力をふるわないでください!
その逆恨み老婆の次には、複数回の万引きを繰り返した高齢者に「罰金を払ったことで、お金がなくなってしまったから万引きした」と主張される機会が増えた…というエピソードが出てきたから、これにも開いた口が塞がりません。
万引きは窃盗。
犯罪なのです。
窃盗罪が適用され、10年以下の懲役刑のほかに、50万円以下の罰金刑が科されます。
…抑止力になるように、と設けられた罰金刑を、「罰金を払ったことで、お金がなくなってしまったから万引きした」と言い訳に使うとは!
いつもいつも商品を盗まれる側のお店の人の気持ちや、万引きの通報を受ける側の警察官の気持ちや、万引き犯に逆ギレされる万引きGメンの気持ちを想像すると、かなり憂鬱です。
警察官や万引きGメンは仕事だからともかく、お店の人の気持ちを考えると泣きたくなります。
盗まれるために商品を仕入れているんじゃないんです。
売るために仕入れているんです!
万引きをする側としては、他の人がどう感じるかなんて想像出来ないでしょうし(万引きは家族にも非常にショックを与えますよね)、そういう想像が出来ないこと自体が「生活に困っている」ことを表すのかもしれません。
…貧しさのせいで物を盗んだ人に罰を与えるだけでは、生活の困窮という根本的な問題は何も解決しないので、そういう人たちが人生をやり直せるようサポートする福祉体制を充実させていかないといけないですよね。
税金は、政治家や大企業が私腹を肥やすためでなく、そういうことのために使って欲しい…。
この本に出てくる、お金に困って高利貸しに戸籍を売ってしまい、段ボールとブルーシートの家に住んでいて、一円も持っていなくて、水しか飲んでいなくて、お店のコロッケを惣菜売り場で食べてしまった…という老人だって、万引きGメンに捕まえられた後日、小銭を持ってお店にやって来てちゃんとレジに並んだそうです。
どんなに貧しくても、やり直せるチャンスはきっとある。
そう教えてくれるようなエピソードです。
この本に紹介されている中には、所持金がちゃんとあるのに万引きをして、「お金を払えばいいんでしょ。警察には言わないで」という態度の人たちも出てきます。
こういう人たちこそ、「卑しい」という言葉がぴったりですね。
お金はある。
貧しくはない。
けれど、心が卑しい。
先ほど例として挙げた老人は、「貧しい」けれど、「卑しく」はない。
万引きをしたけれども、後日ちゃんとレジに並んだから。
お金があればちゃんとお金を払うんです。
「貧しい」のは救えるでしょうが、「心が卑しい」のは救いようがないですね。
例えば、P60~61で紹介されている男性。
万引きをしておいて、「今日もレクサスに乗ってきた」と自慢したり、財布の中の1万円札の50枚ほどの束を万引きGメンに見せびらかし、万引きの常習犯のため逮捕されることになると、「10倍の金を払うから逮捕だけは勘弁してくれ」「捕まるくらいなら死んでやる」と暴れる…。
P69で紹介されている女性もそう。
大量の食材をルイ・ヴィトンのボストンバッグに隠して盗む、というこの女性の行為には色んな意味で呆れます。
勿論、万引きに使っても良いバッグと悪いバッグなんてこの世には無くて、万引きそのものが悪いのですが、よりにもよって何故ヴィトン。
ヴィトンに謝って!!
物に魂があるなら、先ほどの男性のレクサスも、この女性のヴィトンのボストンバッグも、泣いてます。
P181~186に紹介されている女性なんてもう最悪。
万引きした商品を車の後部座席に積んだにも関わらず、万引きGメンに声をかけられると「いま車に忘れた財布を取りに来たところよ」「客を泥棒扱いするなんてひどいわね。責任者呼びなさいよ」と主張(財布はあったけれど、担当刑事曰く、商品を買い取れるだけのお金やクレジットカードは無かったそう)。
同様の前科があり、防犯カメラにも映像が残っていたけれど頑として犯意を認めず。
その後、なんと「泥棒扱いされたことで名誉を毀損された」と逆に300万円もの損害賠償を求めてきた、というから驚き!!
お店から物を盗んでおいて、更に300万円も要求するんですか!?
意味が分からない!!
盗人に追い銭ってまさにこのこと!!
結局、脅迫罪で告発しますという旨の内容証明を送ると、女性からの連絡は途絶えたそうです。
…弁護士を雇うお金があるなら、万引きなんてしないでちゃんとレジで支払いましょうよ…。
万引きを繰り返すのって、本当、心の病…。
いやいやいやいや、お店の物を盗んだあなたが100%悪いでしょ。
万引きGメンは全く悪くないですよ!
暴力をふるわないでください!
その逆恨み老婆の次には、複数回の万引きを繰り返した高齢者に「罰金を払ったことで、お金がなくなってしまったから万引きした」と主張される機会が増えた…というエピソードが出てきたから、これにも開いた口が塞がりません。
万引きは窃盗。
犯罪なのです。
窃盗罪が適用され、10年以下の懲役刑のほかに、50万円以下の罰金刑が科されます。
…抑止力になるように、と設けられた罰金刑を、「罰金を払ったことで、お金がなくなってしまったから万引きした」と言い訳に使うとは!
いつもいつも商品を盗まれる側のお店の人の気持ちや、万引きの通報を受ける側の警察官の気持ちや、万引き犯に逆ギレされる万引きGメンの気持ちを想像すると、かなり憂鬱です。
警察官や万引きGメンは仕事だからともかく、お店の人の気持ちを考えると泣きたくなります。
盗まれるために商品を仕入れているんじゃないんです。
売るために仕入れているんです!
万引きをする側としては、他の人がどう感じるかなんて想像出来ないでしょうし(万引きは家族にも非常にショックを与えますよね)、そういう想像が出来ないこと自体が「生活に困っている」ことを表すのかもしれません。
…貧しさのせいで物を盗んだ人に罰を与えるだけでは、生活の困窮という根本的な問題は何も解決しないので、そういう人たちが人生をやり直せるようサポートする福祉体制を充実させていかないといけないですよね。
税金は、政治家や大企業が私腹を肥やすためでなく、そういうことのために使って欲しい…。
この本に出てくる、お金に困って高利貸しに戸籍を売ってしまい、段ボールとブルーシートの家に住んでいて、一円も持っていなくて、水しか飲んでいなくて、お店のコロッケを惣菜売り場で食べてしまった…という老人だって、万引きGメンに捕まえられた後日、小銭を持ってお店にやって来てちゃんとレジに並んだそうです。
どんなに貧しくても、やり直せるチャンスはきっとある。
そう教えてくれるようなエピソードです。
この本に紹介されている中には、所持金がちゃんとあるのに万引きをして、「お金を払えばいいんでしょ。警察には言わないで」という態度の人たちも出てきます。
こういう人たちこそ、「卑しい」という言葉がぴったりですね。
お金はある。
貧しくはない。
けれど、心が卑しい。
先ほど例として挙げた老人は、「貧しい」けれど、「卑しく」はない。
万引きをしたけれども、後日ちゃんとレジに並んだから。
お金があればちゃんとお金を払うんです。
「貧しい」のは救えるでしょうが、「心が卑しい」のは救いようがないですね。
例えば、P60~61で紹介されている男性。
万引きをしておいて、「今日もレクサスに乗ってきた」と自慢したり、財布の中の1万円札の50枚ほどの束を万引きGメンに見せびらかし、万引きの常習犯のため逮捕されることになると、「10倍の金を払うから逮捕だけは勘弁してくれ」「捕まるくらいなら死んでやる」と暴れる…。
P69で紹介されている女性もそう。
大量の食材をルイ・ヴィトンのボストンバッグに隠して盗む、というこの女性の行為には色んな意味で呆れます。
勿論、万引きに使っても良いバッグと悪いバッグなんてこの世には無くて、万引きそのものが悪いのですが、よりにもよって何故ヴィトン。
ヴィトンに謝って!!
物に魂があるなら、先ほどの男性のレクサスも、この女性のヴィトンのボストンバッグも、泣いてます。
P181~186に紹介されている女性なんてもう最悪。
万引きした商品を車の後部座席に積んだにも関わらず、万引きGメンに声をかけられると「いま車に忘れた財布を取りに来たところよ」「客を泥棒扱いするなんてひどいわね。責任者呼びなさいよ」と主張(財布はあったけれど、担当刑事曰く、商品を買い取れるだけのお金やクレジットカードは無かったそう)。
同様の前科があり、防犯カメラにも映像が残っていたけれど頑として犯意を認めず。
その後、なんと「泥棒扱いされたことで名誉を毀損された」と逆に300万円もの損害賠償を求めてきた、というから驚き!!
お店から物を盗んでおいて、更に300万円も要求するんですか!?
意味が分からない!!
盗人に追い銭ってまさにこのこと!!
結局、脅迫罪で告発しますという旨の内容証明を送ると、女性からの連絡は途絶えたそうです。
…弁護士を雇うお金があるなら、万引きなんてしないでちゃんとレジで支払いましょうよ…。
万引きを繰り返すのって、本当、心の病…。
澤田めぐみ『医師に聞けないあんな疑問 医師が解きたいこんな誤解』
2016年6月16日 おすすめの本一覧
神経科と心療内科、整形外科と形成外科、など違いが分かりそうで分からない、でも周りは知っている風だから質問するのを何だかためらってしまう…そんな疑問にQ&A形式で答えてくれる本。
受診・検査・薬について、体の仕組みや病気について、内分泌・代謝について、神経・感覚器・運動器について、感染症・免疫・アレルギーについて、の章に分かれています。
専門用語も出てくるので難しい所もありますが、
「薬はお茶と一緒に飲んでもいいの?」(P82〜83の内容)など、ごく身近な疑問にも答えてくれる本なので、読んでいて「へぇー!」と驚かされてばかりでした。
↑ちなみにこの答えは、昔はダメと言われていたけれど実はさほど支障はない、だそうです。
勿論、水で飲むのが一番良いでしょうけれど。
お茶より、むしろ牛乳のほうが良くないでしょうし(腸で溶けるタイプの薬が胃で溶けてしまうそうです)、アルコールで飲むのは最悪(薬の血中濃度が高くなってしまうそうです)。
また、「がん」と「癌」の使い分けも勉強になりました(P151の内容)。
上皮細胞(体の表面を覆うもの)が悪性化したものが癌腫・癌。
非上皮細胞(骨・筋肉など)が悪性化したものが肉腫。
この両者を合わせたものが「がん・悪性腫瘍・悪性新生物」と呼ばれるそうです。
や、ややこしい!
けど、こういう違いをしっかり学びたいですね。
一番驚かされた内容は、結核について。
「免疫が正常なら、結核に「感染」しても約90%は「発症」しません。しかし、感染した結核菌は分裂を停止して生き残っており、免疫が弱まると感染から50年経っていても発病(二次型肺結核症)することがあります」(P178から抜粋)
ご、50年経っていても!?
受診・検査・薬について、体の仕組みや病気について、内分泌・代謝について、神経・感覚器・運動器について、感染症・免疫・アレルギーについて、の章に分かれています。
専門用語も出てくるので難しい所もありますが、
「薬はお茶と一緒に飲んでもいいの?」(P82〜83の内容)など、ごく身近な疑問にも答えてくれる本なので、読んでいて「へぇー!」と驚かされてばかりでした。
↑ちなみにこの答えは、昔はダメと言われていたけれど実はさほど支障はない、だそうです。
勿論、水で飲むのが一番良いでしょうけれど。
お茶より、むしろ牛乳のほうが良くないでしょうし(腸で溶けるタイプの薬が胃で溶けてしまうそうです)、アルコールで飲むのは最悪(薬の血中濃度が高くなってしまうそうです)。
また、「がん」と「癌」の使い分けも勉強になりました(P151の内容)。
上皮細胞(体の表面を覆うもの)が悪性化したものが癌腫・癌。
非上皮細胞(骨・筋肉など)が悪性化したものが肉腫。
この両者を合わせたものが「がん・悪性腫瘍・悪性新生物」と呼ばれるそうです。
や、ややこしい!
けど、こういう違いをしっかり学びたいですね。
一番驚かされた内容は、結核について。
「免疫が正常なら、結核に「感染」しても約90%は「発症」しません。しかし、感染した結核菌は分裂を停止して生き残っており、免疫が弱まると感染から50年経っていても発病(二次型肺結核症)することがあります」(P178から抜粋)
ご、50年経っていても!?
有元葉子『料理好きの器えらび』
2016年6月2日 おすすめの本一覧
「「ごはんをよそう」という言葉は「装う」からきているそうです。それほど人が「着る」ことと料理を器に盛りつけることは似ています」(P3から抜粋)と書かれている通り、いかに素敵な器で食事を楽しむかというヒントとなる本。
器が派手すぎると料理ではなく器が主役のようになってしまうけれど、そうならずに程良く料理を引き立てられるような器ばかりが紹介されています。
どの器にどんな料理をどの量でどんな配置で盛り付けるか、は日頃から頭を悩ますところですが、前述の通り、よそう=装う、と考えるならば、Sサイズの人=料理がLサイズの服=器を着ていたらぶかぶかでみっともないし、逆もまた然り。
ぴったりのものを選びたいですね。
器メインの本なので残念ながら盛り付けのコツについてはそう多くのページを割かれていないのですが、P95に載っているおにぎりの盛り合わせでの葉のあしらい方などは動きがあって素敵だと思いました。
器が派手すぎると料理ではなく器が主役のようになってしまうけれど、そうならずに程良く料理を引き立てられるような器ばかりが紹介されています。
どの器にどんな料理をどの量でどんな配置で盛り付けるか、は日頃から頭を悩ますところですが、前述の通り、よそう=装う、と考えるならば、Sサイズの人=料理がLサイズの服=器を着ていたらぶかぶかでみっともないし、逆もまた然り。
ぴったりのものを選びたいですね。
器メインの本なので残念ながら盛り付けのコツについてはそう多くのページを割かれていないのですが、P95に載っているおにぎりの盛り合わせでの葉のあしらい方などは動きがあって素敵だと思いました。
水野克比古『京の夜景色』
2016年5月29日 おすすめの本一覧 コメント (2)
京都の夜景って、何だか異次元。
ぼぅっと見惚れていたら、京の闇を百鬼夜行が翔けていたような古き世にうっかりタイムスリップしてしまいそうな妖しさがあります。
町家からもれる灯り。
濡れたように照らされる石畳。
燃え上がる送り火。
三条大橋を見下ろす三日月。
この本に載っている京都の夜景写真はどれも素敵なものばかり。
光と闇がまじり合うのって本当に綺麗。
ぼぅっと見惚れていたら、京の闇を百鬼夜行が翔けていたような古き世にうっかりタイムスリップしてしまいそうな妖しさがあります。
町家からもれる灯り。
濡れたように照らされる石畳。
燃え上がる送り火。
三条大橋を見下ろす三日月。
この本に載っている京都の夜景写真はどれも素敵なものばかり。
光と闇がまじり合うのって本当に綺麗。
編…鹿児島県薬剤師会 『薬草の詩 自然とのふれあいをもとめて』
2016年5月28日 おすすめの本一覧
ふと、道端に生えている草に目を留めて、「この草って何て名前なんだろう?」と気になることがあります。
この本は、草の名前を写真付きで教えてくれるだけでなく、その草はどの季節に採取出来るのか、どの部位が薬草として使えてどんなことに効くのか、逆にどの部位にどんな毒性があるのか紹介しています。
似ている草もありますし、たとえ同じ草でも薬として使える部位と毒性の強い部位とがあるので、「薬草だと思って口に入れたらかえって具合が悪くなった! く、苦しい…」なんてことになりかねませんから、素人が下手に煎じるのは危険ですが、覚えていて損はない知識ですよね。
この本と出会ってから、以前にもまして、通勤中や散歩中に道端の草に目を留めるのが楽しくなりました。
この本は、草の名前を写真付きで教えてくれるだけでなく、その草はどの季節に採取出来るのか、どの部位が薬草として使えてどんなことに効くのか、逆にどの部位にどんな毒性があるのか紹介しています。
似ている草もありますし、たとえ同じ草でも薬として使える部位と毒性の強い部位とがあるので、「薬草だと思って口に入れたらかえって具合が悪くなった! く、苦しい…」なんてことになりかねませんから、素人が下手に煎じるのは危険ですが、覚えていて損はない知識ですよね。
この本と出会ってから、以前にもまして、通勤中や散歩中に道端の草に目を留めるのが楽しくなりました。
上野正彦『監察医が明かす女だけの死体ファイル』
2016年5月26日 おすすめの本一覧 コメント (2)
女性が誰かを「殺した」場合と、女性が誰かに「殺された」場合の、それぞれの遺体が表す特徴が書かれた本です。
特に、女性が誰かを「殺した」場合について多く言及されているように思います。
その場合、被害者の中には女性自身の子どもが含まれることも…。
なぜ、自分のお腹を痛めて産み、それからずっと育ててきた子どもを自分で殺せるのか?
わたしには理解出来ないし、これから先一生理解したくもありません。
中でも、P164〜P169で紹介されているケースにぞーっとしました。
准看護師として働く女性が、娘に多額の生命保険をかけ、大量の喘息の薬をお茶に混ぜて娘に飲ませた。
この薬を摂取し過ぎると、肺水腫になって死ぬ危険性がある。
女性は、娘が病死したことにして、多額の保険金を手に入れようとしていた。
幸いこの娘さんは一命を取り留めたらしいですが…、なんとこの女性の実母も変死していたことがその後分かったそうです。
…自分のお腹を痛めて産んだ我が子だけでなく、逆に自分を産んでくれた母親まで手にかけたのでしょうか?
そこまでして何故お金が欲しかったのでしょうか?
肉親よりもお金が大事だったのでしょうか?
残念ながら、実母の変死については既に病死で処理されてしまっていたので、この女性はあくまで娘に対する殺人未遂ということで懲役3年の実刑判決が下ったそうです。
…この本の初刷は2005年、ということは…この女性、とっくに出所しているんでしょうか?
そして、殺されかけた娘さんはその後どうなさっているのでしょうか?
心の傷は消えないでしょうけれど、どうか、娘さんが少しでも穏やかに生き、そして出来れば幸せに暮らしていて欲しいです。
特に、女性が誰かを「殺した」場合について多く言及されているように思います。
その場合、被害者の中には女性自身の子どもが含まれることも…。
なぜ、自分のお腹を痛めて産み、それからずっと育ててきた子どもを自分で殺せるのか?
わたしには理解出来ないし、これから先一生理解したくもありません。
中でも、P164〜P169で紹介されているケースにぞーっとしました。
准看護師として働く女性が、娘に多額の生命保険をかけ、大量の喘息の薬をお茶に混ぜて娘に飲ませた。
この薬を摂取し過ぎると、肺水腫になって死ぬ危険性がある。
女性は、娘が病死したことにして、多額の保険金を手に入れようとしていた。
幸いこの娘さんは一命を取り留めたらしいですが…、なんとこの女性の実母も変死していたことがその後分かったそうです。
…自分のお腹を痛めて産んだ我が子だけでなく、逆に自分を産んでくれた母親まで手にかけたのでしょうか?
そこまでして何故お金が欲しかったのでしょうか?
肉親よりもお金が大事だったのでしょうか?
残念ながら、実母の変死については既に病死で処理されてしまっていたので、この女性はあくまで娘に対する殺人未遂ということで懲役3年の実刑判決が下ったそうです。
…この本の初刷は2005年、ということは…この女性、とっくに出所しているんでしょうか?
そして、殺されかけた娘さんはその後どうなさっているのでしょうか?
心の傷は消えないでしょうけれど、どうか、娘さんが少しでも穏やかに生き、そして出来れば幸せに暮らしていて欲しいです。
井上ミノル『ダメダンナ図鑑』
2016年5月19日 おすすめの本一覧
お好み焼きを作るため、「キャベツ、小麦粉、豚バラ」を買ってくるようダンナに頼んだら、レタス、豚ロース、薔薇の花を買ってきた! というP30~31掲載のエピソードには大いに笑わせていただきました。
小麦粉も無いからには、もはやお好み焼きのことはきっぱり諦めて、薔薇の花をサプライズプレゼントとしてありがたく頂きたいですね。
と、この本はこのようにダンナ関連のエピソードを紹介しています。
ダンナを動物に例えてみたり、世界各国の「偉人」もダンナとしてはダメな人物なのでは?と面白おかしく書いているので、ダンナの立場にある人自身が読んだらもしかしたらムッとするかもしれません。
しかし、「完璧な人間が存在しないように、全てのダンナは愛すべきダメダンナなのです」(P57から抜粋)とこの本に書かれている通り、お嫁さんがダンナのことを「ダメ」と言ってはいても、その言葉の中にはダンナへの愛情が含まれていることが伝わってきます。
嫌いだったら、大抵は離婚するはず。
婚姻関係が続いているということは、そこにはきっと何がしかの愛があるのでしょう。
ダメダンナどころかそもそもダンナ自体がいない未婚のわたしには、「ダメ」なダンナがいるだけでも羨ましい限り!
ダメダンナ図鑑だけではなく、ダメ嫁図鑑も出版してくれれば読みたいです。
小麦粉も無いからには、もはやお好み焼きのことはきっぱり諦めて、薔薇の花をサプライズプレゼントとしてありがたく頂きたいですね。
と、この本はこのようにダンナ関連のエピソードを紹介しています。
ダンナを動物に例えてみたり、世界各国の「偉人」もダンナとしてはダメな人物なのでは?と面白おかしく書いているので、ダンナの立場にある人自身が読んだらもしかしたらムッとするかもしれません。
しかし、「完璧な人間が存在しないように、全てのダンナは愛すべきダメダンナなのです」(P57から抜粋)とこの本に書かれている通り、お嫁さんがダンナのことを「ダメ」と言ってはいても、その言葉の中にはダンナへの愛情が含まれていることが伝わってきます。
嫌いだったら、大抵は離婚するはず。
婚姻関係が続いているということは、そこにはきっと何がしかの愛があるのでしょう。
ダメダンナどころかそもそもダンナ自体がいない未婚のわたしには、「ダメ」なダンナがいるだけでも羨ましい限り!
ダメダンナ図鑑だけではなく、ダメ嫁図鑑も出版してくれれば読みたいです。
福辻鋭記『福辻鋭記のストレッチ整体』
2016年5月18日 おすすめの本一覧
痛みの連鎖について分かりやすく解説している本。
例えば腰痛なら、単に腰だけが痛いのではなく、足の疲れが足の筋肉を緊張させ、足の筋肉をカバーしようとしてお尻の筋肉が固くなり、お尻の筋肉のこりが腰に伝わって腰が痛くなる、などの連鎖反応による場合があるそうです。
このように痛みをカバーしようとして筋肉が次々と固くなると、血行が悪くなるし、骨も歪んでしまって、百害あって一利なし。
マッサージのお店へ行くのはお金も時間もかかるし、日頃からストレッチをして自分で自分の全身をケアする必要があるんですね。
この本でストレッチの際に使用すると効果がある物として紹介されている「ストレッチ整体枕」は、バスタオルとビニール紐で簡単に作れるのでコストパフォーマンスが素晴らしいです。
例えば腰痛なら、単に腰だけが痛いのではなく、足の疲れが足の筋肉を緊張させ、足の筋肉をカバーしようとしてお尻の筋肉が固くなり、お尻の筋肉のこりが腰に伝わって腰が痛くなる、などの連鎖反応による場合があるそうです。
このように痛みをカバーしようとして筋肉が次々と固くなると、血行が悪くなるし、骨も歪んでしまって、百害あって一利なし。
マッサージのお店へ行くのはお金も時間もかかるし、日頃からストレッチをして自分で自分の全身をケアする必要があるんですね。
この本でストレッチの際に使用すると効果がある物として紹介されている「ストレッチ整体枕」は、バスタオルとビニール紐で簡単に作れるのでコストパフォーマンスが素晴らしいです。
テッド・バンディ事件にも関わった元FBI特別捜査官が書いた本。
テッド・バンディとはアメリカ史上最悪の連続強姦殺人鬼。
彼が一見爽やかな好青年に見えたため、彼は本当は無実なのでは?と思う人が多かったのですが、実は30人以上を殺していた、ということで有名。
見た目では分からないのです。
相手が善人なのか。
それとも嬉々として他人を攻撃して自分の思う通りにしようとする人物なのか。
電車やバスの隣にたまたま座った人や、すぐ近所に住んでいた人が実は犯罪者だった!なんてこともあり得ること。
危険はいつだって日常に潜んでいます。
通り魔やテロの被害に遭わないようにする、というのは残念ながら一般人にはほとんど対策のしようがありません。
けれど、「あれっ…この人なんだかおかしい…」とピンときてその人と親しい間柄にならないようにする、というのは一般人にも可能です。
この本は、見た目ではなく、相手の話すこと、行動などから相手を見極めることで、危険人物から身を守ろう、という本です。
危険人物について、この本においては次の四つの人格の持ち主に注目しています。
ナルシシスト。
情緒不安定。
パラノイア。
プレデター(捕食者/略奪者)。
まず、ナルシシストの特徴について。
※注※ いわゆるナルシストとは違います。
あらゆる点で自分を良く見せようとする。
他人を見下しており、容赦なく中傷するだけでなく、人前であっても相手を派手に叱りつける。
平気で嘘をつき、平気でごまかし、物事を自分の思う通りに進めようとする。
相手を思いやることが無いので、相手が傷ついていたりクタクタになっていてもおかまいなし。
分かりやすく言えば「シンデレラ」の継母と義姉妹タイプ。
次に、情緒不安定。
他人とちょうどいい距離を保てないので、タコの足がまとわりつくように相手と近づきすぎたり、かといって相手から少しでも遠ざけられると「見捨てられた」と感じる。
自殺をほのめかしたり、人の目の前で自傷行為をしようとしたり、実際にすることもある。
別れた恋人を脅したり家に上がり込むなど、ストーカー化することがある。
次にパラノイア。
いつでも何かを深く疑っている。
不信と恐怖にかられて、武器、緊急避難シェルター、二年分の保存食料、浄水装置などに見境なくお金をかけたり、子どもまで道連れにしてカルト教団に身を委ねたりする。
恋人や配偶者に頻繁に電話をかけたり、アドレス帳や通話履歴やメールをチェックしたり、探偵に尾行させたりする。
次に、プレデター(捕食者/略奪者)。
互いを平等だとは思っていない。
人生は適者生存だと思っているので、他の人に苦痛を与えても全く心が痛まないし、後悔しない。
どれだけ人を食いものに出来たかで成功の大きさを測っている。
傷を負っている者、騙されやすい者などを見つけるのが実にうまく、残忍に襲いかかる。
車が必要になれば盗み、セックスが必要になればレイプし、金が必要になれば他人の銀行口座を狙う。
前述したテッド・バンディも、このプレデタータイプ。
そして、複数の人格のタイプが混じり合っている危険な人格も存在。
…うーん。
全部嫌だなあ。
嫌だけど、多かれ少なかれこれらの傾向を持つ人って沢山いるだろうし、自分自身だって例外ではないでしょう。
お互いに加害者にも被害者にもならないよう気をつけたいです。
テッド・バンディとはアメリカ史上最悪の連続強姦殺人鬼。
彼が一見爽やかな好青年に見えたため、彼は本当は無実なのでは?と思う人が多かったのですが、実は30人以上を殺していた、ということで有名。
見た目では分からないのです。
相手が善人なのか。
それとも嬉々として他人を攻撃して自分の思う通りにしようとする人物なのか。
電車やバスの隣にたまたま座った人や、すぐ近所に住んでいた人が実は犯罪者だった!なんてこともあり得ること。
危険はいつだって日常に潜んでいます。
通り魔やテロの被害に遭わないようにする、というのは残念ながら一般人にはほとんど対策のしようがありません。
けれど、「あれっ…この人なんだかおかしい…」とピンときてその人と親しい間柄にならないようにする、というのは一般人にも可能です。
この本は、見た目ではなく、相手の話すこと、行動などから相手を見極めることで、危険人物から身を守ろう、という本です。
危険人物について、この本においては次の四つの人格の持ち主に注目しています。
ナルシシスト。
情緒不安定。
パラノイア。
プレデター(捕食者/略奪者)。
まず、ナルシシストの特徴について。
※注※ いわゆるナルシストとは違います。
あらゆる点で自分を良く見せようとする。
他人を見下しており、容赦なく中傷するだけでなく、人前であっても相手を派手に叱りつける。
平気で嘘をつき、平気でごまかし、物事を自分の思う通りに進めようとする。
相手を思いやることが無いので、相手が傷ついていたりクタクタになっていてもおかまいなし。
分かりやすく言えば「シンデレラ」の継母と義姉妹タイプ。
次に、情緒不安定。
他人とちょうどいい距離を保てないので、タコの足がまとわりつくように相手と近づきすぎたり、かといって相手から少しでも遠ざけられると「見捨てられた」と感じる。
自殺をほのめかしたり、人の目の前で自傷行為をしようとしたり、実際にすることもある。
別れた恋人を脅したり家に上がり込むなど、ストーカー化することがある。
次にパラノイア。
いつでも何かを深く疑っている。
不信と恐怖にかられて、武器、緊急避難シェルター、二年分の保存食料、浄水装置などに見境なくお金をかけたり、子どもまで道連れにしてカルト教団に身を委ねたりする。
恋人や配偶者に頻繁に電話をかけたり、アドレス帳や通話履歴やメールをチェックしたり、探偵に尾行させたりする。
次に、プレデター(捕食者/略奪者)。
互いを平等だとは思っていない。
人生は適者生存だと思っているので、他の人に苦痛を与えても全く心が痛まないし、後悔しない。
どれだけ人を食いものに出来たかで成功の大きさを測っている。
傷を負っている者、騙されやすい者などを見つけるのが実にうまく、残忍に襲いかかる。
車が必要になれば盗み、セックスが必要になればレイプし、金が必要になれば他人の銀行口座を狙う。
前述したテッド・バンディも、このプレデタータイプ。
そして、複数の人格のタイプが混じり合っている危険な人格も存在。
…うーん。
全部嫌だなあ。
嫌だけど、多かれ少なかれこれらの傾向を持つ人って沢山いるだろうし、自分自身だって例外ではないでしょう。
お互いに加害者にも被害者にもならないよう気をつけたいです。
『安野モヨコ対談集 ロンパースルーム』
2016年5月14日 おすすめの本一覧
「描ける・描けないじゃないの。描くか・描かないかなんですよ。だから描けないから描かないって、みんなウジウジ頭で悩むわけですよ。そうじゃなくて、もう、描けなくても描く!っていう。そういうことなんですよ。そうすれば、描けないものと描けるものがわかるし。そうやっていかないと突き抜けられないわけで」(P168から抜粋)
と、安野モヨコさんとの対談で寺田克也さんが話した言葉が特に印象に残りました。
絵だけではなく、全ての職業に共通する言葉ですよね。
やれる・やれないじゃなくて、やるか・やらないか。
と、安野モヨコさんとの対談で寺田克也さんが話した言葉が特に印象に残りました。
絵だけではなく、全ての職業に共通する言葉ですよね。
やれる・やれないじゃなくて、やるか・やらないか。
吉野一枝『母と娘のホルモンLesson』
2016年5月4日 おすすめの本一覧
女性ならではの体の仕組みについて、漫画とイラストと文章で教えてくれる本。
月経、月経前後の痛みやイライラ、月経の遅れ、妊娠、子宮内膜症などの病気、性感染症、更年期、尿漏れなど、若い女性の悩みから年配の女性の悩みにまで対応しています。
「娘に性関係のことを色々教えてあげたいけど、面と向かって話すのは気恥ずかしくて…」という方はこの本を娘さんにプレゼントするのもアリだと思います。
もし娘さんに普段読書の習慣が無くても、この本は漫画とイラスト付きなので読み進めやすいと思います。
大人にもおすすめしたい本です。
自分の体のことなのに、知らなかったり、誤解していることってきっとあると思いますから。
月経、月経前後の痛みやイライラ、月経の遅れ、妊娠、子宮内膜症などの病気、性感染症、更年期、尿漏れなど、若い女性の悩みから年配の女性の悩みにまで対応しています。
「娘に性関係のことを色々教えてあげたいけど、面と向かって話すのは気恥ずかしくて…」という方はこの本を娘さんにプレゼントするのもアリだと思います。
もし娘さんに普段読書の習慣が無くても、この本は漫画とイラスト付きなので読み進めやすいと思います。
大人にもおすすめしたい本です。
自分の体のことなのに、知らなかったり、誤解していることってきっとあると思いますから。
菅原美千子『すぐ身につくネガポ会話術』
2016年5月3日 おすすめの本一覧
例えば、仕事のシーンで。(P24~25掲載のケースを紹介)
契約に向けた大事な商談の日なのに、会議室の予約が取れていなかった、という時。
「スタッフにとっておくよう言ったのですが…」と言い訳してしまったら、きっと相手は「この人は責任を部下に押し付けるんだな」と悪い印象を持ってしまいます。
これを「私の責任です。すぐに手配します」と言い換えて素直に謝罪した方が好印象。
また、例えば家庭で。(P148~149掲載のケースを紹介)
残業を終えて夜遅く帰る、という時。
「晩飯くらい用意してくれよ!」と言ってしまうと、ケンカのもとになりかねません。
「冷めててもいいから、君の料理が食べたいな」と言った方がきっと家庭の平和は保たれるでしょう。
と、以上のように、この本にはネガティブな言葉をポジティブな言葉に変換するアイディアが載っています。
単に言葉を言い換えるだけではなく、相手と誠実に接したい、相手の感情を理解したい、という「気持ち」を大事にしようという本なので好感が持てました。
契約に向けた大事な商談の日なのに、会議室の予約が取れていなかった、という時。
「スタッフにとっておくよう言ったのですが…」と言い訳してしまったら、きっと相手は「この人は責任を部下に押し付けるんだな」と悪い印象を持ってしまいます。
これを「私の責任です。すぐに手配します」と言い換えて素直に謝罪した方が好印象。
また、例えば家庭で。(P148~149掲載のケースを紹介)
残業を終えて夜遅く帰る、という時。
「晩飯くらい用意してくれよ!」と言ってしまうと、ケンカのもとになりかねません。
「冷めててもいいから、君の料理が食べたいな」と言った方がきっと家庭の平和は保たれるでしょう。
と、以上のように、この本にはネガティブな言葉をポジティブな言葉に変換するアイディアが載っています。
単に言葉を言い換えるだけではなく、相手と誠実に接したい、相手の感情を理解したい、という「気持ち」を大事にしようという本なので好感が持てました。
石垣秀俊『老け腸メンテナンス』
2016年5月1日 おすすめの本一覧
「肌荒れの多くは、小腸で消化しきれなかったドロドロが腸壁に残って栄養素の吸収を妨げ、大腸にため込んだ毒素が肌に出ている結果です」(P19から抜粋)
「シワやたるみは胃腸の消化吸収能力が悪くなったことでコラーゲンの生成がうまくいかなくなることも1つの原因です。美容液よりも腸をキレイにすることの方がよっぽど肌を美しくよみがえらせてくれるのです」(P28から抜粋)
など、ドキッ!ギクッ!グサッ!とさせられる事が書かれた本ですが、「大腸くん」「小腸くん」「胃ちゃん」「肝臓どん」「肺ツインズ」というゆるめのキャラクターたちが内臓やツボの仕組みを分かりやすく説明してくれるので、楽しく読み進められます。
「シワやたるみは胃腸の消化吸収能力が悪くなったことでコラーゲンの生成がうまくいかなくなることも1つの原因です。美容液よりも腸をキレイにすることの方がよっぽど肌を美しくよみがえらせてくれるのです」(P28から抜粋)
など、ドキッ!ギクッ!グサッ!とさせられる事が書かれた本ですが、「大腸くん」「小腸くん」「胃ちゃん」「肝臓どん」「肺ツインズ」というゆるめのキャラクターたちが内臓やツボの仕組みを分かりやすく説明してくれるので、楽しく読み進められます。
ヨーロッパのDIYインテリア (ヨーロッパのインテリアシリーズ)
2016年5月1日 おすすめの本一覧
まず、「現代では、お金を出せば何でも買えるし、それもいいと思います。でも、たとえ不恰好でも自分で作ったものが愛おしいのは、そこに気持ちがこもっているからでしょう。手をかけるということは、愛を与えること」という序文に惹かれました。
コート掛け、額縁、ミニチェスト、ペーパーシェード、ミニテーブルなどインテリア雑貨の作り方を紹介している本です。
一つ一つの作業工程を写真付きで説明してくれるので分かりやすいです。
自分好みの雑貨を作ってみたくなります。
コート掛け、額縁、ミニチェスト、ペーパーシェード、ミニテーブルなどインテリア雑貨の作り方を紹介している本です。
一つ一つの作業工程を写真付きで説明してくれるので分かりやすいです。
自分好みの雑貨を作ってみたくなります。
たかぎなおこ『たかぎなおこのアジアで花咲け! なでしこたち2』
2016年2月10日 おすすめの本一覧
「自分のやりたいことはこれだ!!」と海外でバリバリ活躍する女性たちの姿が描かれている本。
読むと、働くパワーを分けて貰えます。
『アジアで花咲け!なでしこたち』シリーズの二作目にあたるこの本には、タイ、ドバイ、中国、ブータン、ヨルダンで働く日本人女性が登場します。
どの国で働く女性も、人生の転機となる時に「チャレンジする」「チャレンジしない」の選択肢の「チャレンジする」を選んでいるのがすごい!
読むと、働くパワーを分けて貰えます。
『アジアで花咲け!なでしこたち』シリーズの二作目にあたるこの本には、タイ、ドバイ、中国、ブータン、ヨルダンで働く日本人女性が登場します。
どの国で働く女性も、人生の転機となる時に「チャレンジする」「チャレンジしない」の選択肢の「チャレンジする」を選んでいるのがすごい!
西原理恵子さんによる大人のガールズトーク本。
びしっ!ばしっ!と言うべきことを言ってくれます。
単に毒舌なだけではなく、愛ある厳しさを感じます。
「ついほだされて、ダメな男とわかっているのに、ずるずると。ダメダメ、そんなことじゃあ。あなたは情が深いんじゃない!! はずれ馬券が捨てられない、ただのバカ女なの」(P19から抜粋)
ああ、ここいうことをはっきり言い切ってくれる人がいるスナックが本当にあったら通うのに!
厳しいけど、でも、本当のことだもの。
わたしが特にこの本の中で心に残ったのは、
「何が嫌いって、私は別れた後に「遊ばれた」って言う女が大嫌いなんですよ。結局別れることになったとしても、それは「縁がなかった」だけ。年寄り臭いのかも知れないけど、もともと恋愛なんてうつろいやすいもの、好きとか嫌いって縁だけっていう気がするんです。つきあってる時はお互いそれなりに楽しんだハズ。別れた時は「あー、縁がなかったんだな、しょうがないね」って思えばいい。どっちかが遊んだ、どっちかが逃げたってことはないと思うんです。まして相手を悪者にするなんて、悲しいじゃないですか。一緒に楽しんだんだもん」(P115から抜粋)。
いいこと言うなあ。
わたし自身も彼氏と別れる度に、ついつい愚痴を言っちゃう人間なので反省します…。
人間関係ってお互いが作り上げるものだもの、どっちかが全面的に良くてどっちかが全面的に悪いってことは無いですよね。
また、わたしがこの本の中で最も気に入ったのは、P157のエピソード。
投稿者の長男(保育園児)が弟か妹が欲しいと言い出した。
投稿者は、サンタさんにお願いすれば我が家にも赤ちゃんが来るかもしれないけど、赤ちゃんはあなたが望んだプレゼントなんだからあなたもちゃんと面倒を見ないといけないわよ、と長男に話す。
長男はつたない字で「あかちゃんがほしい」とサンタさんに手紙を書き、その後次男が誕生。
長男は約束通り次男の面倒を見る。
次男はそんな長男を尊敬。
そしてその尊敬に答えるべく長男も努力する。
いいなあ。
なんというほっこりエピソード。
なんというプラスの循環。
そして一番感動したのは、西原さんのご主人(鴨志田さん)が亡くなった時に高須ドクターが言った言葉!
西原さんの息子さんを指さして、
「いいですか、西原さん。人は遺伝子の船です。あの新しい船に乗船しているほこらしげな鴨志田さんをごらんなさい。彼の命はもう、新しい船に乗っているんですよ」(P167から抜粋)。
いいこと言うなあ…。
びしっ!ばしっ!と言うべきことを言ってくれます。
単に毒舌なだけではなく、愛ある厳しさを感じます。
「ついほだされて、ダメな男とわかっているのに、ずるずると。ダメダメ、そんなことじゃあ。あなたは情が深いんじゃない!! はずれ馬券が捨てられない、ただのバカ女なの」(P19から抜粋)
ああ、ここいうことをはっきり言い切ってくれる人がいるスナックが本当にあったら通うのに!
厳しいけど、でも、本当のことだもの。
わたしが特にこの本の中で心に残ったのは、
「何が嫌いって、私は別れた後に「遊ばれた」って言う女が大嫌いなんですよ。結局別れることになったとしても、それは「縁がなかった」だけ。年寄り臭いのかも知れないけど、もともと恋愛なんてうつろいやすいもの、好きとか嫌いって縁だけっていう気がするんです。つきあってる時はお互いそれなりに楽しんだハズ。別れた時は「あー、縁がなかったんだな、しょうがないね」って思えばいい。どっちかが遊んだ、どっちかが逃げたってことはないと思うんです。まして相手を悪者にするなんて、悲しいじゃないですか。一緒に楽しんだんだもん」(P115から抜粋)。
いいこと言うなあ。
わたし自身も彼氏と別れる度に、ついつい愚痴を言っちゃう人間なので反省します…。
人間関係ってお互いが作り上げるものだもの、どっちかが全面的に良くてどっちかが全面的に悪いってことは無いですよね。
また、わたしがこの本の中で最も気に入ったのは、P157のエピソード。
投稿者の長男(保育園児)が弟か妹が欲しいと言い出した。
投稿者は、サンタさんにお願いすれば我が家にも赤ちゃんが来るかもしれないけど、赤ちゃんはあなたが望んだプレゼントなんだからあなたもちゃんと面倒を見ないといけないわよ、と長男に話す。
長男はつたない字で「あかちゃんがほしい」とサンタさんに手紙を書き、その後次男が誕生。
長男は約束通り次男の面倒を見る。
次男はそんな長男を尊敬。
そしてその尊敬に答えるべく長男も努力する。
いいなあ。
なんというほっこりエピソード。
なんというプラスの循環。
そして一番感動したのは、西原さんのご主人(鴨志田さん)が亡くなった時に高須ドクターが言った言葉!
西原さんの息子さんを指さして、
「いいですか、西原さん。人は遺伝子の船です。あの新しい船に乗船しているほこらしげな鴨志田さんをごらんなさい。彼の命はもう、新しい船に乗っているんですよ」(P167から抜粋)。
いいこと言うなあ…。
群ようこ『財布のつぶやき』
2016年1月23日 おすすめの本一覧
通帳に残高はあるけれど、これから返済しないといけない借金を差し引くと、何千万もマイナス!
そんな群さんや周りの人たちのお財布事情などについてのエッセイ。
「どう考えても、いくら計算してもお金が足りない」(P13から抜粋)など、非常に共感する言葉ばかり。
お財布事情。
ご飯のこと。
インテリアなどの家のこと。
着物のこと。
さらりと読めるエッセイ本です。
そんな群さんや周りの人たちのお財布事情などについてのエッセイ。
「どう考えても、いくら計算してもお金が足りない」(P13から抜粋)など、非常に共感する言葉ばかり。
お財布事情。
ご飯のこと。
インテリアなどの家のこと。
着物のこと。
さらりと読めるエッセイ本です。
『みんなのメディアリテラシー』三冊目。
主な内容はスマホとSNSとの付き合い方について。
シリーズ二冊目で書かれていたインターネットのプラス面・マイナス面についての内容が、スマホとSNSとの付き合い方を通して、この三冊目ではより具体的に解説されています。
歩きスマホや自転車でのスマホについての注意、著作権侵害についての注意、スマホのゲームの課金についての注意、更にはリベンジポルノ問題、いわゆるバカッター事件など、現代ならではの事について警鐘を鳴らしている本。
主な内容はスマホとSNSとの付き合い方について。
シリーズ二冊目で書かれていたインターネットのプラス面・マイナス面についての内容が、スマホとSNSとの付き合い方を通して、この三冊目ではより具体的に解説されています。
歩きスマホや自転車でのスマホについての注意、著作権侵害についての注意、スマホのゲームの課金についての注意、更にはリベンジポルノ問題、いわゆるバカッター事件など、現代ならではの事について警鐘を鳴らしている本。
『みんなのメディアリテラシー』シリーズの二冊目。
一冊目と同じく、読みやすく、子どもの興味を引き出しやすい作りになっています。
一冊目はメディア全般について大まかに説明する内容でしたが、二冊目となるこの本はメディアの中でもインターネットに焦点を当てています。
インターネットの良い面、悪い面についてバランス良く紹介されています。
スパムメール、フィッシングサイト、マルウェア、ワンクリック詐欺などについても分かりやすく解説。
「ネット利用のルールを知らないために、あなたが犯罪行為をしてしまう恐れもあります。「知らなかった」ではすまされずに、多くの人から非難されたり、犯罪者として逮捕されてしまったりすることも…」(P11から抜粋)と、たとえ子どもであっても加害者側になりうるということがしっかり書かれています。
特に、インターネットでやってはいけないことについて書かれたP28〜29は子どもだけでなく大人にも読んで欲しいです。
面白半分で掲示板に殺害予告を書き込んだり、SNSで悪口を書かれて怒って傷害事件を起こしたり、掲示板に爆破予告をしたりというのは、嘆かわしいことですが大人でもやっていること。
逮捕されるのが分かりきっているのに、毎年必ず一人はいるものです。
すみませんじゃ済みません!
たった一度しかない人生を棒に振らないよう、しっかりメディアリテラシーを学びましょう。
一冊目と同じく、読みやすく、子どもの興味を引き出しやすい作りになっています。
一冊目はメディア全般について大まかに説明する内容でしたが、二冊目となるこの本はメディアの中でもインターネットに焦点を当てています。
インターネットの良い面、悪い面についてバランス良く紹介されています。
スパムメール、フィッシングサイト、マルウェア、ワンクリック詐欺などについても分かりやすく解説。
「ネット利用のルールを知らないために、あなたが犯罪行為をしてしまう恐れもあります。「知らなかった」ではすまされずに、多くの人から非難されたり、犯罪者として逮捕されてしまったりすることも…」(P11から抜粋)と、たとえ子どもであっても加害者側になりうるということがしっかり書かれています。
特に、インターネットでやってはいけないことについて書かれたP28〜29は子どもだけでなく大人にも読んで欲しいです。
面白半分で掲示板に殺害予告を書き込んだり、SNSで悪口を書かれて怒って傷害事件を起こしたり、掲示板に爆破予告をしたりというのは、嘆かわしいことですが大人でもやっていること。
逮捕されるのが分かりきっているのに、毎年必ず一人はいるものです。
すみませんじゃ済みません!
たった一度しかない人生を棒に振らないよう、しっかりメディアリテラシーを学びましょう。